第7章 Quay Operator の機能
7.1. コンソールでのモニターリングおよびアラート
Red Hat Quay 3.6 は、OpenShift コンソールから Operator を使用してデプロイされた Quay インスタンスのモニターリングのサポートを提供します。新規のモニターリング機能には、Grafana ダッシュボード、個別のメトリクスへのアクセス、Quay Pod を頻繁に再起動するために通知するアラートなどが含まれます。
モニターリング機能を有効にするには、Operator を all namespace モードでインストールする必要があります。
7.1.1. ダッシュボード
OpenShift コンソールで、Monitoring → Dashboards に移動し、必要な Quay レジストリーインスタンスのダッシュボードを検索します。
ダッシュボードには、以下を含むさまざまな統計が表示されます。
- Organization (組織)、Repository (リポジトリー)、User (ユーザー)、および Robot (ロボット) アカウントの数
- CPU 使用率および最大メモリー使用量
- イメージプルおよびプッシュのレート、および認証要求
- API 要求レート
- 待機時間
7.1.2. メトリクス
UI で Monitoring → Metrics にアクセスすることで、Quay ダッシュボードの背後にある基礎となるメトリクスを表示できます。Expression フィールドにテキストの quay_
を入力し、利用可能なメトリクスの一覧を表示します。
quay_org_rows
など、サンプルメトリクスを選択します。
このメトリクスには、レジストリー内の組織の数が表示されます。これはダッシュボードに直接表示されます。
7.1.3. アラート
Quay Pod が頻繁に再起動する場合はアラートが発生します。アラートは、コンソール UI の Monitoring → Alerting から Alerting ルールタブにアクセスし、Quay 固有のアラートを検索して設定できます。
QuayPodFrequentlyRestarting ルールの詳細を選択し、アラートを設定します。