4.4. JVM 設定パラメーター
Operator を使用して Red Hat Process Automation Manager をデプロイする場合は、必要に応じて Business Central および KIE Server の多数の JVM 設定パラメーターを設定できます。これらのパラメーターは、対応するコンテナーの環境変数を設定します。
以下の表では、Operator を使用して Red Hat Process Automation Manager をデプロイする際に設定できるすべての JVM 設定パラメーターの一覧を表示しています。
デフォルト設定は、ほとんどのユースケースに最適です。必要な場合にのみ変更を行ってください。
表4.1 JVM 設定パラメーター
設定フィールド | 環境変数 | 説明 | 例 |
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Java Opts の追加 | JAVA_OPTS_APPEND | JAVA_OPTS で生成されたオプションに追加されるユーザー指定の Java オプション。 |
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Java 最大メモリー比 | JAVA_MAX_MEM_RATIO |
Java 仮想マシンに使用できるコンテナーメモリーの最大パーセンテージ。残りのメモリーはオペレーティングシステムに使用されます。デフォルト値は |
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Java 初期メモリー比 | JAVA_INITIAL_MEM_RATIO |
Java 仮想マシンに最初に使用されるコンテナーメモリーの割合。デフォルト値は |
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Java 最大初期メモリー | JAVA_MAX_INITIAL_MEM |
Java 仮想マシンで最初に使用できるメモリーの最大量 (メガバイト単位)。Java initial memory ratio パラメーターで設定されるように初期の割り当てメモリーがこの値よりも大きい場合、この値で設定されたメモリー量は |
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Java 診断 | JAVA_DIAGNOSTICS | この設定を有効にすると、追加の JVM 診断情報の標準出力への出力が有効になります。デフォルトでは無効にされています。 |
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Java デバッグ | JAVA_DEBUG |
この設定を有効にして、リモートデバッグをオンに切り替えます。デフォルトでは無効にされています。JVM オプション |
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Java デバッグポート | JAVA_DEBUG_PORT |
リモートデバッグに使用されるポート。デフォルト値は |
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GC の最小ヒープ解放比率 | GC_MIN_HEAP_FREE_RATIO |
拡張を回避するためのガベージコレクション (GC) 後のヒープ解放の最小パーセンテージ。JVM オプション |
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GC の最大ヒープ解放比率 | GC_MAX_HEAP_FREE_RATIO |
縮小を回避するための GC 後のヒープ解放の最大パーセンテージ。JVM オプション |
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GC 時間比率 | GC_TIME_RATIO |
ガベージコレクションに費やした時間に対する、ガベージコレクション外で費やした時間 (アプリケーションの実行に費やした時間など) の比率を指定します。JVM オプション |
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GC 適応サイズポリシーの重み | GC_ADAPTIVE_SIZE_POLICY_WEIGHT |
以前の GC 時間に対する現在の GC 時間の重み付け。JVM オプション |
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GC の最大メタスペースサイズ | GC_MAX_METASPACE_SIZE |
メタスペースの最大サイズ。JVM オプション |
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