パート VI. カスタムタスクとワークアイテムハンドラー

ビジネスルール開発者は、カスタムタスクやワークアイテムハンドラーを作成して、プロセスフロー内でカスタムコードを実行し、Red Hat Process Automation Manager で使用できるように操作を拡張することができます。カスタムタスクを使用して、Red Hat Process Automation Manager に直接含まれていない操作を開発して、プロセスダイアグラムに追加できます。カスタムタスクとワークアイテムハンドラーは、Business Central、スタンドアロンエディター、および Visual Studio Code (VSCode) をサポートします。本章では、Business Central を使用したカスタムタスクとワークアイテムハンドラーの作成、管理、デプロイの方法を説明します。

Business Central では、プロセスダイアグラムの各タスクには Java クラス WorkItemDefinition と、関連付けられた Java クラス WorkItemHandler があります。WorkItemDefinition は、.wid ファイルの MVEL リストの一部として MVFLEX Expression Language (MVEL) マップを使用して定義できます。.wid ファイルはプロジェクトルート下の グローバル ディレクトリーか、BPMN ファイルのディレクトリーに配置します。ワークアイテムハンドラーには、Business Central に登録された Java コードが含まれており、org.kie.api.runtime.process.WorkItemHandler を実装します。

タスクがトリガーされると、ワークアイテムハンドラーの Java コードが実行されます。ワークアイテムハンドラーをカスタマイズして登録し、カスタムタスクで独自の Java コードを実行できます。

前提条件

  • Business Central がデプロイされ、Web またはアプリケーションサーバーで実行されている。
  • Business Central にログインしている。
  • Maven がインストールされている。
  • ホストからインターネットにアクセスできる。ビルドプロセスは、インターネットを使用して、外部のリポジトリーから Maven パッケージをダウンロードします。
  • お使いのシステムから Red Hat の Maven リポジトリーにローカルまたはオンラインでアクセスできる。