第23章 KIE Server のシステムプロパティー

KIE Server では、以下のシステムプロパティー (ブートストラップスイッチ) を使用してサーバーの動作を設定できます。

表23.1 KIE Server の拡張機能を無効にするシステムプロパティー

Propertyデフォルト説明

org.drools.server.ext.disabled

truefalse

false

true に設定した場合には、(ルールのサポートなど) Business Rule Management (BRM) のサポートが無効になります。

org.jbpm.server.ext.disabled

truefalse

false

true に設定した場合には、(プロセスのサポートなど) Red Hat Process Automation Manager のサポートが無効になります。

org.jbpm.ui.server.ext.disabled

truefalse

false

true に設定した場合には、Red Hat Process Automation Manager UI 拡張が無効になります。

org.jbpm.case.server.ext.disabled

truefalse

false

true に設定した場合には、Red Hat Process Automation Manager ケース管理の拡張を無効になります。

org.optaplanner.server.ext.disabled

truefalse

false

true に設定した場合には、Red Hat Business Optimizer のサポートが無効になります。

org.kie.prometheus.server.ext.disabled

truefalse

true

true に設定した場合には、Prometheus Server 拡張が無効になります。

org.kie.scenariosimulation.server.ext.disabled

truefalse

true

true に設定した場合には、テストしアリオサーバー拡張が無効になります。

org.kie.dmn.server.ext.disabled

truefalse

false

true に設定した場合には、KIE Server DMN サポートが無効になります。

org.kie.swagger.server.ext.disabled

truefalse

false

true に設定した場合、KIE Server swagger のドキュメントサポートが無効になります。

注記

以下の表に記載した Process Automation Manager コントローラーのプロパティーの中で、必須と印がついているものがあります。Business Central で KIE Server を作成または削除する場合に、このプロパティーを設定してください。Business Central との対話なしに KIE Server を別個で使用する場合には、必須のプロパティーを設定する必要はありません。

表23.2 Process Automation Manager コントローラーに必要なシステムプロパティー

Propertyデフォルト説明

org.kie.server.id

文字列

該当なし

サーバーに割り当てる任意の ID。ヘッドレス Process Automation Manager コントローラーが Business Central 外に設定されている場合には、この ID を使用して、サーバーはヘッドレス Process Automation Manager コントローラーと接続し、KIE コンテナー設定をフェッチします。指定されていない場合には、ID は自動で生成されます。

org.kie.server.user

文字列

kieserver

Process Automation Manager コントローラーから KIE Server への接続に使用するユーザー名。管理モードで実行する場合には必要です。Business Central システムプロパティーで、このプロパティーを設定します。Process Automation Manager コントローラーを使用する場合には、このプロパティーを設定します。

org.kie.server.pwd

文字列

kieserver1!

Process Automation Manager コントローラーから KIE Server への接続に使用するパスワード。管理モードで実行する場合には必要です。Business Central システムプロパティーで、このプロパティーを設定します。Process Automation Manager コントローラーを使用する場合には、このプロパティーを設定します。

org.kie.server.token

文字列

該当なし

このプロパティーにより、Process Automation Manager コントローラーと KIE Server 間の認証に、ユーザー名/パスワードを使用する Basic 認証ではなく、トークンベースの認証を使用できます。Process Automation Manager コントローラーは、要求ヘッダーのパラメーターとしてトークンを送信します。トークンは更新されないため、サーバーには有効期限の長いアクセストークンが必要です。

org.kie.server.location

URL

該当なし

Process Automation Manager コントローラーが KIE Server インスタンスをコールバックするのに使用する URL (例: http://localhost:8230/kie-server/services/rest/server)。Process Automation Manager コントローラーを使用する場合には、このプロパティーの設定が必須です。

org.kie.server.controller

コンマ区切りのリスト

該当なし

Process Automation Manager コントローラー REST エンドポイントへの URL のコンマ区切りリスト(例: http://localhost:8080/business-central/rest/controller)。Process Automation Manager コントローラーを使用する場合には、このプロパティーの設定が必須です。

org.kie.server.controller.user

文字列

kieserver

Process Automation Manager コントローラー REST API に接続するためのユーザー名。Process Automation Manager コントローラーを使用する場合には、このプロパティーの設定が必須です。

org.kie.server.controller.pwd

文字列

kieserver1!

Process Automation Manager コントローラー REST API に接続するためのパスワード。Process Automation Manager コントローラーを使用する場合には、このプロパティーの設定が必須です。

org.kie.server.controller.token

文字列

該当なし

このプロパティーにより、Process Automation Manager コントローラーと KIE Server 間の認証に、ユーザー名/パスワードを使用する Basic 認証ではなく、トークンベースの認証を使用できます。このサーバーは、要求ヘッダーのパラメーターとしてトークンを送信します。トークンは更新されないため、サーバーには有効期限の長いアクセストークンが必要です。

org.kie.server.controller.connect

Long

10000

サーバーの起動時に KIE Server を Process Automation Manager コントローラーに接続することを試み、次に試行するまでの待機時間 (ミリ秒)。

表23.3 永続システムプロパティー

Propertyデフォルト説明

org.kie.server.persistence.ds

文字列

該当なし

デーソースの JNDI 名。BPM サポートを有効化する場合にこのプロパティーを設定します。

org.kie.server.persistence.tm

文字列

該当なし

Hibernate プロパティーのトランザクションマネージャープラットフォーム。このプロパティーは BPM サポートを有効する場合に設定します。

org.kie.server.persistence.dialect

文字列

該当なし

使用する Hibernate 方言。BPM サポートを有効にする場合にこのプロパティーを設定します。

org.kie.server.persistence.schema

文字列

該当なし

使用するデータベーススキーマ

表23.4 エグゼキューターのシステムプロパティー

Propertyデフォルト説明

org.kie.executor.interval

整数

0

Red Hat Process Automation Manager エグゼキューターがジョブを完了してから、新しいジョブを開始するまでの時間。時間の単位は org.kie.executor.timeunit プロパティーで指定します。

org.kie.executor.timeunit

java.util.concurrent.TimeUnit 定数

SECONDS

org.kie.executor.interval プロパティーで指定する時間の単位。

org.kie.executor.pool.size

整数

1

Red Hat Process Automation Manager エグゼキューターで使用するスレッド数。

org.kie.executor.retry.count

整数

3

Red Hat Process Automation Manager エグゼキューターが失敗したジョブをリトライする回数。

org.kie.executor.jms.queue

文字列

queue/KIE.SERVER.EXECUTOR

KIE Server へのジョブエグゼキューターの JMS キュー。

org.kie.executor.disabled

truefalse

false

true に設定した場合には、KIE Server エグゼキューターが無効になります。

表23.5 ヒューマンタスクのシステムプロパティー

Propertyデフォルト説明

org.jbpm.ht.callback

mvel

ldap

db

jaas

props

custom

jaas

使用するユーザーグループコールバックの実装を指定するプロパティー

  • mvel: デフォルト。主にテストで使用します。
  • ldap: LDAP。jbpm.usergroup.callback.properties ファイルで追加の設定が必要です。
  • db: データベース。jbpm.usergroup.callback.properties ファイルで追加の設定が必要です。
  • jaas: JAAS。コンテナーにユーザーデータの情報をフェッチするように委譲します。
  • props: 単純なプロパティーファイル。全情報を格納する追加のファイルが必要がです (ユーザーおよびグループ)。
  • custom: カスタムの実装。org.jbpm.ht.custom.callback プロパティーでクラスの完全修飾名を指定します。

org.jbpm.ht.custom.callback

完全修飾名

該当なし

org.jbpm.ht.callback プロパティーが custom に設定されている場合の UserGroupCallback インターフェースのカスタム実装

org.jbpm.task.cleanup.enabled

truefalse

true

タスク消去のジョブリスナーを有効にして、プロセスインスタンスが完了した時点でタスクを削除します。

org.jbpm.task.bam.enabled

truefalse

true

タスクの BAM モジュールを有効にして、タスク関連の情報を保存します。

org.jbpm.ht.admin.user

文字列

Administrator

KIE Server からの全タスクにアクセスできるユーザー

org.jbpm.ht.admin.group

文字列

Administrators

KIE Server からの全タスクを表示するためにユーザーが所属するグループ

表23.6 キーストアを読み込むためのシステムプロパティー

Propertyデフォルト説明

kie.keystore.keyStoreURL

URL

該当なし

Java Cryptography Extension KeyStore (JCEKS) の読み込みに使用する URL (例: file:///home/kie/keystores/keystore.jceks)

kie.keystore.keyStorePwd

文字列

該当なし

JCEKS に使用するパスワード

kie.keystore.key.server.alias

文字列

該当なし

パスワードの保存先となる REST サービスのキーのエイリアス名

kie.keystore.key.server.pwd

文字列

該当なし

REST サービスのエイリアスのパスワード

kie.keystore.key.ctrl.alias

文字列

該当なし

デフォルトの REST Process Automation Manager コントローラー用のキーのエイリアス

kie.keystore.key.ctrl.pwd

文字列

該当なし

デフォルトの REST Process Automation Manager コントローラー用のエイリアスのパスワード

表23.7 その他のシステムプロパティー

Propertyデフォルト説明

kie.maven.settings.custom

パス

該当なし

Maven 設定のカスタム settings.xml ファイルの場所。

kie.server.jms.queues.response

文字列

queue/KIE.SERVER.RESPONSE

JMS に対する応答キューの JNDI 名。

org.drools.server.filter.classes

truefalse

false

true に設定した場合、Drools KIE Server の拡張機能が受け入れるのは XmlRootElement または Remotable のアノテーションが付いたカスタムクラスのみです。

org.kie.server.bypass.auth.user

truefalse

false

クエリーなど、タスク関連の操作では認証済みユーザーをバイパスできるようにするプロパティー

org.jbpm.rule.task.firelimit

整数

10000

このプロパティーは、実行ルールの最大数を指定して、ルールが無限ループに陥って、サーバーが完全に応答不能な状態にならないようにします。

org.jbpm.ejb.timer.local.cache

truefalse

true

このプロパティーでは、EJB タイマーのローカルキャッシュをオフにします。

org.kie.server.domain

文字列

該当なし

JMS を使用する場合にユーザーの認証に使う JAAS LoginContext ドメイン。

org.kie.server.repo

パス

.

KIE Server の状態ファイルが保存される場所

org.kie.server.sync.deploy

truefalse

false

KIE Server に対して、Process Automation Manager コントローラーがコンテナーのデプロイメント設定を提供するまでデプロイメントを保持するように指示します。このプロパティーは、管理モードで実行するサーバーのみが対象です。以下のオプションが利用できます。

* false: Process Automation Manager コントローラーへの接続は非同期です。アプリケーションが起動して、Process Automation Manager コントローラーに接続し、成功すると、コンテナーをデプロイします。アプリケーションは、コンテナーが利用できるようになる前でも、要求を受け入れます。 * true: サーバーアプリケーションのデプロイメントは、Process Automation Manager コントローラーの接続スレッドと、メインのデプロイメントを結合し、完了するまで待機します。このオプションは、複数のアプリケーションが同じサーバー上にある場合には、デッドロックになる可能性があります。1 台のサーバーで使用するアプリケーションは 1 つだけにしてください。

org.kie.server.startup.strategy

ControllerBasedStartupStrategyLocalContainersStartupStrategy

ControllerBasedStartupStrategy

デプロイした KIE コンテナーの制御に使用する KIE Server の起動ストラテジーおよび、デプロイする順番

org.kie.server.mgmt.api.disabled

truefalse

false

true に設定した場合には、KIE Server 管理 API が無効になります。

org.kie.server.xstream.enabled.packages

org.kie.example などの Java パッケージ。org.kie.example.* のようにワイルドカード表現を指定することも可能です。

該当なし

XStream を使用してマーシャリングのホワイトリスト化を行うための追加パッケージを指定するプロパティー

org.kie.store.services.class

文字列

org.drools.persistence.jpa.KnowledgeStoreServiceImpl

KieSession インスタンスのブートストラップを行う KieStoreServices を実装する完全修飾クラス名

org.kie.server.strict.id.format

truefalse

false

JSON のマーシャリングを使用する際に、プロパティーが true に設定されている場合は、適切な JSON 形式で応答を常に返します。たとえば、元の応答に単一の数字のみが含まれる場合、応答は JSON 形式でラップされます (例: {"value" : 1})。