8.8. コンテンツビューバージョンのインポート

hammer content-export コマンドが出力するアーカイブを使用して、エクスポートしたコンテンツビューバージョンと同じコンテンツのコンテンツビューバージョンを作成することができます。コンテンツビューバージョンのエクスポートの詳細は、「コンテンツビューバージョンのエクスポート」 を参照してください。

コンテンツビューバージョンをインポートすると、メジャーバージョン番号、マイナーバージョン番号が同じで、同じパッケージ、エラータを含む同じリポジトリーが含まれます。カスタムリポジトリー、製品、およびコンテンツビューは、インポート組織に存在しない場合は自動的に作成されます。

前提条件

コンテンツビューをインポートするには、インポート先の Satellite Server が、以下の条件を満たしていることを確認します。

  1. エクスポートされたアーカイブは、/var/lib/pulp/imports 配下のディレクトリーに置く必要があります。
  2. Pulp がそのディレクトリー内の .json ファイルを読み書きできるように、ディレクトリーには pulp:pulp パーミッションが必要です。
  3. エクスポートアーカイブに Red Hat リポジトリーがある場合は、インポートする組織のマニフェストには、エクスポート内に含まれる製品のサブスクリプションが含まれている必要があります。
  4. コンテンツビューバージョンをインポートするユーザーには、Content Importer ロールが必要です。

手順

  1. インポート先の Satellite Server の /var/lib/pulp/imports ディレクトリーに、エクスポートしたコンテンツビューバージョンが含まれるアーカイブファイルをコピーします。
  2. アーカイブファイルの user:group パーミッションを pulp:pulp に設定します。

    # chown -R pulp:pulp /var/lib/pulp/imports/2021-02-25T21-15-22-00-00/
  3. パーミッションの変更を確認します。

    # ls -lh  /var/lib/pulp/imports/2021-02-25T21-15-22-00-00/
  4. コンテンツビューバージョンを Satellite Server にインポートするには、次のコマンドを入力します。

    # hammer content-import version --organization=import-20639 \
                                    --path=/var/lib/pulp/imports/2021-02-25T21-15-22-00-00/

    完全パス /var/lib/pulp/imports/<path> を入力する必要がある点に留意してください。相対パスは機能しません。

  5. 組織のコンテンツビューをリスト表示して、コンテンツビューバージョンのインポートが成功したことを確認します。

    # hammer content-view version list --content-view=view \
                                       --organization=import-20639
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    ID | NAME     | VERSION | DESCRIPTION | LIFECYCLE ENVIRONMENTS
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    7  | view 1.0 | 1.0     |             | Library
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