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5.5. QuayEcosystem のアップグレード
制限された設定のセットについて、QuayEcosystem
API を使用した Operator の以前のバージョンからのアップグレードがサポートされます。移行が予期されない方法で発生することを防ぐために、移行時に特殊なラベルが QuayEcosystem
に適用される必要があります。新規 QuayRegistry
は Operator が管理できるように作成されますが、古い QuayEcosystem
は、ロールバックし、問題が生じた場合に Quay に依然としてアクセスできるよう、手動で削除されるまでそのままになります。既存の QuayEcosystem
を新規の QuayRegistry
に移行するには、以下の手順を実行します。
"quay-operator/migrate": "true"
をQuayEcosystem
のmetadata.labels
に追加します。$ oc edit quayecosystem <quayecosystemname>
metadata: labels: quay-operator/migrate: "true"
-
QuayRegistry
がQuayEcosystem
と同じmetadata.name
で作成されるまで待機します。QuayEcosystem
にはラベル"quay-operator/migration-complete": "true"
でマークが付けられます。 -
新規
QuayRegistry
のstatus.registryEndpoint
が設定された後に、Quay にアクセスし、すべてのデータと設定が正常に移行されたことを確認します。 -
すべてが正常に機能することを確認した後に、
QuayEcosystem
を削除でき、Kubernetes ガベージコレクションはすべての古いリソースをクリーンアップします。
5.5.1. QuayEcosystem アップグレードを元に戻す
QuayEcosystem
から QuayRegistry
への自動アップグレードに問題が生じた場合は、以下の手順を実行して QuayEcosystem
を使用できるように元に戻します。
UI または
kubectl
のいずれかを使用してQuayRegistry
を削除します。$ kubectl delete -n <namespace> quayregistry <quayecosystem-name>
-
外部アクセスが
Route
を使用して提供される場合、UI またはkubectl
を使用してRoute
を元のService
を参照し直すように変更します。
QuayEcosystem
が Postgresデータベースを管理している場合、アップグレードプロセスはデータを、アップグレードされた Operator によって管理される新規 Postgres データベースに移行します。古いデータベースは変更または削除されませんが、移行が完了すると Quay はこのデータベースを使用しなくなります。データの移行中に問題が発生した場合には、アップグレードプロセスは終了し、データベースを管理対象外コンポーネントとして継続して使用することが推奨されます。