第30章 ログデータの管理
Red Hat Process Automation Manager は、必要なメンテナンスランタイムデータを管理します。以下のデータタイプを含む、一部のデータが自動的に削除されます。
- プロセスインタンスデータ。プロセスインスタンスの完了時に削除されます。
- ワークアイテムデータ。ワークアイテムの完了時に削除されます。
- タスクインスタンスデータ。指定のタスクが所属するプロセスの完了時に削除されます。
自動的に消去されないランタイムデータには、選択したランタイムストラテジーを基にしたセッション情報データが含まれます。
- シングルトンストラテジー を使用して、セッション情報のランタイムデータが自動的に削除されないようにします。
- リクエスト別のストラテジー を使用することで、要求が終了した時点で自動的に削除できます。
- プロセス別のインスタンス は、プロセスインスタンスが完了または中断されたセッションにマッピングされると、プロセスインスタンスデータを自動的に削除します。
Red Hat Process Automation Manager は、監査ログデータテーブルも提供します。これらのテーブルは、現在および過去のプロセスインスタンスを追跡するために使用することができます。デフォルトでは、Red Hat Process Automation Manager は監査ログテーブルからデータを削除しません。
監査データテーブルを管理維持する方法は 3 つあります。
- 「自動クリーンアップジョブの設定」で説明されているように、Business Central を使用してこれらのテーブルの自動クリーンアップを設定することができます。
- 「手動クリーンアップ」で説明されているように、Java API を使用してテーブルから情報を手動で削除することができます。
- 「Red Hat Process Automation Manager データベースでのカスタムクエリーの実行」で説明するように、監査ログテーブルを含む Red Hat Process Automation Manager データベースに対してカスタムクエリーを実行することができます。
30.1. 自動クリーンアップジョブの設定
Business Central では自動クリーンアップジョブを設定できます。
手順
- Business Central で、Manage > Jobs に移動します。
- New Job をクリックします。
- Business Key フィールド、Due On フィールド、および Retries フィールドに値を入力します。
Type フィールドに以下のコマンドを入力します。
org.jbpm.executor.commands.LogCleanupCommand
パラメーターを設定するには、次の手順を実行します。
- Advanced タブをクリックします。
- パラメーターの追加 をクリックします。
- Key 欄にパラメーターを入力します。
- Value 欄にパラメーターを入力します。
コマンドのパラメーター一覧は、「データベースからのログの削除」を参照してください。
- Create をクリックします。
Business Central は自動クリーンアップジョブを作成します。