第2章 新機能

本セクションでは、Red Hat Process Automation Manager 7.8 の新機能について説明します。

2.1. Business Central

2.1.1. Business Central UI の更新

以下のリストは、Business Central UI の更新についてまとめています。

  • ガイド付きデシジョンテーブルで、ルール名をカスタマイズして Rule Name 列を表示する機能
  • ガイド付きデシジョンテーブルで、新しい行のデフォルト値を指定する機能
  • スプレッドシートワークブックで複数のワークシートのデシジョンテーブルを処理する機能

詳細は、『ガイド付きデシジョンテーブルを使用したデシジョンサービスの設計』および『スプレッドシートのデシジョンテーブルを使用したデシジョンサービスの設計』を参照してください。

2.1.2. Excel へのエクスポート機能の強化

Excel にガイド付きデシジョンテーブルをエクスポートした場合における式、複数の BRL 列、ルール順のヒットポリシーのサポートが追加されました。詳細は、『ガイド付きデシジョンテーブルを使用したデシジョンサービスの設計』を参照してください。

2.1.3. Decision Model and Notation (DMN) デザイナーにおける FEEL 式のコード補完入力の向上

ボックスリテラル式エディターに FEEL 式を入力すると、提案としてノード名が表示され、必要に応じて式を適用し、補完入力できるようになりました。

2.1.4. BPMN モデラーでのメタデータ属性のサポート

メタデータ属性 プロパティーを使用して、ビジネスプロセスの汎用属性を管理できるようになりました。詳細は、『Process designer Business Process Model and Notation (BPMN2) リファレンスガイド』を参照してください。

2.1.5. プロセスでの変数タグ付けのサポート

Red Hat Process Automation Manager プロセスデザイナーは、requiredreadonlyrestricted および customTags タグなどビジネスプロセスの変数タグ付けをサポートするようになりました。詳細は、『Business Central でのビジネスプロセスの作成』を参照してください。

2.1.6. ケース管理のビジネスキー

Red Hat Process Automation Manager 7.8 にはケース ID 生成をさらにカスタマイズできるようにサポートが追加されました。詳細は、『ケース管理でのケースの設計及び構築』を参照してください。

2.1.7. プロセスインスタンス移行の完全サポート

個別の KIE Server の実行中のプロセスインスタンスに移行プランを適用できます。詳細は、『Business Central でのビジネスプロセスの管理および監視』を参照してください。

2.1.8. 親プロセスからの再利用可能なサブプロセスの表示

Red Hat Process Automation Manager 7.8 では、親プロセスから再利用可能なサブプロセスを表示するサポートが追加されました。再利用可能なサブプロセスは、親プロセス内に折りたたまれた状態で表示されます。再利用可能なサブプロセスをダブルクリックして、親プロセスのダイアグラムからサブプロセスのダイアグラムを表示できます。詳細は、『Business Central でのビジネスプロセスの管理および監視』を参照してください。

2.1.9. タスク拡張のための予測サービス

タスク拡張の予測サービスは、Open Data Hub 人工知能 (AI) と機械学習 (ML) サービスに統合されます。不正検出に利用できる概念実証 (POC) があります。

2.1.10. セキュリティー管理アクションのサポートおよび REST API を使用したスペースコンポーネントの更新サポート

REST API を使用して セキュリティー管理 アクションを実行して、スペースコンポーネントを更新できるようになりました。

  • スペースの descriptionowner および defaultGroupId を更新します。

    [PUT] /spaces
  • Business Central のすべてのグループを返します。

    [GET] /groups
  • Business Central でグループを作成します。

    [POST] /groups
  • Business Central から指定のグループを削除します。

    [DELETE] /groups/{groupName}
  • Business Central のすべてのロールを返します。

    [GET] /roles
  • Business Central のすべてのユーザを返します。

    [GET] /users
  • 指定のユーザーに割り当てられている全グループを返します。

    [GET] /users/{userName}/groups
  • 指定のユーザーに割り当てられている全ロールを返します。

    [GET] /users/{userName}/roles
  • ロールとグループを指定して、指定のユーザーを作成します。

    [POST] /users
  • 指定のユーザーのパスワードを変更します。

    [Post] /users/{userName}/changePassword
  • Business Central から指定のユーザーを削除します。

    [DELETE] /users/{userName}
  • 指定のユーザーに割り当てられている既存のグループを、新規グループで上書きします。

    [POST] /users/{userName}/groups
  • 指定のユーザーに割り当てられている既存のロールを、新規ロールで上書きします。

    [POST] /users/{userName}/roles
  • 指定のグループに付与されている全パーミッションを返します。

    [GET] /groups/{groupName}/permissions
  • 指定のロールに付与されている全パーミッションを返します。

    [GET] /roles/{roleName}/permissions
  • 指定のユーザーに付与されている全パーミッションを返します。

    [GET] /users/{userName}/permissions
  • 指定のグループのパーミッションを更新します。

    [Post] /groups/{groupName}/permissions
  • 指定のロールのパーミッションを更新します。

    [Post] /roles/{roleName}/permissions

詳細は、『KIE API を使用した Red Hat Process Automation Manager の操作』を参照してください。

2.1.11. テストシナリオ

Business Central のテストシナリオデザイナーは、ルールベースのテストシナリオで列挙データ型をサポートするようになりました。

2.2. デシジョンエンジン

2.2.1. 実行可能モデルでの lambda 外部化の最適化機能

実行可能モデルの最適化機能が新しくなり、ランタイム時のメモリー消費率が改善されます。この機能は、Lambada を生成して、実行可能モデルで使用する方法を書き直します。lambda 外部化はデフォルトで有効になっています。lambda の外部化を無効にするには、以下のキーを使用します。

 -Ddrools.externaliseCanonicalModelLambda=false

詳細は、『Red Hat Process Automation Manager でのデシジョンエンジン』を参照してください。

2.3. プロセスエンジン

2.3.1. 特定のノードからのビジネスプロセスの開始

ビジネスプロセスの終了後に、特定のノードからビジネスプロセスを開始できるようになりました。

2.3.2. 新しい通知リスナープロパティー

Red Hat Process Automation Manager 7.8 には新たに jBPM プロパティーが 2 つ追加されました。これらの org.kie.jpbm.notification_listeners.includeorg.kie.jpbm.notification_listeners.exclude のプロパティーは、通知リスナーの有効化および無効化に使用します。

2.3.3. カスタムクエリーの OR 演算子

Red Hat Process Automation Manager 7.8 には、クエリーフィルターを定義する OR 演算子が含まれています。

2.4. Red Hat Business Optimizer

2.4.1. Red Hat Business Optimizer Constraint Streams API

Constraint Streams API が完全にサポートされるようになりました。

2.4.2. KIE Server タスクの自動割り当て

KIE Server の最適化およびビジネスプロセスの管理機能が統合され、継続的なスケジュール最適化プランに基づいて、プロセスに含まれる人間のタスクを自動的にユーザーに割り当てることができるようになりました。

2.4.3. 運搬経路計画スターターアプリケーション

運搬経路計画スターターアプリケーションには、ユーザーインターフェースの向上、サーバーエラーの報告、新しい実行スクリプトが追加されました。

2.5. Red Hat OpenShift Container Platform

2.5.1. Red Hat OpenShift Container Platform 4.5 でのデプロイメントサポート

Red Hat OpenShift Container Platform 4.5 に Red Hat Process Automation Manager をデプロイできるようになりました。

2.5.2. Red Hat OpenShift Container Platform での KIE Server のカスタムイメージ作成

追加の JAR または RPM パッケージを使用して KIE Server イメージを作成して使用できるようになりました。カスタムイメージの作成に関する詳細は、『Operator を使用した Red Hat OpenShift Container Platform への Red Hat Decision Manager のデプロイ』の「KIE Server のカスタムイメージの作成」を参照してください。

2.5.3. Red Hat OpenShift Container Platform 4.x での Gitフックの SSH 認証

Red Hat OpenShift Container Platform 4.x で Business Central の Git フックを設定する時に、カスタムの Git リポジトリーにアクセスするための SSH 認証を設定できるようになりました。デプロイメント用の Git フックの準備に関する詳細は、『Operator を使用した Red Hat OpenShift Container Platform への Red Hat Decision Manager のデプロイ』の「Git フックの準備」を参照してください。

2.5.4. Red Hat OpenShift Container Platform でのイメージのメータリングラベル

Red Hat OpenShift Container PlatformのRed Hat Process Automation Managerイメージに、OpenShiftメータリングの使用を可能にするラベルが追加されました。メータリングの使用の詳細については、Red Hat OpenShift Container Platform ドキュメントの「メータリング 」を参照してください。

2.5.5. 永続ボリュームへの ReadWriteMany アクセスなしで Red Hat OpenShift Container Platform 4.x に実稼働環境をデプロイするサポート

永続ボリュームへの ReadWriteMany アクセスが必要ない Business Central 監視の簡素化バージョンで Red Hat OpenShift Container Platform 4.x に Red Hat Process Automation Manager の実稼働環境をデプロイできるようになりました。Red Hat OpenShift Container Platform 4.x への Red Hat Process Automation Manager のデプロイに関する詳細は、『Operator を使用した Red Hat OpenShift Container Platform への Red Hat Process Automation Manager 環境のデプロイメント』の「Operator を使用した Red Hat Process Automation Manager 環境のデプロイ」を参照してください。

2.5.6. Red Hat OpenShift Container Platform 4.x のプロセスインスタンス移行サービス

Red Hat OpenShift Container Platform 4.x に、プロセスインスタンス移行 (PIM) サービスをデプロイできるようになりました。PIM サービスを使用して、異なる 2 つのプロセス定義間の移行を定義できます (これを移行プラント呼ぶ)。その後に、この移行プランを、指定の KIE Server で実行中のプロセスインスタンスに、この移行プランを適用できます。

Red Hat Process Automation Manager の Red Hat OpenShift Container Platform 4.x へのデプロイに関する詳細は、『 Operator を使用した Red Hat OpenShift Container Platform への Red Hat Process Automation Manager 環境のデプロイ』を参照してください。

注記

現在、プロセスインスタンス移行 (PIM) サービスでは、Red Hat OpenShift Container Platform のデータベースサポートに限りがあります。外部データベースのサポートは今後のリリースで追加される予定です。