13.8. Satellite Server または CapsuleServer のベースオペレーティングシステムでのパッケージの管理

Satellite Server または Capsule Server のベースオペレーティングシステムでパッケージをインストールして更新するには、satellite-maintain packages コマンドを入力する必要があります。Satellite では、yum を使用したパッケージのインストールと更新はできません。理由は、yum が Satellite Server または Capsule Server 関連のパッケージも更新し、その結果システムの不整合が発生する可能性があるためです。

重要

パッケージのインストール後に satellite-installer コマンドが実行されるため、satellite-maintain packages コマンドは、このコマンドを実行するオペレーティングシステムのサービスの一部を再起動します。

手順

  • Satellite Server または CapsuleServer にパッケージをインストールするには、次のコマンドを入力します。

    # satellite-maintain packages install package_1 package_2
  • Satellite Server または CapsuleServer で特定のパッケージを更新するには、次のコマンドを入力します。

    # satellite-maintain packages update package_1 package_2
  • Satellite Server または CapsuleServer 上のすべてのパッケージを更新するには、次のコマンドを入力します。

    # satellite-maintain packages update

yum を使用したパッケージ更新の確認

yum を使用して更新を確認する場合は、コマンドを入力して手動でパッケージをインストールおよび更新してから、yum を使用して更新を確認できます。

# satellite-maintain packages unlock
# yum check update
# satellite-maintain packages lock

パッケージを個別に更新すると、Satellite Server または CapsuleServer でパッケージの不整合が発生する可能性があります。Satellite Server でのパッケージの更新の詳細については、Satellite Server の更新 を参照してください。

Satellite Server または Capsule Server Package Management の yum を有効にする

yum を使用して直接システムにパッケージをインストールして更新し、システムの安定性をご自身で管理する場合は、以下のコマンドを入力します。

# satellite-maintain packages unlock

パッケージ管理のデフォルト設定への復元

デフォルト設定を復元して Satellite Server または Capsule Server を有効にし、ユーザーが yum を使用してパッケージをインストールおよび更新できないようにし、システムの安定性を確保する必要がある場合は、以下のコマンドを入力します。

# satellite-maintain packages lock