第22章 RH-SSO を使用したサードパーティークライアントの認証

Business Central または KIE Server が提供するさまざまなリモートサービスを使用するには、curl、wget、Web ブラウザー、カスタムの REST クライアントなどのクライアントが、RH-SSO サーバー経由で認証を受け、要求を実行するために有効なトークンを取得する必要があります。リモートのサービスを使用するには、認証済みのユーザーに以下のロールを割り当てる必要があります。

  • rest-all: Business Central リモートサービスを使用する場合
  • kie-server: KIE Server のリモートサービスを使用する場合

RH-SSO 管理コンソールを使用してこれらのロールを作成し、リモートサービスを使用するユーザーに割り当てます。

クライアントは、以下のオプションのいずれかを使用して RH-SSO 経由で認証できます。

  • クライアントでサポートされている場合は Basic 認証
  • トークンベースの認証

22.1. Basic 認証

Business Central と KIE Server の両方に対して RH-SSO クライアントアダプターの設定で Basic 認証を有効にした場合は、以下の例のようにトークンの付与/更新の呼び出しをせずにサービスを呼び出すことができます。

  • Web ベースのリモートリポジトリーエンドポイントの場合:

    curl http://admin:password@localhost:8080/business-central/rest/repositories
  • KIE Server の場合:

    curl http://admin:password@localhost:8080/kie-server/services/rest/server/