Red Hat Training

A Red Hat training course is available for Red Hat Satellite

第17章 Red Hat Satellite ユーザーインターフェースプラグイン

17.1. Red Hat Access プラグイン

Red Hat Access プラグインにより、Red Hat Satellite の web インターフェースから、制限された範囲での Red Hat カスタマーポータルのサービスを使用できます。
以下のサービスが Red Hat Access プラグインによって提供されます。
  • Search (検索): Red Hat Satellite インターフェースからカスタマーポータル内のソリューションを検索する機能を提供します。
  • Logs (ログ): ユーザーが問題解決に役立つログファイルの特定部分を送信できる機能を提供します。これらのログスニペットは Red Hat カスタマーポータルの診断ツールチェーンに送信できます。
  • Support (サポート): ユーザーが Red Hat Satellite インターフェースからオープン中のサポートケースにアクセスし、これを修正し、さらにはサポートケースを新規に作成する機能を提供します。

注記

Red Hat カスタマーポータルのリソースにアクセスするには、Red Hat カスタマーポータルのユーザー ID とパスワードを使ってログインする必要があります。
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17.1.1. Red Hat Access プラグインでのソリューションの検索

Red Hat Access プラグインは、Red Hat カスタマーポータルのインターフェースにログインする必要なく、Red Hat カスタマーポータルで利用できるソリューションデータベースを参照する検索機能を提供します。
Red Hat Satellite Server からソリューションを検索:
  1. 右上にある Red Hat AccessSearch (検索) をクリックします。
  2. メインパネルの右上にある Log In (ログイン) をクリックし、Red Hat カスタマーポータルにログインします。

    注記

    Red Hat カスタマーポータルのリソースにアクセスするには、Red Hat カスタマーポータルのユーザー ID とパスワードを使ってログインする必要があります。
  3. Red Hat Search: フィールドに検索クエリーを入力します。検索結果が左側の Recommendations (推奨項目) の一覧に表示されます。
  4. ソリューション記事を表示するために Recommendations (推奨項目) の一覧からソリューションをクリックします。ソリューションはメインパネルに表示されます。
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17.1.2. Red Hat Access プラグインでのログの利用

ログファイルビューアーにより、Red Hat Satellite のユーザーはログファイルを表示し、ログスニペットを分離することができます。これらのログスニペットは、カスタマーポータルの診断ツールチェーンに送信し、問題の早期解決に利用できます。
Red Hat Satellite Server からのログ診断ツールの使用:
  1. 右上にある Red Hat AccessLogs (ログ) をクリックします。
  2. メインパネルの右上にある Log In (ログイン) をクリックし、Red Hat カスタマーポータルにログインします。すでにログインしている場合は、この手順をスキップします。

    注記

    Red Hat カスタマーポータルのリソースにアクセスするには、Red Hat カスタマーポータルのユーザー ID とパスワードを使ってログインする必要があります。
  3. 左側にあるファイルツリーで、ログファイルを選択し、ファイル名をクリックします。
  4. Select File (ファイルの選択) をクリックして表示するファイルを選択します。別の画面がログファイルのコンテンツと共に表示されます。
  5. ログファイルのテキストのセクションを強調表示します。テキストのセクションを強調表示すると Red Hat Diagnose (Red Hat 診断) ボタンがアクティブになります。
  6. Red Hat Diagnose (Red Hat 診断) をクリックします。これにより、強調表示された情報が Red Hat カスタマーポータルに送信され、提供されたログ情報に密接に一致するソリューションが提供されます。
  7. ソリューションのいずれかが提示される場合:
    • 現在直面している問題に一致する場合、ソリューションをクリックして問題のトラブルシューティングのための必要な手順を実行します。
    • 現在直面している問題に一致しない場合、Open a New Support Case (サポートケースを新規作成) をクリックします。サポートケースには、ログファイルの強調表示されたテキストが事前に設定されます。「Red Hat Access プラグインを使用した新規サポートケースの作成」 を参照してください。
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17.1.3. Red Hat Access プラグインを使用した既存サポートケースの表示

Red Hat Satellite Server から既存サポートケースを表示:
  1. 右上にある Red Hat AccessSupport (サポート)My Cases (自分のケース) をクリックします。
  2. メインパネルの右上にある Log In (ログイン) をクリックし、Red Hat カスタマーポータルにログインします。すでにログインしている場合は、この手順をスキップします。

    注記

    Red Hat カスタマーポータルのリソースにアクセスするには、Red Hat カスタマーポータルのユーザー ID とパスワードを使ってログインする必要があります。
  3. 以下を実行し、既存のケースの中から特定のサポートケースを検索します。
    1. Search (検索) フィールドにキーワードまたはフレーズを指定します。
    2. ドロップダウンリストから特定の Case Group (ケースグループ) を選択します。ケースグループ は、お客様の組織によって Red Hat カスタマーポータル内で定義されます。
    3. ケースのステータスを選択します。
  4. 検索結果から特定のサポートケースを選択し、Case ID (ケース ID) をクリックします。
結果:

サポートケースを表示できるようになります。

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17.1.4. Red Hat Access プラグインを使用した既存サポートケースの修正

前提条件

直前のセクションにある手順を完了しておいてください。

サポートケースは Red Hat Satellite Server の web インターフェースから更新できます。サポートケースを表示する際には、以下のマークが付いたセクションにスクロールダウンします。
  • Attachments (添付ファイル) - システムにあるローカルファイルを添付します。ファイル名を追加して識別しやすくします。

    注記

    ファイル名は 80 文字未満にしてください。Web にアップロードする添付ファイルの最大サイズは 250 MBです。それ以上の場合は、FTP を使用します。
  • Case Discussion (ケースコメント) - グローバルサポートサービスとのディスカッションが必要なケースについての更新情報を追加します。情報をコメントフィールドに追加した後に Add Comment (コメントの追加) をクリックします。
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17.1.5. Red Hat Access プラグインを使用した新規サポートケースの作成

  1. 右上にある Red Hat AccessSupport (サポート)New Case (新規ケース) をクリックします。
  2. メインパネルの右上にある Log In (ログイン) をクリックし、Red Hat カスタマーポータルにログインします。すでにログインしている場合は、この手順をスキップします。

    注記

    Red Hat カスタマーポータルのリソースにアクセスするには、Red Hat カスタマーポータルのユーザー ID とパスワードを使ってログインする必要があります。
  3. Product (製品)Product Version (製品バージョン) フィールドにはデータが自動的に設定されます。他の関連フィールドに入力してください。
    • Summary (概要) - 問題の概略を記載します。
    • Description (詳細) - 問題の詳細を記載します。

      注記

      入力された概要に基づくソリューションの推奨項目がメインパネルに表示されます。
  4. Next (次へ) をクリックします。
  5. 2 つ目の画面で、適切な項目を選択します。
    • Severity (重大度) - チケットの緊急度に応じて、重要度を 4 (低)、3 (中)、2 (高) および 1 (緊急) に分類されます。
    • Case Group - 通知の必要なメンバーに応じて、ケースグループをサポートケースに関連付けることができます。ケースグループは Red Hat Satellite でのみ選択できます。ケースグループの作成はカスタマーポータル内で行うことができます。
  6. 必要なファイルを添付します。ファイルの詳細を追加してから Attach (添付)  をクリックします。
    関連情報が提供されていることを確認するには、以下のコマンドの出力を添付することを推奨します。
    # sosreport
    # foreman-debug
    

    重要

    foreman-debug は、情報を収集する間にパスワード、トークンおよびキーなどのすべてのセキュリティー情報を削除します。ただし、tarball には依然として Red Hat Satellite Server についての重要情報が含まれる可能性があるため、この情報はパブリックに送信するのではなく、対象とする受信者に直接送信することを推奨します。

    注記

    ファイル名は 80 文字未満にしてください。Web にアップロードする添付ファイルの最大サイズは 250 MBです。それ以上の場合は、FTP を使用します。
  7. Submit (送信) をクリックします。
結果:

ケースはカスタマーポータルにアップロードされ、ケース番号が参照用に提供されます。

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