Red Hat Training

A Red Hat training course is available for Red Hat Satellite

6.5. Red Hat Satellite からのカスタマーポータルサービスへのアクセス

Red Hat Access の事前インストール済みプラグインを使用すると、Satellite Web UI 内から複数の Red Hat カスタマーポータルサービスにアクセスできます。
Red Hat Access プラグインは以下のサービスを提供します。
  • Search: (検索:) Satellite Web UI 内からカスタマーポータルのソリューションを検索します。
  • Logs: (ログ:) 問題解決に役に立つログファイルの特定の部分 (スニペット) を送信します。これらのログスニペットは Red Hat カスタマーポータルの診断ツールチェーンに送信します。
  • Support: (サポート:) Satellite Web UI 内で、作成されたサポートケースにアクセスしたり、作成されたサポートケースを変更したり、新しいサポートケースを作成したりします。

注記

Red Hat カスタマーポータルのリソースにアクセスするには、Red Hat カスタマーポータルのユーザー ID とパスワードを使ってログインする必要があります。

6.5.1. Red Hat Access プラグインでのソリューションの検索

Red Hat Access プラグインは、Red Hat カスタマーポータルで利用できるソリューションデータベースを参照する検索機能を提供します。

手順6.1 Red Hat Satellite Server からのソリューションの検索:

  1. 右上で Red Hat AccessSearch (検索) をクリックします。
  2. 必要な場合は、Red Hat カスタマーポータルにログインします。右上のメインパネルで Log In (ログイン) をクリックします。

    注記

    Red Hat カスタマーポータルのリソースにアクセスするには、Red Hat カスタマーポータルのユーザー ID とパスワードを使ってログインする必要があります。
  3. Red Hat Search フィールドに検索クエリーを入力します。検索結果が左側の Recommendations (推奨項目) リストに表示されます。
  4. Recommendations (推奨項目) リストでソリューションをクリックします。ソリューションの記事がメインパネルに表示されます。

6.5.2. Red Hat Access プラグインでのログの使用

ログファイルビューアーを使用すると、ログファイルを表示し、ログの一部を分離できます。また、カスタマーポータルの診断ツールでログの一部を送信して、問題解決のサポートを受けることもできます。

手順6.2 Red Hat Satellite サーバーからのログ診断ツールの使用:

  1. 右上で Red Hat AccessLogs (ログ) をクリックします。
  2. 必要な場合は、Red Hat カスタマーポータルにログインします。右上のメインパネルで Log In (ログイン) をクリックします。

    注記

    Red Hat カスタマーポータルのリソースにアクセスするには、Red Hat カスタマーポータルのユーザー ID とパスワードを使ってログインする必要があります。
  3. 左側にあるファイルツリーで、ログファイルを選択し、ファイル名をクリックします。
  4. Select File (ファイルの選択) をクリックします。ポップアップウィンドウには、ログファイルの内容が表示されます。
  5. ログファイルで、診断するテキストセクションを強調表示します。Red Hat Diagnose (Red Hat 診断) ボタンが表示されます。
  6. Red Hat Diagnose (Red Hat 診断) をクリックします。これにより、強調表示された情報が Red Hat カスタマーポータルに送信され、提供されたログ情報に近似するソリューションが提供されます。
  7. 以下のケースに従います。
    • ソリューションが問題に一致する場合は、ソリューションをクリックし、必要な手順を実行して問題のトラブルシューティングを行います。
    • ソリューションが問題に一致しない場合は、Open a New Support Case (サポートケースを新規作成) をクリックします。サポートケースには、ログファイルの強調表示されたテキストが入力されます。「Red Hat Access プラグインを使用したサポートケースの作成」 を参照してください。

6.5.3. Red Hat Access プラグインを使用した既存サポートケースの表示

Red Hat Access プラグインを使用すると、Red Hat Satellite Server から既存のサポートケースを表示できます。

手順6.3 Red Hat Satellite サーバーからの既存サポートケースの表示:

  1. 右上で Red Hat AccessSupport (サポート)My Cases (自分のケース) をクリックします。
  2. 必要な場合は、Red Hat カスタマーポータルにログインします。右上のメインパネルで Log In (ログイン) をクリックします。

    注記

    Red Hat カスタマーポータルのリソースにアクセスするには、Red Hat カスタマーポータルのユーザー ID とパスワードを使ってログインする必要があります。
  3. 以下のいずれかを実行し、既存のケースの中から特定のサポートケースを検索します。
    1. Search (検索) フィールドにキーワードまたはフレーズを入力します。
    2. ドロップダウンリストから、特定の Case Group (ケースグループ) を選択します。Case Groups (ケースグループ) は、ユーザーの組織により Red Hat カスタマーポータル内で定義されています。
    3. ケースのステータスを選択します。
  4. 検索結果から特定のサポートケースを選択し、Case ID (ケース ID) をクリックします。サポートケースは表示できます。

6.5.4. Red Hat Access プラグインを使用したサポートケースの変更

Red Hat Access プラグインを使用すると、Red Hat Satellite Server から既存のサポートケースを更新できます。

手順6.4 Red Hat Satellite Server Web UI からのサポートケースの更新:

  1. サポートケースで、マークされたセクションにスクロールダウンし、以下のことを行います。
    • Attachments: (添付ファイル:) - システムにあるローカルファイルを添付します。ファイル名を追加して識別しやすくします。

      注記

      ファイル名は 80 文字未満にしてください。Web UI を使用してアップロードする添付ファイルの最大サイズは 250 MBです。ファイルのサイズがそれよりも大きい場合は、FTP を使用します。
    • Case Discussion: (ケースディスカッション:) - グローバルサポートサービスに相談するケースに関する更新情報を追加します。情報の追加後に Add Comment (コメントの追加) をクリックします。

6.5.5. Red Hat Access プラグインを使用したサポートケースの作成

Red Hat Access プラグインを使用して、Red Hat Satellite Server から新規サポートケースを作成できます。

手順6.5 Red Hat Satellite Server を使用した新規サポートケースの作成:

  1. 右上にある Red Hat AccessSupport (サポート)New Case (新規ケース) をクリックします。
  2. 必要な場合は、Red Hat カスタマーポータルにログインします。右上のメインパネルで Log In (ログイン) をクリックします。

    注記

    Red Hat カスタマーポータルのリソースにアクセスするには、Red Hat カスタマーポータルのユーザー ID とパスワードを使ってログインする必要があります。
  3. Product (製品) フィールドと Product Version (製品バージョン) フィールドにデータが自動的に設定されます。以下のように他の関連フィールドにデータを入力してください。
    • Summary (概要) — 問題の簡単な概要を記載します。
    • Description (詳細) — 問題の詳細を記載します。
    提供した概要に基づいて、推奨されるソリューションがメインパネルに表示されます。
  4. Next (次へ) をクリックします。
  5. 以下のように適切なオプションを選択します。
    • Severity (重大度) — チケットの緊急度に応じて 4 (低)、3 (通常), 2 (高)、または 1 (緊急) を選択します。
    • Case Group (ケースグループ) — 通知の必要なメンバーに応じて、サポートケースに関連付けられたケースグループを作成します。Red Hat Satellite でケースグループを選択します。カスタマーポータル内でケースグループを作成します。
  6. sosreport の出力と必要なファイルを添付します。ファイルの詳細を追加し、Attach (添付) をクリックします。

    注記

    • 大規模なログファイルまたは多くの Satellite タスクがある場合は、foreman-debug の出力も添付することが推奨されます。
    • ファイル名は 80 文字未満にしてください。Web UI を使用してアップロードする添付ファイルの最大サイズは 250 MBです。ファイルのサイズがそれ以上の場合は、FTP を使用します。
  7. Submit (送信) をクリックします。システムによりケースがカスタマーポータルにアップロードされ、参考のためにケース番号が提供されます。
Red Hat ナレッジベース記事である https://access.redhat.com/articles/445443: 『Red Hat Access: Red Hat Support Tool』 には、追加情報、例、および動画チュートリアルが含まれます。