第5章 Red Hat Web コンソールを使用したホストの管理と監視
Red Hat Web コンソールは、アクションの実行と Red Hat Enterprise Linux ホストの監視に使用できるインタラクティブな Web インターフェースです。remote-execution 機能を有効化し、Satellite をRed Hat Web コンソールに統合できます。Satellite で管理するホストに Red Hat Web コンソールをインストールすると、そのホストの Red Hat Web コンソールダッシュボードを Satellite Web UI 内から表示できます。Red Hat Web コンソールに統合されている機能 (Red Hat Image Builder など) を使用することもできます。
5.1. Satellite と Red Hat Web コンソールの統合
デフォルトでは、Red Hat Web コンソールの統合は Satellite で無効になっています。Satellite 内からホストの Red Hat Web コンソール機能にアクセスする場合は、最初に Satellite Server で Red Hat Web コンソール統合を有効にする必要があります。
手順
Satellite Server で
--enable-foreman-plugin-remote-execution-cockpit
オプションを指定してsatellite-installer
を実行します。# satellite-installer --enable-foreman-plugin-remote-execution-cockpit
5.2. Red Hat Web コンソールを使用したホストの管理と監視
Satellite Web UI を介して Red Hat Webコンソール Web UI にアクセスし、その機能を使用して Satellite のホストを管理および監視できます。
前提条件
- Red Hat Web コンソールが Satellite で有効になっている。
Red Hat Web コンソールが、表示するホストにインストールされていること。
- Red Hat Enterprise Linux 8 の場合は、『RHEL 8 で Web コンソールを使用したシステムの管理』の「Web コンソールのインストール」を参照してください。
- Red Hat Enterprise Linux 7 の場合は、『RHEL 7 で Web コンソールを使用したシステムの管理』の「Web コンソールのインストール」を参照してください。
- Satellite または Capsule は、SSH キーを使用してホストを認証できる。詳細は、「リモート実行のための SSH 鍵の配布」 を参照してください。
手順
- Satellite Web UI で、ホスト > すべてのホスト に移動し、Red Hat Web コンソールを使用して管理および監視するホストを選択します。
- ホストウィンドウの右上で Web コンソール をクリックします。
これで、Red Hat Web コンソールを介して、ホストの監視と管理に使用できるすべての機能 (Red Hat Image Builder など) にアクセスできるようになりました。
Red Hat Web コンソールを使い始めるための詳細は、『RHEL 8 で Web コンソールを使用したシステムの管理』ガイド、または『RHEL 7 で Web コンソールを使用したシステムの管理』ガイドを参照してください。
Red Hat Web コンソールでの Red Hat Image Builder の使用に関する詳細は、『RHEL 8 Web コンソールで Image Builder GUI へのアクセス』または『RHEL 7 Web コンソールで Image Builder GUI へのアクセス』を参照してください。