7.7. コンテンツフィルターの概要

コンテンツビューはフィルターを使用して、特定の RPM コンテンツを追加または制限します。フィルターを使用しないと、選択したリポジトリーからのすべてのコンテンツが含まれます。

コンテンツフィルターには、以下の 2 つのタイプがあります。

表7.1 フィルタータイプ

フィルタータイプ説明

包含

コンテンツなしの状態から開始し、選択したリポジトリーから追加するコンテンツを選択します。このフィルターを使用して、複数のコンテンツアイテムを組み合わせます。

Exclude

選択したリポジトリーからすべてのコンテンツを使用し、削除するコンテンツを選択します。このフィルターは、特定のコンテンツリポジトリーのほとんどを使用し、ブラックリスト化されたパッケージなど、特定のパッケージを除外する場合に使用します。このフィルターは、選択したコンテンツ以外のリポジトリー内のコンテンツをすべて使用します。

包含と除外のフィルターの組み合わせ

Include と Exclude フィルターの組み合わせを使用してコンテンツビューを公開すると、最初に include フィルターがトリガーされ、次に除外フィルターがトリガーされます。この場合には、追加するコンテンツを選択してから、包含のサブセットから除外するコンテンツを選択します。

コンテンツタイプ

また、フィルターするコンテンツには 5 つのタイプがあります。

表7.2 コンテンツタイプ

コンテンツタイプ説明

パッケージ

名前とバージョン番号に基づいてパッケージをフィルタリングします。パッケージ オプションは、モジュール以外の RPM パッケージとエラータをフィルタリングします。

パッケージグループ

パッケージグループに基づいてパッケージをフィルタリングします。パッケージグループのリストは、コンテンツビューに追加されたリポジトリー別になっています。

エラータ (ID 別)

フィルターに追加する特定のエラータを選択します。エラータリストは、コンテンツビューに追加されたリポジトリー別になっています。

エラータ (日付およびタイプ別)

フィルターに追加する発行済みまたは更新された日付範囲およびエラータタイプ (バグ修正、機能拡張、またはセキュリティー) を選択します。

モジュールストリーム

特定のモジュールストリームを含めるか除外するかを選択します。モジュールストリーム オプションは、モジュール RPM とエラータをフィルタリングしますが、選択したモジュールストリームに関連付けられるモジュール以外のコンテンツをフィルターしません。