前書き

システムエンジニアは Red Hat OpenShift Container Platform に Red Hat Process Automation Manager オーサリング環境をデプロイして、サービス、プロセスアプリケーションおよびその他のビジネスアセットを開発するプラットフォームを提供できます。

前提条件

  • Red Hat OpenShift Container Platform バージョン 3.11 がデプロイされている。
  • OpenShift クラスター/namespace で 4 ギガバイト以上のメモリーが利用可能である。
  • 高可用性のデプロイメントでは、以下のリソースが OpenShift クラスターで利用可能である。

    • Business Central で複製された Pod の場合、8 ギガバイトのメモリーと 2 CPU コアが各レプリカに必要です。デフォルトで 2 つのレプリカが作成されます。
    • KIE Server で複製された Pod の場合、1 ギガバイトのメモリーと 1 CPU コアが各レプリカに必要です。デフォルトで 2 つのレプリカが作成されます。
    • Red Hat Data Grid で複製された Pod の場合、2 ギガバイトのメモリーと 1 CPU コアが各レプリカに必要です。デフォルトで 2 つのレプリカが作成されます。
    • Red Hat AMQ で複製された Pod は、クラスターに設定されたデフォルトのリソース制限を使用します。
    • MySQL で複製された Pod は、クラスターに設定されたデフォルトのリソース制限を使用します。
注記

クラスターの容量を確認する方法は、Red Hat OpenShift Container Platform 3.11 製品ドキュメントの「クラスター容量の分析 」を参照してください。

  • デプロイメントする OpenShift プロジェクトが作成されている。
  • oc コマンドを使用してプロジェクトにログインしている。oc コマンドランツールに関する詳細は、『OpenShift CLI リファレンス』を参照してください。OpenShift Web コンソールを使用してテンプレートをデプロイするには、Web コンソールを使用してログインしている必要もあります。
  • 動的永続ボリューム (PV) のプロビジョニングが有効化されている。または、動的 PV プロビジョニングが有効でない場合は、十分な永続ボリュームが利用できる状態でなければなりません。デフォルトでは、デプロイされるコンポーネントには以下の PV サイズが必要です。

    • 複製された KIE Server Pod のセットには、デフォルトでデータベースに 1 つの 1Gi PV が必要になります。テンプレートパラメーターの PV サイズを変更できます。この要件は、外部データベースサーバーを使用する場合には適用されません。
    • Business Central にはデフォルトで 1 Gi PV が必要です。テンプレートパラメーターで、Business Central 永続ストレージの PV サイズを変更することができます。
  • 高可用性 Business Central を含む高可用性オーサリング環境をデプロイする場合、OpenShift 環境は ReadWriteMany モードの永続ボリュームをサポートします。ご使用の環境がこのモードに対応していない場合、NFS を使用してボリュームをプロビジョニングできます。ただし、パフォーマンスと信頼性を最大化するには、GlusterFS を使用して、高可用性オーサーリング環境用に永続ボリュームをプロビジョニングします。OpenShift のパブリックおよび専用クラウドでのアクセスモードのサポートに関する情報は、「アクセスモード 」を参照してください。
注記

Red Hat Process Automation Manager バージョン 7.5 以降では、Red Hat OpenShift Container Platform 3.x 向けのイメージとテンプレートが非推奨になりました。上記のイメージとテンプレートには新機能は追加されませんが、Red Hat OpenShift Container Platform バージョン 3.x の完全サポートが終了するまでサポートは継続されます。Red Hat OpenShift Container Platform バージョン 3.x の完全なサポートライフサイクルフェーズに関する詳細は、「Red Hat OpenShift Container Platform のライフサイクルポリシー(最新バージョン以外)」を参照してください

注記

Red Hat Process Automation Manager テンプレートを Red Hat OpenShift Container Platform 4.x と共に使用しないでください。Red Hat Process Automation Manager を Red Hat OpenShift Container Platform 4.x にデプロイするには、『Operator を使用した Red Hat OpenShift Container Platform への Red Hat Process Automation Manager 環境のデプロイ』の説明を参照してください