第4章 コマンドライン設定管理ツールの使用

Red Hat Satellite web サイトで提供されるオプションのほかに、Red Hat Network Configuration Client および Red Hat Network Configuration Manager の 2 種類のコマンドラインツールをシステムの設定ファイルの管理用に提供しています。クライアントシステム上で設定管理を有効にしたり、無効にしたりする補完ツールの Red Hat Network Actions Control もあります。これらのツールをインストールしていない場合は、使用しているオペレーティングシステムの子チャンネルとなる Red Hat Network ツール内で取得できます。

注記

Web サイトから設定ファイルを配備する際は常に、影響を受けるシステムの /var/lib/rhncfg/backups/ ディレクトリーに完全パスを含む以前のファイルのバックアップを作成します。バックアップのファイル名は保持されますが、.rhn-cfg-backup という拡張子が付きます。

4.1. Red Hat Network Actions Control の使用

Red Hat Network Actions Control (rhn-actions-control) アプリケーションは、システムの設定管理を有効にしたり、無効にしたりする際に使用します。デフォルトではこの方法でクライアントシステムを管理することができません。このツールにより、Satellite 管理者は次のような許可される動作の特定モードを有効または無効にできます: システム上に設定ファイルを配備、システムからファイルをアップロードdiff を使用してシステムで現在管理対象となるものや利用可能なものを判別、任意のリモートコマンドの実行を許可。 これらのモードは /etc/sysconfig/rhn/allowed-actions/ ディレクトリーにファイルやディレクトリーの配置または削除を行うことによって有効または無効にできます。/etc/sysconfig/rhn/ ディレクトリーのデフォルトの権限により、Red Hat Network Actions Control は root アクセス権を持つユーザーによって実行される必要があります。

4.1.1. 一般的なコマンドラインオプションの使用

ほとんどのコマンドラインツールと同様に、man ページを使用できます。Red Hat Network でスケジュール済みのどの動作をシステム管理者が使用できるようにするかのみを確定します。次のオプションを使用して各種のスケジュール済み動作のモードを有効にすることができます。

表4.1 rhn-actions-control のオプション

オプション説明
--enable-deployrhncfg-client にファイルの配備を許可します
--enable-diffrhncfg-client にファイルの diff (差分取得) を許可します
--enable-uploadrhncfg-client にファイルのアップロードを許可します
--enable-mtime-uploadrhncfg-clien に mtime のアップロードを許可します
--enable-allrhncfg-client に全ての動作を許可します
--enable-runscript.run を有効にします
--disable-deploy配備を無効にします
--disable-diffdiff (差分取得) を無効にします
--disable-uploadアップロードを無効にします
--disable-mtime-uploadmtime のアップロードを無効にします
--disable-all全てのオプションを無効にします
--disable-runscript.run を無効にします
--reportモードが有効になっているか、または無効になっているのかをレポートします
-f, --force確認なしに操作を強制実行します
-h, --helpヘルプメッセージを表示して終了します
モードが設定されたら (rhn-actions-control --enable-all が一般的)、Red Hat Satellite でシステムの設定管理を行う準備ができます。