5.7. ビジネスアプリケーションのユーザーグループプロバイダーの設定

Red Hat Process Automation Manager を使用すると、人間中心のアクティビティーを管理できます。2 つの KIE API エントリーポイントを使用して、ユーザーリポジトリーおよびグループリポジトリーを統合できます。

  • UserGroupCallback: ユーザーまたはグループが存在するかどうかを確認して、特定のユーザーのグループの情報を集めます。
  • UserInfo: メールアドレスや設定言語など、ユーザーおよびグループの追加情報を収集します。

すぐに使用できるコードまたはカスタムの開発コードなど、代わりのコードを指定すると、これらの両コンポーネントを設定できます。

UserGroupCallback コンポーネントについては、デフォルトの実装はアプリケーションのセキュリティーコンテキストをもとにしているため、この実装が保持されます。このように、どのバックエンドストアを認証や承認 (例: RH-SSO) に使用するかは重要ではありません。ユーザーやグループの情報収集用の情報源として、この実装が自動的に使用されます。

UserInfo コンポーネントは、より詳細にわたる情報を収集するため、別のコンポーネントとなっています。

前提条件

  • business application の Web サイトを使用して作成した ZIP ファイルがあり、このファイルにはビジネス自動化プロジェクトが含まれている。

手順

  1. UserGroupCallback の別の実装を提供するには、以下のコードを、アプリケーションクラスに追加するか、@Configuration のアノテーションが付いた別のクラスに追加します。

    @Bean(name = "userGroupCallback")
    public UserGroupCallback userGroupCallback(IdentityProvider identityProvider) throws IOException {
        return new MyCustomUserGroupCallback(identityProvider);
    }
  2. UserInfo の別の実装を提供するには、以下のコードを、アプリケーションクラスに追加するか、@Configuration のアノテーションが付いた別のクラスに追加します。

    @Bean(name = "userInfo")
    public UserInfo userInfo() throws IOException {
        return new MyCustomUserInfo();
    }