44.4. Business Central のシステムプロパティーとしての Git フックの設定

既存の Git リポジトリープロジェクトがない場合や、post-commit の Git フックを多数のプロジェクトリポジトリーに適用する場合は、org.uberfire.nio.git.hooks システムプロパティーの値に、フックファイルが含まれるディレクトリーを指定できます。このディレクトリーは Git リポジトリーにコピーされます。

注記

org.uberfire.nio.git.hooks システムプロパティーを指定した場合は、すべての Business Central 内部リポジトリーおよびプロジェクトリポジトリーで post-commit の Git フックが使用されます。スクリプトでは完全修飾パスのみを使用する必要があります。

前提条件

  • Red Hat JBoss EAP 7.3 サーバーインスタンスに Red Hat Process Automation Manager がインストールされている。
  • (Windows オペレーティングシステムの場合) インストール時に追加される Git パッケージで Cygwin がインストールされており、Cygwin /bin ディレクトリーへのパスがお使いの環境の PATH 変数に追加されている。たとえば、C:\cygwin64\bin です。Cygwin のインストールに関する詳細は、Installing and Updating Cygwin Packages を参照してください。

手順

  1. ローカルシステムのディレクトリーに post-commit の Git フックを作成します。

    post-commit の Git フックの作成に関する情報は、「post-commit の Git フックの作成」 を参照してください。

  2. org.uberfire.nio.git.hooks システムプロパティーの値に、フックファイルが含まれるディレクトリーを指定するには、以下のいずれかのタスクを実行します。

    • org.uberfire.nio.git.hooks システムプロパティーを standalone.xml ファイルに追加します。以下に例を示します。

      <system-properties>
        <property name="org.uberfire.nio.git.hooks" value="_EAP_HOME_/hooks">
        </property>
        ...
      </system-properties>
    • Business Central の実行時に、-Dorg.uberfire.nio.git.hooks 環境変数を使用します。以下に例を示します。

      $ ./standalone.sh -c standalone-full.xml -Dorg.uberfire.nio.git.hooks=_EAP_HOME_/hooks
  3. Business Central を起動します。

    post-commit の Git フックは、Business Central の内部リポジトリーとプロジェクトのリポジトリーすべてにコピーされます。