第1章 KIE Server

KIE Server は、Red Hat Process Automation Manager のルールおよびその他のアーティファクトの保存先および、実行先のサーバーです。KIE Server はスタンドアロンで組み込みのコンポーネントで、REST、Java Message Service (JMS)、または Java クライアントサイドアプリケーションで利用可能なインターフェースを介してルールをインスタンス化して実行し、ソルバーを介してプロセス、ジョブ、および Red Hat Business Optimizer 機能を管理できます。

Web でデプロイ可能な WAR ファイルとして作成することで、KIE Server は Web コンテナーであればどこにでもデプロイできます。KIE Server の現在のバージョンには、Red Hat Decision Manager および Red Hat Process Automation Manager の両方に対するデフォルトの拡張機能が含まれます。

KIE Server はメモリー消費が最小限でフットプリントが小さいため、クラウドインスタンスに簡単にデプロイできます。このサーバーの各インスタンスでは、複数のコンテナーを開いてインスタンスを作成できるため、並行して複数のルールサービスを実行できます。

KIE Server は、Oracle WebLogic Server、IBM WebSphere Application Server などのアプリケーションサーバーと統合して、Red Hat Process Automation Manager のアプリケーション管理を合理化できます。