9.10. ライブラリー環境へのインポート
エクスポートされたライブラリーのコンテンツを、別の Satellite Server 上の組織のライブラリーのライフサイクル環境にインポートできます。ライブラリー環境からコンテンツをエクスポートする方法の詳細については、「ライブラリー環境のエクスポート」 を参照してください。
前提条件
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エクスポートファイルは、
/var/lib/pulp/imports
の下のディレクトリーにある必要があります。 - エクスポートされたコンテンツに Red Hat リポジトリーがある場合は、インポートする組織のマニフェストには、エクスポート内に含まれる製品のサブスクリプションが含まれている必要があります。
- コンテンツをインポートするユーザーには、Content Importer ロールが必要です。
手順
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エクスポートしたファイルを、インポート先の Satellite Server の
/var/lib/pulp/imports
のサブディレクトリーにコピーします。 インポートディレクトリーとその内容の所有権を
pulp:pulp
に設定します。# chown -R pulp:pulp /var/lib/pulp/imports/2021-03-02T03-35-24-00-00 # ls -lh /var/lib/pulp/imports/2021-03-02T03-35-24-00-00 total 68M -rw-r--r--. 1 pulp pulp 68M Mar 2 04:29 export-1e25417c-6d09-49d4-b9a5-23df4db3d52a-20210302_0335.tar.gz -rw-r--r--. 1 pulp pulp 333 Mar 2 04:29 export-1e25417c-6d09-49d4-b9a5-23df4db3d52a-20210302_0335-toc.json -rw-r--r--. 1 pulp pulp 443 Mar 2 04:29 metadata.json
- インポート先の組織を特定します。
ライブラリーコンテンツを Satellite Server にインポートするには、次のコマンドを入力します。
# hammer content-import library \ --organization="My_Organization" \ --path=/var/lib/pulp/imports/2021-03-02T03-35-24-00-00
フルパス
/var/lib/pulp/imports/My_Exported_Library_Dir
を入力する必要があることに注意してください。相対パスは機能しません。ライブラリーコンテンツのインポートを確認するには、製品およびリポジトリーのコンテンツを確認します。ターゲット組織に
Import-Library
というコンテンツビューが新たに作成されます。このコンテンツビューは、ライブラリーコンテンツのインポートを容易にするために使用されます。デフォルトでは、このコンテンツビューは Satellite Web UI に表示されません。
Import-Library
は、ホストに直接割り当てることを意図したものではありません。代わりに、通常どおり、ホストをDefault Organization View
または別のコンテンツビューに割り当てます。