第11章 Goferd および Katello エージェントを使用しないホスト管理

Katello エージェントがコンテンツホスト上のパッケージを管理するために使用する goferd サービスは、大量のリソースを消費します。リモート実行を通じてパッケージを管理することで、コンテンツホストのメモリーと CPU の負荷を減らすことができます。

Katello エージェントは非推奨で、今後の Satellite のバージョンでは削除される点にご留意ください。したがって、リモート実行を使用することが、ホスト上のパッケージを管理する唯一の方法になります。

前提条件

手順

  1. コンテンツホストで katello-host-tools パッケージをインストールします。

    # yum install katello-host-tools
  2. コンテンツホストの goferd サービスを停止します。

    # systemctl stop goferd.service
  3. コンテンツホストの goferd サービスを無効化します。

    # systemctl disable goferd.service
  4. コンテンツホスト上の Katello エージェントを削除します。

    警告

    お使いのホストが Red Hat Virtualization のバージョン 4.4 以下にインストールされている場合は、削除された依存関係によりホストが破損するので、katello-agent パッケージを削除しないでください。

    # yum remove katello-agent
  5. コンテンツホストに SSH 鍵を配布します。詳細は、「リモート実行のための SSH 鍵の配布」 を参照してください。
  6. Satellite Web UI で、管理 > 設定に移動します。
  7. コンテンツ タブを選択します。
  8. Use remote execution by default パラメーターを Yes に設定します。

Satellite Server は、goferd の代わりにリモート実行によるホスト管理を使用するようになりました。

Hammer の制限事項

以下は、エラータのプッシュに hammer コマンドを使用している場合に適用されます。hammer コマンドは、goferd を使用してコンテンツホストのエラータを管理しています。回避策としては、Satellite のリモート実行機能を使用して、エラータを適用します。

たとえば、以下のコマンドを入力し、host123.example.orgyum -y update を実行します。

# hammer job-invocation create \
--job-template "Run Command - SSH Default" \
--inputs command="yum -y update" \
--search-query "name ~ host123"
Job invocation 24 created
[.........................................] [100%]
1 task(s), 1 success, 0 fail