パート II. テンプレートを使用した Red Hat OpenShift Container Platform 3 への Red Hat Process Automation Manager 環境のデプロイメント

システムエンジニアは、Red Hat OpenShift Container Platform 3 に Red Hat Process Automation Manager 環境をデプロイして、サービス、プロセスアプリケーション、およびその他のビジネスアセットを開発または実行するインフラストラクチャーを提供します。提供されたテンプレートを 1 つ使用して、特定のニーズに合わせて事前定義された Red Hat Process Automation Manager 環境をデプロイできます。

注記

Operator を使用した Red Hat OpenShift Container Platform 4 への Red Hat Process Automation Manager 環境のデプロイに関する説明は、Operator を使用した Red Hat OpenShift Container Platform 4 への Red Hat Process Automation Manager 環境のデプロイメント を参照してください。

前提条件

  • Red Hat OpenShift Container Platform バージョン 3.11 がデプロイされている。
  • 以下のリソースが OpenShift クラスターで利用できる。アプリケーションの負荷によっては、許容可能なパフォーマンスのために、より多くのリソース割り当てが必要になることがあります。

    • オーサリング環境の場合は、Business Central Pod 用に 4 ギガバイトのメモリーと 2 つの仮想 CPU コアが必要です。高可用性のデプロイメントでは、レプリカごとにこれらのリソースが必要で、2 つのレプリカがデフォルトで作成されます。
    • 実稼働環境またはイミュータブルな環境の場合は、Business Central Monitoring Pod の各レプリカに 2 ギガバイトのメモリーと 1 つの仮想 CPU コアが指定されます。
    • 各 KIE Server Pod の各レプリカについて、2 ギガバイトのメモリーと 1 つの仮想 CPU コア。
    • Smart Router Pod の各レプリカについて、512 メガバイトのメモリーと半分の仮想 CPU コア。
    • 高可用性オーサリングのデプロイメントでは、MySQL、Red Hat AMQ、および Red Hat Data Grid の Pod に、設定されたデフォルトに応じて追加のリソースが必要になります。
  • 動的永続ボリューム (PV) のプロビジョニングが有効になっている。または、動的 PV プロビジョニングが有効でない場合は、十分な永続ボリュームが利用できる状態でなければなりません。デフォルトでは、デプロイされるコンポーネントには以下の PV サイズが必要です。

    • それぞれの KIE Server デプロイメントで、このデータベースに 1 つの 1Gi PV が必要になります。データベース PV のサイズは変更できます。複数の KIE Server をデプロイでき、それぞれに異なるデータベース PV が必要になります。この要件は、外部データベースサーバーを使用する場合には適用されません。
    • デフォルトでは、Business Central は 1 Gi 分の PV が必要です。Business Central 永続ストレージの PV サイズを変更できます。
    • Business Central Monitoring には、1 つの 64Mi PV が必要です。
    • Smart Router には、1 つの 64Mi PV が必要です。
注記

クラスターの容量を確認する方法は、Red Hat OpenShift Container Platform 3.11 製品ドキュメントの クラスター容量の分析 を参照してください。

  • デプロイメントする OpenShift プロジェクトが作成されている。
  • oc コマンドを使用してプロジェクトにログインしている。oc コマンドランツールに関する詳細は、OpenShift の CLI リファレンス を参照してください。OpenShift Web コンソールを使用してテンプレートをデプロイするには、Web コンソールを使用してログインしている必要もあります。
  • 動的永続ボリューム (PV) のプロビジョニングが有効になっている。または、動的 PV プロビジョニングが有効でない場合は、十分な永続ボリュームが利用できる状態でなければなりません。デフォルトでは、デプロイされるコンポーネントには以下の PV サイズが必要です。

    • 複製された KIE Server Pod のセットには、デフォルトでデータベースに 1 つの 1Gi PV が必要になります。テンプレートパラメーターの PV サイズを変更できます。この要件は、外部データベースサーバーを使用する場合には適用されません。
    • Business Central にはデフォルトで 1 Gi PV が必要です。テンプレートパラメーターで、Business Central 永続ストレージの PV サイズを変更することができます。
  • Business Central または Business Central Monitoring Pod のいずれかをスケーリングする予定がある場合は、OpenShift 環境では、ReadWriteMany モードで永続ボリュームがサポートされます。ご使用の環境がこのモードに対応していない場合は、NFS を使用してボリュームをプロビジョニングできます。ただし、パフォーマンスと信頼性を最大化するには、GlusterFS を使用して、高可用性オーサーリング環境用に永続ボリュームをプロビジョニングします。OpenShift のパブリックおよび専用クラウドでのアクセスモードのサポートに関する情報は、アクセスモード を参照してください。
注記

Red Hat Process Automation Manager バージョン 7.5 以降では、Red Hat OpenShift Container Platform 3.x 向けのイメージとテンプレートが非推奨になりました。上記のイメージとテンプレートには新機能が追加されませんが、Red Hat OpenShift Container Platform 3.x の完全サポートが終了するまでサポートは継続されます。Red Hat OpenShift Container Platform 3.x の完全なサポートライフサイクルフェーズに関する詳細は、Red Hat OpenShift Container Platform のライフサイクルポリシー (最新バージョン以外) を参照してください。

注記

Red Hat Process Automation Manager テンプレートを Red Hat OpenShift Container Platform 4.x とともに使用しないでください。Red Hat Process Automation Manager を Red Hat OpenShift Container Platform 4.x にデプロイするには、Operator を使用した Red Hat OpenShift Container Platform 4 への Red Hat Process Automation Manager 環境のデプロイメント の説明を参照してください。