4.12. Satellite 向けの別の CNAME の設定
Satellite 向けに別の CNAME を設定できます。これは、Satellite に接続するクライアントシステムとは別のドメイン名で、Satellite Web インターフェイスをデプロイする場合に便利です。新規証明書をホストにもう一度デプロイしなくてもいいように、Capsule をインストールして Satellite にホストを登録する前に、別の CNAME 設定を事前に計画しておく必要があります。
4.12.1. 別の CNAME を使用した Satellite の設定
以下の手順を使用して、別の CNAME で Satellite を設定します。デフォルトの Satellite 証明書のユーザーとカスタム証明書のユーザーでは、手順が異なることに留意してください。
デフォルトの Satellite 証明書を使用する場合
デフォルトの Satellite 証明書で Satellite をインストールし、別の CNAME で Satellite を設定する場合には、Satellite で以下のコマンドを入力して、追加の CNAME で新たにデフォルトの Satellite SSL 証明書を生成します。
# satellite-installer --certs-cname alternate_fqdn --certs-update-server
-
Satellite をインストールしていない場合には、
satellite-installer
コマンドに--certs-cname alternate_fqdn
オプションを追加して Satellite を別の CNAME でインストールしてください。
カスタム証明書を使用する場合
カスタム証明書で Satellite を使用する場合は、カスタム証明書の作成時に、別の CNAME レコードをカスタム証明書に追加します。詳細は、Satellite Server 向けのカスタム SSL 証明書の作成 を参照してください。
4.12.2. ホストが別の Satellite CNAME を使用してコンテンツを管理する設定
Satellite が別の CNAME で設定されている場合には、コンテンツ管理にもう 1 つの Satellite CNAME を使用するようにホストを設定できます。これには、ホストがもう 1 つの Satellite CNAME を参照するように設定してから、Satellite に登録する必要があります。この設定は、ブートストラップスクリプトを使用するか、手動で実行できます。
ブートストラップスクリプトを使用したホストの設定
ホストで --server alternate_fqdn.example.com
オプションを指定してブートストラップスクリプトを実行し、ホストを別の Satellite CNAME に登録します。
# ./bootstrap.py --server alternate_fqdn.example.com
ホストの手動設定
ホストで /etc/rhsm/rhsm.conf
ファイルを編集して、以下のように別のホスト名を参照するように hostname
および baseurl
設定を更新します。
[server] # Server hostname: hostname = alternate_fqdn.example.com content omitted [rhsm] # Content base URL: baseurl=https://alternate_fqdn.example.com/pulp/content/
これで、subscription-manager
でホストを登録できました。