クイックスタートガイド

Red Hat Satellite 6.9

Red Hat Satellite Server からの物理および仮想ホストのインストール、設定、プロビジョニング

Red Hat Satellite Documentation Team

概要

Red Hat Satellite のクイックスタートガイドは、Red Hat Satellite Server の迅速なインストールや設定、さらに物理および仮想ホストのプロビジョニングに役立つように作成されています。本書は、ネットワークに関する知識とスキルを十分に持つ Satellite 管理者を主な対象としています。

第1章 本書の対象者

クイックスタートガイドでは、お使いの環境の前提条件をもとに Satellite Server をインストールして設定する方法を紹介します。ここでは、必要なトポロジーを設定し、ネットワークでホストをプロビジョニングするのに必要な設定情報をすべて提供します。

お使いの環境が以下の前提条件に当てはまる場合は、本書をご利用ください。

  • Red Hat Satellite を新規インストールする場合
  • Satellite Server のデプロイメントが 1 つの場合
  • Red Hat コンテンツ配信ネットワークに接続して、パッケージや更新を取得する場合
  • Satellite Server に接続する外部の DNS サーバーがすでにある場合
  • お使いの環境では DHCP を使用せず、外部の DHCP サービスを使用する場合
  • パッチ修正用の Satellite に登録するホストが存在する場合
  • PXE を使用しない検出を使用して、ホストをプロビジョニングする場合
  • キックスタートベースのデプロイメントを使用する場合
  • デプロイメントで、シンプルなコンテンツビューを使用する場合
  • IPv4 を使用している場合

本書のタスクではサンプルの情報を使用する場合があります。その場合は、お使いの環境に合わせて値を変更してください。

お使いの環境が上記の前提条件に該当しない場合は、以下のドキュメントを参照して、Satellite Server をインストールしてください。

第2章 Satellite Server のインストール

2.1. Satellite Server のインストールの準備

Satellite Server をインストールする前に、前提条件をすべて満たしていることを確認してください。

前提条件

  • Satellite Server をインストールおよび設定する前に Red Hat Enterprise Linux 7 ホストを作成する必要がある。Red Hat Enterprise Linux バージョン 7.5 以降がサポートされます。Red Hat Enterprise Linux 7 のインストール方法は『Red Hat Enterprise Linux 7 インストールガイド』を参照してください。
  • インストール要件 (たとえばストレージ要件) を満たしており、ネットワークポートとファイアウォールが開いていて設定されている必要がある。詳細は、『オンラインネットワークからの Satellite Server のインストール』の「インストールのための環境準備」を参照してください。

2.2. Red Hat サブスクリプション管理への登録

Red Hat サブスクリプション管理にホストを登録すると、ユーザーが利用可能なサブスクリプションにホストを登録して、サブスクリプションのコンテンツを使用できるようになります。これには、Red Hat Enterprise Linux、Red Hat Software Collection (RHSCL)、Red Hat Satellite などのコンテンツが含まれます。

手順

  • Red Hat コンテンツ配信ネットワークにシステムを登録します。プロンプトが表示されたら、カスタマーポータルのユーザー名とパスワードを入力します。

    # subscription-manager register

    このコマンドを実行すると、以下のような出力が表示されます。

    # subscription-manager register
    Username: user_name
    Password:
    The system has been registered with ID: 541084ff2-44cab-4eb1-9fa1-7683431bcf9a

2.3. Satellite Infrastructure サブスクリプションのアタッチ

Satellite Server の登録後に、サブスクリプションプール ID を特定して、利用可能なサブスクリプションを割り当てる必要があります。Red Hat Satellite Infrastructure のサブスクリプションを使用すると、Red Hat Satellite、Red Hat Enterprise Linux および Red Hat Software Collections (RHSCL) コンテンツにアクセスできるようになります。必要なサブスクリプションはこれだけです。

Red Hat Satellite Infrastructure は、Smart Management を提供するサブスクリプションすべてに含まれます。詳細は、Red Hat ナレッジベースのソリューション「Satellite Infrastructure Subscriptions MCT3718 MCT3719」を参照してください。

サブスクリプションがシステムに割り当てられていない場合には、利用可能として分類されます。利用可能な Satellite サブスクリプションを見つけることができない場合は、Red Hat ナレッジベースソリューション「How do I figure out which subscriptions have been consumed by clients registered under Red Hat Subscription Manager?」を参照してスクリプトを実行し、サブスクリプションが別のシステムで使用されているかどうかを確認します。

手順

  1. Satellite Infrastructure サブスクリプションのプール ID を特定します。

    # subscription-manager list --all --available --matches 'Red Hat Satellite Infrastructure Subscription'

    このコマンドを実行すると、以下のような出力が表示されます。

    Subscription Name:   Red Hat Satellite Infrastructure Subscription
    Provides:            Red Hat Satellite
                          Red Hat Software Collections (for RHEL Server)
                          Red Hat CodeReady Linux Builder for x86_64
                          Red Hat Ansible Engine
                          Red Hat Enterprise Linux Load Balancer (for RHEL Server)
                          Red Hat
                          Red Hat Software Collections (for RHEL Server)
                          Red Hat Enterprise Linux Server
                          Red Hat Satellite Capsule
                          Red Hat Enterprise Linux for x86_64
                          Red Hat Enterprise Linux High Availability for x86_64
                          Red Hat Satellite
                          Red Hat Satellite 5 Managed DB
                          Red Hat Satellite 6
                          Red Hat Discovery
    SKU:                 MCT3719
    Contract:            11878983
    Pool ID:             8a85f99968b92c3701694ee998cf03b8
    Provides Management: No
    Available:           1
    Suggested:           1
    Service Level:       Premium
    Service Type:        L1-L3
    Subscription Type:   Standard
    Ends:                03/04/2020
    System Type:         Physical
  2. サブスクリプションプール IDを書き留めます。上記の例と、実際のサブスクリプションプール ID は異なります。
  3. Satellite Server の実行先のベースシステムに、Satellite Infrastructure サブスクリプションを割り当てます。

    # subscription-manager attach --pool=pool_id

    このコマンドを実行すると、以下のような出力が表示されます。

    Successfully attached a subscription for: Red Hat Satellite Infrastructure Subscription
  4. オプション: Satellite Infrastructure サブスクリプションが割り当てられていることを確認します。

    # subscription-manager list --consumed

2.4. リポジトリーの設定

この手順を使用して、Satellite Server のインストールに必要なリポジトリーを有効にします。

手順

  1. すべてのリポジトリーを無効にします。

    # subscription-manager repos --disable "*"
  2. 次のリポジトリーを有効にします。

    # subscription-manager repos --enable=rhel-7-server-rpms \
    --enable=rhel-7-server-satellite-6.9-rpms \
    --enable=rhel-7-server-satellite-maintenance-6-rpms \
    --enable=rhel-server-rhscl-7-rpms \
    --enable=rhel-7-server-ansible-2.9-rpms
    注記

    Red Hat Virtualization (RHV) がホストする仮想マシンとして、Satellite Server をインストールする場合は、Red Hat Common リポジトリーを有効にして、RHV ゲストエージェントとドライバーもインストールする必要があります。詳細は『Virtual Machine Management Guide』の「Installing the Guest Agents and Drivers on Red Hat Enterprise Linux」を参照してください。

  3. メタデータを消去します。

    # yum clean all
  4. オプション: 必要なリポジトリーが有効になっていることを確認します。

    # yum repolist enabled

2.5. Satellite Server のインストール

  1. すべてのパッケージを更新します。

    # yum update
  2. Satellite Server パッケージをインストールします。

    # yum install satellite
  3. Satellite Server をインストールして、初期設定を実行します。

    # satellite-installer --scenario satellite \
    --foreman-initial-admin-username admin \
    --foreman-initial-admin-password redhat \
    --foreman-proxy-puppetca true \
    --foreman-proxy-tftp true \
    --enable-foreman-plugin-discovery

2.6. Satellite Server へのサブスクリプションマニフェストのインポート

以下の手順を使用して、サブスクリプションマニフェストを Satellite Server にインポートします。

前提条件

  • カスタマーポータルから、サブスクリプションマニフェストファイルをエクスポートしておくこと。詳細は、『Red Hat Subscription Management の使用』ガイドの「マニフェストの使用」を参照してください。

手順

  1. Satellite Web UI で、コンテキストが、使用する組織に設定されていることを確認します。
  2. コンテンツ > サブスクリプション に移動して、マニフェストの管理 をクリックします。
  3. マニフェストの管理ウィンドウで、参照をクリックします。
  4. サブスクリプションマニフェストファイルが保存されている場所に移動して、表示 をクリックします。マニフェストの管理ウィンドウが自動的に終了しない場合は、終了 をクリックしてサブスクリプションウィンドウに戻ります。

CLI をご利用の場合

  1. サブスクリプションマニフェストファイルをクライアントから Satellite Server にコピーします。

    $ scp ~/manifest_file.zip root@satellite.example.com:~/.
  2. Satellite Server に root ユーザーとしてログインし、サブスクリプションマニフェストファイルをインポートします。

    # hammer subscription upload \
    --file ~/manifest_file.zip \
    --organization "organization_name"

第3章 オブジェクトのデフォルト組織およびロケーションへの関連付け

3.1. 新規ドメインの作成

この手順を使用して新規ドメインを作成します。

Web UI をご利用の場合

  1. インフラストラクチャー > ドメイン に移動して、ドメインの作成 をクリックします。
  2. DNS ドメイン フィールドに、完全な DNS ドメイン名を入力します。
  3. フルネーム フィールドで、プレーンテキストのドメイン名を入力します。
  4. パラメーター タブをクリックします。
  5. パラメーターの追加 をクリックし、名前 および フィールドに入力します。
  6. ロケーション タブをクリックして、ドメインがある場所を追加します。
  7. 組織 タブをクリックして、ドメインが属する組織を追加します。
  8. 送信 をクリックして変更を保存します。

3.2. ドメインとデフォルトの組織との関連付け

Web UI を使用したドメインとデフォルトの組織との関連付け

  1. メインメニューで、インフラストラクチャードメイン をクリックします。
  2. 説明 コラムでドメインを選択します。
  3. ロケーション タブで Default_Location をクリックして選択項目一覧に追加します。
  4. 組織 タブで、Default_Organization をクリックして選択項目一覧に追加します。
  5. 送信 をクリックします。

3.3. サブネットの設定

Web UI を使用したサブネットの設定

  1. メインメニューで、インフラストラクチャーサブネット をクリックします。
  2. 新規サブネット をクリックして、お使いの環境の情報を入力します。

    1. DHCP を使用する場合には、以下の情報を入力します。

      • 名前: Provisioning_Net
      • ネットワークアドレス: 172.17.13.0
      • ネットワークマスク: 255.255.255.0
      • ゲートウェイアドレス: 172.17.13.1
      • プライマリー DNS サーバー: 172.17.13.2
      • セカンダリー DNS サーバー: 空白にする
      • IPAM: なし
      • 開始 IP アドレス: 172.17.13.100
      • 終了 IP アドレス: 172.17.13.150
      • VLAN ID: 空白にする
      • ブートモード: DHCP
    2. 静的 IP アドレスを使用する場合には、以下の情報を入力します。

      • 名前: Provisioning_Net
      • ネットワークアドレス: 172.17.13.0
      • ネットワークマスク: 255.255.255.0
      • ゲートウェイアドレス: 172.17.13.1
      • プライマリー DNS サーバー: 172.17.13.2
      • セカンダリー DNS サーバー: 空白にする
      • IPAM: なし
      • 開始 IP アドレス: 172.17.13.100
      • 終了 IP アドレス: 172.17.13.150
      • VLAN ID: 空白にする
      • ブートモード: 静的
  3. 送信 をクリックします。
  4. Provisioning_Net をクリックして、サブネットを編集します。
  5. ドメイン タブで、example.org を選択します。
  6. Capsule タブで、Satellite Server のホスト名を示す TFTP および検出プロキシーカプセルを変更します。
  7. ロケーション タブの すべての項目 で Default_Location を選択して、デフォルトの場所とドメインを関連付けます。
  8. 組織 タブの すべての項目 で Default_Organization を選択して、ドメインとデフォルトの組織を関連付けます。

第4章 サブスクリプションのインポートおよびコンテンツの同期

4.1. Red Hat リポジトリーの有効化

Red Hat Enterprise Linux ホストのプロビジョニングをサポートするには、必要な Red Hat リポジトリーを有効にする必要があります。

注記

Red Hat Satellite 6.9 のインストールに必要なリポジトリーの一覧は、『リリースノート』の「コンテンツ配信ネットワーク (CDN) のリポジトリー」を参照してください。

環境に合わせて適切なリリースを選択します。ここでは、以下のリポジトリーを有効にする例を紹介します。

  • Red Hat Enterprise Linux Server (Kickstart)

    このリポジトリーを有効にして、ホストのキックスタートを実行します。

  • Red Hat Enterprise Linux Server (RPMs)

    継続中のコンテンツおよびエラータに対してこのリポジトリーを有効にします。

  • Red Hat Enterprise Linux Server - Satellite Tools ベータ版 (RPM).

    Puppet、katello-host-tools、katello-agent などソフトウェアをサポートするこのリポジトリーを有効にします。

Web UI を使用した Red Hat Enterprise Linux 7 Server リポジトリーの有効化

  1. Satellite Web UI で、コンテンツ > Red Hat リポジトリー に移動します。
  2. 検索フィールを使用して Red Hat Enterprise Linux 7 Server (RPMs) のリポジトリー名を入力します。
  3. 利用可能なリポジトリーペインで、Red Hat Enterprise Linux 7 Server (RPMs) をクリックして、リポジトリーセットを展開します。
  4. x86_64 7.5 エントリーでは、有効化 アイコンをクリックして、リポジトリーを有効にします。
  5. 検索フィールドを使用して Red Hat Satellite Tools ベータ版 (RHEL 7 Server 用) (RPM) のリポジトリー名を入力します。
  6. 利用可能なリポジトリーペインで、Red Hat Satellite Tools ベータ版 (RHEL 7 Server 用) (RPM) をクリックして、リポジトリーセットを展開します。
  7. x86_64 エントリーでは、有効化 アイコンをクリックして、リポジトリーを有効にします。
  8. 検索フィールドを使用して Red Hat Enterprise Linux Server 7 (Kickstart) のリポジトリー名を入力します。
  9. 利用可能なリポジトリーペインで、Red Hat Enterprise Linux 7 Server (Kickstart) をクリックして、リポジトリーセットを展開します。
  10. x86_64 7.5 エントリーでは、有効化 アイコンをクリックして、リポジトリーを有効にします。

4.2. カスタム製品の作成

カスタムパッケージを含むリポジトリーを有効にすることができますが、その前に、リポジトリー用に製品を手動で作成する必要があります。

Web UI を使用したカスタム製品の作成

  1. コンテンツ製品 をクリックしてから、製品の作成 をクリックしてください。
  2. カスタム製品の名前を入力します。
  3. 保存をクリックします。
  4. 画面がリフレッシュされたら リポジトリーの作成 をクリックします。
  5. 名前 フィールドに Puppet Modules と入力します。
  6. Type フィールドで Puppet と入力します。URL フィールドを空白のままにします。
  7. 保存をクリックします。

Web UI を使用した Puppet モジュールのリポジトリーへのアップロード

Puppet モジュールを Puppet モジュールリポジトリーにアップロードできるようになりました。また、Puppet Forge をローカルにミラーリングする場合は、URL に https://forge.puppetlabs.com を使用できます。このように設定すると、Puppet Forge のすべてのコンテンツが、ご使用の Satellite Server で利用可能になります。ただし、2700 を超えるモジュールのダウンロードが必要となり、利用可能な帯域幅によっては時間がかなりかかる場合があります。この例では、単純で、他のモジュールとの依存関係がない motd モジュールを使用します。大容量のファイルを伴うパッケージをアップロードする場合は、Hammer CLI を使用してください。

  1. motd puppet モジュールを https://forge.puppetlabs.com/jeffmccune/motd からダウンロードします。ダウンロードしたファイルには拡張子 .tar.gz が付いています。
  2. コンテンツ製品 をクリックしてから、名前 フィールドの カスタム製品 をクリックしてください。
  3. リポジトリー タブで、Puppet Modules をクリックして、Puppet Modules リポジトリーを変更します。
  4. パッケージのアップロード セクションで、ファイルの選択 をクリックし、ダウンロードした motd モジュールに移動します。
  5. アップロード をクリックします。

4.3. コンテンツの同期

Red Hat コンテンツ配信ネットワークのリポジトリーは Satellite と同期させることができます。これは、リポジトリー URL を含むカスタムリポジトリー (Yum または Puppet など) を同期する場合にも適用されます。

Web UI で Red Hat Enterprise Linux 7 サーバーを使用したコンテンツの同期

  1. コンテンツ同期の状態 をクリックして、利用可能な製品一覧を表示します。
  2. Red Hat Enterprise Linux Server7Serverx86_64 に移動します。
  3. 以下の製品を選択します。

    • Red Hat Enterprise Linux 7 Server RPMs x86_64 6Server
    • Red Hat Enterprise Linux 7 Server - Satellite Tools ベータ版 RPMs x86_64
  4. Red Hat Enterprise Linux Server7.5x86_64 に移動して、Red Hat Enterprise Linux 7 Server Kickstart x86_64 7.5 を選択します。
  5. 今すぐ同期 をクリックします。

    利用可能な帯域幅によっては、同期に数時間かかる場合があります。

第5章 コンテンツの管理およびプロモーション

5.1. アプリケーションライフサイクル環境の作成

アプリケーションライフサイクル環境には、ソフトウェア開発ライフサイクル (SDLC) のプロモーションパスに関するステップまたはステージが表示されます。

  1. コンテンツライフサイクル環境 をクリックして、ライフサイクル環境パス ページを開きます。
  2. 環境パスの作成 をクリックして、新規環境 ページを表示します。

    ライブラリーは、お使いの環境で使用可能な全コンテンツの提供元を示しています。

  3. 名前 フィールドに名前を入力します。

    ラベルには同じ名前が自動的に設定されますが、自由に変更できます。また、ご使用の環境に関する説明を追加することができます。

  4. 保存をクリックします。

5.2. シンプルなコンテンツビューの作成

コンテンツビューは、管理対象のコンテンツセレクションで、オプションのフィルター機能と共にリポジトリーが 1 つ以上 (yum または Puppet のいずれか) 含まれます。これらのフィルターでは、包含または除外検索ができ、このフィルターでコンテンツのホストビューを調整してライフサイクルを管理できます。また、コンテンツビューを使用して、クライアントホストで利用できるようコンテンツをカスタマイズすることもできます。

Web UI を使用したコンテンツビューの作成

  1. コンテンツコンテンツビュー をクリックして、新規ビューの作成 をクリックします。
  2. 名前 フィールドに RHEL7 x86_64 と入力します。

    ラベルが自動的に設定されます。

  3. 複合ビュー? のチェックボックスのチェックを外して、保存 をクリックします。

5.3. Red Hat Enterprise Linux リポジトリーの追加

Red Hat Enterprise Linux リポジトリーをコンテンツビューに追加できます。オプションで、ここで説明している手順で、Red Hat リポジトリー、カスタムリポジトリー、またはその両方をコンテンツビューに追加できます。

以下の例では、すべてのコンテンツが公開されたコンテンツビューに含まれます。オプションで、フィルターを作成して、公開したコンテンツビューに組み込むか除外するかを制限することができます。

Web UI を使用したリポジトリーの追加

  1. コンテンツ > コンテンツビュー に移動して、編集するコンテンツビューを選択します。
  2. コンテンツビュー ペインで、Yum コンテンツ タブをクリックし、リポジトリー を選択します。
  3. 追加 タブで、リポジトリーの選択 一覧から以下のリポジトリーを選択します。

    • Red Hat Enterprise Linux 7 Server Kickstart x86_64 7.5
    • Red Hat Enterprise Linux 7 Server RPMs x86_64 7Server
    • Red Hat Satellite Tools ベータ版 (RHEL 7 Server RPMs x86_64 用)
  4. リポジトリーの追加 をクリックします。

    コンテンツビューに追加したリポジトリーの一覧を表示するには、一覧/削除 タブをクリックします。

5.4. コンテンツビューの Puppet モジュールへの追加

Puppet モジュールは、ユーザー、ファイル、およびサービスなどのリソースを管理するために使用できるコードとデータの自己完結型のバンドルです。

Web UI を使用した Puppet モジュールの追加

  1. コンテンツビュー ページに移動します。
  2. コンテンツ → コンテンツビュー をクリックします。
  3. Puppet モジュール タブで 新規モジュールの追加 をクリックして、利用可能な Puppet モジュール一覧を表示します。

    フィルターフィールドを使用すると、必要なモジュールを特定しやすくなります。

  4. バージョンの選択 をクリックして、motd モジュールを選択します。
  5. 追加するモジュールのバージョンの横の バージョンの選択 をクリックします。
注記

使用する Puppet モジュールのバージョンを選択する際に「最新を使用」を選択すると、コンテンツビューの新規バージョンが公開されるたびに、公開されるビューに、そのモジュールの最新バージョンが組み込まれることになります。

5.5. コンテンツビューの公開

コンテンツビューおよび Puppet モジュールを作成したら、ライブラリーに公開できます。

Web UI を使用したコンテンツビューの公開

  1. コンテンツコンテンツビュー をクリックします。
  2. 公開するコンテンツビューの名前をクリックします。
  3. 新規バージョンの公開 をクリックして 新規バージョンの公開 ページを表示します。

    ここではバージョンが指定されており、コンテンツビューへの変更を反映する際のコメントを入力することができます。

  4. 保存 をクリックして、ライブラリーのコンテンツビューを公開します。

    表示される画面で公開の進捗をモニターできます。

  5. 公開プロセスが完了したら プロモート をクリックします。

    利用可能なプロモーションパスの一覧 (Library → Dev → QA) が表示されます。

  6. Dev 環境のチェックボックスを選択してから バージョンのプロモート をクリックします。

5.6. アクティベーションキーの作成と編集

コンテンツビューを正常に公開したら、アクティベーションキーを作成してホストグループと関連付ける必要があります。

Web UI を使用したアクティベーションキーの作成および編集

  1. メインメニューから コンテンツアクティベーションキーアクティベーションキーの作成 をクリックします。
  2. 名前フィールドで、名前を入力します。
  3. 必要に応じて、無制限のホスト のチェックボックスの選択を解除します。これは、デフォルトで選択されています。

    このフィールドを使用して、指定されたアクティベーションキーが使用される回数を制御できます。たとえば、数量に制限のあるサブスクリプションにキーを関連付ける場合に、その数量を超えないようにアクティベーションキーに制限を設定することができます。

  4. お使いの環境について、チェックボックスを選択します。
  5. コンテンツビュー のドロップダウンリストで、RHEL 7 x86_64 コンテンツビューを選択して 保存 をクリックします。
  6. アクティベーションキー ページで サブスクリプション タブをクリックし、追加 タブをクリックして、利用可能なサブスクリプション一覧を表示します。
  7. 利用可能なサブスクリプションの一覧から、追加するサブスクリプションを選択します。
  8. 選択済み項目 をクリックします。

システムのパッチ修正に Satellite Server を使用する予定がない場合は「プロビジョニングテンプレートの作成」に進んでください。

第6章 システムのパッチ修正

Satellite Server からシステムにパッチを当てるには、システムを最初に登録して、Katello エージェントのインストールを選択するか、リモート実行を使用します。デフォルトでは、リモート実行が有効になっています。本章では、両方の方法を説明します。お使いの環境に適したオプションを選択してください。

Katello エージェントは非推奨で、今後の Satellite のバージョンで削除される点に注意してください。ワークロードを移行して、リモート実行機能を使用してクライアントをリモートで更新します。詳細は、『ホストの管理』ガイドの「Goferd および Katello エージェントを使用しないホスト管理」を参照してください。

6.1. 既存のホストの登録

このセクションでは、Red Hat Enterprise Linux ホストおよび Atomic Host の登録方法を説明します。

6.1.1. 既存の Red Hat Enterprise Linux ホストの登録

  1. ホスト上で、以前のデータを消去して更新したデータが正しくアップロードされていることを確認します。

    # subscription-manager clean
  2. katello-ca-consumer-latest RPM をインストールします。

    # rpm -Uvh http://satellite.example.com/pub/katello-ca-consumer-latest.noarch.rpm

    これで、正しい証明書がインストールされ、クライアントと Satellite Server 間の通信が可能になります。

  3. ホストを登録します。

    # subscription-manager register --org="Default_Organization" \
    --activationkey=ak-Reg_To_Dev_EL7

6.1.2. Atomic Host の登録

以下の手順では、サブスクリプションマネージャーで Atomic Host を登録する方法を説明します。

  1. Satellite Server から katello-rhsm-consumer を取得します。

    [root@atomic_client ~]# wget http://satellite.example.com/pub/katello-rhsm-consumer
  2. katello-rhsm-consumer のモードを実行可能に変更します。

    [root@atomic_client ~]# chmod +x katello-rhsm-consumer
  3. katello-rhsm-consumer を実行します。

    [root@atomic_client ~]# ./katello-rhsm-consumer
  4. Red Hat Subscription Manager で登録します。

    [root@atomic_client ~]# subscription-manager register
注記

Atomic はアプライアンスとして機能するため、これに katello-agent をインストールすることは推奨されません。

6.2. Katello エージェントを使用したシステムのパッチ修正

6.2.1. Katello エージェントのインストール

Katello エージェントは非推奨で、今後の Satellite のバージョンで削除される点に注意してください。ワークロードを移行して、リモート実行機能を使用してクライアントをリモートで更新します。詳細は、『ホストの管理』ガイドの「Goferd および Katello エージェントを使用しないホスト管理」を参照してください。

コンテンツホストで katello-agent RPM パッケージをインストールします。

# yum install katello-agent

Red Hat Satellite Server または Capsule Server が、コンテンツホストに適用可能なエラータに関する情報を提供できるように、goferd サーバーが実行している必要があります。

goferd が実行していることを確認します。

  • Red Hat Enterprise Linux 6 の場合は、以下のコマンドを実行します。

    # service goferd start
  • Red Hat Enterprise Linux 7 の場合は、以下のコマンドを実行します。

    # systemctl start goferd

6.2.2. エラータのコンテンツホストへの適用

Web UI を使用したコンテンツホストへのエラータの適用

  1. ホスト → コンテンツホスト に移動して、auth01.example.com をクリックします。
  2. エラータ タブを選択して、コンテンツホストに適用可能なエラータ一覧を表示します。
  3. 一覧からエラータを選択します。
  4. 選択項目の適用 をクリックします。
  5. 確認メッセージが表示されるので、Apply をクリックします。
  6. エラータがクライアントに適用されたことを確認します。

    [root@client ~]# yum list-sec

6.3. リモートの実行を使用したシステムのパッチ修正

6.3.1. ホストでのリモート実行の有効化

Satellite Server のインストール中に、公開 SSH キーと共に内部の Capsule Server が自動的にインストールされます。内部の Capsule Server は、/usr/share/foreman-proxy/.ssh/id_rsa_foreman_proxy から SSH キーを読み込みます。公開 SSH キーをホストに配信すれば、リモート実行を有効にできます。

Satellite Server 上でキーをホストに配信します。

 # ssh-copy-id -i ~foreman-proxy/.ssh/id_rsa_foreman_proxy.pub root@auth01.example.com

6.3.2. ホストへのエラータのインストール

Satellite は、エラータのインストールなど、リモートジョブを実行するデフォルトのジョブテンプレートを提供します。

  1. ホストすべてのホスト に移動して、ホスト名の横のチェックボックスをクリックします。
  2. アクションの選択 をクリックして、ドロップダウンメニューから リモートジョブのスケジュール を選択します。
  3. ジョブカテゴリー ドロップダウンメニューで、Katello を選択します。
  4. ジョブテンプレート ドロップダウンメニューで、Errata-Katello SSH デフォルトのインストール を選択します。
  5. エラータ フィールドで、エラータ ID を入力します。
  6. 今すぐ実行 を選択して、送信 をクリックします。

第7章 プロビジョニング設定の最終設定

7.1. カスタムのプロビジョニングテンプレートの作成

同じ設定を持つ複数ホストのプロビジョニングに使用できる、プロビジョニングテンプレートを設定できます。

Web UI を使用したプロビジョニングテンプレートの作成

  1. メインメニューで、ホストプロビジョニングテンプレート をクリックします。
  2. 名前 のコラムのプロビジョニングテンプレート一覧で Kickstart Default iPXE または PXELinux を選択します。

    これにより、テンプレートのカスタマイズに使用する各種設定タブが表示されます。

  3. 関連付け タブで、適切なオペレーティングシステムを選択して、送信 をクリックします。
  4. 名前 コラムで、適切なプロビジョニングテンプレートを選択します。

    PXE 以外の検出を使用する場合には、Red Hat kexec の検出 のプロビジョニングテンプレートを選択します。

  5. 関連付け タブで、適切なオペレーティングシステムを選択して、送信 をクリックします。
  6. メインメニューで、ホストオペレーティングシステム をクリックして、適切なオペレーティングシステムを選択します。

    これにより、オペレーティングシステムのカスタマイズに使用する各種設定タブが表示されます。

  7. パーティションテーブル タブで Kickstart Default を選択します。
  8. インストールメディア タブで、Default_Organization/Library/Red_Hat_6_Server_Kickstart_x86_64_6Server が表示され、選択されていることを確認します。
  9. テンプレート タブで、プロビジョニングのドロップダウンリストから Kickstart Default を選択します。
  10. kexec ドロップダウンリストから Red Hat kexec の検出 を選択して、送信 をクリックします。

Hammer CLI を使用したプロビジョニングテンプレートの作成

  1. プロビジョニングテンプレートを作成します。

    $ hammer template create --name template_name --file path_to_template_file

    PXE を使用しない検出を使用する場合は、kexec テンプレートタイプを使用する必要があります。

  2. オペレーティングシステムを追加します。

    $ hammer template add-operatingsystem id

7.2. ホストグループの作成

ホストグループを作成して設定します。ホストグループを使えば複数のホストをプロビジョニングできるため、ホストごとに同じプロパティーを指定する必要がなくなります。アクティベーションキーをホストグループに関連付ければ、プロビジョニングされたホストを Satellite Server に登録し、選択したライフサイクル環境、コンテンツビュー、サブスクリプションなどに関連付けることができます。

Web UI を使用したホストグループの作成

  1. メインメニューで、設定ホストグループ をクリックして、新規ホストグループ をクリックします。
  2. ホストグループ タブで、以下の値を入力します。

    • 名前: RHEL6Server-x86_64
    • ライフサイクル環境: Default_Organization/DEV
    • コンテンツビュー: RHEL_6_x86_64
    • コンテンツソース: Capsule (今回は Satellite Server) の完全修飾ドメイン名
    • Puppet CA: Satellite の完全修飾ドメイン名
    • Puppet マスター: Satellite の完全修飾ドメイン名
  3. Puppet クラス タブで、利用可能なクラス一覧から motd puppet モジュールを選択します。
  4. ネットワーク タブで、以下の値を選択します。

    • ドメイン: example.org
    • サブネット: Provisioning_Net
    • レルム: この例の便宜上、このフィールドは空白のままにします。たとえば、IPA などのレルム管理を設定している場合は、ここで該当するレルムを選択します。
  5. オペレーティングシステム タブで以下の値を選択します。

    • アーキテクチャー: x86_64
    • オペレーティングシステム: RHEL Server 6.5
    • メディア: Default_Organization/Library Red Hat Server 6.5 x86_64。この例では自動的に設定されます。組織とロケーションの関連付けが正しく設定されていないと、自動的にこのフィールドに値が入力されません。
    • パーティションテーブル: Kickstart default
    • Root パスワード: changeme
  6. ロケーション タブで Default_location を選択します。
  7. 組織 タブで Default_Organization を選択します。
  8. アクティベーションキー タブで、適切なキーを選択します。
  9. 送信 をクリックします。

第8章 PXE を使わない検出イメージを使用したホストのプロビジョニング

Satellite では、主に 2 種類のアプローチでホストのプロビジョニング、PXE ブート、起動ディスクプロビジョニングを行います。起動ディスクプロビジョニング、または PXE を使用しない起動では、PXE サービスが利用できない場合にホストがプロビジョニングされます。本ガイドは、PXE を使用しないホストのプロビジョニングについても触れています。

検出イメージ ISO を使用して、ベアメタルのハードウェアまたは仮想システムのいずれかを起動し、Satellite Server に割り当てることができます。DHCP および静的 IP ネットワークの両方がサポートされます。検出プラグインはデフォルトでインストールされており、サブスクライブしているリポジトリーに含まれます。

  1. Satellite Server が検出プラグインのバージョンと互換性があることを確認します。

    • 検出プラグイン: tfm-rubygem-foreman_discovery-5.0.0.4-1 以降
    • 検出イメージ: foreman-discovery-image-3.4.4-5 以降
    • Smart Proxy プラグイン: tfm-rubygem-smart_proxy_discovery-1.0.3-2 以降

      プラグインのアップグレードが必要な場合には、再起動をする必要があります。

  2. 物理システムの場合は、ISO イメージを USB スティックまたは CDROM/DVD に移動します。仮想システムの場合は、ISO イメージを仮想 CD-ROM に割り当てます。
  3. システムで ISO イメージを起動します。

    テキストベースのユーザーインターフェースが表示されます。

  4. 環境に合わせて、手動のネットワーク設定 または DHCP で検出 のいずれかを選択します。
  5. ホストに複数の NIC がある場合には、主要なネットワークインターフェースを選択して 選択 をクリックします。
  6. 該当する場合には、ネットワークの認証情報を入力して 次へ をクリックします。
  7. 完全な Satellite Server URL を入力して、サーバー の接続タイプを選択します。次へ をクリックします。
  8. カスタムファクトを入力して自動プロビジョニングルールをトリガーし、確認 をクリックします。

    ホストが検出され、「discovery_kexec」ファクトが Satellite Server に送信されるので、プロビジョニング中に再起動されないようになります。

  9. Web UI で ホスト検出済みホスト に移動して、ホストを表示します。
  10. プロビジョニング をクリックして、ホストの情報を入力して、送信 をクリックします。

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