付録B Goferd を使用しないホスト管理

エラータとパッケージの管理をリモート実行で管理する場合は、goferd サービスを無効化して、コンテンツホストのメモリーと CPU の負荷を減らすことができます。

Satellite Tools リポジトリーでは、katello-host-tools を提供します。これは、エラータを管理するための通信サービスを提供します。

B.1. 前提条件

リモート実行でホスト管理ができるようにするには、すべてのコンテンツホストで以下を行う必要があります。

  • katello-host-tools パッケージがインストールされていることを確認する。

    # yum install katello-host-tools
  • goferd サービスを停止する。

    # systemctl stop goferd.service
  • goferd サービスを無効化する。

    # systemctl disable goferd.service
  • 「リモート実行のための SSH 鍵の配布」 に従って、SSH 鍵をコンテンツホストに配布する。

B.2. Goferd をシステムのデフォルトとして使用しないホスト管理の設定

以下の手順は、将来のパッケージデプロイメントに使用するために、リモート実行をシステムデフォルトとして使用するようにホスト管理を設定します。

Goferd をシステムのデフォルトとして使用しないホスト管理の設定方法

  1. Satellite Web UI にログインします。
  2. 管理 > 設定 に移動します。
  3. コンテンツ タブを選択します。
  4. Use remote execution by default パラメーターを Yes に設定します。

Satellite Server は、goferd の代わりにリモート実行によるホスト管理を使用するようになりました。

B.3. Hammer の制限

以下は、エラータのプッシュに hammer コマンドを使用している場合に適用されます。hammer コマンドは、goferd を使用してコンテンツホストのエラータを管理しています。回避策としては、Satellite のリモート実行機能を使用して、エラータを適用します。

Hammer リモート実行コマンドの使用方法

たとえば、host123.example.orgyum -y update を実行します。

# hammer job-invocation create \
--job-template "Run Command - SSH Default" \
--inputs command="yum -y update" \
--search-query "name ~ host123"
Job invocation 24 created
[.........................................] [100%]
1 task(s), 1 success, 0 fail