7.3. ロケーションおよびトポロジー

このセクションでは、Satellite デプロイメントシナリオを指定する上で役立つ一般的な検討事項について説明します。デプロイメントの最も一般的なシナリオは、8章共通のデプロイメントシナリオ に記載されています。以下はよくある質問です。

  • 必要な Capsule Server の数は ?: 組織が運営される地理的なロケーションの数が Capsule Server の数であると考えることができます。Capsule を各ロケーションに割り当てることで、Satellite Server の負荷が軽減されると同時に、冗長性が強化され、帯域幅の使用量が減少します。Satellite Server 自体も Capsule として機能できます (これにはデフォルトで統合 Capsule が含まれます)。これは 1 つのロケーションのデプロイメントで使用でき、Capsule Server のベースシステムのプロビジョニングに使用できます。統合 Capsule を使用してリモートロケーションのホストと通信することは、ネットワークの使用が最適化されない可能性があるため推奨されません。
  • Capsule Server が提供するサービスは ?: Capsule の数を設定したら、各 Capsule で有効にするサービスを決定します。コンテンツおよび設定管理機能のスタック全体が利用可能な場合でも、一部のインフラストラクチャーサービス (DNS、DHCP、TFTP) は Satellite 管理者のマネージド外である場合があります。このような場合には、Capsule を外部サービスと統合する必要があります (「Capsule と外部サービス」を参照)。
  • Satellite Server をインターネットから切断している必要はありますか ?: 切断された Satellite は一般的なデプロイメントシナリオです (「オフラインの Satellite」 を参照)。切断された Satellite で Red Hat コンテンツを頻繁に更新する必要がある場合は、ISS を使用して同期するように追加の Satellite インスタンスを計画します。
  • ホストに必要なコンピュートリソースは ?: ベアメタルホストのプロビジョニングのほかに、Satellite でサポートされる各種のコンピュートリソースを使用できます。コンピュートリソースが異なる場合のプロビジョニングの詳細は、プロビジョニングガイド を参照してください。