Red Hat Training
A Red Hat training course is available for Red Hat Satellite
15.2.2. Red Hat Satellite の復元手順
手順15.3 Red Hat Satellite の復元手順
重要
以下のプロセスは、Red Hat Satellite を完全に復元する手順について説明しています。このプロセスにより、現在の Red Hat Satellite インスタンスからすべてのデータが削除されます。以下の点に注意してください。
- 適切なインスタンスに対して復元を行っていることを確認します。Red Hat Satellite のインスタンスの設定やパッケージのバージョン、およびエラータなどは元のシステムと同じでなければなりません。
- すべてのコマンドは、バックアップ時に作成したアーカイブのあるディレクトリー内で
root
で実行します。 - SELinux のコンテキストがすべて適切であることを確認します。次のコマンドを実行します。
restorecon -Rnv /
- 復元に向けて Red Hat Satellite ホストを準備します。このプロセスでは、バックアップを生成したサーバーと同じサーバーでそのバックアップを復元します。元のシステムが使用不可能な状態の場合には、同じ設定値 (ホスト名、IP アドレスなど) を持つ同じ設定をプロビジョニングしてから、設定バックアップのファイルを使って同じオプションで
katello-configure
を実行します。# tar --selinux -xzvf config_files.tar.gz -C /tmp # katello-configure --answer-file=/tmp/etc/katello/katello-configure.conf
- バックアップディレクトリーに移動します。
# export BDIR=/backup # chgrp postgres -R $BDIR # cd $BDIR
- Red Hat Satellite の PostgreSQL データベースの名前を確認します。デフォルトのデータベース名は
foremanschema
とcandlepin
です。すべてのデフォルト値については、katello-configure の man ページか、または/usr/share/katello/install/default-answer-file
を参照してください。Red Hat Satellite のインスタンスがデフォルト名を使用していない場合は、katello-configure.conf
を確認します。このファイルには、katello-configure
コマンドに指定するすべてのオプションが保存されているので、ここでdb_name
を検索します。# grep db_name /etc/katello/katello-configure.conf
- データベースの復元を行う前にすべてのサービスを停止します。
# katello-service stop # service postgresql stop
- システムファイルを復元します。ファイルは必ず適切なホストで展開してください。バックアップディレクトリーで次のコマンドを実行してすべてのシステムファイルを復元します。
# tar --selinux -xzvf config_files.tar.gz -C / # tar --selinux -xzvf elastic_data.tar.gz -C / # tar --selinux -xvf pulp_data.tar -C /
- Red Hat Satellite の既存の PostgreSQL データベースがある場合は、これをドロップ (削除) します。
# service postgresql start # runuser - postgres -c "dropdb foremanschema" # runuser - postgres -c "dropdb candlepin"
注記
データベースのドロップ時に次のようなエラーが発生する可能性があります。database xxx is being accessed by other users (他のユーザーがデータベース xxx にアクセスしています)
すべてのプロセスが停止していることを確認します。 - 次のコマンドで Red Hat Satellite の PostgreSQL データベースを復元します。
# runuser - postgres -c "pg_restore -C -d postgres /backup/katello.dump" # runuser - postgres -c "pg_restore -C -d postgres /backup/candlepin.dump"
注記
PostgreSQL のバックアップについてさらに詳しくはpg_dump
の man ページを参照するか、または http://www.postgresql.org/docs/8.4/static/backup.html をご覧ください。 - MongoDB が実行されていることを確認してから古いデータを削除します。
# service mongod start # echo 'db.dropDatabase();' | mongo pulp_database
--username
と--password
をバックアップアーカイブのディレクトリーに指定し、次のコマンドを実行します。# mongorestore --host localhost mongo_dump/pulp_database/
注記
さらに詳しくは、mongorestore の man ページを参照するか、または http://www.mongodb.org/display/DOCS/Backups をご覧ください。- Red Hat Satellite のすべてのプロセスを再起動します。
# service postgresql start # katello-service start
- ログファイルにエラーがないかどうかを確認します。サービス妨害がないか
audit.log
を確認し、Red Hat Satellite インスタンスへの ping を試行します。# hammer -u admin -p admin ping
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