第3章 Automation Broker を使用した Red Hat Process Automation Manager 環境のデプロイ

Automation Broker を使用して Red Hat Process Automation Manager 環境をデプロイするには、OpenShift カタログで Ansible Playbook を検索して実行し、必要に応じてパラメーターを設定する必要があります。

Procedure

  1. OpenShift Web UI で Add to Project → Browse Catalog の順に選択します。
  2. 検索フィールドで Red Hat Process Automation Manager と入力します。
  3. Red Hat Process Automation Manager 7.5 APB カタログエントリーを選択します。
  4. 次へ をクリックします。
  5. 画面の指示に従い、必要なアーキテクチャー要素を選択し、Next ボタンをクリックします。

    重要

    イミュータブルサーバーが含まれる環境と監視インフラストラクチャーをデプロイする場合には、先にImmutable Server - Monitor オプションをインストールしてから Immutable Server - KIE Process Server オプションをインストールします。

  6. 画面に記載されているように、パラメーターを入力します。多くの場合には、デフォルト値を使用するとデプロイメントが機能しますが、必要に応じて変更できます。以下の設定は必ず入力してください。

    • Immutable Server - Monitor オプションの場合:

      • Maven repository URL フィールド。監視対象のイミュータブルサーバーにデプロイする全アーティファクトと同じバージョンの Maven リポジトリーを指定する必要があります。
      • Admin password フィールド。管理者ユーザーとパスワードをメモして、監視サーバーが Business Central Monitoring に接続するように設定する必要があります。
    • Immutable Server - KIE Process Server オプションの場合:

      • KIE Server Container DeploymentGit Repository URL および Git Repository Reference フィールド。これらの設定で、デプロイメントプロセスが Process Server でビルドしてデプロイするソースコードが決まります。
      • Immutable Server - Monitor オプションをデプロイして、監視インフラストラクチャーにサーバーを接続する場合:

        • Router integrationrhpam-immutable-mon-smartrouter サービスのサービス名
        • Controller integrationrhpam-immutable-mon-rhpamcentrmon サービスのサービス名および、Immutable Server - KIE Process Server オプションで設定する管理ユーザー名とパスワード。

          重要

          以下の設定の組み合わせは避けるようにしてください。以下の組み合わせを使用すると無効な環境が生成されます。

          • Process server>Database type H2 と、Process server>Number of replicas1 を超える組み合わせ
          • Process server>Database type ExternalProcess server>Sets of Process Servers1 を超える組み合わせ。
          • 設定済みの Red Hat - Single Sign-OnProcess server>Sets of Process Servers1 を超える組み合わせ。
  7. オーサリングImmutable Server - Process Server または Managed Environment の Process Server に External データベースタイプを使用する場合は、External Database ヘディングでパラメーターを設定します。ホスト、ポート、データベース名データベースの JDBC URL を、お使いのデータベースサーバーに適した値に設定します。他のフィールドは、以下の値を使用してください。

    • Driver: サーバーの種類に合ったサーバーのドライバー

      • mysql
      • postgresql
    • Dialect class (KIE_SERVER_EXTERNALDB_DIALECT): サーバーの種類に合ったサーバーの Hibernate ダイアレクト。

      • org.hibernate.dialect.MySQL5Dialect (MySQL および MariaDB で使用される)
      • org.hibernate.dialect.PostgreSQLDialect

        注記

        Red Hat Process Automation Manager 7.5 では、Ansible Broker を使用して環境をデプロイする場合に、MySQL および PostgreSQL 外部データベースサーバーのみがサポートされます。

  8. Next をクリックしてデプロイメントを開始します。

    環境のデプロイメント後に、OpenShift Web コンソールに表示されている HTTPS ルートを使用して環境にアクセスできます。HTTP 要求は、HTTPS にリダイレクトされます。

重要

サービスのデプロイ後に、必要に応じて、Process Server の Pod をスケールアップしたり、スケールダウンしたりできます。データベースの Pod はスケーリングしないでください。