2.4. パッケージの依存関係エラーの解決
Satellite Server パッケージのインストール中にパッケージの依存関係のエラーが発生した場合に、Red Hat カスタマーポータルからパッケージをダウンロードしてインストールすることで、エラーを解決できます。依存関係エラーの解決に関する詳細は、KCS ソリューション How can I use the yum output to solve yum dependency errors? を参照してください。
Satellite パッケージを正常にインストールした場合は、この手順をスキップしてください。
手順
- Red Hat カスタマーポータル に移動して、ログインします。
- ダウンロード をクリックします。
- ダウンロードするパッケージが含まれる製品をクリックします。
- 環境に適した 製品バリアント、バージョン、アーキテクチャー が選択されていることを確認します。
- パッケージ タブをクリックします。
- 検索 フィールドに、パッケージの名前を入力します。
- パッケージをクリックします。
- バージョン リストからパッケージのバージョンを選択します。
- ページの下部で、今すぐダウンロード をクリックします。
- パッケージを Satellite のベースオペレーティングシステムにコピーします。
Satellite Server でパッケージが配置されているディレクトリーに、移動します。
# cd /path-to-package/
ローカルでパッケージをインストールします。
# dnf install package_name
Satellite ISO がマウントされたディレクトリーに移動します。
# cd /media/sat6/
Satellite Server パッケージをインストールして、パッケージの依存関係エラーが解決されたことを確認します。パッケージの依存関係エラーがさらにある場合は、この手順を繰り返します。
# ./install_packages
注記このスクリプトには、
satellite:el8
モジュールを有効にするコマンドが含まれています。モジュールsatellite:el8
を有効にすると、postgresql:10
およびruby:2.5
との競合について警告が表示されます。これは、これらのモジュールが Red Hat Enterprise Linux 8 でデフォルトのモジュールバージョンに設定されているためです。モジュールsatellite:el8
には、モジュールpostgresql:12
およびruby:2.7
への依存関係があり、satellite:el8
モジュールで有効になります。これらの警告はインストールプロセスの失敗の原因にはならないため、安全に無視できます。Red Hat Enterprise Linux 8 のモジュールとライフサイクルストリームの詳細については、Red Hat Enterprise Linux Application Streams Life Cycle を参照してください。Satellite パッケージが正常にインストールされると、以下のメッセージが表示されます。
Install is complete.Please run satellite-installer --scenario satellite
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