11.5. Convert2RHEL Ansible Playbook の実行
この手順を使用して、Convert2RHEL をインストールし、変換を実行します。
手順
- Satellite Web UI で、ホスト > すべてのホスト に移動し、リモートジョブを実行するターゲットホストを選択します。検索フィールドを使用してホストの一覧を絞り込むことができます。
- アクションの選択 リストから リモートジョブのスケジュール を選択します。
- ジョブ呼び出し ページで、主なジョブ設定を定義します。
- 使用する Job category および Job template を選択します。両方に Convert2RHEL を使用します。
- オプション: ブックマーク リストに保存された検索文字列を選択し、ターゲットホストを指定します。
- オプション: 検索クエリー を入力し、ターゲットホストの範囲を狭めることができます。解決 行には、クエリーの影響を受けるホストの数が表示されます。更新ボタンを押して、クエリー変更後の数を再計算します。プレビューアーイコンにはターゲットホストが一覧表示されます。
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Activation Key フィールドで、実行している変換に関連付けられているアクティベーションキーを選択します。
convert2rhel_rhel7
またはconvert2rhel_rhel8
のいずれかを選択する必要があります。 - 変換が完了した後にマシンを再起動する場合は、Restart をオンにします。Convert2RHEL テンプレートを選択すると、残りの設定が表示されない場合があります。
オプション: ジョブの詳細設定を行うには、詳細フィールドの表示 をクリックします。一部の詳細設定はジョブテンプレートによって異なります。以下は一般的な設定です。
- 実効ユーザー: ジョブを実行するためにユーザーを定義します。デフォルトは SSH ユーザーです。
- 同時実行レベル は一度に実行するジョブの最大数を定義します。この定義で、多数のホストでジョブを実行する時に、システムのリソースに負荷が過剰にかかるのを防ぐことができます。
Timeout to kill は、ジョブが終了しない場合に、ジョブの強制終了までの間隔 (秒単位) を定義します。以前のタスクが終了するまで時間がかかりすぎているなど、定義した間隔で起動できなかったタスクはキャンセルされます。
同時実行レベル および Timeout to kill 設定により、お使いのインフラストラクチャーハードウェアおよびニーズに合わせてジョブ実行を調整することができます。
- クエリーのタイプ: 検索クエリーが評価されるタイミングを定義します。これは、スケジュールされているタスクに対してクエリーが常に最新の状態に保つのに役立ちます。
- 実行順序 は、ジョブがホストで実行される順序を決定します (アルファベット順またはランダム)。
- オプション: Type of query フィールドで、Static query または Dynamic query をオンにします。
- ジョブをすぐに実行する場合は、スケジュール が 今すぐ実行 に設定されていることを確認します。さらに、1 回限りのジョブを未来の日付で定義したり、定期的なジョブを設定することもできます。定期的なジョブについては、開始日と終了日、実行回数と頻度を定義できます。
- Submit をクリックします。これにより ジョブの概要 ページが表示され、ジョブの完了時にはジョブのステータスも表示されます。
以下の点に留意してください。
- 変換には時間がかかる場合があります。
- 変換中に、ホストが再起動します。
- 再起動後、新しい OS ファクトが Satellite に送信されます。
- 完了したら、ホストの OS が Red Hat Enterprise Linux に変更され、サブスクリプションのステータスが緑色になります。