第69章 テストシナリオでのリストおよびマッピングコレクションの使用

テストシナリオデザイナーは、DMN ベースとルールベース両方のテストシナリオのリストおよびマッピングコレクションをサポートします。リストやマッピングのようなコレクションは、GIVEN および EXPECT の両列に、特定のセルの値として作成して定義できます。

ルールベースのテストシナリオの場合、デザイナーは次のコレクションをサポートします。

  • java.util.Collection
  • java.util.List
  • java.util.ArrayList
  • java.util.LinkedList
  • java.util.Map
  • java.util.HashMap
  • java.util.LinkedHashMap
  • java.util.TreeMap
注記

テストシナリオデザイナーは、java.util.Set コレクションをサポートしていません。マップエントリーの場合、エントリーキーを String データ型として設定する必要があります。

ルールベースのコレクションエディターの EXPECT 列にパラメーターを指定するにはキーワード actualValue を使用し、DMN ベースのテストシナリオではキーワード ? を使用します。

手順

  1. 列タイプを先に設定します (タイプがリストまたはマッピングのフィールドを使用します)。
  2. 列内のセルをダブルクリックして、値を入力します。
  3. コレクションエディターのポップアップでデータオブジェクトのリスト値を作成するには、以下を実行します。

    1. Creae List を選択します。
    2. Add New Item をクリックします。
    3. 必要な値を入力して、チェックアイコン dmn datatype constraints tickmark をクリックし、追加した各コレクションアイテムを保存します。
    4. Save をクリックします。
    5. コレクションからアイテムを編集するには、コレクションのポップアップエディターで鉛筆のアイコンをクリックします。
    6. Save Changes をクリックします。
    7. コレクションからアイテムを削除するには、コレクションのポップアップエディターでゴミ箱のアイコンをクリックします。
  4. コレクションエディターのポップアップでデータオブジェクトのリスト値を定義するには、以下を実行します。

    1. Define List を選択します。
    2. MVEL 式または FEEL 式を使用して、テキストフィールドでリストの値を定義します。

      ルールベースのテストシナリオは MVEL 式言語を、DMN ベースのテストシナリオは FEEL 式言語を使用します。

    3. Save をクリックします。
  5. コレクションエディターのポップアップでデータオブジェクトのマップの値を作成するには、以下を実行します。

    1. Create Map を選択します。
    2. Add New Item をクリックします。
    3. 必要な値を入力して、チェックアイコン dmn datatype constraints tickmark をクリックし、追加した各コレクションアイテムを保存します。
    4. Save をクリックします。
    5. コレクションからアイテムを編集するには、コレクションのポップアップエディターで鉛筆のアイコンをクリックします。
    6. Save Changes をクリックします。
    7. コレクションからアイテムを削除するには、コレクションのポップアップエディターでゴミ箱のアイコンをクリックします。
  6. コレクションエディターのポップアップでデータオブジェクトのマップの値を定義するには、以下を実行します。

    1. Define Map を選択します。
    2. MVEL 式または FEEL 式を使用して、テキストフィールドでマップの値を定義します。

      ルールベースのテストシナリオは MVEL 式言語を、DMN ベースのテストシナリオは FEEL 式言語を使用します。

    3. Save をクリックします。

      注記

      DMN ベースのテストシナリオ向けにマップ値を定義するには、コレクションエディターを使用せずにファクトを追加して FEEL 式を使用します。

  7. Remove をクリックして全コレクションを削除します。