5.2. スクリプトタスクの作成

スクリプトタスクは、Java、JavaScript、または MVEL で記述されたコードを実行するために使用されます。これらには、スクリプトタスクのアクションを指定するコードスニペットが含まれています。スクリプトにグローバル変数とプロセス変数を含めることができます。

MVEL は有効な Java コードをすべて受け入れ、さらにパラメーターのネストされたアクセスをサポートすることに留意してください。たとえば、Java 呼び出し person.getName() に相当する MVEL は、person.name です。MVEL は Java に対して他の改善も提供し、MVEL 式は一般にビジネスユーザーにとってより使いやすいものになります。

手順

  1. ビジネスプロセスを作成します。
  2. プロセスデザイナーで、ツールパレットから Activities ツールを選択します。
  3. Script を選択します。
  4. プロセスデザイナーキャンバスの空白エリアをクリックします。
  5. 必要に応じて、画面の右上隅で、Properties アイコンをクリックします。
  6. 必要に応じて、以下の表に一覧表示されているタスク情報を追加または定義します。

    表5.3 スクリプトタスクのパラメーター

    ラベル説明

    名前

    スクリプトタスクの名前。また、スクリプトタスクシェイプをダブルクリックして名前を編集することもできます。

    ドキュメント

    タスクの説明を入力します。このフィールドのテキストは、プロセスのドキュメントに含まれています。プロセスデザイナーキャンバスの左上にある Documentation タブをクリックして、プロセスドキュメントを表示します。

    スクリプト

    タスクによって実行されるスクリプトを Java、JavaScript、または MVEL で入力し、スクリプトタイプを選択します。

    非同期です

    このタスクを非同期で呼び出す必要がある場合に選択します。外部サービスによって実行されるタスクなど、タスクを瞬時に実行できない場合は、タスクを非同期にします。

    アドホックの自動開始

    これが自動的に開始される必要があるアドホックタスクである場合に選択します。AdHoc Autostart を使用すると、タスクは、開始タスクにより開始するのではなく、プロセスまたはケースインスタンスが作成されたときに自動的に開始します。多くの場合、ケース管理で使用されます。

    Metadata Attributes

    メタデータ属性が存在する場合に何らかのアクションを実装するリスナーなど、カスタムイベントリスナーに使用するカスタムメタデータ属性の名前と値を追加します。

    メタデータ属性は、BPMN 図に新しい metaData 拡張を可能にし、タスク全体の動作を変更します。

  7. Save をクリックします。