第28章 プロセスインスタンス管理
プロセスインスタンスを表示するには、Business Central で Menu → Manage → Process Instances の順にクリックします。
+ 注記: Manage Process Instances 一覧の各行には、特定のプロセス定義のプロセスインスタンスが表示されます。各インスタンスには、プロセスが操作している情報の内部状態があります。プロセスインスタンスをクリックして、プロセスに関連するランタイム情報のある対応するタブを表示します。
図28.1 プロセスインスタンスのタブの表示
- Instance Details: プロセス内で何が起きているかについて簡単な概要を表示します。ここには、インスタンスの現在のステータスや、実行中のアクティビティーが表示されます。
- Process Variables: インスタンスが操作するすべてのプロセス変数 (ドキュメントを含む変数は除く) を表示します。プロセス変数の値を編集し、その履歴を表示することができます。
- Documents: プロセスに org.jbpm.Document タイプの変数が含まれる場合は、プロセスのドキュメントを表示します。これにより、添付されるドキュメントへのアクセス、ダウンロード、操作が可能になります。
- Logs: エンドユーザーのプロセスインスタンスログを表示します。詳細は、プロセスおよびタスクとの対話 を参照してください。
- Diagram: BPMN2 ダイアグラムを通じてプロセスインスタンスの進行状況を追跡します。進行中のプロセスフローのノードは赤く強調表示されます。再利用可能なサブプロセスは、親プロセス内で縮小表示されます。再利用可能なサブプロセスノードをダブルクリックして、親プロセスダイアグラムからそのダイアグラムを開きます。
KIE Server ランタイムデータへのアクセスに必要なユーザー認証情報および条件の詳細は、Red Hat Process Automation Manager インストールの計画 を参照してください。
28.1. プロセスインスタンスのフィルターリング
Menu → Manage → Process Instances のプロセスインスタンスについては、必要に応じて Filters パネルと Advanced Filters パネルを使用してプロセスインスタンスを分類してください。
手順
- Business Central で、Menu → Manage → Process Instances に移動します。
Manage Process Instances ページで、ページの左側にある フィルター アイコンをクリックして、使用するフィルターを選択します。
- State: 状態をもとにプロセスインスタンスをフィルターリングします (Active、Aborted、Completed、Pending、および Suspended)。
- Errors: エラーが最低 1 つ含まれるプロセスインスタンス、またはエラーが含まれないプロセスインスタンスをフィルターリングします。
Filter By: 以下の属性に基づいてプロセスインスタンスをフィルターリングします。
Id: プロセスインスタンス ID 別にフィルターリングします。
入力:
Numeric
Initiator: プロセスインスタンスイニシエーターのユーザー ID でフィルターリングします。
ユーザー ID は一意の値で、ID 管理システムにより異なります。
入力:
String
Correlation key: 相関キー別にフィルターリングします。
入力:
String
Description: プロセスインスタンスを説明別にフィルターリングします。
入力:
String
- Name: プロセス定義名をもとにプロセスインスタンスをフィルターリングします。
- Definition ID: インスタンス定義の ID。
- Deployment ID: インスタンスデプロイメントの ID。
- SLA Compliance: SLA コンプライアンスのステータス (Aborted、Met、N/A、Pending、および Violated)。
- Parent Process ID: 親プロセスの ID。
- Start Date: 作成日をもとにプロセスインスタンスをフィルターリングします。
- Last update: 最終変更日をもとにプロセスインスタンスをフィルターリングします。
Advanced Filters オプションを使用して、Business Central でカスタムフィルターを作成することもできます。