第47章 KIE Server への IBM WebSphere Application Server の設定
IBM WebSphere Application Server に KIE Server をデプロイする前に、システムプロパティー、セキュリティー設定、JMS 要件、その他の IBM WebSphere プロパティーを設定する必要があります。この設定により、KIE Server との最適な統合が促進されます。
前提条件
- IBM WebSphere Application Server をインストールして実行している。
- WebSphere 統合ソリューションコンソールにログインしている。
47.1. 管理セキュリティーの有効化
WebSphere 統合ソリューションコンソールで管理セキュリティーを有効にして、ユーザーおよびグループを作成するのに必要な権限を取得します。
手順
- WebSphere 統合ソリューションコンソールで、Security → Global Security の順にクリックし、Enable Application Security オプションが選択されていることを確認します。選択していても、サーバーレベルで上書きされている可能性があります。
- Security Configuration Wizard をクリックし、Next をクリックします。
- ユーザー情報を含むリポジトリーを選択します。たとえば、ローカル設定で Federated repositories を選択します。
- Next をクリックします。
- Primary administrative user name および Password を入力します。
- Next をクリックし、Finish をクリックします。
Messages ウィンドウで Save をクリックして、プライマリー設定への変更を保存します。
図47.1 セキュリティー変更の保存
端末で、インストール時に指定した IBM WebSphere Application Server の
/bin
ディレクトリーの場所に移動し、以下のコマンドを実行して IBM WebSphere を停止して再起動し、セキュリティーの変更を適用します。sudo ./stopServer.sh <SERVER_NAME>
sudo ./startServer.sh <SERVER_NAME>
<SERVER_NAME>
は、WebSphere 統合ソリューションコンソールの Servers → Server Types → IBM WebSphere Application Servers で定義した IBM WebSphere Application Server の名前に置き換えます。