6.4. ローカル変数の定義

ローカル変数は、アクティビティーなどのプロセス要素内で使用できます。要素コンテキストが初期化されると、ローカル変数は初期化されます。つまり、実行ワークフローがノードに入り、onEntry アクションの実行が終了した場合に初期化されます (該当する場合)。要素コンテキストが破棄されると、ローカル変数は破棄されます。つまり、実行ワークフローが要素を離れる場合に破棄されます。

ローカル変数の値は、グローバル変数またはプロセス変数にマッピングできます。これにより、ローカル変数を収容する親要素の相対的な独立性を維持できます。このような分離は、技術的な例外の防止に役立つ場合があります。

ローカル変数は、プロセスの子要素コンテキストに存在する変数であり、このコンテキスト内からのみアクセスできます。ローカル変数は、プロセスの特定の要素に属します。

スクリプトタスクを除くタスクの場合は、Assignments プロパティーの Data Input Assignments および Data Output Assignments を定義できます。Data Input Assignments は、Task に入る変数を定義し、タスクの実行に必要な入力データを提供します。Data Output Assignments は、実行後の Task のコンテキストを参照して、出力データを取得できます。

ユーザータスクは、ユーザータスクを実行しているアクターに関連するデータを提示します。さらに、ユーザータスクは、実行に関連する結果データを提供するようにアクターに要求します。

データを要求および提供するには、タスクフォームを使用し、Data Input Assignment パラメーターのデータを変数にマッピングします。データを出力として保持する場合は、Data Output Assignment パラメーターでユーザーが提供したデータをマッピングします。

前提条件

  • Business Central でプロジェクトを作成済みである。プロジェクトには、スクリプトタスクではないタスクが 1 つ以上あるビジネスプロセスアセットが 1 つ以上含まれます。

手順

  1. ビジネスプロセスアセットを開きます。
  2. スクリプトタスクではないタスクを選択します。
  3. 画面の右上にある Properties アイコンをクリックして、Properties パネルを開きます。
  4. Assignments サブセクションの下のボックスをクリックします。Task Data I/O ダイアログボックスが開きます。
  5. Data Inputs and Assignments または Data Outputs and Assignments の横にある Add をクリックします。
  6. Name ボックスにローカル変数の名前を入力します。
  7. Data Type メニューからデータタイプを選択します。
  8. ソースまたはターゲットを選択してから、Save をクリックします。