5.5. プロセスデザイナーでの BPMN2 ユーザータスクのライフサイクル
プロセスインスタンスの実行時にユーザータスク要素をトリガーしてユーザータスクを作成できます。タスク実行エンジンのユーザータスクサービスは、ユーザータスクインスタンスを実行します。プロセスインスタンスは、関連するユーザータスクが完了したか、または中止された場合にのみ実行を継続します。ユーザータスクのライフサイクルは以下のとおりです。
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プロセスインスタンスがユーザータスク要素に入ると、ユーザータスクは
Created
ステージに入ります。 -
Created
は一時的なステージで、ユーザータスクはすぐにReady
ステージに入ります。タスクを実行可能な全アクターのタスク一覧に、タスクは表示されます。 -
アクターがユーザータスクをクレームすると、タスクは
Reserved
になります。
注記
ユーザータスクに、利用可能なアクターが 1 つある場合、タスクは作成されるとそのアクターに割り当てられます。
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ユーザータスクをクレームしたアクターが実行を開始すると、ユーザータスクのステータスは
InProgress
に変更します。 -
アクターがユーザータスクを完了したら、実行の結果に応じて、ステータスが
Completed
またはFailed
に変わります。
以下のように、他にもライフサイクルメソッドが複数あります。
- ユーザータスクが別のアクターに割り当てられるように、ユーザータスクを委任または転送する。
- ユーザータスクを取り消すと、ユーザータスクは単一のアクターにより要求されなくなりますが、それを実行することを許可されているすべてのアクターが使用できます。
- ユーザータスクを一時停止して再開する。
- 進行中のユーザータスクを停止する。
- タスクの実行が一時停止されたユーザータスクをスキップする。
ユーザータスクのライフサイクルに関する詳細は、Web Services Human Task の仕様 を参照してください。