4.3. プロセスデザイナーでの BPMN2 タスク

タスクは、プロセスモデルに定義されている自動アクティビティーで、プロセスフロー内で最小の作業単位です。BPMN 2 仕様に定義されているタスクタイプで、Red Hat Process Automation Manager のプロセスデザイナーパレットで利用できるのは以下のとおりです。

  • ビジネスルールタスク
  • スクリプトタスク
  • ユーザータスク
  • サービスタスク
  • タスクなし

表4.9 タスク

ビジネスルールタスク

bpmn business rule task

スクリプトタスク

bpmn script task

ユーザータスク

bpmn user task

サービスタスク

bpmn service task

タスクなし

bpmn none task

さらに、BPMN2 仕様では、カスタムタスクの作成が可能になります。カスタムタスクの詳細は、「プロセスデザイナーでの BPMN2 カスタムタスク」を参照してください。

ビジネスルールタスク

ビジネスルールタスクは、DMN モデルまたはルールフローグループを使用して、意思決定を行う方法を定義します。

bpmn business rule task

プロセスが DMN モデルで定義したビジネスルールタスクに到達したら、プロセスエンジンが、入力された内容を使用して DMN モデルを実行します。

プロセスがルールフローグループで定義したビジネスルールタスクに到達したら、プロセスエンジンは、定義済みのルールフローグループでルールの実行を開始します。ルールフローグループにアクティブなルールがない場合、実行は次の要素に移動します。ルールフローグループの実行中は、アクティブなルールフローグループに所属するアクティベーションは、他のルールで変更されるため、新たにアジェンダに追加できます。

スクリプトタスク

スクリプトタスクは、プロセス実行中に実行されるスクリプトを表します。

bpmn script task

関連付けられたスクリプトは、プロセス変数やグローバル変数にアクセスできます。スクリプトタスクを使用する前に以下の一覧をレビューしてください。

  • プロセスでは詳細にわたる実装の内容は回避してください。スクリプトタスクは、変数の操作に使用できますが、より複雑な操作をモデル化する場合にサービスタスクまたはカスタムタスクの使用を検討してください。
  • スクリプトがすぐに実行されることを確認してください。すぐに実行しない場合は、非同期サービスタスクを使用してください。
  • スクリプトタスクを使用して外部のサービスの問い合わせを回避してください。サービスタスクを使用して、外部サービスとの通信をモデル化します。
  • スクリプトで例外が出力されないようにしてください。ランタイムの例外はスクリプト内などで、キャッチし、管理するか、プロセス内で処理できるシグナルまたはエラーに変換する必要があります。

実行中にスクリプトタスクに到達したら、スクリプトが実行され、外向きフローに移動します。

ユーザータスク

ユーザータスクは、システムで自動的に実行できないプロセスワークフローに含まれるタスクであるため、ユーザー (人間)、つまりアクターの介入が必要です。

bpmn user task

実行時に、ユーザータスク要素は、1 つ以上のアクターのタスク一覧に表示されるタスクとしてインスタンス化されます。ユーザータスク要素で Groups 属性が定義されている場合に、このユーザータスク要素は、グループに所属する全ユーザー一覧に表示されます。このグループに所属するメンバーは誰でもタスクを要求できます。

タスクがクレームされると、他のユーザーのタスク一覧からこのタスクは消失します。

ユーザータスクは、ドメイン固有のタスクとして実装され、カスタムタスクのベースとして機能します。

サービスタスク

サービスタスクは、人間の介入を必要としないタスクです。これらは、外部のソフトウェアサービスによって自動的に完了します。

bpmn service task

タスクなし

アクティベーション時に完了するタスクはありません。これは概念モデルのみです。タスクなしは、IT システムによって実際に実行されることはありません。

bpmn none task