7.9. 追加のタスク

このセクションでは、特定のタスクを自動化したり、Satellite のコアの使用率を拡張したりするために使用できる Satellite 機能の一部を簡単に概説します。

  • 既存ホストのインポート: Satellite で管理していなかった既存のホストがある場合は、そのホストを Satellite Server にインポートできます。通常、この手順は Red Hat Satellite 5 からの移行時のステップの 1 つになります。詳細は、Red Hat Satellite 5 から Red Hat Satellite 6 への移行 を参照してください。移行プロセスの概要については、Red Hat ナレッジベースソリューション Red Hat Satellite 5 から Satellite 6 への移行 を参照してください。
  • ベアメタルホストの検出: Satellite Discovery プラグインはプロビジョニングネットワーク上の不明なホストのベアメタルの自動検出を可能にします。これらの新規ホストは、シリアル ID、ネットワークインターフェイス、メモリー、およびディスク情報などの Facter が収集するクライアントアップロードシステムのファクトに基づいて Satellite Server および Puppet エージェントに自己登録します。登録後は、それらの検出されたホストのプロビジョニングを初期化できます。詳細については、プロビジョニングガイドの 検出されたホストからのホストの作成 を参照してください。
  • バックアップ管理: Satellite Server のバックアップおよび障害回復の手順を参照してください (Red Hat Satellite の管理Satellite Server および Capsule Server のバックアップ を参照)。リモート実行を利用すると、マネージドホストで繰り返されるバックアップタスクを設定することもできます。リモート実行の詳細は、ホストの管理 の リモートジョブの設定とセットアップ を参照してください。
  • セキュリティー管理: Satellite は、セキュリティー管理をさまざまな方法でサポートします。たとえば、更新およびエラータ管理、システム検証のための OpenSCAP 統合、更新およびセキュリティーコンプライアンスのレポート作成、詳細なロールベースの認証が挙げられます。エラータ管理および OpenSCAP 概念の詳細は、ホストの管理 を参照してください。
  • インシデント管理: Satellite は、レポート作成やメール通知など、全システムの一元化された概要を提供することで、インシデント管理プロセスをサポートします。最近の変更を示すイベント履歴をはじめ、各ホストの詳細情報は、Satellite Server からアクセスできます。また、Satellite は Red Hat Insights とも統合されています。
  • Hammer および API を使用したスクリプト: Satellite は、大半の Web UI の手順と同等の CLI を提供する Hammer というコマンドラインツールを提供します。さらに、Satellite API へのアクセスを使用して、選択したプログラミング言語で自動化スクリプトを作成できます。詳細は、Hammer CLI ガイド および API ガイド を参照してください。