58.2. ガイド付きルールテンプレートへの THEN アクションの追加

ルールテンプレートの THEN 部分には、ルールの条件部分に一致したときに実行するアクションが含まれます。たとえば、顧客がインターネットサービスだけを契約した場合は、RecurringPayment$amount テンプレートキーを使用した THEN アクションに、データテーブルのインターネットサービス料金に定義した整数値が実際の月額に設定されます。

前提条件

  • ルールに必要なデータオブジェクトがすべて作成、またはインポートされていて、ガイド付きルールテンプレートデザイナーの Data Objects タブにリストされている。

手順

  1. ガイド付きルールテンプレートデザイナーで、THEN セクションの右側のプラスアイコン ( 5686 ) をクリックします。

    利用可能なアクション要素が追加された Add a new action ウィンドウが開きます。

    図58.5 ルールへのアクションの追加

    Add a new action to the rule

    このリストには、ガイド付きルールテンプレートデザイナーの Data Objects タブのデータオブジェクトと、パッケージに定義した DSL オブジェクトに基づいた、挿入および修正のオプションが含まれます。

    • Insert fact: ファクトを挿入し、ファクトの結果フィールドと値を定義します。
    • Logically Insert fact (ファクトの論理的な挿入): ファクトをデシジョンエンジンに論理的に挿入し、ファクトに対してフィールドと値を定義します。デシジョンエンジンは、ファクトの挿入および取り消しに対して論理的な決断を行います。定期的な挿入、または指定した挿入の後に、ファクトを明示的に取り消す必要があります。論理挿入の後に、ファクトをアサートした条件が TRUE ではなくなると、ファクトは自動的に取り消されます。
    • Add free form DRL: ガイド付きルールデザイナーを使用せずに条件要素を自由に定義できる free form DRL フィールドを挿入します。free form DRL のテンプレートキーには、@{key} 形式を使用します。
  2. アクション要素 (Logically Insert fact RecurringPayment など) を選択し、OK をクリックします。
  3. ガイド付きルールテンプレートデザイナーでアクション要素をクリックし、Add a field ウィンドウを使用してフィールドを選択します。

    図58.6 フィールドの追加

    Add a field

    フィールドを選択したら、ウィンドウが自動的に閉じます。

  4. 編集アイコン ( 6191 ) をクリックして、フィールド値を定義します。
  5. このテンプレートに基づいたルール間で値が異なる場合は、テンプレートキー を選択し、$key 形式でテンプレートキーを追加します。これにより、フィールド値を、対応するデータテーブルに定義する実際の値と入れ替えて、同じテンプレートから異なるルールを生成します。ルールテンプレートの中で、ルール間で変更しないフィールド値については、別の型の値を使用できます。
  6. アクション要素をすべて定義したら、ガイド付きルールテンプレートで Save をクリックして、設定した内容を保存します。