11.8. ホストへのエラータの適用

以下の手順を使用して、エラータをレビューし、ホストに適用します。

前提条件

  • Red Hat から利用可能な最新のエラータと、Red Hat Satellite リポジトリーを同期しておく。詳細は、「リポジトリーの同期」 を参照してください。
  • Satellite Server の環境およびコンテンツビューにホストを登録しておく。詳細は、Managing Hosts ガイドの Registering Hosts を参照してください。
  • リモート実行用にホストを設定します。リモート実行ジョブの詳細は、Managing Hosts ガイドの Configuring and Setting Up Remote Jobs を参照してください。
注記

非推奨の Katello エージェントでコンテンツの更新を受け取るようにホストが設定されている場合は、代わりにリモート実行に移行します。詳細は、ホストの管理Katello エージェントからリモート実行へのホストの移行 を参照してください。

マネージドホストにエラータを適用する手順は、オペレーティングシステムによって異なります。

11.8.1. Red Hat Enterprise Linux 7 を実行しているホストへのエラータの適用

以下の手順を使用して、Red Hat Enterprise Linux 7 を実行しているホストに対するエラータをレビューし、適用します。

手順

  1. Satellite Web UI で、ホスト > コンテンツホスト に移動し、エラータを適用するホストを選択します。
  2. エラータ タブに移動してエラータのリストを表示します。
  3. 適用するエラータを選択し、Apply Selected (選択した項目を適用) をクリックします。確認画面で、適用 をクリックします。
  4. 選択したエラータに関連付けられた全パッケージを更新するタスクが完了したら、詳細 タブをクリックして更新済みのパッケージを表示します。

CLI 手順

  1. ホストのすべてのエラータをリスト表示します。

    # hammer host errata list \
    --host client.example.com
  2. ホストに最新のエラータを適用します。エラータ ID を使用して適用するエラータを特定します。

    Remote Execution の使用

    # hammer job-invocation create \
    --feature katello_errata_install \
    --inputs errata=ERRATUM_ID1,ERRATUM_ID2 \
    --search-query "name = client.example.com"

    Katello Agent の使用 (非推奨)

    # hammer host errata apply --host "client.example.com" \
    --errata-ids ERRATUM_ID1,ERRATUM_ID2...

11.8.2. Red Hat Enterprise Linux 8 を実行しているホストへのエラータの適用

以下の手順を使用して、Red Hat Enterprise Linux 8 を実行しているホストに対するエラータを確認して適用します。

CLI 手順

  1. Satellite で、ホストのすべてのエラータをリスト表示します。

    # hammer host errata list \
    --host client.example.com
  2. エラータが含まれるモジュールのストリームを検索します。

    # hammer erratum info --id ERRATUM_ID
  3. ホストで、モジュールストリームを更新します。

    # yum update Module_Stream_Name