第31章 実行エラー管理
ビジネスプロセスの実行エラーが発生すると、プロセスが停止し、直近の安定した状態 (直近の安全なポイント) に戻り、実行を継続します。プロセスがエラーを処理していない場合は、トランザクション全体がロールバックされ、プロセスインスタンスを 1 つ前の待ち状態のままにします。実行エラーは、プロセスエンジンにリクエストを送った呼び出し元が見ることができます。
プロセスの管理者 (process-admin
)、または管理者 (admin
) のロールが割り当てられているユーザーは、Business Central の実行エラーメッセージにアクセスできます。実行エラーメッセージ機能では、主に以下の利点があります。
- より優れたトレーサビリティー
- 重大なプロセスの表示
- エラー状態に基づいたレポートおよび解析
- 外部システムエラー処理および補正
31.1. Business Central でのプロセスの実行エラー表示
Business Central では、2 つの場所でプロセスエラーを表示できます。
- Menu → Manage → Process Instances
- Menu → Manage → Execution Errors
現在のプロセスインスタンスにエラーが存在する場合は、Manage Process Instances ページの Errors 列に、エラーの数が表示されます。
前提条件
- Business Central でのプロセスの実行時にエラーが発生している。
手順
- Business Cnetral で Menu → Manage → Process Instances に移動し、Errors で表示されている数の上にマウスをかざします。
Errors 列に表示されるエラーの数をクリックして、Manage Execution Errors ページに移動します。
Manage Execution Errors ページには、すべてのプロセスインスタンスのエラー一覧が表示されます。