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A Red Hat training course is available for Red Hat Process Automation Manager
第4章 既知の問題
本セクションでは、Red Hat Process Automation Manager 7.2 の既知の問題を紹介します。
4.1. インストーラー
Red Hat Process Automation Manager インストーラーを使用して Process Server と Business Central をインストールする場合、コントローラー URL のデフォルトのプレースホルダーに business-central を含める必要がある[RHPAM-1774]
問題: Red Hat Process Automation Manager インストーラを使用して Business Central と Process Server の両方をインストールする場合、Advanced Configuration ページの Process Server のデフォルト値が間違っている。
問題の再現手順:
- インストーラーを使用して Red Hat JBoss EAP に Red Hat Process Automation Manager をインストールします。
- デフォルトの選択肢をすべて受け入れます。
- Advanced Configuration ページで Configure Process Server を選択します。
期待される結果t: Process Server URL が http://localhost:8080/business-central/rest/controller
となる。
実際の結果: Process Server URL が http://localhost:8080/controller/rest/controller
となる。
回避策: インストール完了後に Red Hat JBoss EAP の standalone.xml
と standalone-full.xml
のファイルで http://localhost:8080/controller/rest/controller
を http://localhost:8080/business-central/rest/controller
に変更します。
Process Server のみがインストールされた場合、コントローラー URL が standalone.xml ファイルで更新されない [RHPAM-1781]
問題: Red Hat Process Automation Manager インストーラーを実行してコントローラーの URL を指定すると、Red Hat JBoss EAP の standalone.xml
と standalone-full.xml
ファイルで URL が更新されない。
問題の再現手順:
- Red Hat Process Automation Manager インストーラーを実行します。
- コンテナー用 Red Hat JBoss EAP のインストールを指定します。
- Process Server のインストールのみを選択します。
- Advanced Configuration を選択し、コントローラー URL を更新します。
- インストールを完了します。
-
Red Hat JBoss EAP
standalone.xml
またはstandalone-full.xml
ファイルを開き、コントローラー URL を確認します。
期待される結果: コントローラー URL プロパティーの値がインストール中に入力した URL になっている。
実際の結果: コントローラー URL プロパティーの値がデフォルト値になっている。
回避策: Red Hat JBoss EAP standalone.xml
と standalone-full.xml
のファイルで、コントローラー URL プロパティーの値を手動で更新します。
4.2. Business Central
Red Hat Business Central 7.0 およびそれ以前と BRMS 6.4 およびそれ以前のリポジトリーを Business Central にインポートしても、完全に移行されない [RHPAM-1768]
問題: 1 つ以上のプロジェクトを格納している、サポート対象外の Red Hat Business Central 7.0 およびそれ以前と BRMS 6.4 およびそれ以前のリポジトリー (レガシー構造リポジトリー) が Business Central にインポートできてしまう。これらのリポジトリーをインポートすると、完全に移行されず、想定通りに動作しない。
問題の再現手順:
- Red Hat Process Automation Manager 7.0.0 およびそれ以前のバージョンで、2 つのプロジェクトを格納しているリポジトリーを作成します。
-
リポジトリーの場所を
.niogit
ディレクトリーからコピーします。 - Red Hat Process Automation Manager 7.2.0 を開きます。
- Library → Import Project の順にクリックします。
- リポジトリーの場所を貼り付け、両方のプロジェクトを選択します。
実際の結果: プロジェクトはインポートされるものの、想定通りに動作しません。
回避策: Patching and upgrading Red Hat Process Automation Manager 7.2 に記載の手順に従って、パッチ適用およびアップグレードツールを使用して、Red Hat Business Central 7.0 およびそれ以前と BRMS 6.4 およびそれ以前のリポジトリーをインポートします。
クラスター化された Business Central にログインすると、TimeoutException エラーが発生する [RHPAM-1749]
問題: クラスター化した Business Central インスタンスで Business Central にログインすると、例外がスローされる。
問題の再現手順:
- Business Central クラスター設定を作成します。これは、ElasticSearch と AMQ Broker を使用し、2 つのスタンドアロン Business Central ノードを持つようにします。
-
両方の Business Central ノードで
<distributable/>
タグのコメントを解除します。 - どちらかのノードで Business Central にログインします。
実際の結果: 例外がスローされます。
回避策: JBoss EAP 7 does not process requests for a session in parallel アーティクルにある回避策を参照してください。
Red Hat Single Sign-On が統合されている Red Hat Process Automation Manager は、Git で作業するとユーザー SSH キーを無視する [RHPAM-1683]
問題: Red Hat Single Sign-On が統合されている Red Hat Process Automation Manager で、SSH キーセットを持つユーザーが作成したプロジェクトをクローンしようとすると、SSH キーのパスワードがないとクローンできない。SSH キーが無視されます。
問題の再現手順:
- Red Hat Process Automation Manager に Red Hat Single Sign-On を統合します。手順については、Integrating Red Hat Process Automation Manager with Red Hat Single Sign-On を参照してください。
- Red Hat Process Automation Manager の Admin → SSH Keys ページで公開 SSH キーを追加します。
端末に以下のコマンドを入力して、秘密 SSH キーをご自分の
ssh-agent
に追加します。ここでの<SSH-KEY-PATH>
は、秘密 SSH キーのパスになります。$ ssh-add <SSH-KEY-PATH>
SSH を使用してプロジェクトをクローンします。
git clone ssh://user@localhost:8001/space/project
期待される結果: プロジェクトがクローンされます。
実際の結果: ユーザーのパスワードを使用しないと、プロジェクトがクローンできません。
複数の Errai プロジェクトに XSD で無効な pom.xml
ファイルが含まれる [RHPAM-1742]
問題: Maven リポジトリー検証で、以下の pom.xml
ファイルが Errai プロジェクトで特定されました。Maven POM XSD によると、これは無効です:
org/jboss/errai/errai-ioc/4.4.1.Final-redhat-00001/errai-ioc-4.4.1.Final-redhat-00001.pom.xml org/jboss/errai/errai-navigation/4.4.1.Final-redhat-00001/errai-navigation-4.4.1.Final-redhat-00001.pom.xml org/jboss/errai/errai-security-server/4.4.1.Final-redhat-00001/errai-security-server-4.4.1.Final-redhat-00001.pom.xml org/jboss/errai/errai-security-client/4.4.1.Final-redhat-00001/errai-security-client-4.4.1.Final-redhat-00001.pom.xml org/jboss/errai/errai-common/4.4.1.Final-redhat-00001/errai-common-4.4.1.Final-redhat-00001.pom
回避策: なし
kie-soup-dataset-elasticsearch
が XSD で無効な pom.xml
ファイル [RHPAM-1743]
問題: Maven リポジトリー検証で、kie-soup-dataset-elasticsearch
pom.xml
ファイルが Maven POM XSD で無効とされる。
回避策: なし
Business Central Data Sources パースペクティブの初回アクセス時に 2 つの ClassNotFoundExceptions
エラーがスローされる [RHPAM-1741]
問題: クリーンインストールの後、Business Central Data Sources パースペクティブの初回アクセス時に以下の ClassNotFoundExceptions
エラーが server.log
ファイルに表示されます。
org.guvnor.structure.repositories.NewBranchEvent org.guvnor.structure.repositories.RepositoryUpdatedEvent
問題の再現手順:
-
Business Central に
admin
ロールでログインします。 - Admin → Datasources に移動します。
実際の結果: Data Sources パースペクティブをクリックすると、Red Hat JBoss EAP コンソールに 2 つのエラーが表示されます。
期待される結果: エラーが表示されない。
回避策: Business Central を再起動して、Admin → Datasources に移動します。このエラーは、インストール後に初めてパースペクティブをクリックすると表示されます。
4.3. プロセスサーバー
コンテナーの停止が可能ではないのに UI から削除される [RHPAM-1698]
問題: コンテナーがアクティブなプロセスインスタンスにブロックされると、停止できません。ただし、UI からブロックされているコンテナーを停止しようとすると、コンテナーが消えてしまいます。
問題の再現手順:
- プロセスのあるプロジェクトを作成します。
- プロジェクトをデプロイし、プロセスを開始します。
- Menu → Deploy → Execution servers に移動し、コンテナーを停止します。
実際の結果: コンテナーが実行中にもかかわらず、UI から削除されてしまいます。
4.4. Maven リポジトリー
オフラインの Maven リポジトリーディストリビューションで、JWS 依存関係がない [RHPAM-1715]
問題: Process Server の Red Hat JBoss Web Server へのインストールに必要な以下の主要依存関係がオフライン Maven リポジトリーにない。
org.jboss.integration:narayana-tomcat org.jboss:jboss-transaction-spi
手動でのインストールを実行している場合は、回避策にあるファイルをコピーする必要があります。
回避策:
- インストーラーを使用して Red Hat Process Automation Manager を Red Hat JBoss Web Server にインストールします。
-
端末で、インストーラーが Red Hat Process Automation Manager をインストールした
<JWS-HOME>/jws-5.0/tomcat/lib
ディレクトリーに移動します。 以下のファイルを
<JWS-HOME>/jws-5.0/tomcat/lib
ディレクトリーから、ターゲットとなる Red Hat JBoss Web Server の<JWS-HOME>/jws-5.0/tomcat/lib
ディレクトリーにコピーします。narayana-tomcat-1.0.0.Final-redhat-1.jar jboss-transaction-spi-7.6.0.Final-redhat-1.jar
4.5. OpenShift
OpenShift 上でクラスター化されている Business Central を起動すると、各種のエラーが発生する [RHPAM-1747]
問題: クラスター化された Business Central を OpenShift 上で rhpam72-authoring-ha.yaml
テンプレートを使用して起動すると、Business Central が各種の例外をスローし、ポッドが再起動するかでプロジェクトが失敗します。
問題の再現手順:
-
rhpam72-authoring-ha.yaml
テンプレートを使って Red Hat Process Automation Manager 7.2 イメージを OpenShift にデプロイします。 - Business Central ログファイルをチェックします。
期待される結果: ログファイルにエラーが表示されない。
実際の結果: ログファイルにエラーが表示され、ポッドが再起動する、またはデプロイメントが失敗します。
回避策: なし
4.6. Process Designer
新規 Process Designer で、別のイベントのサブプロセスが含まれるプロセスが作成されて保存されると、プロセス検証が失敗する [RHPAM-1732]
問題: 新規 Process Designer で、別のイベントのサブプロセスが含まれるサブプロセスが作成されて保存されると、プロセス検証が失敗する。
この問題のために、新規 Process Designer では、別のイベントの (埋め込み) サブプロセスにイベントのサブプロセスを追加することはできません。
問題の再現手順:
- 少なくとも 1 つのサブプロセスがあるプロセスを作成します。
- 保存 をクリックします。
期待される結果: プロセスとサブプロセスが保存されます。
実際の結果: すべてのシーケンスフローにプロセス内のソースとターゲットがあるにもかかわらず、検証エラーが表示されます。
Sequence flow connectors cannot exceed the embbedded subprocess' bounds. Both source and target nodes must be in same parent process.