A.4. virt-who のトラブルシューティングシナリオ

virt-who が仮想化プラットフォームとの接続に失敗する

virt-who がハイパーバイザーまたは仮想化マネージャーへの接続に失敗する場合は、Red Hat サブスクリプションマネージャーのログファイル /var/log/rhsm/rhsm.log を確認します。No route to host というメッセージが表示される場合は、ハイパーバイザーが間違ったポートでリッスンしている可能性があります。この場合は virt-who 設定を変更し、Hypervisor Server 値に正しいポート番号を追加します。

virt-who 設定を変更したら、この設定を再デプロイする必要があります。

virt-who がローカルネットワークの HTTP プロキシーを介して仮想化プラットフォームに接続できない

virt-who が HTTP プロキシー経由でハイパーバイザーや仮想化マネージャーに接続できない場合は、ローカルトラフィックが通過できるようにプロキシーを設定するか、virt-who 設定を変更してプロキシーを使用しないようにします。

virt-who 設定を変更したら、この設定を再デプロイする必要があります。

virt-who が、Red Hat Satellite Server へのホストゲストマッピングの報告に失敗する

virt-who は、以下の状況で Red Hat Satellite Server へのホストゲストマッピングの報告に失敗します。

  1. virt-who が Red Hat Satellite Server に設定およびデプロイされている。
  2. Red Hat Satellite Server の rhsm.conf ファイルがプロキシーサーバーを使用して subscription.rhsm.redhat.com および cdn.redhat.com と通信するように設定されている。
  3. /etc/sysconfig/virt-whono_proxy=* 設定があるにも拘らず、subscription-manager で無視され、virt-who はプロキシーサーバー経由で Satellite Server に接続しようとするが失敗する。

この場合は、以下のパラメーターを /etc/rhsm/rhsm.conf ファイルに追加します。

no_proxy = satellite.example.com