第36章 SSH キー
Business Central には SSH キーストアサービスがあり、ユーザーの SSH 認証を有効にします。また、設定可能なデフォルトの SSH キーストアと拡張可能な API (カスタムの実装) が含まれており、複数の SSH の公開鍵形式をサポートします。
SSH 公開鍵を登録するには、Business Central の Settings ページから SSH Keys オプションにアクセスできます。
36.1. デフォルトの SSH キーストア
Business Central に含まれるデフォルトの SSH キーストアでは、ユーザーの公開鍵を保存するのにファイルベースのストレージメカニズムが採用されています。デフォルトでは、Business Central は *.security
ディレクトリーを root ディレクトリーとして使用します。ただし、別のディレクトリーを参照するように、appformer.ssh.keys.storage.folder
システムプロパティーの値を設定することで、カスタムのストレージパスを使用できます。
SSH 公開鍵は {securityFolderPath}/pkeys/{userName}/
ディレクリー構造に保存されます。
各 SSH 公開鍵は以下のファイルで設定されており、これらのファイルはストレージフォルダーに配置されています。
{keyId}.pub
: このファイルには SSH 公開鍵のコンテンツが含まれます。ファイル名で、システムのロジックキー ID がわかるので、ファイル名がランタイム時に変更されないようにしてください。以下に例を示します。
ssh-rsa AAAAB3NzaC1yc2EAAAADAQABAAACAQDmak4Wu23RZ6XmN94bOsqecZxuTa4RRhhQmHmTZjMB7HM57/90u/B/gB/GhsPEu1nAXL0npY56tT/MPQ8vRm2C2W9A7CzN5+z5yyL3W01YZy3kzslk77CjULjfhrcfQSL3b2sPG5jv5E5/nyC/swSytucwT/PE7aXTS9H6cHIKUdYPzIt94SHoBxWRIK7PJi9d+eLB+hmDzvbVa1ezu5a8yu2kcHi6NxxfI5iRj2rsceDTp0imC1jMoC6ZDfBvZSxL9FXTMwFdNnmTlJveBtv9nAbnAvIWlilS0VOkdj1s3GxBxeZYAcKbcsK9sJzusptk5dxGsG2Z8vInaglN6OaOQ7b7tcomzCYYwviGQ9gRX8sGsVrw39gsDIGYP2tA4bRr7ecHnlNg1b0HCchA5+QCDk4Hbz1UrnHmPA2Lg9c3WGm2qedvQdVJXuS3mlwYOqL40aXPs6890PvFJUlpiVSznF50djPnwsMxJZEf1HdTXgZD1Bh54ogZf7czyUNfkNkE69yJDbTHjpQd0cKUQnu9tVxqmBzhX31yF4VcsMeADcf2Z8wlA3n4LZnC/GwonYlq5+G93zJpFOkPhme8c2XuPuCXF795lsxyJ8SB/AlwPJAhEtm0y0s0l1l4eWqxsDxkBOgN+ivU0czrVMssHJEJb4o0FLf7iHhOW56/iMdD9w== userName
.{keyId}.pub.meta
: このファイルには、JSON 形式のキーメタデータが含まれます。キーにメタデータが含まれない場合は、新規のメタデータファイルが動的に生成されます。以下に例を示します。
{ "name":"Key", "creationDate":"Oct 10, 2018 10:10:50 PM", "lastTimeUsed":"Oct 11, 2018 12:11:23 PM" }