Red Hat Process Automation Manager 7.4 の修正およびアップグレード

Red Hat Process Automation Manager 7.4

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概要

本書では、Red Hat Process Automation Manager 7.4 にパッチ更新およびマイナーリリースのアップグレードを適用する方法を説明します。

前書き

Red Hat Process Automation Manager を使用する場合は、Red Hat カスタマーポータルで公開されている Red Hat Process Automation Manager への更新を、お使いの Red Hat Process Automation Manager ディストリビューションに適用して、機能強化および修正を最新に保つことができます。お客様がより簡単に Red Hat Process Automation Manager および Process Server に更新を適用できるように、Red Hat では、新しいパッチリリースに対応する更新ツールおよび製品通知をご用意しています。

前提条件

第1章 Red Hat Process Automation Manager のバージョン管理

Red Hat Process Automation Manager のバージョンには、メジャーリリース、マイナーリリース、およびパッチリリースのそれぞれの数字を組み合わせた メジャーリリース.マイナーリリース.パッチリリース という書式が使用されています。たとえば、7.4.1 というバージョンは、メジャーリリースが 7.x.x、マイナーリリースが 7.4.x、パッチリリースが 7.4.1 となります。メジャーリリースでは、大抵の場合はデータ移行が求められますが、マイナーリリースの更新やパッチの更新は、通常 Red Hat Process Automation Manager リリースアーティファクトで提供される更新ツールで管理されます。

以下は、Red Hat Process Automation Manager の一般的なリリースの種類になります。

メジャーリリースの移行

Red Hat Process Automation Manager のメジャーリリースには、かなりの数の機能強化、セキュリティー更新、バグ修正が含まれており、再設計された機能も含まれている可能性があります。Red Hat JBoss BPM Suite 6.4.x から Red Hat Process Automation Manager 7.0 など、メジャーリリースから別のメジャーリリースにアプリケーションを移行すると、通常データ移行が必要です。移行を容易にするために、Red Hat Process Automation Manager の新しいメジャーバーションで、自動化した移行ツールがしばしば提供されますが、 特定のデータおよび設定の手動処理が必要となる可能性が高くなります。サポートされる移行パスは、製品のお知らせおよびドキュメントに指定されています。

たとえば、移行の方法については『Red Hat JBoss BPM Suite 6.4 から Red Hat Process Automation Manager 7.0 への移行』を参照してください。

マイナーリリースのアップグレード

Red Hat Process Automation Manager のマイナーリリースには、機能拡張、セキュリティー更新、バグ修正が含まれます。Red Hat Process Automation Manager 7.4.x から 7.5 など、アプリケーションを別のマイナーリリースに移行する場合には、データの移行が必要な場合があります。大抵の場合は、Business Central、Process Server、ヘッドレス Process Automation Manager コントローラーなど、Red Hat Process Automation Manager の特定コンポーネントの更新を容易にする自動更新ツールが Red Hat Process Automation Manager のパッチ更新と新規マイナーバージョンで提供されます。デシジョンエンジンやスタンドアロンの Business Central など、その他の Red Hat Process Automation Manager アーティファクトは、各マイナーリリースが含まれる新しいアーティファクトとしてリリースされるため、再インストールして更新を適用する必要があります。

新たなマイナーリリースにアップグレードする前に、お使いの Red Hat Process Automation Manager に最新のパッチ更新を適用してください。

パッチの更新

Red Hat Process Automation Manager のパッチの更新には、最新のセキュリティー更新、およびバグ修正が含まれます。予定されているパッチ更新には、製品のマイナーバージョンに対してすでにリリースされているパッチ更新がすべて含まれるため、更新を最新の状態にするために、パッチの更新を 1 つ 1 つ適用していく必要はありません。たとえば、Red Hat Process Automation Manager 7.4.0 または 7.4.1 は Red Hat Process Automation Manager 7.4.2 に更新できますが、Red Hat Process Automation Manager で最適なパフォーマンスを得るためには、製品の更新が利用可能になるとすぐに適用する必要があります。また、既存製品の通常の更新サイクルとは別に、予定されていないパッチ更新がリリースされる場合があります。これには、特定の問題を修正するために、Red Hat グローバルサポートサービス (GSS) が提供するセキュリティーなどの更新が含まれる可能性があり、累積的な更新ではない場合があります。

大抵の場合は、Business Central、Process Server、ヘッドレス Process Automation Manager コントローラーなど、Red Hat Process Automation Manager の特定コンポーネントの更新を容易にする自動更新ツールが Red Hat Process Automation Manager のパッチ更新と新規マイナーバージョンで提供されます。デシジョンエンジンやスタンダードの Business Central など、その他の Red Hat Process Automation Manager アーティファクトは、各マイナーリリースが含まれる新しいアーティファクトとしてリリースされるため、再インストールして更新を適用する必要があります。

リリース間での移行を最適に保ち、Red Hat Process Automation Manager ディストリビューションに最新の機能強化および修正が含まれるようにするには、 製品リリースや更新が Red Hat カスタマーポータルで利用可能になった時点で、Red Hat Process Automation Manager に適用します。Red Hat カスタマーポータルで製品の通知を有効にすることも検討してください。

製品通知を有効にする方法は「2章Red Hat カスタマーポータルで Red Hat Process Automation Manager の通知の有効化」を参照してください。

第2章 Red Hat カスタマーポータルで Red Hat Process Automation Manager の通知の有効化

Red Hat カスタマーポータルで通知を有効にして、Red Hat Process Automation Manager の更新およびお知らせを受け取ることができます。Red Hat Process Automation Manager に関して通知されるのは、ドキュメントの更新または追加、製品リリース、およびパッチ更新となります。通知を有効にすれば、Red Hat カスタマーポータルで利用可能になった場合に、Red Hat Process Automation Manager に製品の更新を適用し、Red Hat Process Automation Manager ディストリビューションで最新の機能強化と修正を維持するのが簡単になります。

前提条件

  • Red Hat カスタマーポータルのアカウントがあり、ログインしている。

手順

  1. Red Hat カスタマーポータルウィンドウの右上隅で、プロファイル名をクリックして 通知 をクリックします。
  2. 通知 タブを選択し、通知の管理 をクリックします。
  3. フォロー の横にあるドロップダウンメニューから 製品 を選択し、表示されたドロップダウンメニューから Red Hat Process Automation Manager を選択します。
  4. 通知設定を保存 をクリックします。

必要に応じて、その他の製品の通知も同じように追加できます。

第3章 Red Hat Process Automation Manager へのパッチ更新およびマイナーリリースアップグレードの適用

大抵の場合は、Business Central、Process Server、ヘッドレス Process Automation Manager コントローラーなど、Red Hat Process Automation Manager の特定コンポーネントの更新を容易にする自動更新ツールが Red Hat Process Automation Manager のパッチ更新と新規マイナーバージョンで提供されます。デシジョンエンジンやスタンダードの Business Central など、その他の Red Hat Process Automation Manager アーティファクトは、各マイナーリリースが含まれる新しいアーティファクトとしてリリースされるため、再インストールして更新を適用する必要があります。

この自動更新ツールを使ってパッチ更新とマイナーリリースアップグレードの両方を Red Hat Process Automation Manager 7.3 に適用することができます。バージョン 7.4 から 7.4.1 への更新といった Red Hat Process Automation Manager のパッチ更新には、最新のセキュリティー更新とバグ修正が含まれます。バージョン 7.4.x から 7.5 へのアップグレードといった Red Hat Process Automation Manager のマイナーリリースアップグレードには、機能強化、セキュリティー更新、バグ修正が含まれます。

注記

Red Hat Process Automation Manager への更新だけが、Red Hat Process Automation Manager パッチ更新に含まれます。Red Hat JBoss EAP へのパッチは、Red Hat JBoss EAP パッチ配信を使用して適用する必要があります。詳細は『Red Hat JBoss EAP パッチおよびアップグレードガイド』を参照してください。

前提条件

  • Red Hat Process Automation Manager インスタンスおよび Process Server インスタンスが実行していない。Red Hat Process Automation Manager または Process Server のインスタンスを実行している間は更新を適用しないでください。

手順

  1. Red Hat カスタマーポータルの Software Downloads ページに移動し (ログインが必要) 、ドロップダウンオプションから選択およびバージョンを選択します。

    例:

    • 製品: Process Automation Manager
    • バージョン: 7.3

    バージョン 7.4.x から 7.5 などのように Red Hat Process Automation Manager のマイナーリリースにアップグレードする場合は、お使いの Red Hat Process Automation Manager に最新のパッチ更新を適用してから、その後に以下の手順にしたがって新たなマイナーリリースにアップグレードしてください。

  2. Patches をクリックし、Red Hat Process Automation Manager [VERSION] Patch Update をダウンロードし、ダウンロードした rhpam-$VERSION-update.zip ファイルを一時ディレクトリーに展開します。

    この更新ツールは、Business Central、Process Server、およびヘッドレス Process Automation Manager コントローラーなど、Red Hat Process Automation Manager の一定のコンポーネントの更新を自動化します。このツールを使用して最初に更新を適用し、Red Hat Process Automation Manager ディストリビューションに関連するその他の更新、または新しいリリースアーティファクトをインストールします。

  3. 更新ツールがファイルを更新しないようにするには、展開した rrhpam-$VERSION-update ディレクトリーに移動し、blacklist.txt ファイルを開き、更新しないファイルの相対パスを追加します。

    ファイルが blacklist.txt ファイルの一覧に追加されていると、更新スクリプトは、そのファイルを新しいバージョンに置き換えずにそのまま残し、新しいバージョンのファイルに .new 接尾辞を付けて追加します。ブラックリストのファイルが配布されなくなると、更新ツールは、.removed 接尾辞の付いた、空のマーカーファイルを作成します。新しいファイルをそのままにするか、手動でマージするか削除します。

    blacklist.txt ファイルで除外されるファイルの例:

    WEB-INF/web.xml  // Custom file
    styles/base.css  // Obsolete custom file kept for record

    更新後の、ブラックリストに指定されたファイルディレクトリー内のコンテンツ:

    $ ls WEB-INF
    web.xml web.xml.new
    $ ls styles
    base.css base.css.removed
  4. コマンドの端末で、rhpam-$VERSION-update.zip ファイルから展開した一時ファイルに移動し、以下の形式で apply-updates スクリプトを実行します。

    重要

    更新を行う前に、Red Hat Process Automation Manager インスタンスおよび Process Server インスタンスが実行していないことを確認します。Red Hat Process Automation Manager または Process Server のインスタンスを実行している間は更新を適用しないでください。

    Linux システムまたは Unix ベースのシステムの場合:

    $ ./apply-updates.sh $DISTRO_PATH $DISTRO_TYPE

    Windows の場合:

    $ .\apply-updates.bat $DISTRO_PATH $DISTRO_TYPE

    $DISTRO_PATH の部分は、関連するディストリビューションディレクトリーへのパスで、$DISTRO_TYPE の部分は、更新しているディストリビューションの種類となります。

    Red Hat Process Automation Manager 更新ツールでは、以下のディストリビューションの種類がサポートされます。

    • rhpam-business-central-eap7-deployable: Business Central (business-central.war) を更新します。
    • rhpam-kie-server-ee7: Process Server (kie-server.war) を更新します。
    • rhpam-controller-ee7: ヘッドレス Process Automation Manager controller (controller.war) を更新します。

    Red Hat JBoss EAP で、Red Hat Process Automation Manager の完全ディストリビューションに対する Business Central および Process Server への更新の例:

    ./apply-updates.sh ~EAP_HOME/standalone/deployments/business-central.war rhpam-business-central-eap7-deployable
    
    ./apply-updates.sh ~EAP_HOME/standalone/deployments/kie-server.war rhpam-kie-server-ee8

    ヘッドレス Process Automation Manager コントローラーへの更新例 (使用している場合):

    ./apply-updates.sh ~EAP_HOME/standalone/deployments/controller.war rhpam-controller-ee7

    更新スクリプトは、展開した rhpam-$VERSION-update ディレクトリーに、指定したディストリビューションのコピーを含む backup ディレクトリーを作成してから、更新を行います。

  5. 更新ツールが完了したら、更新ツールをダウンロードした、Red Hat カスタマーポータルの Software Downloads ページに戻り、Red Hat Process Automation Manager ディストリビューションに関するその他の更新または新しいリリースアーティファクトをインストールします。

    デシジョンエンジンまたはその他のアドオンに関する .jar など、Red Hat Process Automation Manager ディストリビューションにすでに存在しているファイルについては、ファイルの既存のバージョンを、Red Hat カスタマーポータルから取得した新しいバージョンに置き換えます。

  6. エアギャップ環境など、スタンドアロンの Red Hat Process Automation Manager 7.4.0 Maven Repository アーティファクト (rhpam-7.4.0-maven-repository.zip) を使用する場合は、Red Hat Process Automation Manager [VERSION] Incremental Maven Repository をダウンロードして、ダウンロードした rhpam-$VERSION-incremental-maven-repository.zip ファイルを既存の ~/maven-repository ディレクトリーに展開して、関連するコンテンツを更新します。

    Maven リポジトリーの更新例:

    $ unzip -o rhpam-7.4.1-incremental-maven-repository.zip -d $REPO_PATH/rhpam-7.4.0-maven-repository/maven-repository/
  7. 関連する更新をすべて適用したら、Red Hat Process Automation Manager および Process Server を起動して、Business Central にログインします。
  8. Business Central 内のすべてのプロジェクトデータが存在して正確であることを確認し、Business Central ウィンドウの右上隅でプロファイル名をクリックし、About をクリックして、更新した製品バージョン番号を確認します。

    Business Central でエラーが発生したり、データが不足していることが通知されたら、rhpam-$VERSION-update ディレクトリーの backup ディレクトリーにコンテンツを復元し、更新ツールへの変更を戻します。Red Hat カスタマーポータルで Red Hat Process Automation Manager の以前のバージョンから、関連するリリースアーティファクトを再インストールできます。以前のディストリビューションを復元したら、更新を再実行してください。

第4章 関連資料

付録A バージョン情報

本書の最終更新日: 2019 年 7 月 15 日 (月)

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