Red Hat Process Automation Manager のインストールおよび設定

Red Hat Process Automation Manager 7.10

概要

本書では、Red Hat JBoss EAP クラスター環境、JBoss Web サーバーおよびその他のサポート環境において、Red Hat JBoss EAP に Red Hat Process Automation Manager コンポーネントをインストールする方法を説明します。

前書き

開発者またはシステム管理者は、Red Hat JBoss EAP クラスター環境、JBoss Web サーバーおよびその他のサポート環境において、Red Hat JBoss EAP に Red Hat Process Automation Manager コンポーネントをインストールできます。

多様性を受け入れるオープンソースの強化

Red Hat では、コード、ドキュメント、Web プロパティーにおける配慮に欠ける用語の置き換えに取り組んでいます。まずは、マスター (master)、スレーブ (slave)、ブラックリスト (blacklist)、ホワイトリスト (whitelist) の 4 つの用語の置き換えから始めます。この取り組みは膨大な作業を要するため、今後の複数のリリースで段階的に用語の置き換えを実施して参ります。詳細は、弊社の CTO である Chris Wright のメッセージ を参照してください。

パート I. Red Hat Process Automation Manager インストールの計画

システム管理者が選択できる Red Hat Process Automation Manager インストールオプションは複数あります。

第1章 Red Hat Process Automation Manager のバージョン管理

Red Hat Process Automation Manager のバージョンには、メジャーリリース、マイナーリリース、およびパッチリリースのそれぞれの数字を組み合わせた Major.Minor.Patch という書式が使用されています (例: 7.5.1)。この例では、メジャーリリースが 7.x.x、マイナーリリースが 7.5.x、パッチリリースが 7.5.1 となります。メジャーリリースでは、大抵の場合はデータ移行が求められますが、マイナーリリースの更新やパッチの更新は、通常 Red Hat Process Automation Manager リリースアーティファクトで提供される更新ツールで管理されます。

以下は、Red Hat Process Automation Manager の一般的なリリースの種類になります。

メジャーリリースの移行

Red Hat Process Automation Manager のメジャーリリースには、非常に多くの機能強化、セキュリティー更新、バグ修正が含まれており、再設計された機能も含まれている可能性があります。Red Hat JBoss BPM Suite 6.4.x から Red Hat Process Automation Manager 7.0 など、メジャーリリースから別のメジャーリリースにアプリケーションを移行すると、通常データ移行が必要です。移行を容易にするために、Red Hat Process Automation Manager の新しいメジャーバーションで、自動化した移行ツールがしばしば提供されますが、特定のデータおよび設定の手動処理が必要となる可能性が高くなります。サポートされる移行パスは、製品のお知らせおよびドキュメントに指定されています。

たとえば、移行の方法については、『Red Hat JBoss BPM Suite 6.4 から Red Hat Process Automation Manager 7.0 への移行』 を参照してください。

マイナーリリースのアップグレード

Red Hat Process Automation Manager のマイナーリリースには、機能拡張、セキュリティー更新、バグ修正が含まれます。Red Hat Process Automation Manager 7.5.x から 7.6 など、アプリケーションを別のマイナーリリースに移行する場合には、データの移行が必要な場合があります。大抵の場合は、Business Central、KIE Server、ヘッドレス Process Automation Manager コントローラーなど、Red Hat Process Automation Manager の特定コンポーネントの更新を容易にする自動更新ツールが Red Hat Process Automation Manager のパッチ更新と新規マイナーバージョンで提供されます。デシジョンエンジンやスタンドアロンの Business Central など、その他の Red Hat Process Automation Manager アーティファクトは、各マイナーリリースが含まれる新しいアーティファクトとしてリリースされるため、再インストールして更新を適用する必要があります。

新たなマイナーリリースにアップグレードする前に、お使いの Red Hat Process Automation Manager に最新のパッチ更新を適用しmマイナーリリースのアップグレードが成功するようにしてください。

パッチの更新

Red Hat Process Automation Manager のパッチの更新には、最新のセキュリティー更新、およびバグ修正が含まれます。予定されているパッチ更新には、製品のマイナーバージョンに対してすでにリリースされているパッチ更新がすべて含まれるため、更新を最新の状態にするために、パッチの更新を 1 つ 1 つ適用していく必要はありません。たとえば、Red Hat Process Automation Manager 7.5.0 または 7.5.1 は Red Hat Process Automation Manager 7.5.2 に更新できます。Red Hat Process Automation Manager で最適なパフォーマンスを得るためには、製品の更新が利用可能になるとすぐに適用する必要があります。また、既存製品の通常の更新サイクルとは別に、予定されていないパッチ更新がリリースされる場合があります。これには、特定の問題を修正するために Red Hat グローバルサポートサービス (GSS) によって提供されるセキュリティーまたはその他の更新が含まれる場合があり、累積的な更新ではない場合があります。

大抵の場合は、Business Central、KIE Server、ヘッドレス Process Automation Manager コントローラーなど、Red Hat Process Automation Manager の特定コンポーネントの更新を容易にする自動更新ツールが Red Hat Process Automation Manager のパッチ更新と新規マイナーバージョンで提供されます。デシジョンエンジンやスタンドアロンの Business Central など、その他の Red Hat Process Automation Manager アーティファクトは、各マイナーリリースが含まれる新しいアーティファクトとしてリリースされるため、再インストールして更新を適用する必要があります。

リリース間での移行を最適に保ち、Red Hat Process Automation Manager ディストリビューションに最新の機能強化および修正が含まれるようにするには、製品リリースや更新が Red Hat カスタマーポータルで利用可能になった時点で、Red Hat Process Automation Manager に適用します。Red Hat カスタマーポータルで製品の通知を有効にすることも検討してください。

第2章 Red Hat Process Automation Manager コンポーネント

Red Hat Process Automation Manager は、Business Central および KIE Server で構成されます。

  • Business Central は、ビジネスルールを作成して管理するグラフィカルユーザーインターフェースです。Business Central は、Red Hat JBoss EAP インスタンスまたは Red Hat OpenShift Container Platform (OpenShift) にインストールできます。

    Business Central は、スタンドアロンの JAR ファイルとしても使用できます。Business Central スタンドアロンの JAR ファイルとして使用して、アプリケーションサーバーにデプロイせずに Business Central を実行できます。

  • KIE Server では、ルール、およびその他のアーティファクトが実行されます。これは、ルールをインスタンス化して実行し、計画の問題を解決するために使用されます。KIE Server は、Red Hat JBoss EAP インスタンス、Red Hat JBoss EAP クラスター、OpenShift、Oracle WebLogic Server インスタンス、IBM WebSphere Application Server インスタンスに、または Spring Boot アプリケーションの一部としてインストールできます。

    KIE Server は、管理モードまたは非管理モードで動作するように設定できます。非管理モードの場合は、手動で KIE コンテナー (デプロイメントユニット) を作成および維持する必要があります。KIE コンテナーは、プロジェクトの特定のバージョンです。KIE Server が管理されている場合は、Process Automation Manager コントローラーが KIE Server の設定を管理し、ユーザーはコントローラーと対話形式で KIE コンテナーを作成、維持します。

    Process Automation Manager コントローラーは Business Central と統合します。Red Hat JBoss EAP に Business Central をインストールする場合は、Execution Server ページを使用してKIE コンテナーを作成および維持します。ただし、Business Central をインストールしない場合は、ヘッドレス Process Automation Manager コントローラーをインストールし、REST API または KIE Server Java Client API を使用してそのコントローラーと対話します。

  • Red Hat Business Optimizer は、Business Central および KIE Server に統合されています。また、組み込み可能な軽量プランニングエンジンで、プランニングの問題を最適化します。Red Hat Business Optimizer は、最適化のためのヒューリスティック法およびメタヒューリスティック法を効率的なスコア計算と組み合わせ、Java プログラマーがプランニングの問題を効率的に解決できるようにします。

第3章 Red Hat Process Automation Manager インストールプラットフォーム

Red Hat Process Automation Manager の全リリースは、オペレーティングシステム、JVM、Web ブラウザー、データベースのさまざまな組み合わせに対して認定されています。Red Hat は、サポートされる構成およびテスト済みの構成に対して、実稼働サポートと開発サポートをお客様のサブスクリプション契約に従って提供します。サポート対象の構成とバージョン番号の詳細は、以下のページを参照してください。

Red Hat Process Automation Manager 7.1.0 は、以下のアプリケーションプラットフォームで利用できます。

  • Red Hat JBoss EAP
  • Red Hat JBoss Web Server
  • Red Hat OpenShift Container Platform
  • Oracle WebLogic Server
  • IBM WebSphere Application Server

3.1. Red Hat JBoss EAP

Red Hat JBoss Enterprise Application Platform (Red Hat JBoss EAP) は、Java Enterprise Edition 7 (Java EE 7) の Full Profile 仕様および Web Profile 仕様の認定実装です。Red Hat JBoss EAP には、高可用性クラスタリング、メッセージング、分散キャッシングなどの機能に対する事前設定オプションが用意されています。ユーザーは、Red Hat JBoss EAP が提供するさまざまな API およびサービスを使用して、アプリケーションを開発、デプロイ、および実行することもできます。

Business Central と KIE Server の両方を単一の Red Hat JBoss EAP インスタンスにインストールできます。ただし、実稼働環境では、別のインスタンスにインストールする必要があります。

3.2. Red Hat JBoss Web Server

Red Hat JBoss Web Server は Tomcat をベースとしたエンタープライズレベルの Web サーバーで、中規模および大規模のアプリケーション用に設計されています。Red Hat JBoss Web Server は、Java Server Pages (JSP) および Java Servlet テクノロジー、PHP、ならびに CGI をデプロイするための単一プラットフォームを提供します。

KIE Server とヘッドレス Process Automation Manager コントローラーは、Red Hat JBoss Web Server にインストールすることができます。

3.3. Red Hat OpenShift Container Platform

Red Hat OpenShift Container Platform (OpenShift) は、Kubernete を使用し、API を提供してこれらのサービスを管理します。OpenShift を使用すると、コンテナーを作成および管理できます。

この場合に、Red Hat Process Automation Manager のコンポーネントは、別の OpenShift Pod としてデプロイされます。各 Pod のスケールアップとダウンを個別に行い、特定のコンポーネントに必要な数だけコンテナーを提供できます。標準の OpenShift の手法を使用して Pod を管理し、負荷を分散できます。

OpenShift には、Business Central と KIE Server の両方をインストールできます。

3.4. Oracle WebLogic Server

Oracle WebLogic Server は、分散型 Java アプリケーションを作成するために API の標準セットを提供する Java EE アプリケーションサーバーで、データベース、メッセージングサービス、外部のエンタープライズシステムへの接続など、さまざまなサービスにアクセスできます。ユーザーは、Web ブラウザークライアントまたは Java クライアントを使用してこれらのアプリケーションにアクセスします。

Oracle WebLogic Server インスタンスに KIE Server をインストールし、ヘッドレス Process Automation Manager コントローラーと、REST API または KIE Server Java Client API を使用して KIE Server と対話します。また、スタンドアロンの Business Central を使用して KIE Server と対話することもできます。

3.5. IBM WebSphere Application Server

IBM WebSphere Application Server は、Java ベースの Web アプリケーションをホストし、Java EE 認定ランタイム環境を提供する、柔軟性がある安全な Web アプリケーションです。IBM WebSphere 9.0 は Java SE 8 に対応しており、バージョン 8.5.5.6 以降の Java EE 7 に完全に準拠しています。

IBM WebSphere Application Server インスタンスに KIE Server をインストールし、ヘッドレス Process Automation Manager コントローラーを使用して、KIE Server と対話します。また、スタンドアロンの Business Central を使用して KIE Server と対話することもできます。

第4章 Red Hat Process Automation Manager でサポートされるリポジトリー

Git リポジトリーと Apache Maven を Red Hat Process Automation Manager で使用できます。

4.1. Git リポジトリー

Git リポジトリーは Business Central 内で使用され、オーサリング環境で作成したプロセス、ルール、その他のアーティファクトをすべて保存します。Git は分散バージョン管理システムです。リビジョンをコミットオブジェクトとして実装します。変更をリポジトリーにコミットすると、Git リポジトリーに新規コミットオブジェクトが作成されます。Business Central でプロジェクトを作成すると、Business Central に接続される Git リポジトリーに追加されます。

他の Git リポジトリーにプロジェクトがある場合は、それらを Business Central のスペースにインポートできます。Git フックを使用して、内部 Git リポジトリーを外部リポジトリーに同期できます。

4.2. Apache Maven

Apache Maven は分散型構築自動化ツールで、ソフトウェアプロジェクトのビルドおよび管理を行うために Java アプリケーション開発で使用されます。Maven を使用することで、ご自分の Red Hat Process Automation Manager プロジェクトをビルド、公開、およびデプロイできます。Maven には以下のメリットがあります。

  • ビルドプロセスが容易で、すべてのプロジェクトに対して統一された構築システムが実装される。
  • プロジェクトに必要なすべての JAR ファイルがコンパイル時に利用可能になる。
  • 適切なプロジェクト構造が設定される。
  • 依存関係およびバージョンが適切に管理される。
  • Maven では事前定義されたさまざまな出力タイプ (JAR および WAR 等) にビルドされるので、追加のビルドプロセスが不要である。

Maven はレポジトリーを使用して Java ライブラリー、プラグイン、および他のビルドアーティファクトを格納します。これらのリポジトリーは、ローカルまたはリモートいずれかの形態をとることができます。Red Hat Process Automation Manager によりローカルおよびリモート maven リポジトリーが維持され、それをご自分のプロジェクトに追加してルール、プロセス、イベント、およびその他のプロジェクト依存関係にアクセスできます。プロジェクトおよびアーキタイプをビルドする際に、Maven はローカルまたはリモートリポジトリーから Java ライブラリーおよび Maven プラグインを動的に取得します。これにより、プロジェクト全体を通じて依存関係の共有および再利用が促進されます。

第5章 Red Hat Process Automation Manager のインストール環境オプション

Red Hat Process Automation Manager を使用して、ビジネスアプリケーションを開発する開発環境、デシジョンをサポートするアプリケーションを実行するランタイム環境、またはその両方を設定できます。

  • 開発環境: 通常、Business Central インストール 1 つと KIE Server インストール 1 つ以上で構成されます。開発者は Business Central を使用して、デシジョンやその他のアーティファクトを作成できるほか、KIE Server を使用して、作成したアーティファクトをテストできます。
  • ランタイム環境: 1 つ以上の KIE Server インスタンスに Business Central があり/なしの形で構成されます。Business Central には Process Automation Manager コントローラーが組み込まれています。Business Central をインストールしている場合は、MenuDeployExecution Server ページを使用してコンテナーを作成および維持します。Business Central なしで KIE Server の管理を自動化するには、ヘッドレス Process Automation Manager コントローラーを使用することで可能になります。

また、開発環境およびランタイム環境の両方をクラスター化することが可能です。クラスター化した開発環境またはランタイム環境は、統合グループまたは 2 台以上のサーバーのクラスターで構成されます。Red Hat Process Automation Manager の開発環境をクラスター化すると、高可用性やコラボレーションの強化などの利点があります。また、Red Hat Process Automation Manager のランタイム環境をクラスター化すると、高可用性および負荷分散の利点が得られます。高可用性により、1 台のサーバーで障害が発生したときにデータが損失する可能性を減らすことができます。サーバーでの障害発生時に、別のサーバーにより、障害が発生したサーバーにあるデータのコピーを提供して補足します。障害が発生したサーバーが再度オンラインになったら、クラスターに戻ります。

注記

ランタイム環境のクラスター化は、Red Hat JBoss EAP 7.3 および Red Hat OpenShift Container Platform でのみサポートされています。

第6章 Red Hat Process Automation Manager ロールおよびユーザー

Business Central または KIE Server にアクセスするには、サーバーを起動する前にユーザーを作成して適切なロールを割り当てます。Business Central または KIE Server のインストール時に、ユーザーとロールを作成できます。

Business Central と KIE Server は、JAVA 認証承認サービス (JAAS) ログインモジュールを使用してユーザーを認証します。Business Central と KIE Server の両方が単一のインスタンスで実行されている場合は、同じ JAAS サブジェクトとセキュリティードメインを共有します。したがって、Business Central に対して認証されたユーザーは、KIE Server にもアクセスできます。

ただし、Business Central と KIE Server が異なるインスタンスで実行されている場合、JAAS ログインモジュールは両方に対して個別にトリガーされます。したがって、Business Central に対して認証されたユーザーは、KIE Server にアクセスするために別々に認証する必要があります。たとえば、Business Central で認証されているものの、KIE Server で認証されていないユーザーが Business Central でプロセス定義を表示または管理しようとすると、401 エラーがログファイルに記録され、Invalid credentials to load data from remote server. Contact your system administrator. メッセージが Business Central に表示されます。

このセクションでは、Red Hat Process Automation Manager ユーザーロールについて説明します。

注記

adminanalystdevelopermanagerprocess-adminuser、および rest-all のロールは Business Central に予約されています。kie-server ロールは KIE Server 用に予約されています。このため、Business Central または KIE Server のいずれか、またはそれら両方がインストールされているかどうかによって、利用可能なロールは異なります。

  • admin: admin ロールを持つユーザーは Business Central 管理者です。管理者は、ユーザーの管理や、リポジトリーの作成、クローン作成、および管理ができます。アプリケーションで必要な変更をすべて利用できます。admin ロールを持つユーザーは、Red Hat Process Automation Manager の全領域にアクセスできます。
  • analyst: analyst ロールを持つユーザーには、すべてのハイレベル機能へのアクセスがあります。これらは、プロジェクトのモデリングと実行を行うことができます。ただし、このユーザーは、Design → Projects ビューでスペースに貢献者を追加したり、スペースを削除したりできません。analyst ロールを持つユーザーは、管理者向けの Deploy → Execution Servers ビューにアクセスできません。ただし、これらのユーザーは、ライブラリーパースペクティブにアクセスするときに Deploy ボタンを使用できます。
  • developer: developer ロールを持つユーザーは、ほぼすべての機能にアクセスができ、ルール、モデル、プロセスフロー、フォーム、およびダッシュボードを管理できます。アセットリポジトリーを管理し、プロジェクトを作成、ビルド、およびデプロイできます。developer ロールが割り当てられているユーザーには、新規リポジトリーの作成やクローン作成などの、特定の管理機能は表示されません。
  • manager: manager ロールを持つユーザーはレポートを表示できます。このユーザーは通常、ビジネスプロセス、そのパフォーマンス、ビジネスインジケーター、その他のビジネス関連のレポートに関する統計に関心があります。このルールを持つユーザーがアクセスできるのはプロセスおよびタスクのレポートに限られます。
  • process-admin: process-admin ロールを持つユーザーは、ビジネスプロセス管理者です。ビジネスプロセス、ビジネスタスク、および実行エラーへの完全アクセスがあります。このユーザーは、ビジネスレポートを表示でき、タスク受信箱リストにアクセスできます。
  • user: user ロールを持つユーザーは、タスクの受信箱リストで有効です。これには、現在実行しているプロセスの一部であるビジネスタスクも含まれます。このルールを持つユーザーはプロセスとタスクのレポートを確認して、プロセスを管理できます。
  • rest-all: rest-all ロールを持つユーザーは、Business Central REST 機能にアクセスできます。
  • kie-server: kie-server ロールを持つユーザーは、KIE Server REST 機能にアクセスできます。このロールは、Business Central で Manage ビューおよび Track ビューにアクセスするユーザーにとって必須となります。

第7章 Red Hat Process Automation Manager リファレンス実装

Red Hat Process Automation Manager は、スターターアプリケーションとして使用できる参照実装を提供します。これら 3 つの参照実装は、Red Hat Process Automation Manager 7.10.0 Reference Implementations で提供されます。これは、Red Hat カスタマーポータルの「Software Downloads」ページにある Red Hat Process Automation Manager からダウンロードできます。

従業員勤務表の参照実装

従業員勤務表の参照実装により、組織内のさまざまなポジションのシフトに従業員を割り当てるアプリケーションの作成が可能となります。たとえば、アプリケーションを使用して、病院での看護師のシフト、さまざまな場所での警備勤務シフト、作業者の組み立てラインのシフトを割り当てます。

運搬経路プランニングの参照実装

運搬経路プランニングの参照実装により、実際の地図、道路、および目的地へ向かう物資輸送車 (車両ごとに積載量を指定) に関する運搬経路プランニングの問題を解決するアプリケーションを作成できます。詳細は、参照実装のダウンロードに含まれる運搬経路 ZIP ファイルの README ファイルを参照してください。

授業の時間割参照実装

授業の時間割参照実装により、授業を教室や時間枠と関連付けて、学生および教師の制約を考慮して競合を回避する REST アプリケーションを Spring Boot に構築できます。

高可用性イベント駆動型デシジョン機能の参照実装

高可用性イベント駆動型デシジョン機能の参照実装により、複雑なイベント処理で開発したルールを含む、ステートフル処理を必要とする Drools エンジンコードを OpenShift 環境にデプロイできます。これにより、デシジョンエンジンは、高可用性の複雑なイベントシリーズを処理できるようになります。

第8章 Red Hat Process Automation Manager との統合

Red Hat Process Automation Manager は、Spring Boot、Red Hat Fuse、Red Hat Single Sign-On などの他の製品やコンポーネントと統合できます。

8.1. Red Hat Process Automation Manager Spring Boot ビジネスアプリケーション

Spring Framework は、Java アプリケーション開発用に包括的なインフラストラクチャーサポートを提供する Javaプラットフォームです。Spring Boot は、Spring Boot スターターをベースにした、軽量フレームワークです。Spring Boot スターターは、pom.xml ファイルで、このファイルには Spring Boot プロジェクトに追加可能な依存関係の記述子セットが含まれます。Red Hat は、Red Hat Runtime の一部として、Red Hat Process Automation Manager Spring Boot プロジェクトのサポートおよびメンテナンスを提供します。

Red Hat Process Automation Manager Spring Boot ビジネスアプリケーションは、特定のビジネス機能を提供する個別サービスを柔軟に、UI に依存せず、論理的にグループ化します。ビジネスアプリケーションは、Spring Boot スターターをベースにしています。通常、個別にデプロイされ、個別にバージョン管理できます。完全なビジネスアプリケーションを使用すると、ドメインは特定のビジネスゴール (たとえば、順序管理や補助管理など) を達成できます。

business application の Web サイトで、Process Automation Manager、Decision Manager、または Business Optimizer ビジネスアプリケーションを作成できます。ビジネスアプリケーションを作成して設定した後には、OpenShift で、既存のサービスやクラウドにデプロイできます。

8.2. Red Hat Fuse の統合

Fuse は、アジャイル統合ソリューションの一部である、分散型のクラウドネイティブ統合プラットフォームです。チームはこの分散アプローチを使用することで、必要に応じて統合サービスをデプロイできます。

Apache Karaf コンテナープラットフォームまたは Red Hat JBoss Enterprise Application Platform に Red Hat Fuse をインストールしてから、このコンテナーに Red Hat Process Automation Manager をインストールし、設定してください。

8.3. Red Hat Single Sign-On の統合

Red Hat シングルサインオン (RH-SSO) は、ブラウザーアプリケーションと REST Web サービス、および Git へのアクセスのセキュリティーを確保するために使用できるシングルサインオンソリューションです。

Red Hat Process Automation Manager と RH-SSO を統合する際に、Red Hat Process Automation Manager 向けに SSO と IDM (アイデンティティ管理) を作成します。RH-SSO のセッション管理機能により、一度認証するだけで、Web 上でさまざまな Red Hat Process Automation Manager 環境を使用できます。

RH-SSO 7.3 は、Red Hat JBoss EAP 7.3 に設定した Red Hat Process Automation Manager をサポートします。

第9章 関連資料

パート II. Red Hat JBoss EAP 7.3 への Red Hat Process Automation Manager のインストールおよび設定

本書は、Red Hat JBoss Enterprise Application Platform 7.3 インスタンスに Red Hat Process Automation Manager をインストールする方法を説明します。

前提条件

第10章 Red Hat Process Automation Manager とは

Red Hat Process Automation Manager は、ビジネスの自動化アプリケーションとマイクロサービスを作成する Red Hat ミドルウェアプラットフォームです。これにより、企業のビジネスユーザーと IT ユーザーが、ビジネスプロセスおよびポリシーを文書化、シミュレート、管理、自動化、およびモニターできます。ビジネスユーザーおよび IT ユーザーがより効果的に協力できるように設計されているため、ビジネスアプリケーションは簡単にすばやく変更できます。

Red Hat Process Automation Manager は、Business Central および KIE Server で構成されます。

  • KIE Server では、ルール、およびその他のアーティファクトが実行されます。これは、ルールをインスタンス化して実行し、計画の問題を解決するために使用されます。KIE Server はビジネスアセットのランタイム環境を提供し、アセットリポジトリー (ナレッジストア) に保存されたデータにアクセスします。
  • Business Central は、KIE Server が実行するビジネスルールを作成して管理するグラフィカルユーザーインターフェースです。これにより、以下のタスクを実行できます。

    • ルール、プロセス、および関連アセットを作成、管理、および編集します。
    • 接続された KIE Server インスタンスおよびその KIE コンテナーを管理します (デプロイメントユニット)。
    • Business Central に接続した KIE Server インスタンスのプロセスおよびタスクに対してランタイム操作を実行します。

      Business Central は、スタンドアロンの JAR ファイルとしても使用できます。Business Central スタンドアロンの JAR ファイルとして使用して、アプリケーションサーバーにデプロイせずに Business Central を実行できます。

Red Hat JBoss Enterprise Application Platform (Red Hat JBoss EAP) 7.3 は、Java Enterprise Edition 8 (Java EE 8) の Full Profile 仕様および Web Profile 仕様の認定実装です。Red Hat JBoss EAP には、高可用性クラスタリング、メッセージング、分散キャッシングなどの機能に対する事前設定オプションが用意されています。ユーザーは、Red Hat JBoss EAP が提供するさまざまな API およびサービスを使用して、アプリケーションを開発、デプロイ、および実行することもできます。

本書では、Red Hat JBoss EAP 7.3 サーバーインスタンスに Red Hat Process Automation Manager をインストールする方法を説明します。

他の環境への Red Hat Process Automation Manager のインストール方法に関する説明は、以下のドキュメントを参照してください。

サポートされるコンポーネントについては、以下のドキュメントを参照してください。

第11章 Red Hat Process Automation Manager ロールおよびユーザー

Business Central または KIE Server にアクセスするには、サーバーを起動する前にユーザーを作成して適切なロールを割り当てます。Business Central または KIE Server のインストール時に、ユーザーとロールを作成できます。

Business Central と KIE Server は、JAVA 認証承認サービス (JAAS) ログインモジュールを使用してユーザーを認証します。Business Central と KIE Server の両方が単一のインスタンスで実行されている場合は、同じ JAAS サブジェクトとセキュリティードメインを共有します。したがって、Business Central に対して認証されたユーザーは、KIE Server にもアクセスできます。

ただし、Business Central と KIE Server が異なるインスタンスで実行されている場合、JAAS ログインモジュールは両方に対して個別にトリガーされます。したがって、Business Central に対して認証されたユーザーは、KIE Server にアクセスするために別々に認証する必要があります。たとえば、Business Central で認証されているものの、KIE Server で認証されていないユーザーが Business Central でプロセス定義を表示または管理しようとすると、401 エラーがログファイルに記録され、Invalid credentials to load data from remote server. Contact your system administrator. メッセージが Business Central に表示されます。

このセクションでは、Red Hat Process Automation Manager ユーザーロールについて説明します。

注記

adminanalystdevelopermanagerprocess-adminuser、および rest-all のロールは Business Central に予約されています。kie-server ロールは KIE Server 用に予約されています。このため、Business Central または KIE Server のいずれか、またはそれら両方がインストールされているかどうかによって、利用可能なロールは異なります。

  • admin: admin ロールを持つユーザーは Business Central 管理者です。管理者は、ユーザーの管理や、リポジトリーの作成、クローン作成、および管理ができます。アプリケーションで必要な変更をすべて利用できます。admin ロールを持つユーザーは、Red Hat Process Automation Manager の全領域にアクセスできます。
  • analyst: analyst ロールを持つユーザーには、すべてのハイレベル機能へのアクセスがあります。これらは、プロジェクトのモデリングと実行を行うことができます。ただし、このユーザーは、Design → Projects ビューでスペースに貢献者を追加したり、スペースを削除したりできません。analyst ロールを持つユーザーは、管理者向けの Deploy → Execution Servers ビューにアクセスできません。ただし、これらのユーザーは、ライブラリーパースペクティブにアクセスするときに Deploy ボタンを使用できます。
  • developer: developer ロールを持つユーザーは、ほぼすべての機能にアクセスができ、ルール、モデル、プロセスフロー、フォーム、およびダッシュボードを管理できます。アセットリポジトリーを管理し、プロジェクトを作成、ビルド、およびデプロイできます。developer ロールが割り当てられているユーザーには、新規リポジトリーの作成やクローン作成などの、特定の管理機能は表示されません。
  • manager: manager ロールを持つユーザーはレポートを表示できます。このユーザーは通常、ビジネスプロセス、そのパフォーマンス、ビジネスインジケーター、その他のビジネス関連のレポートに関する統計に関心があります。このルールを持つユーザーがアクセスできるのはプロセスおよびタスクのレポートに限られます。
  • process-admin: process-admin ロールを持つユーザーは、ビジネスプロセス管理者です。ビジネスプロセス、ビジネスタスク、および実行エラーへの完全アクセスがあります。このユーザーは、ビジネスレポートを表示でき、タスク受信箱リストにアクセスできます。
  • user: user ロールを持つユーザーは、タスクの受信箱リストで有効です。これには、現在実行しているプロセスの一部であるビジネスタスクも含まれます。このルールを持つユーザーはプロセスとタスクのレポートを確認して、プロセスを管理できます。
  • rest-all: rest-all ロールを持つユーザーは、Business Central REST 機能にアクセスできます。
  • kie-server: kie-server ロールを持つユーザーは、KIE Server REST 機能にアクセスできます。このロールは、Business Central で Manage ビューおよび Track ビューにアクセスするユーザーにとって必須となります。

第12章 Red Hat Process Automation Manager インストールファイルのダウンロード

インストーラー JAR ファイルまたはデプロイ可能な ZIP ファイルを使用して Red Hat Process Automation Manager をインストールすることができます。インストーラーは、インタラクティブモードまたはコマンドラインインターフェース (CLI) モードで実行できます。もしくは、Business Central および KIE Server のデプロイ可能な ZIP ファイルを展開して設定できます。Business Central をアプリケーションサーバーにデプロイせずに実行する場合は、Business Central スタンドアロン JAR ファイルをダウンロードします。

お使いの環境およびインストール要件に応じた Red Hat Process Automation Manager ディストリビューションをダウンロードします。

手順

  1. Red Hat カスタマーポータルの「Software Downloads」ページに移動し (ログインが必要)、ドロップダウンオプションから製品およびバージョンを選択します。

    • 製品: Process Automation Manager
    • バージョン: 7.10
  2. お好みのインストール方法に従って、以下の製品ディストリビューションのいずれかをダウンロードします。

    注記

    ダウンロードするのは、どれか 1 つのディストリビューションのみです。

    • インストーラーを使用して Red Hat JBoss EAP 7.3 に Red Hat Process Automation Manager をインストールする場合は、Red Hat Process Automation Manager 7.10.0 Installer (rhpam-installer-7.10.0.jar) をダウンロードします。インストーラーのグラフィックユーザーインターフェースに従って、インストールプロセスを進めます。
    • デプロイ可能な zip ファイルを使用して Red Hat JBoss EAP 7.3 に Red Hat Process Automation Manager をインストールするには、以下のファイルをダウンロードします。

      • Red Hat Process Automation Manager 7.10.0 KIE Server for All Supported EE8 Containers (rhpam-7.10.0-kie-server-ee8.zip)
      • Red Hat Process Automation Manager 7.10.0 Business Central Deployable for EAP 7 (rhpam-7.10.0-business-central-eap7-deployable.zip)
      • Red Hat Process Automation Manager 7.10.0 Add Ons (rhpam-7.10.0-add-ons.zip)
    • アプリケーションサーバーにデプロイせずに Business Central を実行するには、Red Hat Process Automation Manager 7.10.0 Business Central Standalone (rhpam-7.10.0-business-central-standalone.jar) をダウンロードします。

第13章 Red Hat Process Automation Manager インストーラーの使用

本セクションでは、インストーラー JAR ファイルを使用して Business Central および KIE Server をインストールする方法を説明します。JAR ファイルは、既存の Red Hat JBoss EAP 7.3 サーバーインストールに Red Hat Process Automation Manager をインストールする実行ファイルです。インストーラーは、インタラクティブモードまたはコマンドラインインターフェース (CLI) モードで実行できます。

注記

Red Hat Process Automation Manager JAR ファイルインストーラーは、yum または RPM Package Manager を使用してインストールした Red Hat JBoss EAP ディストリビューションを サポートしません。このようにインストールされた Red Hat JBoss EAP に Red Hat Process Automation Manager をインストールするには、Red Hat Process Automation Manager 7.10.0 Deployable for Red Hat JBoss EAP 7.3 ファイルをダウンロードし、「14章ZIP ファイルからの Red Hat Process Automation Manager のインストール」の手順に従います。

注記

IBM JDK では、その他の JDK で生成したキーストアを使用できないため、別の JDK で生成したキーストアを使用して、IBM JDK で実行している既存の Red Hat JBoss EAP に Red Hat Process Automation Manager をインストールすることはできません。

次のステップ:

以下のセクションのいずれかに記載される手順を行います。

13.1. インタラクティブモードでのインストーラーの使用

Red Hat Process Automation Manager のインストーラーは、実行可能な JAR ファイルです。このインストーラーを使用して、既存の Red Hat JBoss EAP 7.3 サーバーインストールに Red Hat Process Automation Manager をインストールできます。

注記

セキュリティー上の理由で、root 以外のユーザーでインストーラーを実行する必要があります。

前提条件

  • Red Hat Process Automation Manager 7.10.0 インストーラー をダウンロードしている。手順は、12章Red Hat Process Automation Manager インストールファイルのダウンロード を参照してください。
  • サポート対象の JDK がインストールされている。サポート対象の JDK の一覧については、「Red Hat Process Automation Manager 7 Supported Configurations」を参照してください。
  • バックアップ済みの Red Hat JBoss EAP 7.3 のサーバーインストールが利用できる。
  • インストールを完了するのに必要なユーザーパーミッションが付与されている。
  • $PATH 環境変数に含まれている JAR バイナリー。Red Hat Enterprise Linux では、java-$JAVA_VERSION-openjdk-devel パッケージに含まれています。

    注記

    Red Hat Process Automation Manager は、UTF-8 エンコーディングで機能するように設計されています。基礎となる JVM で別のエンコーディングシステムを使用すると、予期せぬエラーが発生する可能性があります。JVM で UTF-8 を使用するようにするには、-Dfile.encoding=UTF-8 のシステムプロパティーを使用します。システムプロパティーの一覧は、付録A Business Central システムプロパティー を参照してください。

手順

  1. 端末ウインドウで、インストーラー JAR ファイルをダウンロードしたディレクトリーに移動し、以下のコマンドを入力します。

    java -jar rhpam-installer-7.10.0.jar
    注記

    Windows でインストーラーを実行すると、インストール時に管理者の認証情報が求められる場合があります。この要求を回避するには、インストールコマンドに izpack.mode=privileged オプションを追加します。

    java -Dizpack.mode=privileged -jar
    rhpam-installer-7.10.0.jar

    また、32 ビットの Java 仮想マシンでインストーラーを実行している場合には、メモリー不足になる可能性があります。この問題を防ぐには、以下のコマンドを実行します。

    java -XX:MaxHeapSize=4g -jar
    rhpam-installer-7.10.0.jar

    グラフィカルインストーラーにスプラッシュ画面と使用許諾契約書のページが表示されます。

  2. I accept the terms of this license agreement (本使用許諾契約書の内容に同意します) をクリックし、Next をクリックします。
  3. Red Hat Process Automation Manager をインストールする Red Hat JBoss EAP 7.3 サーバーのホームを指定して、Next をクリックします。
  4. インストールするコンポーネントを選択し、Next をクリックします。

    注記

    Business Central と KIE Server は同じサーバーにインストールできます。ただし、実稼働環境では、Business Central と KIE Server は異なるサーバーにインストールすることが推奨されます。そのためには、インストーラーを 2 回実行します。

  5. ユーザーを作成して Next をクリックします。デフォルトでは、同じコンテナーに Business Central と KIE Server の両方をインストールする場合は、新しいユーザーに admin ロール、kie-server ロール、および rest-all ロールが割り当てられます。KIE Server のみをインストールした場合には、ユーザーには kie-server ロールが割り当てられます。別のロールを選択する場合は、admin ロールを外します。ロールの詳細は、11章Red Hat Process Automation Manager ロールおよびユーザー を参照してください。

    注記

    必ず、既存のユーザー、ロール、またはグループとは異なるユーザー名を指定してください。たとえば、admin という名前のユーザーは作成しないでください。

    パスワードは 8 文字以上で、数字と、英数字以外の文字をそれぞれ 1 文字以上使用する必要があります。ただし & の文字は使用できません。

    ユーザー名とパスワードを書き留めておきます。Business Central および KIE Server にアクセスする時に必要になります。

  6. Installation Overview ページで、インストールするコンポーネントを確認し、Next をクリックしてインストールを開始します。
  7. インストールが完了したら、Next をクリックします。
  8. KIE Server がインストールされている場合には、Component InstallationConfigure Runtime の手順が表示されます。Configure Runtime Environment ページで、デフォルトのインストールを実行するか、詳細設定を行うかを選択します。

    Perform advanced configuration を選択した場合は、データベース設定、または特定の KIE Server オプションのカスタマイズが選択できます。

  9. JDBC Drive Configuration ページで Customize database settings を選択した場合は、データソースの JDBC ドライバーのベンダーを選択し、ドライバーの JAR ファイルを 1 つ以上選択し、Next をクリックします。

    データソースは、アプリケーションサーバーなど、Java Database Connectivity (JDBC) クライアントを有効にするオブジェクトで、データベースへの接続を確立します。アプリケーションは、JNDI (Java Naming and Directory Interface) ツリーまたはローカルのアプリケーションコンテキストでデータソースを検索し、データベース接続を要求してデータを取得します。KIE Server にデータソースを設定して、サーバーと、指定したデータベースとの間で適切なデータ交換を行う必要があります。

  10. KIE Server Properties ConfigurationCustomize KIE Server properties を選択した場合は、以下のいずれかのプロパティーを変更します。

    • KIE Server ID の値を変更して、KIE Server プロパティーの名前を変更します。
    • Controller URL の値を変更して、ヘッドレス Process Automation Manager コントローラーの URL を変更します。
    • 無効にする KIE Server 機能の選択を解除します。
  11. Next をクリックして、ランタイム環境を設定します。
  12. 画面上部に Processing finished が表示されたら、Next をクリックしてインストールを完了します。
  13. 必要に応じて、Generate Installation Script and Properties File をクリックして、XML ファイルでインストールデータを保存し、Done をクリックします。

    インストーラーは、2 つのファイルを生成します。auto.xml ファイルは、今後のインストールを自動化し、auto.xml.variables ファイルは、ユーザーのパスワードと他の機密情報に関連する変数を保存します。auto.xml ファイルを使用して、元のインストールと同じタイプのサーバーおよび同じ構成の複数のシステムで Red Hat Process Automation Manager のインストールを繰り返します。必要に応じて、auto.xml ファイルの installpath パラメーターを更新します。XML ファイルを使用してインストールを実行するには、以下のコマンドを入力します。

    java -jar rhpam-installer-7.10.0.jar <path-to-auto.xml-file>

これで、インストーラーを使用して Red Hat Process Automation Manager がインストールできました。Business Central だけをインストールした場合は、この手順を繰り返して、別のサーバーに KIE Server をインストールします。

注記

Microsoft SQL Server を使用する場合は、データベースに適した正しいトランザクションの分離を設定していることを確認してください。設定されていない場合には、デッドロックが発生する可能性があります。推奨の設定は、以下のステートメントを入力して、ALLOW_SNAPSHOT_ISOLATIONREAD_COMMITTED_SNAPSHOT を ON にします。

ALTER DATABASE <DBNAME> SET ALLOW_SNAPSHOT_ISOLATION ON
ALTER DATABASE <DBNAME> SET READ_COMMITTED_SNAPSHOT ON

13.2. CLI モードでのインストーラーの使用

コマンドラインインターフェース (CLI) を使用して Red Hat Process Automation Manager インストーラーを実行できます。

注記

セキュリティー上の理由で、root 以外のユーザーでインストーラーを実行する必要があります。

前提条件

  • Red Hat Process Automation Manager 7.10.0 インストーラー をダウンロードしている。手順は、12章Red Hat Process Automation Manager インストールファイルのダウンロード を参照してください。
  • サポート対象の JDK がインストールされている。サポート対象の JDK の一覧については、「Red Hat Process Automation Manager 7 Supported Configurations」を参照してください。
  • バックアップ済みの Red Hat JBoss EAP 7.3 のサーバーインストールが利用できる。
  • インストールを完了するのに必要なユーザーパーミッションが付与されている。
  • $PATH 環境変数に含まれている JAR バイナリー。Red Hat Enterprise Linux では、java-$JAVA_VERSION-openjdk-devel パッケージに含まれています。

    注記

    Red Hat Process Automation Manager は、UTF-8 エンコーディングで機能するように設計されています。基礎となる JVM で別のエンコーディングシステムを使用すると、予期せぬエラーが発生する可能性があります。JVM で UTF-8 を使用するようにするには、-Dfile.encoding=UTF-8 のシステムプロパティーを使用します。システムプロパティーの一覧は、付録A Business Central システムプロパティー を参照してください。

手順

  1. 端末ウインドウにおいて、インストーラーファイルをダウンロードしたディレクトリーに移動し、以下のコマンドを入力します。

    java -jar rhpam-installer-7.10.0.jar -console

    コマンドラインの対話プロセスが開始し、使用許諾契約書が表示されます。

    press 1 to continue, 2 to quit, 3 to redisplay.
  2. 使用許諾契約書を読んで 1 を入力し、Enter キーを押して続行します。

    Specify the home directory of one of the following servers:  Red Hat JBoss EAP 7 or Red Hat JBoss Web Server 5. For more information, see https://access.redhat.com/articles/3405381[Red Hat Process Automation Manager 7 Supported Configurations].
  3. 既存の Red Hat JBoss EAP 7.3 インストールの親ディレクトリーを入力します。

    インストーラーが、指定したインストール場所を確認します。1 を入力して確認し、続行します。

    注記

    Business Central と KIE Server は同じサーバーにインストールできます。ただし、実稼働環境では、Business Central と KIE Server は異なるサーバーにインストールすることが推奨されます。

  4. インストーラーの指示に従って、インストールを完了します。

    注記

    ユーザー名およびパスワードを作成する場合は、指定したユーザー名が既存のロールまたはグループの名前と競合しないようにしてください。たとえば、admin というロールがある場合は、admin という名前のユーザーは作成しないでください。

    パスワードは 8 文字以上で、数字と、英数字以外の文字をそれぞれ 1 文字以上使用する必要があります。ただし & の文字を使用することは できません

    ユーザー名とパスワードを書き留めておきます。Business Central および KIE Server にアクセスする時に必要になります。

  5. インストールが完了すると、以下のメッセージが表示されます。

    Would you like to generate an automatic installation script and properties file?
  6. y を入力してインストールデータが含まれる XML ファイルを作成します。あるいは、n を入力してインストールを完了します。y を入力すると、XML ファイルのパスを指定するように求められます。
  7. パスを入力するか、Enter キーを押して提案されたパスを了承します。

    インストーラーは、2 つのファイルを生成します。auto.xml ファイルは、今後のインストールを自動化し、auto.xml.variables ファイルは、ユーザーのパスワードと他の機密情報に関連する変数を保存します。複数のシステムで auto.xml ファイルを使用して、元のインストールと同じ設定の同じタイプのサーバーに、Red Hat Process Automation Manager を簡単に繰り返しインストールできます。必要に応じて、auto.xml ファイルの installpath パラメーターを更新します。XML ファイルを使用してインストールを実行するには、以下のコマンドを入力します。

    java -jar rhpam-installer-7.10.0.jar <path-to-auto.xml-file>
  8. Business Central だけをインストールした場合は、この手順を繰り返して、別のサーバーに KIE Server をインストールします。
注記

Microsoft SQL Server を使用する場合は、データベースに適した正しいトランザクションの分離を設定していることを確認してください。設定されていない場合には、デッドロックが発生する可能性があります。推奨の設定は、以下のステートメントを入力して、ALLOW_SNAPSHOT_ISOLATION と READ_COMMITTED_SNAPSHOT を ON にします。

ALTER DATABASE <DBNAME> SET ALLOW_SNAPSHOT_ISOLATION ON
ALTER DATABASE <DBNAME> SET READ_COMMITTED_SNAPSHOT ON

13.3. インストーラーでの Process Automation Manager コントローラーを使用する KIE Server の設定

KIE Server は、Process Automation Manager コントローラーで管理することも、非管理モードにすることも可能です。非管理モードの場合は、手動で KIE コンテナー (デプロイメントユニット) を作成および維持する必要があります。KIE Server が管理されている場合は、Process Automation Manager コントローラーが KIE Server の設定を管理し、ユーザーはコントローラーと対話形式で KIE コンテナーを作成、維持します。

Process Automation Manager コントローラーは Business Central と統合します。Business Central をインストールしている場合は、Business Central の Execution Server ページを使用して Process Automation Manager コントローラーと対話します。

インストーラーは対話モードまたは CLI モードで使用し、Business Central と KIE Server をインストールして、Process Automation Manager コントローラーで KIE Server を設定します。

前提条件

  • バックアップを作成済みの Red Hat JBoss EAP 7.3 サーバーインストールが設定された 2 台のコンピューターが利用できる。
  • インストールを完了するのに必要なユーザーパーミッションが付与されている。

手順

  1. 1 台目のコンピューターで、インタラクティブモードまたは CLI モードでインストーラーを実行します。詳細は以下のセクションのいずれかを参照してください。

  2. Component Selection ページで、KIE Server チェックボックスを外します。
  3. Business Central インストールを完了します。
  4. 2 台目のコンピューターで、インタラクティブモードまたは CLI モードでインストーラーを実行します。
  5. Component Selection ページで Business Central チェックボックスを外します。
  6. Configure Runtime Environment ページで Perform Advanced Configuration を選択します。
  7. Customize KIE Server properties を選択し、Next をクリックします。
  8. Business Central のコントローラー URL を入力し、KIE Server に追加のプロパティーを設定します。コントローラー URL は、以下の形式を取ります。<HOST:PORT> は、2 台目のコンピューターの Business Central のアドレスに置き換えます。

    <HOST:PORT>/business-central/rest/controller
  9. インストールを完了します。
  10. Process Automation Manager コントローラーが Business Central と統合されていることを確認するには、Business Central の Execution Servers ページに移動して、設定した KIE Server が REMOTE SERVERS に表示されていることを確認します。

第14章 ZIP ファイルからの Red Hat Process Automation Manager のインストール

Red Hat Process Automation Manager の ZIP ファイル (Business Central 用および KIE Server 用) を使用して、インストーラーを使用せずに Red Hat Process Automation Manager をインストールできます。

注記

Business Central と KIE Server は、実稼働環境では異なるサーバーにインストールすることが推奨されます。

ヘッドレス Process Automation Manager コントローラーのインストールは、「19章ヘッドレス Process Automation Manager コントローラーのインストールおよび実行」を参照してください。

14.1. ZIP ファイルからの Business Central のインストール

Business Central は、KIE Server が実行するビジネスルールを作成して管理するグラフィカルユーザーインターフェースです。デプロイ可能な ZIP ファイルを使用して Business Central をインストールおよび設定できます。

前提条件

  • バックアップを作成済みの Red Hat JBoss EAP システム (バージョン 7.3) が利用できる。Red Hat JBoss EAP システムのベースディレクトリーを EAP_HOME とします。
  • インストールを完了するのに必要なユーザーパーミッションが付与されている。
  • 12章Red Hat Process Automation Manager インストールファイルのダウンロード に従って以下のファイルがダウンロードされている。

    rhpam-7.10.0-business-central-eap7-deployable.zip

手順

  1. rhpam-7.10.0-business-central-eap7-deployable.zip ファイルを一時ディレクトリーに展開します。以下の例では、この名前を TEMP_DIR とします。
  2. TEMP_DIR/rhpam-7.10.0-business-central-eap7-deployable/jboss-eap-7.3 ディレクトリーの内容を EAP_HOME にコピーします。プロンプトが表示されたら、ファイルをマージまたは置き換えます。

    警告

    コピーする Red Hat Process Automation Manager デプロイメントの名前が、Red Hat JBoss EAP インスタンスの既存デプロイメントと競合しないことを確認します。

14.2. ZIP ファイルからの KIE Server のインストール

KIE Server はビジネスアセットのランタイム環境を提供し、アセットリポジトリー (ナレッジストア) に保存されたデータにアクセスします。デプロイ可能な ZIP ファイルを使用して KIE Server をインストールおよび設定します。

前提条件

  • バックアップを作成済みの Red Hat JBoss EAP システム (バージョン 7.3) が利用できる。Red Hat JBoss EAP システムのベースディレクトリーを EAP_HOME とします。
  • インストールを完了するのに必要なユーザーパーミッションが付与されている。
  • 12章Red Hat Process Automation Manager インストールファイルのダウンロード に従って以下のファイルがダウンロードされている。

    rhpam-7.10.0-kie-server-ee8.zip

手順

  1. rhpam-7.10.0-kie-server-ee8.zip アーカイブを一時ディレクトリーに展開します。以下の例では、この名前を TEMP_DIR とします。
  2. TEMP_DIR/rhpam-7.10.0-kie-server-ee8/kie-server.war ディレクトリーを EAP_HOME/standalone/deployments/ にコピーします。

    警告

    コピーする Red Hat Process Automation Manager デプロイメントの名前が、Red Hat JBoss EAP インスタンスの既存デプロイメントと競合しないことを確認します。

  3. TEMP_DIR/rhpam-7.10.0-kie-server-ee8/rhpam-7.10.0-kie-server-ee8/SecurityPolicy/ の内容を EAP_HOME/bin にコピーします。
  4. ファイルを上書きするように求められたら、Replace をクリックします。
  5. EAP_HOME/standalone/deployments/ ディレクトリーに、kie-server.war.dodeploy という名前で空のファイルを作成します。このファイルにより、サーバーが起動すると KIE Server が自動的にデプロイされます。
注記

Microsoft SQL Server を使用する場合は、データベースに適した正しいトランザクションの分離を設定していることを確認してください。設定されていない場合には、デッドロックが発生する可能性があります。推奨の設定は、以下のステートメントを入力して、ALLOW_SNAPSHOT_ISOLATIONREAD_COMMITTED_SNAPSHOT を ON にします。

ALTER DATABASE <DBNAME> SET ALLOW_SNAPSHOT_ISOLATION ON
ALTER DATABASE <DBNAME> SET READ_COMMITTED_SNAPSHOT ON

14.3. KIE Server への JDBC データソースの設定

データソースは、アプリケーションサーバーなど、Java Database Connectivity (JDBC) クライアントを有効にするオブジェクトで、データベースへの接続を確立します。アプリケーションは、JNDI (Java Naming and Directory Interface) ツリーまたはローカルのアプリケーションコンテキストでデータソースを検索し、データベース接続を要求してデータを取得します。KIE Server にデータソースを設定して、サーバーと、指定したデータベースとの間で適切なデータ交換を行う必要があります。

注記

実稼働環境の場合は、実際のデータソースを指定します。実稼働環境で、データソースの例は使用しないでください。

前提条件

  • 『Red Hat JBoss Enterprise Application Platform 設定ガイド』の「データソースの作成」と「JDBC ドライバー」のセクションで説明されているように、データベース接続の作成に使用する JDBC プロバイダーが、KIE Server をデプロイするすべてのサーバーに設定されている。
  • Red Hat Process Automation Manager 7.10.0 Add Ons (rhpam-7.10.0-add-ons.zip) ファイルを、Red Hat カスタマーポータルの 「Software Downloads」ページからダウンロードしている。

手順

  1. 以下の手順を実行して、データベースを準備します。

    1. TEMP_DIR などの一時ディレクトリーに rhpam-7.10.0-add-ons.zip を展開します。
    2. TEMP_DIR/rhpam-7.10.0-migration-tool.zip を展開します。
    3. 現在のディレクトリーから、TEMP_DIR/rhpam-7.10.0-migration-tool/ddl-scripts ディレクトリーに移動します。このディレクトリーには、複数のデータベースタイプの DDL スクリプトが含まれています。
    4. 使用するデータベースに、お使いのデータベースタイプの DDL スクリプトをインポートします。

      以下の例は、PostreSQL で jBPM データベース構造を作成します。
      psql jbpm < /ddl-scripts/postgresql/postgresql-jbpm-schema.sql
      注記

      PostgreSQL または Oracle を Spring Boot と併用する場合は、対応する Spring Boot の DDL スクリプト (/ddl-scripts/oracle/oracle-springboot-jbpm-schema.sql または /ddl-scripts/postgresql/postgresql-springboot-jbpm-schema.sql) をインポートする必要があります。

      注記

      PostgreSQL DDL スクリプトは、@LOB アノテーションが付けられたエンティティー属性の自動インクリメント整数値 (OID) 列で PostgreSQL スキーマを作成します。OID ではなく BYTEA などの他のバイナリー列タイプを使用するには、postgresql-bytea-jbpm-schema.sql スクリプトで PostgreSQL スキーマを作成し、Red Hat Process Automation Manager org.kie.persistence.postgresql.useBytea=true フラグを設定する必要があります。BYTEA ベースのスキーマの作成時に postgresql-jbpm-lo-trigger-clob.sql スクリプトを使用しないでください。Red Hat Process Automation Manager は、OID ベースから BYTEA ベースのスキーマに変更する移行ツールを提供しません。

  2. テキストエディターで EAP_HOME/standalone/configuration/standalone-full.xml を開き、<system-properties> タグの場所を特定します。
  3. 以下のプロパティーを <system-properties> タグに追加します。<DATASOURCE> はデータソースの JNDI 名で、<HIBERNATE_DIALECT> はデータベースの Hibernate 方言です。

    注記

    org.kie.server.persistence.ds プロパティーのデフォルト値は java:jboss/datasources/ExampleDS です。org.kie.server.persistence.dialect プロパティーのデフォルト値は org.hibernate.dialect.H2Dialect です。

    <property name="org.kie.server.persistence.ds" value="<DATASOURCE>"/>
    <property name="org.kie.server.persistence.dialect" value="<HIBERNATE_DIALECT>"/>

    以下の例では、PostgreSQL hibernate 方言のデータソースの設定方法を紹介しています。

    <system-properties>
        <property name="org.kie.server.repo" value="${jboss.server.data.dir}"/>
        <property name="org.kie.example" value="true"/>
        <property name="org.jbpm.designer.perspective" value="full"/>
        <property name="designerdataobjects" value="false"/>
        <property name="org.kie.server.user" value="rhpamUser"/>
        <property name="org.kie.server.pwd" value="rhpam123!"/>
        <property name="org.kie.server.location" value="http://localhost:8080/kie-server/services/rest/server"/>
        <property name="org.kie.server.controller" value="http://localhost:8080/business-central/rest/controller"/>
        <property name="org.kie.server.controller.user" value="kieserver"/>
        <property name="org.kie.server.controller.pwd" value="kieserver1!"/>
        <property name="org.kie.server.id" value="local-server-123"/>
    
        <!-- Data source properties. -->
        <property name="org.kie.server.persistence.ds" value="java:jboss/datasources/KieServerDS"/>
        <property name="org.kie.server.persistence.dialect" value="org.hibernate.dialect.PostgreSQLDialect"/>
    </system-properties>

以下の方言がサポートされます。

  • DB2: org.hibernate.dialect.DB2Dialect
  • MSSQL: org.hibernate.dialect.SQLServer2012Dialect
  • MySQL: org.hibernate.dialect.MySQL5InnoDBDialect
  • MariaDB: org.hibernate.dialect.MySQL5InnoDBDialect
  • Oracle: org.hibernate.dialect.Oracle10gDialect
  • PostgreSQL: org.hibernate.dialect.PostgreSQL82Dialect
  • PostgreSQL plus: org.hibernate.dialect.PostgresPlusDialect
  • Sybase: org.hibernate.dialect.SybaseASE157Dialect

14.4. ユーザーの作成

デプロイ可能な ZIP ファイルを使用して Red Hat Process Automation Manager をインストールした場合は、Business Central または KIE Server にログインする前にユーザーを作成する必要があります。本セクションでは、adminrest-all、および kie-server のロールを持つ Business Central ユーザーと、kie-server ロールを持つ KIE Server ユーザーを作成する方法を説明します。ロールの詳細は、11章Red Hat Process Automation Manager ロールおよびユーザー を参照してください。

注記

インストーラーを使用して Red Hat Process Automation Manager をインストールした場合は、そのプロセス時に少なくとも 1 人のユーザーを作成している。EAP_HOME/standalone/configuration/application-users.properties ファイルには、アプリケーションユーザーおよびパスワードが含まれます。

前提条件

  • Red Hat Process Automation Manager が Red Hat JBoss EAP インストールのベースディレクトリー (EAP_HOME) にインストールされている。

手順

  1. 端末アプリケーションで EAP_HOME/bin ディレクトリーに移動します。
  2. adminrest-all、および kie-server ロールを持つユーザーを作成し、Business Central へのログインに使用します。

    注記

    admin ロールを持つユーザーは、Business Central の管理者です。rest-all ロールを持つユーザーは、Business Central REST 機能にアクセスできます。kie-server ロールを持つユーザーは、KIE Server REST 機能にアクセスできます。ユーザーが Business Central の Manage ビューおよび Track ビューにアクセスするには、kie-server ロールが必須となります。

    以下のコマンドの <USERNAME> および <password> を、作成するユーザーとそのパスワードに置き換えます。

    $ ./add-user.sh -a --user <USERNAME> --password <PASSWORD> --role admin,rest-all,kie-server
    注記

    必ず、既存のユーザー、ロール、またはグループとは異なるユーザー名を指定してください。たとえば、admin という名前のユーザーは作成しないでください。

    パスワードは 8 文字以上で、数字と、英数字以外の文字をそれぞれ 1 文字以上使用する必要があります。ただし & の文字は使用できません。

  3. KIE Server へのログインに使用する kie-server ロールのユーザーを作成します。

    $ ./add-user.sh -a --user <USERNAME> --password <PASSWORD> --role kie-server
  4. ユーザー名とパスワードを書き留めておきます。

    注記

    Business Central と KIE Server を同じサーバーにインストールした場合は、両方のロールを持つユーザーを 1 つ作成できます。

    $ ./add-user.sh -a --user <USERNAME>  --password <PASSWORD> --role admin,rest-all,kie-server

    実稼働環境では、Business Central と KIE Server は異なるサーバーにインストールすることが推奨されます。

14.5. Business Central に接続する KIE Server の設定

警告

このセクションでは、テスト目的で使用可能なサンプルの設定を紹介します。一部の値は、実稼働環境には適しておらず、その旨を記載しています。

KIE Server を Red Hat Process Automation Manager 環境に設定していない場合、または Red Hat Process Automation Manager 環境に KIE Server を追加する必要がある場合は、KIE Server を設定して Business Central に接続する必要があります。

注記

Red Hat OpenShift Container Platform に KIE Server をデプロイする場合は、『Operator を使用した Red Hat OpenShift Container Platform への Red Hat Process Automation Manager 環境のデプロイメント』で、Business Central に接続する設定手順を参照してください。

前提条件

手順

  1. Red Hat Process Automation Manager インストールディレクトリーで、standalone-full.xml ファイルに移動します。たとえば、Red Hat Process Automation Manager に Red Hat JBoss EAP インストールを使用する場合は $EAP_HOME/standalone/configuration/standalone-full.xml に移動します。
  2. standalone-full.xml ファイルを開き、<system-properties> タグの下に、以下の JVM プロパティーを設定します。

    表14.1 KIE Server インスタンスの JVM プロパティー

    プロパティー注記

    org.kie.server.id

    default-kie-server

    KIE Server ID。

    org.kie.server.controller

    http://localhost:8080/business-central/rest/controller

    Business Central の場所Business Central の API に接続する URL。

    org.kie.server.controller.user

    controllerUser

    Business Central にログイン可能な rest-all ロールを持つユーザー名。

    org.kie.server.controller.pwd

    controllerUser1234;

    Business Central にログインできるユーザーのパスワード。

    org.kie.server.location

    http://localhost:8080/kie-server/services/rest/server

    KIE Server の場所KIE Server の API に接続する URL。

    表14.2 Business Central インスタンスの JVM プロパティー

    プロパティー注記

    org.kie.server.user

    controllerUser

    kie-server ロールを持つユーザー名。

    org.kie.server.pwd

    controllerUser1234;

    ユーザーのパスワード。

    以下の例は、KIE Server インスタンスを設定する方法を示しています。

    <property name="org.kie.server.id" value="default-kie-server"/>
    <property name="org.kie.server.controller" value="http://localhost:8080/business-central/rest/controller"/>
    <property name="org.kie.server.controller.user" value="controllerUser"/>
    <property name="org.kie.server.controller.pwd" value="controllerUser1234;"/>
    <property name="org.kie.server.location" value="http://localhost:8080/kie-server/services/rest/server"/>

    以下の例は、Business Central インスタンスに設定する方法を示しています。

    <property name="org.kie.server.user" value="controllerUser"/>
    <property name="org.kie.server.pwd" value="controllerUser1234;"/>
  3. http://SERVER:PORT/kie-server/services/rest/server/ に GET 要求を送信し、KIE Server が正常に起動したことを確認します。認証が終わると、以下の例のような XML 応答が返されます。

    <response type="SUCCESS" msg="Kie Server info">
        <kie-server-info>
            <capabilities>KieServer</capabilities>
            <capabilities>BRM</capabilities>
            <capabilities>BPM</capabilities>
            <capabilities>CaseMgmt</capabilities>
            <capabilities>BPM-UI</capabilities>
            <capabilities>BRP</capabilities>
            <capabilities>DMN</capabilities>
            <capabilities>Swagger</capabilities>
            <location>http://localhost:8230/kie-server/services/rest/server</location>
            <messages>
                <content>Server KieServerInfo{serverId='first-kie-server', version='7.5.1.Final-redhat-1', location='http://localhost:8230/kie-server/services/rest/server', capabilities=[KieServer, BRM, BPM, CaseMgmt, BPM-UI, BRP, DMN, Swagger]}started successfully at Mon Feb 05 15:44:35 AEST 2018</content>
                <severity>INFO</severity>
                <timestamp>2018-02-05T15:44:35.355+10:00</timestamp>
            </messages>
            <name>first-kie-server</name>
            <id>first-kie-server</id>
            <version>7.5.1.Final-redhat-1</version>
        </kie-server-info>
    </response>
  4. 登録が正常に完了したことを確認します。

    1. Business Central にログインします。
    2. MenuDeployExecution Servers の順にクリックします。

      正常に登録されている場合は、登録されたサーバーの ID が表示されます。

第15章 キーストアを使用したパスワードセキュリティーの確保

キーストアを使用して、Business Central と KIE Server の間の通信に使用するパスワードを暗号化できます。コントローラーと KIE Server のパスワードを暗号化する必要があります。Business Central と KIE Server を別のアプリケーションサーバーにデプロイする場合は、いずれのアプリケーションサーバーもキーストアを使用する必要があります。

Java Cryptography Extension KeyStore (JCEKS) は、対称鍵をサポートするため、キーストアには JCEKS を使用してください。JDK インストールに含まれる KeyTool を使用して、新しい JCEKS を作成します。

注記

KIE Server が JCEKS で設定されていない場合、KIE Server のパスワードはシステムプロパティーにプレーンテキスト形式で保存されます。

前提条件

  • Red Hat JBoss EAP に KIE Server がインストールされている。
  • Java 8 以降がインストールされている。

手順

  1. Red Hat JBoss EAP のホームディレクトリーで、以下のコマンドを入力して、kie-server ロールを割り当てた KIE Server ユーザーを作成し、パスワードを指定します。以下の例では、<USER_NAME><PASSWORD> は任意のユーザー名とパスワードに置き換えます。

    $<EAP_HOME>/bin/add-user.sh -a -e -u <USER_NAME> -p <PASSWORD> -g kie-server
  2. KeyTool を使用して JCEKS を作成するには、Java 8 のホームディレクトリーで以下のコマンドを実行します。

    $<JAVA_HOME>/bin/keytool -importpassword -keystore <KEYSTORE_PATH> -keypass <ALIAS_KEY_PASSWORD> -alias <PASSWORD_ALIAS> -storepass <KEYSTORE_PASSWORD> -storetype JCEKS

    上記の例では、以下の変数を置き換えてください。

    • <KEYSTORE_PATH>: キーストアの保存先のパス
    • <KEYSTORE_PASSWORD>: キーストアのパスワード
    • <ALIAS_KEY_PASSWORD>: エイリアスで保存した値にアクセスする時に使用するパスワード
    • <PASSWORD_ALIAS>: プロセスへのエントリーに使用するエイリアス
  3. プロンプトが表示されたら、作成した KIE Server ユーザーのパスワードを入力します。
  4. EAP_HOME/standalone/configuration/standalone-full.xml ファイルに以下のシステムプロパティーを設定して、以下の表に記載のプレースホルダーを置き換えます。

        <system-properties>
            <property name="kie.keystore.keyStoreURL" value="<KEYSTORE_URL>"/>
            <property name="kie.keystore.keyStorePwd" value="<KEYSTORE_PWD>"/>
            <property name="kie.keystore.key.server.alias" value="<KEY_SERVER_ALIAS>"/>
            <property name="kie.keystore.key.server.pwd" value="<KEY_SERVER_PWD>"/>
            <property name="kie.keystore.key.ctrl.alias" value="<KEY_CONTROL_ALIAS>"/>
            <property name="kie.keystore.key.ctrl.pwd" value="<KEY_CONTROL_PWD>"/>
        </system-properties>

    表15.1 KIE Server JCEKS を読み込む時に使用するシステムプロパティー

    システムプロパティープレースホルダー説明

    kie.keystore.keyStoreURL

    <KEYSTORE_URL>

    使用する JCEKS の URL (例: file:///home/kie/keystores/keystore.jceks)

    kie.keystore.keyStorePwd

    <KEYSTORE_PWD>

    JCEKS のパスワード

    kie.keystore.key.server.alias

    <KEY_SERVER_ALIAS>

    パスワードの保存先となる REST サービスのキーのエイリアス

    kie.keystore.key.server.pwd

    <KEY_SERVER_PWD>

    保存したパスワードを使用する REST サービスのエイリアスのパスワード

    kie.keystore.key.ctrl.alias

    <KEY_CONTROL_ALIAS>

    パスワードの保存先のデフォルトの REST Process Automation Controller のキーのエイリアス

    kie.keystore.key.ctrl.pwd

    <KEY_CONTROL_PWD>

    保存したパスワードを使用する、デフォルトの REST Process Automation Controller のエイリアスのパスワード

  5. KIE Server を起動して、設定を検証します。

第16章 SSH が RSA を使用するように設定する手順

Git リポジトリーのクローンには、SSH を使用します。デフォルトで、Business Central には DSA 暗号化アルゴリズムが含まれます。ただし、Fedora 23 環境の SSH クライアントなどは、DSA アルゴリズムではなく、RSA アルゴリズムを使用します。Business Central にはシステムプロパティーが含まれており、必要に応じて DSA から RSA に切り替えることができます。

注記

Red Hat Enterprise Linux 7 などの、サポート対象の設定で SSH クライアントを使用している場合は、この問題の影響はありません。サポート対象の設定に関する一覧は、「Red Hat Process Automation Manager 7 でサポートされる構成」 を参照してください。

手順

以下のタスクの 1 つを実行して、このシステムプロパティーを有効にします。

  • 以下のようにクライアント側の ~/.ssh/config ファイルを変更して、SSH クライアントが強制的に非推奨の DSA アルゴリズムを受け入れるようにします。

    Host <SERVER_IP>
           HostKeyAlgorithms +ssh-dss
  • 以下のように、Business Central の起動時に、-Dorg.uberfire.nio.git.ssh.algorithm=RSA パラメーターを追加します。

    $ ./standalone.sh -c standalone-full.xml
    -Dorg.uberfire.nio.git.ssh.algorithm=RSA

第17章 Red Hat Process Automation Manager インストールの検証

Red Hat Process Automation Manager をインストールしたら、アセットを作成してシステムが機能していることを検証します。

手順

  1. 端末ウィンドウで EAP_HOME/bin ディレクトリーに移動し、以下のコマンドを実行して Red Hat Process Automation Manager を起動します。

    ./standalone.sh -c standalone-full.xml
    注記

    KIE Server を使用せず、Business Central だけをデプロイした場合は、standalone.sh スクリプトに standalone-full.xml ファイルを指定せず Business Central だけを起動できます。この場合は、Business Central を起動する前に standalone.xml ファイルの設定を変更しておく必要があります。

  2. Web ブラウザーで localhost:8080/business-central を開きます。

    • ドメイン名から実行するように Red Hat Process Automation Manager を設定した場合は、以下のように localhost をドメイン名に置き換えます。

      http://www.example.com:8080/business-central

    • クラスターで実行するように Red Hat Process Automation Manager を設定した場合は、以下のように localhost を、特定ノードの IP アドレスに置き換えます。

      http://<node_IP_address>:8080/business-central

  3. インストール時に作成した admin ユーザーの認証情報を入力します。Business Central ホームページが表示されます。
  4. MenuDeployExecution Servers の順に選択します。
  5. default-kieserverServer Configurations 下に記載されていることを確認します。
  6. MenuDesignProjects の順に選択します。
  7. MySpace スペースを開きます。
  8. Try SamplesMortgagesOK の順にクリックします。Assets ウィンドウが表示されます。
  9. Add AssetData Object をクリックします。
  10. Data Object フィールドに MyDataObject と入力し、OK をクリックします。
  11. SpacesmySpaceMortgages の順にクリックし、アセットリストに MyDataObject があることを確認します。
  12. Mortgages プロジェクトを選択します。

第18章 Red Hat Process Automation Manager の実行

Red Hat JBoss EAP 上の Red Hat Process Automation Manager をスタンドアロンモードで実行するには、以下の手順に従います。

前提条件

  • Red Hat Process Automation Manager がインストールされ、設定されている。
注記

デフォルトのホスト (localhost) またはデフォルトのポート (9990) を変更した場合には、Red Hat Process Automation Manager を実行する前に business-central.war/WEB-INF/classes/datasource-management.properties ファイルおよび business-central.war/WEB-INF/classes/security-management.properties ファイルを Solution 3519551 に記載の説明に沿って編集する必要があります。

手順

  1. ターミナルアプリケーションで EAP_HOME/bin に移動します。
  2. スタンドアロン設定を実行します。

    • Linux または UNIX ベースのシステムの場合:

      $ ./standalone.sh -c standalone-full.xml
    • Windows の場合:

      standalone.bat -c standalone-full.xml
      注記

      KIE Server を使用せず、Business Central だけをデプロイした場合は、standalone.sh スクリプトに standalone-full.xml ファイルを指定せず Business Central だけを起動できます。この場合は、Business Central を起動する前に standalone.xml ファイルの設定を変更しておく必要があります。

      Linux または UNIX ベースのシステムの場合:

      $ ./standalone.sh

      Windows の場合:

      standalone.bat
  3. Web ブラウザーで、URL localhost:8080/business-central を開きます。

    ドメイン名から実行するように Red Hat Process Automation Manager を設定した場合は、以下のように localhost をドメイン名に置き換えます。

    http://www.example.com:8080/business-central

  4. 「ユーザーの作成」 の Business Central で作成したユーザーの認証情報を使用してログインします。

第19章 ヘッドレス Process Automation Manager コントローラーのインストールおよび実行

KIE Server は、管理モードまたは非管理モードで動作するように設定できます。非管理モードの場合は、手動で KIE コンテナー (デプロイメントユニット) を作成および維持する必要があります。KIE Server が管理されている場合は、Process Automation Manager コントローラーが KIE Server の設定を管理し、ユーザーはコントローラーと対話形式で KIE コンテナーを作成、維持します。

Business Central には Process Automation Manager コントローラーが組み込まれています。Business Central をインストールしている場合は、Execution Server ページを使用して KIE コンテナーを作成および維持します。Business Central なしで KIE Server の管理を自動化するには、ヘッドレス Process Automation Manager コントローラーを使用することで可能になります。

19.1. ヘッドレス Process Automation Manager コントローラーのインストール

ヘッドレス Process Automation Manager コントローラーをインストールして、REST API または KIE Server Java Client API を使用して対話します。

前提条件

  • バックアップを作成済みの Red Hat JBoss EAP システム (バージョン 7.3) が利用できる。Red Hat JBoss EAP システムのベースディレクトリーを EAP_HOME とします。
  • インストールを完了するのに必要なユーザーパーミッションが付与されている。

手順

  1. Red Hat カスタマーポータルの「Software Downloads」ページに移動し (ログインが必要)、ドロップダウンオプションから製品およびバージョンを選択します。

    • 製品: Process Automation Manager
    • バージョン: 7.10
  2. Red Hat Process Automation Manager 7.10.0 Add Ons (rhpam-7.10.0-add-ons.zip ファイル) をダウンロードします。
  3. rhpam-7.10.0-add-ons.zip ファイルを展開します。rhpam-7.10.0-controller-ee7.zip ファイルは展開したディレクトリーにあります。
  4. rhpam-7.10.0-controller-ee7 アーカイブを一時ディレクトリーに展開します。以下の例では、この名前を TEMP_DIR とします。
  5. TEMP_DIR/rhpam-7.10.0-controller-ee7/controller.war ディレクトリーを EAP_HOME/standalone/deployments/ にコピーします。

    警告

    コピーするヘッドレス Process Automation Manager コントローラーデプロイメントの名前が、Red Hat JBoss EAP インスタンスの既存デプロイメントと競合しないことを確認します。

  6. TEMP_DIR/rhpam-7.10.0-controller-ee7/SecurityPolicy/ ディレクトリーの内容を EAP_HOME/bin にコピーします。
  7. ファイルの上書きを求めるプロンプトが出されたら、Yes を選択します。
  8. EAP_HOME/standalone/deployments/ ディレクトリーに、controller.war.dodeploy という名前で空のファイルを作成します。このファイルにより、サーバーが起動するとヘッドレス Process Automation Manager コントローラーが自動的にデプロイされます。

19.1.1. ヘッドレス Process Automation Manager コントローラーのユーザー作成

ヘッドレス Process Automation Manager コントローラーを使用する前に、kie-server ロールを持つユーザーを作成する必要があります。

前提条件

  • ヘッドレス Process Automation Manager コントローラーが Red Hat JBoss EAP インストールのベースディレクトリー (EAP_HOME) にインストールされている。

手順

  1. 端末アプリケーションで EAP_HOME/bin ディレクトリーに移動します。
  2. 以下のコマンドを入力し、<USER_NAME> および <PASSWORD> を、作成するユーザー名およびパスワードに置き換えます。

    $ ./add-user.sh -a --user <USER_NAME> --password <PASSWORD> --role kie-server
    注記

    必ず、既存のユーザー、ロール、またはグループとは異なるユーザー名を指定してください。たとえば、admin という名前のユーザーは作成しないでください。

    パスワードは 8 文字以上で、数字と、英数字以外の文字をそれぞれ 1 文字以上使用する必要があります。ただし & の文字は使用できません。

  3. ユーザー名とパスワードを書き留めておきます。

19.1.2. KIE Server およびヘッドレス Process Automation Manager コントローラーの設定

KIE Server をヘッドレス Process Automation Manager コントローラーから管理する場合は、KIE Server インストールの standalone-full.xml ファイルと、ヘッドレス Process Automation Manager コントローラーインストールの standalone.xml ファイルを編集する必要があります。

前提条件

  • KIE Server が EAP_HOME にインストールされている。
  • ヘッドレス Process Automation Manager コントローラーが EAP_HOME にインストールされている。

    注記

    実稼働環境では KIE Server およびヘッドレス Process Automation Manager コントローラーを異なるサーバーにインストールすることを推奨します。ただし、開発環境など、KIE Server およびヘッドレス Process Automation Manager コントローラーを同じサーバーにインストールする場合は、併せて共有の standalone-full.xml ファイルを変更します。

  • KIE Server ノードに、kie-server ロールのあるユーザーが作成されている。
  • サーバーノードに、kie-server ロールのあるユーザーが作成されている。

    詳細は、「ユーザーの作成」 を参照してください。

手順

  1. EAP_HOME/standalone/configuration/standalone-full.xml ファイルの <system-properties> セクションに以下のプロパティーを追加し、<USERNAME> および <USER_PWD> を、kie-server ロールを持つユーザーの認証情報に置き換えます。

       <property name="org.kie.server.user" value="<USERNAME>"/>
       <property name="org.kie.server.pwd" value="<USER_PWD>"/>
  2. KIE Server の EAP_HOME/standalone/configuration/standalone-full.xml ファイルの <system-properties> セクションに以下のプロパティーを追加します。

      <property name="org.kie.server.controller.user" value="<CONTROLLER_USER>"/>
      <property name="org.kie.server.controller.pwd" value="<CONTROLLER_PWD>"/>
      <property name="org.kie.server.id" value="<KIE_SERVER_ID>"/>
      <property name="org.kie.server.location" value="http://<HOST>:<PORT>/kie-server/services/rest/server"/>
      <property name="org.kie.server.controller" value="<CONTROLLER_URL>"/>
  3. このファイルで、以下の値を置き換えます。

    • <CONTROLLER_USER> および <CONTROLLER_PWD>kie-server ロールを持つユーザーの認証情報に置き換えます。
    • <KIE_SERVER_ID> を KIE Server システムの ID または名前に置き換えます (例: rhpam-7.10.0-kie-server-1)。
    • <HOST> を KIE Server ホストの ID または名前に置き換えます (例: localhost または 192.7.8.9)。
    • <PORT> を KIE Server ホストのポートに置き換えます (例: 8080)。

      注記

      org.kie.server.location プロパティーで KIE Server の場所を指定します。

    • <CONTROLLER_URL> をヘッドレス Process Automation Manager コントローラー の URL で置き換えます。起動中に KIE Server がこの URL に接続します。

19.2. ヘッドレス Process Automation Manager コントローラーの実行

ヘッドレス Process Automation Manager コントローラーを Red Hat JBoss EAP にインストールしたら、以下の手順に従ってヘッドレス Process Automation Manager コントローラーを実行します。

前提条件

  • ヘッドレス Process Automation Manager コントローラーが Red Hat JBoss EAP インストールのベースディレクトリー (EAP_HOME) にインストールされ設定されている。

手順

  1. ターミナルアプリケーションで EAP_HOME/bin に移動します。
  2. ヘッドレス Process Automation Manager コントローラーを、KIE Server をインストールした Red Hat JBoss EAP インスタンスと同じ Red Hat JBoss EAP インスタンスにインストールしている場合は、以下のいずれかのコマンドを実行します。

    • Linux または UNIX ベースのシステムの場合:

      $ ./standalone.sh -c standalone-full.xml
    • Windows の場合:

      standalone.bat -c standalone-full.xml
  3. ヘッドレス Process Automation Manager コントローラーを、KIE Server をインストールした Red Hat JBoss EAP インスタンスとは別の Red Hat JBoss EAP インスタンスにインストールしている場合は、standalone.sh スクリプトで Process Automation Manager コントローラーを開始します。

    注記

    この場合は、standalone.xml ファイルに必要な設定変更を加えます。

    • Linux または UNIX ベースのシステムの場合:

      $ ./standalone.sh
    • Windows の場合:

      standalone.bat
  4. ヘッドレス Process Automation Manager コントローラーが Red Hat JBoss EAP 上で動作していることを確認するには、以下のコマンドを入力します。ここで、<CONTROLLER><CONTROLLER_PWD> は、「ヘッドレス Process Automation Manager コントローラーのユーザー作成」 で作成したユーザー名とパスワードの組み合わせになります。このコマンドにより、KIE Server インスタンスに関する情報が出力されます。

    curl -X GET "http://<HOST>:<PORT>/controller/rest/controller/management/servers" -H  "accept: application/xml" -u '<CONTROLLER>:<CONTROLLER_PWD>'
注記

あるいは、KIE Server Java API Client を使用して、ヘッドレス Process Automation Manager コントローラーにアクセスすることもできます。

第20章 スタンドアロン Business Central の設定および実行

Business Central スタンドアロンの JAR ファイルとして使用して、アプリケーションサーバーにデプロイせずに Business Central を実行できます。設定ファイルのサンプルを使用して、追加設定なしで Business Central スタンドアロン JAR ファイルを実行するか、要件に合わせてサンプルファイルをカスタマイズできます。

注記

この JAR ファイルは、Red Hat Enterprise Linux で実行している場合にのみサポートされます。

前提条件

手順

  1. ダウンロードした rhpam-7.10.0-addons.zip ファイルを一時ディレクトリーに展開します。このアーカイブには rhpam-7.10.0-standalone-sample-configuration.zip ファイルが含まれます。
  2. rhpam-7.10.0-standalone-sample-configuration.zip ファイルを、rhpam-7.10.0-business-central-standalone.jar ファイルが含まれるディレクトリーに展開します。rhpam-7.10.0-standalone-sample-configuration.zip ファイルには、以下の設定ファイルのサンプルが含まれています。

    • application-roles.properties
    • application-users.properties
    • sample-standalone-config.yml

      設定ファイルで提供されるサンプルデータを使用して rhpam-7.10.0-business-central-standalone.jar ファイルを実行するか、要件に合わせてデータをカスタマイズできます。

  3. 設定データをカスタマイズするには、以下の手順を実行します。

    1. application-users.properties ファイルを編集します。管理ユーザーを含めます。また、この Business Central インスタンスが KIE Server の Process Automation Manager コントローラーになる場合は、Process Automation Manager コントローラーユーザーを含めます。以下に例を示します。

      rhpamAdmin=password1
    2. application-roles.properties ファイルを編集し、application-users.properties ファイルに含まれるユーザーにロールを割り当てます。以下に例を示します。

      rhpamAdmin=admin
      controllerUser=kie-server

      詳細は、11章Red Hat Process Automation Manager ロールおよびユーザー を参照してください。

    3. sample-standalone-config.yml 設定ファイルの内容を確認し、必要に応じて更新します。
  4. Business Central スタンドアロン JAR ファイルを実行するには、以下のコマンドを入力します。

    java -jar rhpam-7.10.0-business-central-standalone.jar -s sample-standalone-config.yml
  5. JAR ファイルの実行時にアプリケーションプロパティーを設定するには、コマンドに -D<PROPERTY>=<VALUE> パラメーターを追加します。ここで、<PROPERTY> はサポートされるアプリケーションプロパティーの名前で、<VALUE> はプロパティーの値になります。

    java -jar rhpam-7.10.0-business-central-standalone.jar -s sample-standalone-config.yml -D<PROPERTY>=<VALUE> -D<PROPERTY>=<VALUE>

    たとえば、Business Central を実行し、ユーザー controllerUser として KIE Server に接続するには、次のコマンドを実行します。

    java -jar {PRODUCT_FILE}-{URL_COMPONENT_CENTRAL}-standalone.jar \
    -s sample-standalone-config.yml \
    -Dorg.kie.server.user=controllerUser
    -Dorg.kie.server.pwd=controllerUser1234

    これにより、コンテナーを KIE Server にデプロイできます。詳細は、付録A Business Central システムプロパティー を参照してください。

第21章 Red Hat Process Automation Manager の Maven 設定およびリポジトリー

Red Hat Process Automation Manager プロジェクトの作成時に、Business Central は Business Central 用に設定された Maven リポジトリーを使用します。Maven project object model (POM) ファイル (pom.xml) を変更することで、Maven グローバルまたはユーザー設定を使用して、すべての Red Hat Process Automation Manager プロジェクトに対して Red Hat Process Automation Manager の公開リポジトリーから依存関係を取得するように指示できます。また、Business Central と KIE Server が外部の Maven リポジトリーを使用するか、Maven のミラーを準備してオフラインで使用できるように設定できます。

Red Hat Process Automation Manager のパッケージ化およびデプロイメントのオプションに関する詳細は、『Red Hat Process Automation Manager プロジェクトのパッケージ化およびデプロイ』 を参照してください。

21.1. Red Hat Process Automation Manager の Maven 依存関係の追加

Red Hat Process Automation Manager プロジェクトで適切な Maven 依存関係を使用するには、プロジェクトの pom.xml ファイルに Red Hat Business Automation の BOM (bill of materials) ファイルを追加します。Red Hat Business Automation BOM は、Red Hat Decision Manager と Red Hat Process Automation Manager の両方に適用されます。BOM ファイルを追加すると、提供される Maven リポジトリーから、推移的依存関係の適切なバージョンがプロジェクトに含められます。

Red Hat Business Automation BOM (Bill of Materials) に関する詳細情報は、「What is the mapping between Red Hat Process Automation Manager and the Maven library version?」 を参照してください。

手順

  1. Red Hat Business Automation BOM を pom.xml ファイルで宣言します。

    <dependencyManagement>
     <dependencies>
      <dependency>
       <groupId>com.redhat.ba</groupId>
       <artifactId>ba-platform-bom</artifactId>
       <version>7.10.0.redhat-00004</version>
       <type>pom</type>
       <scope>import</scope>
      </dependency>
     </dependencies>
    </dependencyManagement>
    <dependencies>
    <!-- Your dependencies -->
    </dependencies>
  2. <dependencies> タグでお使いのプロジェクトに必要な依存関係を宣言します。製品の BOM をプロジェクトにインポートしたら、ユーザー向け製品依存関係のバージョンが定義されるため、<dependency> 要素のサブ要素 <version> を指定する必要はありません。ただし、<dependency> 要素を使用して、プロジェクトで使用する依存関係を宣言する必要があります。
  3. Business Central に作成されない標準のプロジェクトでは、お使いのプロジェクトに必要な依存関係をすべて指定します。Business Central に作成するプロジェクトでは、基本的なデシジョンエンジンとプロセスエンジンの依存関係が Business Central に自動的に提供されます。

    • 標準的な Red Hat Process Automation Manager プロジェクトでは、使用する機能に応じて、以下の依存関係を宣言します。

      埋め込みプロセスエンジンの依存関係

      <!-- Public KIE API -->
      <dependency>
        <groupId>org.kie</groupId>
        <artifactId>kie-api</artifactId>
      </dependency>
      
      <!-- Core dependencies for process engine -->
      <dependency>
        <groupId>org.jbpm</groupId>
        <artifactId>jbpm-flow</artifactId>
      </dependency>
      
      <dependency>
        <groupId>org.jbpm</groupId>
        <artifactId>jbpm-flow-builder</artifactId>
      </dependency>
      
      <dependency>
        <groupId>org.jbpm</groupId>
        <artifactId>jbpm-bpmn2</artifactId>
      </dependency>
      
      <dependency>
        <groupId>org.jbpm</groupId>
        <artifactId>jbpm-runtime-manager</artifactId>
      </dependency>
      
      <dependency>
        <groupId>org.jbpm</groupId>
        <artifactId>jbpm-persistence-jpa</artifactId>
      </dependency>
      
      <dependency>
        <groupId>org.jbpm</groupId>
        <artifactId>jbpm-query-jpa</artifactId>
      </dependency>
      
      <dependency>
        <groupId>org.jbpm</groupId>
        <artifactId>jbpm-audit</artifactId>
      </dependency>
      
      <dependency>
        <groupId>org.jbpm</groupId>
        <artifactId>jbpm-kie-services</artifactId>
      </dependency>
      
      <!-- Dependency needed for default WorkItemHandler implementations. -->
      <dependency>
        <groupId>org.jbpm</groupId>
        <artifactId>jbpm-workitems-core</artifactId>
      </dependency>
      
      <!-- Logging dependency. You can use any logging framework compatible with slf4j. -->
      <dependency>
        <groupId>ch.qos.logback</groupId>
        <artifactId>logback-classic</artifactId>
        <version>${logback.version}</version>
      </dependency>

    • CDI を使用する Red Hat Process Automation Manager プロジェクトでは、通常、以下の依存関係を宣言します。

      CDI が有効化されたプロセスエンジンの依存関係

      <dependency>
        <groupId>org.kie</groupId>
        <artifactId>kie-api</artifactId>
      </dependency>
      
      <dependency>
        <groupId>org.jbpm</groupId>
        <artifactId>jbpm-kie-services</artifactId>
      </dependency>
      
      <dependency>
        <groupId>org.jbpm</groupId>
        <artifactId>jbpm-services-cdi</artifactId>
      </dependency>

    • 標準的な Red Hat Process Automation Manager プロジェクトでは、以下の依存関係を宣言します。

      埋め込みデシジョンエンジン依存関係

      <dependency>
        <groupId>org.drools</groupId>
        <artifactId>drools-compiler</artifactId>
      </dependency>
      
      <!-- Dependency for persistence support. -->
      <dependency>
        <groupId>org.drools</groupId>
        <artifactId>drools-persistence-jpa</artifactId>
      </dependency>
      
      <!-- Dependencies for decision tables, templates, and scorecards.
      For other assets, declare org.drools:business-central-models-* dependencies. -->
      <dependency>
        <groupId>org.drools</groupId>
        <artifactId>drools-decisiontables</artifactId>
      </dependency>
      <dependency>
        <groupId>org.drools</groupId>
        <artifactId>drools-templates</artifactId>
      </dependency>
      <dependency>
        <groupId>org.drools</groupId>
        <artifactId>drools-scorecards</artifactId>
      </dependency>
      
      <!-- Dependency for loading KJARs from a Maven repository using KieScanner. -->
      <dependency>
        <groupId>org.kie</groupId>
        <artifactId>kie-ci</artifactId>
      </dependency>

    • KIE Server を使用するには、以下の依存関係を宣言します。

      クライアントアプリケーション KIE Server の依存関係

      <dependency>
        <groupId>org.kie.server</groupId>
        <artifactId>kie-server-client</artifactId>
      </dependency>

    • Red Hat Process Automation Manager にリモートクライアントを作成するには、以下の依存関係を宣言します。

      クライアントの依存関係

      <dependency>
        <groupId>org.uberfire</groupId>
        <artifactId>uberfire-rest-client</artifactId>
      </dependency>

    • ルール、プロセス定義など、アセットを含む JAR ファイルを作成する場合は、お使いの Maven プロジェクトのパッケージングの種類を kjar とし、org.kie:kie-maven-plugin を使用して、<project> 要素に置かれた kjar パッケージングタイプを処理します。以下の例の ${kie.version} は、「What is the mapping between Red Hat Process Automation Manager and the Maven library version?」に記載されている Maven ライブラリーのバージョンです。

      <packaging>kjar</packaging>
      <build>
       <plugins>
        <plugin>
         <groupId>org.kie</groupId>
         <artifactId>kie-maven-plugin</artifactId>
         <version>${kie.version}</version>
         <extensions>true</extensions>
        </plugin>
       </plugins>
      </build>

21.2. Business Central および KIE Server への外部 Maven リポジトリーの設定

Business Central および KIE Server が、内部のリポジトリーではなく、Nexus や Artifactory などの外部の Maven リポジトリーを使用するように設定できます。このように設定することで、Business Central と KIE Server は外部の Maven リポジトリーで管理されているアーティファクトにアクセスしてダウンロードできます。

重要

Maven ではアーティファクトが不変である必要があるため、リポジトリー内のアーティファクトは自動セキュリティーパッチを受け取りません。その結果、既知のセキュリティー問題のパッチがないアーティファクトはリポジトリーに残り、これらに依存するビルドが破損しないようにします。パッチが適用されたアーティファクトのバージョン番号がインクリメントされます。詳細は、「JBoss Enterprise Maven リポジトリー」を参照してください。

注記

Red Hat OpenShift Container Platform のオーサリング環境向けに外部の Maven リポジトリーを設定する方法については、以下のドキュメントを参照してください。

前提条件

手順

  1. 外部リポジトリーの接続およびアクセスの詳細が含まれる Maven settings.xml ファイルを作成します。settings.xml ファイルの詳細は Maven の「Settings Reference」を参照してください。
  2. 既知の場所 (例: /opt/custom-config/settings.xml) にファイルを保存します。
  3. Red Hat Process Automation Manager インストールディレクトリーで、standalone-full.xml ファイルに移動します。たとえば、Red Hat Process Automation Manager に Red Hat JBoss EAP インストールを使用する場合は $EAP_HOME/standalone/configuration/standalone-full.xml に移動します。
  4. standalone-full.xml<system-properties> タグで、kie.maven.settings.custom プロパティーに settings.xml ファイルのフルパス名を設定します。

    以下に例を示します。

    <property name="kie.maven.settings.custom" value="/opt/custom-config/settings.xml"/>
  5. Business Central と KIE Server を起動または再起動します。

次のステップ

KJAR アーティファクトとして外部の Maven リポジトリーにエクスポートまたはプッシュする Business Central のプロジェクトごとに、プロジェクトの pom.xml ファイルにリポジトリーの情報を追加する必要があります。方法については、『Red Hat Process Automation Manager プロジェクトのパッケージ化およびデプロイ』 を参照してください。

21.3. オフラインで使用する Maven ミラーリポジトリーの準備

パブリックインターネットへの送信アクセスが、Red Hat Process Automation Manager のデプロイメントに設定されていない場合には、必要なアーティファクトすべてのミラーが含まれる Maven リポジトリーを用意して、このリポジトリーをお使いの環境で使用できるようにする必要があります。

注記

Red Hat Process Automation Manager デプロイメントがインターネットに接続されている場合には、この手順を実行する必要はありません。

前提条件

  • 公開インターネットへの送信アクセスが設定されているコンピューターが利用できる。

手順

  1. 公開インターネットに送信アクセスができるコンピューターで、以下のアクションを実行します。
  2. Red Hat カスタマーポータルの「Software Downloads」ページに移動し (ログインが必要)、ドロップダウンオプションから製品およびバージョンを選択します。

    • 製品: Red Hat Process Automation Manager
    • バージョン: 7.10

      1. Red Hat Process Automation Manager 7.10.0 Offliner Content List (rhpam-7.10.0-offliner.zip) の製品配信可能ファイルをダウンロードして展開します。
      2. rhpam-7.10.0-offliner.zip ファイルの内容を任意のディレクトリーに展開します。
      3. ディレクトリーに移動し、以下のコマンドを入力します。

        ./offline-repo-builder.sh offliner.txt

        このコマンドは、repository サブディレクトリーを作成し、必要なアーティファクトをこのサブディレクトリーにダウンロードします。これはミラーリポジトリーです。

        一部のダウンロードが失敗したことを示すメッセージが表示された場合は、同じコマンドを再度実行してください。ダウンロードが再び失敗する場合は、Red Hat サポートに連絡してください。

  3. Business Central 外でサービスを開発し、追加の依存関係がある場合は、ミラーリポジトリーにその依存関係を追加します。サービスを Maven プロジェクトとして開発した場合は、以下の手順を使用し、これらの依存関係を自動的に用意します。公開インターネットへに送信接続できるコンピューターで、この手順を実行します。

    1. ローカルの Maven キャッシュディレクトリー (~/.m2/repository) のバックアップを作成して、ディレクトリーを削除します。
    2. mvn clean install コマンドを使用してプロジェクトのソースをビルドします。
    3. すべてのプロジェクトで以下のコマンドを入力し、Maven を使用してプロジェクトで生成したすべてのアーティファクトのランタイムの依存関係をすべてダウンロードするようにします。

      mvn -e -DskipTests dependency:go-offline -f /path/to/project/pom.xml --batch-mode -Djava.net.preferIPv4Stack=true

      /path/to/project/pom.xml を、プロジェクトの pom.xml ファイルのパスに置き換えます。

    4. ローカルの Maven キャッシュディレクトリー (~/.m2/repository) の内容を、作成した repository サブディレクトリーにコピーします。
  4. repository サブディレクトリーの内容を、Red Hat Process Automation Manager をデプロイしたコンピューターのディレクトリーにコピーします。このディレクトリーがオフラインの Maven ミラーリポジトリーになります。
  5. 「Business Central および KIE Server への外部 Maven リポジトリーの設定」 の説明に従って、Red Hat Process Automation Manager デプロイメント向けに、settings.xml ファイルを作成して設定します。
  6. settings.xml ファイルで以下を変更します。

    • <profile> タグの下に、<repositories> タグまたは <pluginRepositores> タグがない場合は、不足しているタグを追加します。
    • <repositories> の下に、以下のコンテンツを追加します。

      <repository>
        <id>offline-repository</id>
        <url>file:///path/to/repo</url>
        <releases>
          <enabled>true</enabled>
        </releases>
        <snapshots>
          <enabled>false</enabled>
        </snapshots>
      </repository>

      /path/to/repo は、ローカルの Maven ミラーリポジトリーのディレクトリーに対する完全パスに置き換えます。

    • <pluginRepositories> の下に、以下のコンテンツを追加します。

      <repository>
        <id>offline-plugin-repository</id>
        <url>file:///path/to/repo</url>
        <releases>
          <enabled>true</enabled>
        </releases>
        <snapshots>
          <enabled>false</enabled>
        </snapshots>
      </repository>

      /path/to/repo は、ローカルの Maven ミラーリポジトリーのディレクトリーに対する完全パスに置き換えます。

  7. Business Central の kie.maven.offline.force プロパティーを true に設定します。Business Central のプロパティーの設定手順は、『Red Hat JBoss EAP 7.3 への Red Hat Process Automation Manager のインストールおよび設定』 を参照してください。

第22章 Git リポジトリーからのプロジェクトのインポート

Git は分散バージョン管理システムです。リビジョンをコミットオブジェクトとして実装します。リポジトリーに変更を保存すると、Git リポジトリーに新しいコミットオブジェクトが作成されます。

Business Central は Git を使用してプロジェクトデータ (ルールやプロセスなどのアセットを含む) を格納します。Business Central でプロジェクトを作成すると、Business Central に埋め込まれている Git リポジトリーに追加されます。他の Git リポジトリーにプロジェクトがある場合は、Business Central スペースから、そのプロジェクトを Business Central の Git リポジトリーにインポートできます。

前提条件

  • Red Hat Process Automation Manager プロジェクトが外部の Git リポジトリーに存在している。
  • 外部の Git リポジトリーへの読み取りアクセスに必要な認証情報がある。

手順

  1. Business Central で MenuDesignProjects の順にクリックします。
  2. プロジェクトをインポートするスペースを選択または作成します。デフォルトのスペースは MySpace です。
  3. プロジェクトをインポートするには、次のいずれかを実行します。

    • Import Project をクリックします。
    • ドロップダウンリストから Import Project を選択します。
  4. Import Project ウィンドウに、インポートするプロジェクトが含まれる Git リポジトリーの URL および認証情報を入力し、Import をクリックします。プロジェクトが Business Centralの Git リポジトリーに追加され、現在のスペースで利用できるようになります。

第23章 Business Central ブランディングのカスタマイズ

独自の画像に置き換えることで、Business Central ログインページやアプリケーションヘッダーのブランディングをカスタマイズできます。

23.1. Business Central ログインページのカスタマイズ

Business Central ログインページで、企業のロゴおよびプロジェクトロゴをカスタマイズできます。

手順

  1. Red Hat JBoss EAP を起動し、Web ブラウザーで Business Central を開きます。
  2. SVG 形式のイメージを、Red Hat Process Automation Manager インストールの EAP_HOME/standalone/deployments/business-central.war/img/ ディレクトリーにコピーします。
  3. EAP_HOME//standalone/deployments/business-central.war/img/ ディレクトリーで、既存の redhat_logo.png ファイルを移動するか名前を変更します。
  4. PNG ファイル redhat_logo.png の名前を変更します。
  5. User name フィールドおよび Password フィールドの上に表示されるプロジェクトロゴを変更するには、デフォルトの画像 BC_Logo.png を新しい SVG ファイルに置き換えます。
  6. ログインページを強制的に完全に再読込みし、キャッシュを消去して変更を表示します。たとえば、Linux および Windows の多くの Web ブラウザーでは、Ctrl+F5 を押します。

23.2. Business Central アプリケーションヘッダーのカスタマイズ

Business Central アプリケーションヘッダーをカスタマイズできます。

手順

  1. Red Hat JBoss EAP を起動し、Web ブラウザーで Business Central を開き、お使いのユーザー認証情報でログインします。
  2. SVG 形式の新しいアプリケーションヘッダー画像を、Red Hat Process Automation Manager システムの EAP_HOME/standalone/deployments/business-central.war/banner/ ディレクトリーにコピーします。
  3. テキストエディターで EAP_HOME/standalone/deployments/business-central.war/banner/banner.html ファイルを開きます。
  4. <img> タグの logo.png を、新しい image:admin-and-config/ のファイル名に置き換えます。

    <img src="banner/logo.png"/>
  5. ログインページを強制的に完全に再読込みし、キャッシュを消去して変更を表示します。たとえば、Linux および Windows の多くの Web ブラウザーでは、Ctrl+F5 を押します。

第24章 LDAP と SSL の統合

Red Hat Process Automation Manager を使用して、RH-SSO を介して LDAP および SSL を統合できます。詳細は『Red Hat Single Sign-On サーバー管理ガイド』を参照してください。

第25章 Dashbuilder Runtime

Dashbuilder Runtime はアドオンの Red Hat Process Automation Manager アプリケーション WAR で、Business Central で作成してエクスポートしたダッシュボードを表示できます。これは、Business Central を持たない Red Hat JBoss EAP インストールでビジネスメトリックスを確認する際に役に立ちます。

Dashbuilder Runtime のダッシュボードのページ間のナビゲーションは、ダッシュボードが作成された Business Central のナビゲーションと同じです。ページが属する場合、そのグループは Dashbuilder Runtime と、そのページにインポートされます。ページが Dashbuilder Runtime にインポートされ、ナビゲーションに使用されていない場合、そのページは Runtime Dashboards メニューグループに追加されます。ナビゲーションをエクスポートしない場合は、すべてのページが Runtime Dashboards メニューグループに追加されます。

25.1. Dashbuilder Runtime のインストール

Dashbuilder Runtime をインストールするには、Dashbuilder Runtime WAR をダウンロードし、admin ロールを持つユーザーを作成します。

前提条件

  • Business Central にダッシュボードを作成し、エクスポートしている。Dashbuilder データのエクスポートの詳細は、『Business Central 設定およびプロパティーの設定』ガイドの「Dashbuilder データのエクスポートおよびインポート」を参照してください。

手順

  1. Red Hat カスタマーポータルの「Software Downloads」ページに移動し (ログインが必要)、ドロップダウンオプションから製品およびバージョンを選択します。

    • 製品: Process Automation Manager
    • バージョン: 7.10
  2. Red Hat Process Automation Manager 7.10.0 Add Ons (rhpam-7.10.0-add-ons.zip) をダウンロードして、ZIP ファイルを展開します。
  3. 展開したファイルが含まれるディレクトリーに移動し、rhpam-7.10.0-dashbuilder-runtime.zip ファイルを展開します。
  4. <EAP_HOME>/standalone/deployments ディレクトリーに展開した dashbuilder-runtime.zip ファイルのコンテンツをコピーします。
  5. Red Hat JBoss EAP のホームディレクトリーで、以下のコマンドを実行して admin ロールを持つユーザーを作成し、パスワードを指定します。以下の例では、<USER_NAME><PASSWORD> は任意のユーザー名とパスワードに置き換えます。

    $<EAP_HOME>/bin/add-user.sh -a -e -u <USER_NAME> -p <PASSWORD> -g admin
  6. ターミナルアプリケーションで EAP_HOME/bin に移動します。
  7. 以下のコマンドを実行して、Red Hat JBoss EAP を起動します。

    • Linux または UNIX ベースのシステムの場合:

      $ ./standalone.sh -c standalone-full.xml
    • Windows の場合:

      standalone.bat -c standalone-full.xml
  8. Web ブラウザーで、URL http://localhost:8080 を開きます。
  9. Dashbuilder Runtime 用に作成したユーザーの認証情報を使用してログインします。
  10. プロンプトが表示されたら、Business Central からエクスポートしたダッシュボードをアップロードします。Dashbuilder Runtime は、再起動するまでそのダッシュボードを使用します。

25.2. Dashbuilder Runtime 上の KIE Server データセット

データセットは、関連情報のコレクションです。インポートしたデータセットを含む KIE Server がある場合は、Dashbuilder Runtime と KIE Server REST API を使用して、インポートされたデータセットでクエリーを実行できます。

KIE Server は Business Central をコントローラーとして使用するため、KIE Server コンテナーが Business Central に作成されます。データセットは Business Central にも作成されます。KIE Server 設定は、データセットの作成時またはコンテナーのインストール時に参照できるテンプレートです。

Dashbuilder Runtime などの他のサービスは、KIE Server REST API を使用して KIE Server 情報を取得します。Dashbuilder Runtime は KIE Server REST API にアクセスし、データセットからクエリーを実行します。

Business Centralで KIE Server データセットが作成されると、サーバーテンプレート情報が提供され、Dashbuilder Runtime はそれを使用して KIE Server 情報を検索します。以下に例を示します。

dashbuilder.kieserver.serverTemplate.{SERVER_TEMPLATE}.location={LOCATION}
dashbuilder.kieserver.serverTemplate.{SERVER_TEMPLATE}.user={USER}
dashbuilder.kieserver.serverTemplate.{SERVER_TEMPLATE}.password={PASSWORD}
dashbuilder.kieserver.serverTemplate.{SERVER_TEMPLATE}.token={TOKEN}

データセットごとに KIE Server を設定することもできます。以下に例を示します。

dashbuilder.kieserver.dataset.{DATA_SET_NAME}.location={LOCATION}
dashbuilder.kieserver.dataset.{DATA_SET_NAME}.user={USER}
dashbuilder.kieserver.dataset.{DATA_SET_NAME}.password={PASSWORD}
dashbuilder.kieserver.dataset.{DATA_SET_NAME}.token={TOKEN}
注記

認証情報が提供されていると、トークン認証は使用されません。

別の KIE Server のインストールに対してダッシュボードを実行することが推奨されます。開発環境の KIE Server にデータセットが作成されると、データセットクエリーは開発 KIE Server (例: DEV) に作成されます。ダッシュボードが、別の KIE Server を使用する実稼働環境 (例: PROD) にエクスポートすると、DEV で作成したクエリーが利用できない場合に、エラーが発生します。この場合は、サーバーテンプレートまたはデータセットのいずれかを使用してクエリー置換機能を使用することにより、データセットから別の KIE Server にクエリーを移植することができます。

  • サーバーテンプレートの例:

    dashbuilder.kieserver.serverTemplate.{SERVER_TEMPLATE}.replace_query=true
  • データセットの例:

    dashbuilder.kieserver.dataset.{DATA_SET_NAME}.replace_query=true

replace_query=true property は、Dashbuilder Runtime がクエリーを作成するように一度のみ設定する必要があります。クエリーを作成したら、このシステムプロパティーを削除できます。

25.3. Dashbuilder Runtime のカスタマイズ

システムプロパティーを使用して Dashbuilder Runtime をカスタマイズできます。

ダッシュボードパス

ダッシュボードがアップロードされると、ファイルシステムに保存されます。保存先のパスは、システムプロパティー dashbuilder.import.base.dir によって制御されます。デフォルトは /tmp/dashbuilder です。

システムプロパティーは、ダッシュボードモデルのルートパスです。たとえば、このパスに複数のファイルがある場合は、Dashbuilder Runtime にアクセスし、読み込む必要のあるファイルの名前を含むクエリーパラメーターインポートを渡すことで、ファイルをインポートできます。たとえば、sales_dashboard を読み込む場合は、runtime_host?import=sales_dashboard を実行すると、Dashbuilder Runtime は /tmp/dashbuilder/sales_dashboard.zip ファイルを読み込もうとします。

静的ダッシュボード
ランタイムインスタンスに特定のダッシュボードを読み込ませる場合は、システムプロパティー dashbuilder.runtime.import を変更できます。プロパティーをローカルファイルパスに設定すると、Runtime 起動時にその特定のダッシュボードが読み込まれます。
アップロードサイズの制御
アプリケーションサーバーは、デフォルトで POST リクエストのサイズを制御します。アップロードされたダッシュボードの許容サイズは、システムプロパティー dashbuilder.runtime.upload.size を使用して制御できます。サイズは KB でなければならず、デフォルト値は 96 KB です。つまり、96 KB より大きいファイルをアップロードしようとするとエラーが表示され、ダッシュボードはインストールされません。
Dashbuilder Runtime のデフォルトページ

Dashbuilder Runtime にインポートされたダッシュボードにはデフォルトのページが含まれます。以下は、Dashbuilder Runtime のデフォルトページの更新の概要です。

  • インポートされたダッシュボードに 1 つのページのみが含まれる場合は、デフォルトのページとして使用されます。
  • ページの名前が インデックス として使用されている場合は、デフォルトのページとして使用されます。
  • その他の場合は、Dashbuilder Runtime の汎用ホームページが使用されます。
外部ダッシュボードの読み込み

アクセス可能な URL にあるダッシュボードには、Dashbuilder Runtime からアクセスできます。runtime_host?import=http://filesHost/sales_dashboard.zip などのインポートクエリーパラメーターで URL を渡すことにより、URL にアクセスできます。

注記

セキュリティー上の理由から、このオプションはデフォルトで無効になっています。これを有効にするには、システムプロパティー dashbuilder.runtime.allowExternal を true に設定します。

付録A Business Central システムプロパティー

このセクションに記載の Business Central のシステムプロパティーは standalone*.xml ファイルに渡されます。

Git ディレクトリー

以下のプロパティーを使用して、Business Central Git ディレクトリーの場所と名前を設定します。

  • org.uberfire.nio.git.dir: Business Central の Git ディレクトリーの場所。
  • org.uberfire.nio.git.dirname: Business Central の Git ディレクトリーの名前。デフォルト値は .niogit です。
  • org.uberfire.nio.git.ketch: Git ketch を有効化または無効化。
  • org.uberfire.nio.git.hooks: Business Central の Git ディレクトリーの場所。
HTTP 経由の Git

次のプロパティーを使用して、HTTP 経由で Git リポジトリーにアクセスできるように設定します。

  • org.uberfire.nio.git.proxy.ssh.over.http: SSH が HTTP プロキシーを使用するかどうかを指定します。デフォルト値は false です。
  • http.proxyHost: HTTP プロキシ−のホスト名を定義します。デフォルト値は null です。
  • http.proxyPort: HTTP プロキシーのホストポート (整数値) を定義します。デフォルト値は null です。
  • http.proxyUser: HTTP プロキシー名を定義します。
  • http.proxyPassword: HTTP プロキシーのユーザーパスワードを定義します。
  • org.uberfire.nio.git.http.enabled: HTTP デーモンを有効または無効にします。デフォルト値は true です。
  • org.uberfire.nio.git.http.host: このデーモンは、HTTP デーモンが有効な場合にホストの識別子としてこのプロパティーを使用します。これは、HTTP 経由で Git リポジトリーにアクセスする方法を表示するときに使用する参考属性です。HTTP は、継続してサーブレットコンテナーに依存します。デフォルト値は localhost です。
  • org.uberfire.nio.git.http.hostname: HTTP デーモンが有効な場合に、このデーモンはホスト名の識別子としてこのプロパティーを使用します。これは、HTTP 経由で Git リポジトリーにアクセスする方法を表示するときに使用する参考属性です。HTTP は、継続してサーブレットコンテナーに依存します。デフォルト値は localhost です。
  • org.uberfire.nio.git.http.port: このデーモンは、HTTP デーモンが有効な場合にポート番号としてこのプロパティーを使用します。これは、HTTP 経由で Git リポジトリーにアクセスする方法を表示するときに使用する参考属性です。HTTP は、継続してサーブレットコンテナーに依存します。デフォルト値は 8080 です。
HTTPS 経由の Git

次のプロパティーを使用して、HTTPS 経由で Git リポジトリーにアクセスできるように設定します。

  • org.uberfire.nio.git.proxy.ssh.over.https: SSH が HTTPS プロキシーを使用するかどうかを指定します。デフォルト値は false です。
  • https.proxyHost: HTTPS プロキシーのホスト名。デフォルト値は null です。
  • https.proxyPort: HTTPS プロキシーのホストポート (整数値)。デフォルト値は null です。
  • https.proxyUser: HTTPS プロキシー名を定義します。
  • https.proxyPassword: HTTPS プロキシーのユーザーパスワードを定義します。
  • user.dir: ユーザーディレクトリーの場所。
  • org.uberfire.nio.git.https.enabled: HTTPS デーモンを有効または無効にします。デフォルト値は false です。
  • org.uberfire.nio.git.https.host: このデーモンは、HTTPS デーモンが有効な場合にホストの識別子としてこのプロパティーを使用します。これは、HTTPS 経由で Git リポジトリーにアクセスする方法を表示するときに使用する参考属性です。HTTPS は、継続してサーブレットコンテナーに依存します。デフォルト値は localhost です。
  • org.uberfire.nio.git.https.hostname: このデーモンは、HTTPS デーモンが有効な場合にホスト名の識別子としてこのプロパティーを使用します。これは、HTTPS 経由で Git リポジトリーにアクセスする方法を表示するときに使用する参考属性です。HTTPS は、継続してサーブレットコンテナーに依存します。デフォルト値は localhost です。
  • org.uberfire.nio.git.https.port: このデーモンは、HTTPS デーモンが有効な場合にポート番号としてこのプロパティーを使用します。これは、HTTPS 経由で Git リポジトリーにアクセスする方法を表示するときに使用する参考属性です。HTTPS は、継続してサーブレットコンテナーに依存します。デフォルト値は 8080 です。
JGit
  • org.uberfire.nio.jgit.cache.instances: JGit キャッシュサイズを定義します。
  • org.uberfire.nio.jgit.cache.overflow.cleanup.size: JGit キャッシュオーバーフローのクリーンアップサイズを定義します。
  • org.uberfire.nio.jgit.remove.eldest.iterations: 最も古い JGit の反復を削除するかどうかを定義します。
  • org.uberfire.nio.jgit.cache.evict.threshold.duration: JGit 退避のしきい値の期間を定義します。
  • org.uberfire.nio.jgit.cache.evict.threshold.time.unit: JGit 退避のしきい値の時間単位を定義します。
Git デーモン

次のプロパティーを使用して、Git デーモンを有効にして構成します。

  • org.uberfire.nio.git.daemon.enabled: Git デーモンを有効または無効にします。デフォルト値は true です。
  • org.uberfire.nio.git.daemon.host: Git デーモンが有効な場合は、このプロパティーをローカルホストの識別子として使用します。デフォルト値は localhost です。
  • org.uberfire.nio.git.daemon.hostname: Git デーモンが有効な場合は、このプロパティーをローカルホスト名の識別子として使用します。デフォルト値は localhost です。
  • org.uberfire.nio.git.daemon.port: Git デーモンが有効な場合は、このプロパティーをポート番号として使用します。デフォルト値は 9418 です。
  • org.uberfire.nio.git.http.sslVerify: Git リポジトリーを確認する SSL 証明書を有効または無効にします。デフォルト値は true です。

    注記

    デフォルトポートまたは割り当てられたポートが既に使用されている場合は、別のポートが自動的に選択されます。ポートが利用可能であることを確認し、詳細についてはログをチェックします。

Git SSH

次のプロパティーを使用して、Git SSHデーモンを有効にして構成します。

  • org.uberfire.nio.git.ssh.enabled: SSH デーモンを有効または無効にします。デフォルト値は true です。
  • org.uberfire.nio.git.ssh.host: SSH デーモンが有効な場合は、このプロパティーをローカルホスト識別子として使用します。デフォルト値は localhost です。
  • org.uberfire.nio.git.ssh.hostname: SSH デーモンが有効な場合は、このプロパティーをローカルホスト名の識別子として使用します。デフォルト値は localhost です。
  • org.uberfire.nio.git.SSH.port: SSH デーモンが有効な場合は、このプロパティーをポート番号として使用します。デフォルト値は 8001 です。

    注記

    デフォルトポートまたは割り当てられたポートが既に使用されている場合は、別のポートが自動的に選択されます。ポートが利用可能であることを確認し、詳細についてはログをチェックします。

  • org.uberfire.nio.git.ssh.cert.dir: ローカルの証明書が保存される .security ディレクトリーの場所。デフォルトは作業ディレクトリーです。
  • org.uberfire.nio.git.ssh.idle.timeout: SSH のアイドルタイムアウトを設定します。
  • org.uberfire.nio.git.ssh.passphrase: SCP スタイルの URL を持つ Git リポジトリーのクローンを作成する場合に、オペレーティングシステムの公開キーストアにアクセスするためのパスフレーズ。たとえば、git@github.com:user/repository.git です。
  • org.uberfire.nio.git.ssh.algorithm: SSH で使用されるアルゴリズム。デフォルト値は RSA です。
  • org.uberfire.nio.git.gc.limit: GC の制限を設定します。
  • org.uberfire.nio.git.ssh.ciphers: コンマ区切りの暗号化の文字列。利用可能な暗号化は aes128-ctraes192-ctraes256-ctrarcfour128arcfour256aes192-cbcaes256-cbc です。このプロパティーを使用しない場合は、すべての暗号化が読み込まれます。
  • org.uberfire.nio.git.ssh.macs: コンマ区切りのメッセージ認証コード (MAC) の文字列。利用可能な MAC は hmac-md5hmac-md5-96hmac-sha1hmac-sha1-96hmac-sha2-256hmac-sha2-512 です。このプロパティーを使用しない場合は、すべての MAC が読み込まれます。

    注記

    RSA、または DSA 以外のアルゴリズムを使う場合は、Bouncy Castle JCE ライブラリーを使用するようにアプリケーションサーバーを設定します。

KIE Server ノードおよび Process Automation Manager コントローラー

以下のプロパティーを使用して Process Automation Manager コントローラーから KIE Server ノードへの接続を設定します。

  • org.kie.server.controller: この URL は Process Automation Manager コントローラーへの接続に使用されます。たとえば、ws://localhost:8080/business-central/websocket/controller などです。
  • org.kie.server.user: Process Automation Manager コントローラーから KIE Server ノードへの接続時に使用するユーザー名。このプロパティーは、この Business Central システムを Process Automation Manager コントローラーとして使用する場合に限り必要になります。
  • org.kie.server.pwd: Process Automation Manager コントローラーから KIE Server ノードに接続する際に使用するパスワード。このプロパティーは、この Business Central システムを Process Automation Manager コントローラーとして使用する場合に限り必要になります。
Maven など

以下のプロパティーを使用して、Maven などの機能を設定します。

  • kie.maven.offline.force: Maven のオフライン動作を強制します。true に設定すると、オンラインの依存関係解決が無効になります。デフォルト値は false です。

    注記

    このプロパティーは、Business Central にのみ使用してください。他のコンポーネントとランタイム環境を共有する場合は、設定を分離して、Business Central にだけ適用してください。

  • org.uberfire.gzip.enable: GzipFilter 圧縮フィルターで Gzip の圧縮を有効にするか、または無効にします。デフォルト値は true です。
  • org.kie.workbench.profile: Business Central プロファイルを選択します。許容値は、FULL または PLANNER_AND_RULES です。プリフィックス FULL_ で、プロファイルを設定し、管理者設定にこのプロファイルの設定が表示されないようにします。デフォルト値は FULL です。
  • org.appformer.m2repo.url: Business Central は依存関係を検索する時に、Maven リポジトリーのデフォルトの場所を使用します。デフォルト値は、http://localhost:8080/business-central/maven2 など、Business Central 内の Maven リポジトリーを参照します。このプロパティーは、Business Central が起動する前に設定してください。デフォルト値は、内部の m2 リポジトリーへのファイルパスです。
  • appformer.ssh.keystore: クラス名を指定して Business Central で使用する、カスタムの SSH キーストアを定義します。このプロパティーが指定されていない場合はデフォルトの SSH キーストアを使用します。
  • appformer.ssh.keys.storage.folder: このプロパティーは、デフォルトの SSH キーストアを使用する場合にユーザーの SSH 公開鍵の保存フォルダーを定義します。このプロパティーを指定しないと、この公開鍵は Business Central の .security フォルダーに保存されます。
  • appformer.experimental.features: 実験的機能のフレームワークを有効にします。デフォルト値は false です。
  • org.kie.demo: GitHub 外部へのデモアプリケーションのクローン作成を有効にします。
  • org.uberfire.metadata.index.dir: Lucene の .index ディレクトリーが保存される場所。デフォルトは作業ディレクトリーです。
  • org.uberfire.ldap.regex.role_mapper: LDAP プリンシパル名をアプリケーションのロール名にマッピングするのに使用する regex パターン。プリンシパルの値とロール名が一致する場合は、アプリケーションのロール名が変数ロールに置き換えられるため、変数ロールはパターンの一部でなければならない点に注意してください。
  • org.uberfire.sys.repo.monitor.disabled: 設定モニターを無効にします。無効にした場合の影響を正しく理解していない場合は、無効にしないでください。デフォルト値は false です。
  • org.uberfire.secure.key: パスワードの暗号化で使用するパスワード。デフォルト値は org.uberfire.admin です。
  • org.uberfire.secure.alg: パスワードの暗号化で使用する暗号化アルゴリズム。デフォルト値は PBEWithMD5AndDES です。
  • org.uberfire.domain: uberfire が使用するセキュリティードメイン名。デフォルト値は ApplicationRealm です。
  • org.guvnor.m2repo.dir: Maven リポジトリーディレクトリーが保存される場所。デフォルト値は <working-directory>/repositories/kie です。
  • org.guvnor.project.gav.check.disabled: グループ ID、アーティファクト ID、およびバージョン (GAV) のチェックを無効にします。デフォルト値は false です。
  • org.kie.build.disable-project-explorer: Project Explorer で選択したプロジェクトの自動ビルドを無効にします。デフォルト値は false です。
  • org.kie.builder.cache.size: プロジェクトビルダーのキャッシュサイズを定義します。デフォルト値は 20 です。
  • org.kie.library.assets_per_page: プロジェクト画面のページごとのアセット数をカスタマイズできます。デフォルト値は 15 です。
  • org.kie.verification.disable-dtable-realtime-verification: デシジョンテーブルのリアルタイム確認および検証を無効にします。デフォルト値は false です。
Process Automation Manager コントローラー

以下のプロパティーを使用して、Process Automation Manager コントローラーへの接続方法を設定します。

  • org.kie.workbench.controller: Process Automation Manager コントローラーとの接続に使用する URL。例: ws://localhost:8080/kie-server-controller/websocket/controller
  • org.kie.workbench.controller.user: Process Automation Manager コントローラーのユーザー。デフォルト値は kieserver です。
  • org.kie.workbench.controller.pwd: Process Automation Manager コントローラーのパスワード。デフォルト値は kieserver1! です。
  • org.kie.workbench.controller.token: Process Automation Manager コントローラーとの接続に使用するトークン文字列
Java Cryptography Extension KeyStore (JCEKS)

JCEKS を設定するには、以下のプロパティーを使用します。

  • kie.keystore.keyStoreURL: Java Cryptography Extension KeyStore (JCEKS) の読み込みに使用する URL。たとえば、file:///home/kie/keystores/keystore.jceks です。
  • kie.keystore.keyStorePwd: JCEKS に使用するパスワード。
  • kie.keystore.key.ctrl.alias: デフォルトの REST Process Automation Manager コントローラーに使用するキーのエイリアス。
  • kie.keystore.key.ctrl.pwd: デフォルトの REST Process Automation Manager コントローラーのエイリアスのパスワード
レンダリング

以下のプロパティーを使用して、Business Centralと KIE Server のレンダリングフォームを切り替えます。

  • org.jbpm.wb.forms.renderer.ext: Business Central と KIE Server のフォームのレンダリングを切り替えます。デフォルトでは、フォームのレンダリングは Business Central が行います。デフォルト値は false です。
  • org.jbpm.wb.forms.renderer.name: Business Central と KIE Server のレンダリングフォームを切り替えることができます。デフォルト値は workbench です。

第26章 関連資料

第27章 次のステップ

パート III. Red Hat JBoss EAP クラスター環境への Red Hat Process Automation Manager のインストールおよび設定

システムエンジニアは、Red Hat Process Automation Manager クラスター環境を作成して、開発環境およびランタイム環境に高可用性および負荷分散を提供できます。

前提条件

第28章 Red Hat Process Automation Manager クラスター

2 台以上のコンピューターをクラスタリングすると、高可用性、コラボレーションの強化、負荷分散の利点があります。高可用性により、1 台のコンピューターで障害が発生したときにデータが損失する可能性を減らすことができます。その障害が発生したコンピューターにあるデータのコピーを提供することで、コンピューターに障害が発生したときに、別のコンピューターが不足を補います。障害が発生したコンピューターが再度オンラインになったら、クラスターに戻ります。

Red Hat Process Automation Manager コンポーネントをクラスタリングを行う方法は複数あります。本書は、以下のシナリオにおけるクラスタリングの方法を説明します。

第29章 開発 (オーサリング) 環境における Red Hat Process Automation Manager クラスター

開発者は、Red Hat Process Automation Manager を使用して、ユーザーの意思決定をサポートするルールとプロセスを作成できます。

Red Hat Process Automation Manager をクラスター開発環境として設定すると、高可用性の利点が得られます。クラスター環境では、開発者がノードで作業していて、そのノードで障害が発生した場合、この開発者が作業した内容はクラスターの別のノードに保存され、そちらで確認できます。

多くの開発環境には、ルールとプロセスを作成する Business Central と、このルールとプロセスをテストする 1 台以上の KIE Server があります。

Red Hat Process Automation Manager のクラスター開発環境を構築するには、以下のタスクを実行する必要があります。

  • マシンに Red Hat JBoss EAP 7.3 with Red Hat Data Grid 7.3 を設定します。
  • マシンに Java メッセージングサーバー (JMS) ブローカーである、AMQ Broker を設定します。
  • マシンに NFS ファイルサーバーを設定します。
  • Red Hat JBoss EAP 7.3 と Red Hat Process Automation Manager 7.10 をダウンロードして、各マシンにインストールします。各マシンはクラスターノードの 1 つとなります。
  • クラスターノードごとに Business Central を設定して、クラスターの操作を開始します。

Red Hat Data Grid は Infinispan のオープンソースソフトウェアプロジェクトで構築されています。Red Hat Data Grid は、インデックス化の機能が含まれた、分散型インメモリーキー/値のデータストアで、大量のデータを素早くほぼリアルタイムに保存、検索、および解析できます。Red Hat Process Automation Manager のクラスター環境では、クラスターノード全体にわたる複雑な検索を効率的に実施できます。

JMS ブローカーは、ローカルでメッセージを受信して保存し、そのメッセージを受信者に転送するソフトウェアコンポーネントです。AMQ Broker を使用すると、アプリケーションがメッセージングプロバイダーと通信できます。また、メッセージ駆動型 Bean、Enterprise JavaBean、servlet などのコンポーネントがどのようにメッセージを送受信するかを指定します。

29.1. Red Hat Data Grid のインストールおよび設定

クラスターノード全体でより効率的な検索を行うために、Red Hat Process Automation Manager のクラスター化環境に Red Hat Data Grid をインストールして設定します。

高度なインストールおよび設定オプション、ならびに Red Hat JBoss EAP の Red Hat Data Grid モジュールに関する情報は、『Red Hat Data Grid User Guide』を参照してください。

注記

Business Central と同じノードに Red Hat Data Grid はインストールしないでください。

前提条件

  • Java 8.0 以降と互換性のある Java Virtual Machine (JVM) 環境がインストールされている。

手順

  1. Red Hat カスタマーポータルの「Software Downloads」ページに移動し (ログインが必要)、ドロップダウンオプションから製品およびバージョンを選択します。

    • Product: Data Grid
    • Version: 7.3
  2. お使いのシステムの任意の場所に、Red Hat JBoss Data Grid 7.3.0 Server (jboss-datagrid-7.3.0-1-server.zip) のインストールファイルをダウンロードして展開します。

    展開したディレクトリーは JDG_HOME と呼ばれます。

  3. Red Hat Data Grid を最新のバージョンに更新します。詳細は、『Red Hat Data Grid User Guide』を参照してください。
  4. Red Hat Data Grid を実行するには、JDG_HOME/bin に移動して以下のコマンドを入力します。

    $ ./standalone.sh -c clustered.xml -b <HOST>

    <HOST> は、Red Hat Data Grid をインストールしたサーバーの IP アドレスまたはホスト名に置き換えます。

29.2. AMQ Broker のダウンロードおよび設定

Red hat AMQ Broker により、アプリケーションがメッセージングプロバイダーに接続できるようになります。また、メッセージ駆動型 Bean、Enterprise JavaBean、servlet などのコンポーネントがどのようにメッセージを送受信するかを指定します。

高度なインストールおよび設定オプションの詳細は、『Getting started with AMQ Broker』を参照してください。

手順

  1. Red Hat カスタマーポータルの「Software Downloads」ページに移動し (ログインが必要)、ドロップダウンオプションから製品およびバージョンを選択します。

    • Product: AMQ Broker
    • バージョン: 7.8.0
  2. Red Hat AMQ Broker 7.8.0 (amq-broker-7.8.0-bin.zip) の横の Download をクリックします。
  3. amq-broker-7.8.0-bin.zip ファイルを展開します。
  4. amq-broker-7.8.0-bin/amq-broker-7.8.0/bin のディレクトリーに移動します。
  5. 以下のコマンドを入力します。以下のプレースホルダーを置き換えて、ブローカーおよびブローカーのユーザーを作成します。

    • <HOST> は、AMQ Broker をインストールしたサーバーの IP アドレスまたはホスト名に置き換えます。
    • <AMQ_USER> および <AMQ_PASSWORD> は、任意のユーザー名とパスワードの組み合わせに置き換えます。
    • <BROKER_NAME> は作成するブローカーの名前に置き換えます。

      ./artemis create --host <HOST> --user <AMQ_USER> --password <AMQ_PASSWORD> --require-login <BROKER_NAME>
  6. AMQ Broker を実行するには、amq-broker-7.8.0-bin/amq-broker-7.8.0/bin ディレクトリーで以下のコマンドを入力します。

    <BROKER_NAME>/bin/artemis run

29.3. NFS サーバーの設定

Business Central クラスター環境には、共有ファイルシステムが必要で、その共有ファイルシステムに、各クラスターノードからアクセスできる必要がある。

NFS バージョン 4 サーバーをデプロイして設定しておく必要がある。

手順

  1. NFS バージョン 4 共有をエクスポートするようにサーバーを設定します。Red Hat Enterprise Linux での NFS 共有のエクスポートの方法については、『ファイルシステムの管理』「NFS 共有のエクスポート」を参照してください。NFS サーバーの作成に関する情報は、「RHEL 7 で NFS を設定する」を参照してください。
  2. サーバーで、/etc/exports ファイルに以下の行を追加し、rw,sync,no_root_squash オプションを指定して /opt/kie/data 共有を作成します。

    /opt/kie/data *(rw,sync,no_root_squash)

    たとえば、/opt/kie/data は共有フォルダー、* は NFS サーバーに接続可能な IP アドレス、(rw,sync,no_root_squash) は NFS に最小限必要なオプションを指します。以下に例を示します。

    /opt/kie/data 192.268.1.0/24(rw,sync,no_root_squash)
    注記

    '/opt/kie/data' の代わりに別の共有名を使用できます。別の共有名を使用する場合には、Business Central を実行する全ノードの設定時に、この名前を使用する必要があります。

29.4. Red Hat JBoss EAP 7.3 および Red Hat Process Automation Manager のダウンロードおよび展開

クラスターの各ノードで Red Hat JBoss EAP 7.3 および Red Hat Process Automation Manager 7.10 をダウンロードして、インストールします。

手順

  1. クラスターの各ノードに Red Hat JBoss EAP 7.3 をインストールします。

    1. Red Hat カスタマーポータルの「Software Downloads」ページに移動し (ログインが必要)、ドロップダウンオプションから製品およびバージョンを選択します。

      • Product: Enterprise Application Platform
      • Version: 7.3
    2. Red Hat JBoss Enterprise Application Platform 7.3.4 の横にある Download をクリックします。(JBEAP-7.3.4/jboss-eap-7.3.4.zip)。
  2. jboss-eap-7.3.4.zip ファイルを展開します。以下の例では、EAP_HOMEjboss-eap-7.3/jboss-eap-7.3 ディレクトリーとします。
  3. 最新の Red Hat JBoss EAP パッチが利用できる場合には、ダウンロードして適用します。
  4. クラスターの各ノードで Red Hat Process Automation Manager をダウンロードします。

    1. Red Hat カスタマーポータルの「Software Downloads」ページに移動し、ドロップダウンオプションから製品およびバージョンを選択します。

      • Product: Process Automation Manager
      • Version: 7.10
    2. Red Hat Process Automation Manager 7.10.0 Business Central Deployable for Red Hat JBoss EAP 7 (rhpam-7.10.0-business-central-eap7-deployable.zip) をダウンロードします。
  5. rhpam-7.10.0-business-central-eap7-deployable.zip ファイルを一時ディレクトリーに展開します。以下のコマンドでは、このディレクトリーを TEMP_DIR とします。
  6. TEMP_DIR/rhpam-7.10.0-business-central-eap7-deployable/jboss-eap-7.3 の内容を EAP_HOME にコピーします。
  7. 最新の Red Hat Process Automation Manager のパッチが利用できる場合には、ダウンロードして適用します。
  8. 高可用性環境向けに Red Hat Single Sign-On を設定します。詳細は、『Red Hat Process Automation Managerr と Red Hat Single Sign-On の統合』および『Red Hat Single Sign-On サーバー管理ガイド』を参照してください。

29.5. クラスターでの Business Central の設定および実行

Red Hat JBoss EAP と Business Central のインストール後に、Red Hat Data Grid と AMQ Broker を使用してクラスターを設定できます。クラスターの各ノードで以下の手順を実行します。

注記

この手順では、基本的なクラスター設定を説明します。より詳細な設定は『Red Hat JBoss EAP 7.3 設定ガイド』を参照してください。

注記

高可用性 (HA) のオンプレミス環境で KIE Server を Business Central に接続しないでください。

Business Central インスタンスは、各 KIE Server のステータスと同期し続けることができません。たとえば、KIE Server が稼働中だが同期していない場合、Business Central はそのインスタンスからデプロイできなくなります。

前提条件

手順

  1. NFS で共有されているディレクトリーを /data としてマウントします。Root ユーザーで以下のコマンドを入力します。

    mkdir /data
    mount <NFS_SERVER_IP>:<DATA_SHARE> /data

    <NFS_SERVER_IP> を、NFS サーバーマシンの IP アドレスまたはホスト名に置き換えてください。<DATA_SHARE> を、設定した共有名 (例: /opt/kie/data) に置き換えます。

  2. /data NFS ディレクトリーに kie-wb-playground ディレクトリーを作成します。

    mkdir /kie-wb-playground
  3. EAP_HOME/bin ディレクトリーに kie-wb-playground ディレクトリーを作成し、ディレクトリーをマウントします。

    mount -o rw,sync,actimeo=1 <NFS_SERVER_IP>:<DATA_SHARE>/kie-wb-playground kie-wb-playground
  4. テキストエディターで EAP_HOME/standalone/configuration/standalone-full.xml ファイルを開きます。
  5. <system-properties> 要素でプロパティーを編集または追加し、以下のプレースホルターを置き換えます。

    • <AMQ_USER> および <AMQ_PASSWORD> は、AMQ Broker の作成時に定義した認証情報に置き換えます。
    • <AMQ_BROKER_IP_ADDRESS> は AMQ Broker の IP アドレスに置き換えます。
    • <DATA_GRID_NODE_IP> は、Red Hat Data Grid のインストール先の IP アドレスに置き換えます。

      <system-properties>
        <property name="appformer-jms-connection-mode" value="REMOTE"/>
        <property name="appformer-jms-username" value="<AMQ_USER>"/>
        <property name="appformer-jms-password" value="<AMQ_USER_PASSWORD>"/>
        <property name="appformer-jms-url"
           value="tcp://<AMQ_BROKER_IP_ADDRESS>:61616?ha=true&amp;retryInterval=1000&amp;retryIntervalMultiplier=1.0&amp;reconnectAttempts=-1"/>
        <property name="org.appformer.ext.metadata.infinispan.port"
           value="11222"/>
        <property name="org.appformer.ext.metadata.infinispan.host"
           value="<DATA_GRID_NODE_IP>"/>
        <property name="org.appformer.ext.metadata.infinispan.realm"
           value="ApplicationRealm"/>
        <property name="org.appformer.ext.metadata.infinispan.cluster"
           value="kie-cluster"/>
        <property name="org.appformer.ext.metadata.index"
           value="infinispan"/>
        <property name="org.uberfire.nio.git.dir"
           value="/data"/>
        <property name="es.set.netty.runtime.available.processors"
           value="false"/>
      </system-properties>
  6. オプション: Red Hat Data Grid のデプロイメントで認証が必要な場合は、<system-properties> 要素でプロパティーを編集または追加し、以下のプレースホルターを置き換えます。

    • <SERVER_NAME> は、Red Hat Data Grid のサーバー設定で指定したサーバー名に置き換えます。
    • <SASL_QOP> は、Red Hat Data Grid サーバー設定の auth、auth-int、および auth-conf の値に置き換えます。

      <property name="org.appformer.ext.metadata.infinispan.server.name"
         value="<SERVER_NAME>"/>
      <property name="org.appformer.ext.metadata.infinispan.sasl.qop"
         value="<SASL_QOP>"/>
      <property name="org.appformer.ext.metadata.infinispan.username"
         value=""/>
      <property name="org.appformer.ext.metadata.infinispan.password"
         value=""/>
  7. standalone-full.xml ファイルを保存します。
  8. クラスターを起動するには EAP_HOME/bin に移動して、以下のコマンドを入力します。

    $ ./standalone.sh -c standalone-full.xml -b <HOST>

    <HOST> は、Red Hat Process Automation Manager をインストールしたサーバーの IP アドレスまたはホスト名に置き換えます。

29.6. 高可用性 (HA) オンプレミスインフラストラクチャーのテスト

Business Central の実稼働環境可能な高可用性 (HA) オンプレミスインフラストラクチャーを作成する場合は、実行可能な HA 環境のハードウェアおよびパフォーマンスの最低要件を満たしていることを確認する必要があります。HA オンプレミスインフラストラクチャーは、Business Central、メッセージシステム (AMQ)、インデックスサーバー (Red Hat Data Grid)、および共有ファイルシステム (NFS/GlusterFS/Ceph) の 4 つの主要コンポーネントで構成されます。

前提条件

  • 3 つ以上のノードのネットワーク環境は、以下のレイアウトで設定されます。

    ノード 1: Business Central

    ノード 2: Business Central

    ノード 3: AMQ、Red Hat Data Grid、および NFS

手順

  1. 以下の手順を実施して、ネットワークの速度をテストします。

    1. 各サーバーノードのコマンド端末で、iPerf3 をインストールします。

      $ dnf install iperf3
    2. NFS サーバーノード (サーバーノード 3) のコマンドターミナルで、iPerf3 をサーバーモードで起動します。

      $ iperf3 -s
    3. 各 Business Central サーバーノードのコマンド端末で、ホストとして NFS サーバーノードを設定して、クライアントモードで iPerf3 を起動します。

      $ iperf3 -c <NFS_SERVER_IP>
    4. 各サーバーノードの結果を以下の最小値の例と比較します。

      iperf3 -c 172.31.47.103
      Connecting to host 172.31.47.103, port 5201
      [  5] local 172.31.39.4 port 44820 connected to 172.31.47.103 port 5201
      [ ID] Interval           Transfer     Bitrate         Retr  Cwnd
      [  5]   0.00-1.00   sec   143 MBytes  1.20 Gbits/sec    0    419 KBytes
      [  5]   1.00-2.00   sec   111 MBytes   928 Mbits/sec    6    848 KBytes
      [  5]   2.00-3.00   sec  53.8 MBytes   451 Mbits/sec    0   1.08 MBytes
      [  5]   3.00-4.00   sec  52.5 MBytes   440 Mbits/sec    1   1022 KBytes
      [  5]   4.00-5.00   sec  53.8 MBytes   451 Mbits/sec    1    935 KBytes
      [  5]   5.00-6.00   sec  53.8 MBytes   451 Mbits/sec    1    848 KBytes
      [  5]   6.00-7.00   sec  52.5 MBytes   440 Mbits/sec    0   1.08 MBytes
      [  5]   7.00-8.00   sec  53.8 MBytes   451 Mbits/sec    1   1.01 MBytes
      [  5]   8.00-9.00   sec  53.8 MBytes   451 Mbits/sec    1    953 KBytes
      [  5]   9.00-10.00  sec  52.5 MBytes   440 Mbits/sec    1    856 KBytes
      - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - -
      [ ID] Interval           Transfer     Bitrate         Retr
      [  5]   0.00-10.00  sec   680 MBytes   570 Mbits/sec   12             sender
      [  5]   0.00-10.04  sec   677 MBytes   566 Mbits/sec                  receiver
      
      iperf Done.
  2. 以下の手順に従い、NFS 情報を確認します。

    1. 各 Business Central サーバーノードのコマンド端末で、NFS ノードをマウントします。

      $ mount -o actimeo=1 <NFS_SERVER_IP>:/opt/nfs/kie /opt/kie/niogit
    2. マウントされた各ノードのコマンド端末で、nfsiostat と入力します。

      $ nfsiostat
    3. 各サーバーノードの結果を以下の最小値の例と比較します。

      nfsiostat
      ops/s	rpc bklog
      6.415	0.000
      
      read:
      ops/s	kB/s	kB/op	retrans	avg RTT (ms)	avg exe (ms)	avg queue (ms)	errors
      0.031	0.045	1.452	0 (0.0%)	0.129		0.166		0.019		0 (0.0%)
      
      write:
      ops/s	kB/s	kB/op	retrans	avg RTT (ms)	avg exe (ms)	avg queue (ms)	errors
      0.517	0.467	0.903	0 (0.0%)	1.235		1.269		0.01 8		0 (0.0%)
  3. 以下の手順に従い、ディスクが SSD であることを確認します。

    1. NFS サーバーのコマンド端末で、df -h を入力して、以下の例で示すようにディスクを特定します。

      $ df -h
      Filesystem               Size  Used Avail Use% Mounted on
      devtmpfs                 3.8G     0  3.8G   0% /dev
      tmpfs                    3.9G     0  3.9G   0% /dev/shm
      tmpfs                    3.9G   33M  3.8G   1% /run
      tmpfs                    3.9G     0  3.9G   0% /sys/fs/cgroup
      /dev/xvda2                25G  3.2G   22G  13% /
      tmpfs                    781M     0  781M   0% /run/user/1000
      172.31.47.103:/root/nfs   25G  2.1G   23G   9% /root/nfs
    2. lsblk -d を入力して、ディスクが SSD であることを確認します。

      $ lsblk -d
    3. hdparm -Tt と入力して、ディスクをテストします。

      $ hdparm -Tt /dev/xvda2
    4. 各サーバーノードの結果を以下の最小値の例と比較します。

      $ hdparm -Tt /dev/xvda2
      
      /dev/xvda2:
       Timing cached reads:   18670 MB in  1.99 seconds = 9389.01 MB/sec
       Timing buffered disk reads: 216 MB in  3.03 seconds =  71.40 MB/sec

29.7. Red Hat Process Automation Manager クラスターの検証

Red Hat Process Automation Manager を設定したら、アセットを作成してシステムが機能していることを検証します。

手順

  1. Web ブラウザーで、<node-IP-address>:8080/business-central を入力します。<node-IP-address> は特定のノードの IP アドレスに置き換えます。
  2. インストール時に作成した admin ユーザーの認証情報を入力します。Business Central ホームページが表示されます。
  3. MenuDesignProjects の順に選択します。
  4. MySpace スペースを開きます。
  5. Try SamplesMortgagesOK の順にクリックします。Assets ウィンドウが表示されます。
  6. Add AssetData Object をクリックします。
  7. Data Object フィールドに MyDataObject と入力し、OK をクリックします。
  8. SpacesmySpaceMortgages の順にクリックし、アセットリストに MyDataObject があることを確認します。
  9. Web ブラウザーに以下の URL を入力します。<node_IP_address> には、クラスターの別のノードのアドレスに置き換えます。

    http://<node_IP_address>:8080/business-central

  10. MyDataObject アセットを作成した最初のノードの Business Central にログインするときに使用した認証情報と同じものを入力します。
  11. MenuDesignProjects の順に選択します。
  12. MySpace スペースを開きます。
  13. Mortgages プロジェクトを選択します。
  14. MyDataObject がアセットリストにあることを確認します。
  15. Mortgages プロジェクトを選択します。

第30章 ランタイム環境における KIE Server クラスター

ランタイム環境では、KIE Server は、ビジネス上の決定をサポートするルールおよびプロセスが含まれるサービスを実行します。KIE Server ランタイム環境をクラスタリングする主な利点は負荷分散です。クラスターのノードの 1 つでアクティビティーが増えると、そのアクティビティーはクラスターの残りのノードと共有されるため、パフォーマンスが改善します。

KIE Server のクラスター化ランタイム環境を作成するには、Red Hat JBoss EAP 7.3 および KIE Server をダウンロードして展開します。次に、ドメインモードクラスターに Red Hat JBoss EAP 7.3 を設定し、クラスターを起動し、各クラスターノードに KIE Server をインストールします。

任意で、ヘッドレス Process Automation Manager コントローラーおよび Smart Router をクラスター化できます。

注記

高可用性 (HA) のオンプレミス環境で KIE Server を Business Central に接続しないでください。

Business Central インスタンスは、各 KIE Server のステータスと同期し続けることができません。たとえば、KIE Server が稼働中だが同期していない場合、Business Central はそのインスタンスからデプロイできなくなります。

30.1. Red Hat JBoss EAP 7.3 および KIE Server のダウンロードおよび展開

本セクションの手順を行い、Red Hat JBoss EAP 7.3 をダウンロードしてインストールし、クラスター環境にインストールするために KIE Server をダウンロードして再パッケージ化します。

手順

  1. クラスターの各ノードに Red Hat JBoss EAP 7.3 をインストールします。

    1. Red Hat カスタマーポータルの「Software Downloads」ページに移動し (ログインが必要)、ドロップダウンオプションから製品およびバージョンを選択します。

      • Product: Red Hat JBoss EAP
      • Version: 7.3
    2. Red Hat JBoss Enterprise Application Platform 7.3.4 (jboss-eap-7.3.4.zip) の横にある Download をクリックします。
  2. jboss-eap-7.3.4.zip ファイルを展開します。jboss-eap-7.3/jboss-eap-7.3 ディレクトリーは EAP_HOME とします。
  3. 最新の Red Hat JBoss EAP パッチが利用できる場合には、ダウンロードして適用します。
  4. KIE Server のダウンロード:

    1. Red Hat カスタマーポータルの「Software Downloads」ページに移動し、ドロップダウンオプションから製品およびバージョンを選択します。

      • Product: Process Automation Manager
      • Version: 7.10
    2. Red Hat Process Automation Manager 7.10.0 KIE Server for All Supported EE8 Containers (rhpam-7.10.0-kie-server-ee8.zip) をダウンロードします。
  5. rhpam-7.10.0-kie-server-ee8.zip アーカイブを一時ディレクトリーに展開します。以下の例では、この名前を TEMP_DIR とします。
  6. TEMP_DIR/rhpam-7.10.0-kie-server-ee8/rhpam-7.10.0-kie-server-ee8/kie-server.war ディレクトリーを EAP_HOME/standalone/deployments/ にコピーします。

    警告

    コピーする Red Hat Process Automation Manager デプロイメントの名前が、Red Hat JBoss EAP インスタンスの既存デプロイメントと競合しないことを確認します。

  7. TEMP_DIR/rhpam-7.10.0-kie-server-ee8/rhpam-7.10.0-kie-server-ee8/SecurityPolicy/ の内容を EAP_HOME/bin にコピーします。
  8. ファイルを上書きするように求められたら、Replace をクリックします。
  9. EAP_HOME/standalone/deployments/ ディレクトリーに、kie-server.war.dodeploy という名前で空のファイルを作成します。このファイルにより、サーバーが起動すると KIE Server が自動的にデプロイされます。
  10. 最新の Red Hat Process Automation Manager のパッチが利用できる場合には、ダウンロードして適用します。
  11. EAP_HOME/bin ディレクトリーに移動します。
  12. KIE Server へのログインに使用する kie-server ロールのユーザーを作成します。

    $ ./add-user.sh -a --user <USERNAME> --password <PASSWORD> --role kie-server
  13. ユーザー名とパスワードを書き留めておきます。

30.2. KIE Server 向けの Red Hat JBoss EAP 7.3 クラスターの設定および実行

KIE Server 向けに Red Hat JBoss EAP クラスターを設定して、起動します。

手順

  1. JDBC ドライバーを、このクラスターの一部となる Red Hat JBoss EAP の全インスタンスにインストールします。詳細は、『Red Hat JBoss EAP 7.3 設定ガイド』「JDBC ドライバー」 セクションを参照してください。
  2. テキストエディターで EAP_HOME/standalone/configuration/standalone-full.xml ファイルを開きます。
  3. data-stores プロパティーと、その上の timer-service thread-pool-name を編集します。

    • datasource-jndi-name は、この手順の最初で指定したデータベースの JNDI 名です。
    • partition プロパティーの値にはあらゆる名前を入力できますが、ノードには、同じパーティション名を持つその他のノードのタイマーのみが表示されます。パーティション名を割り当てて、パーティションでノードをグループ分けすると、大規模なクラスターを複数の小規模クラスターに分割できます。これによりパフォーマンスが改善します。これを行うと、パフォーマンスが向上します。たとえば、1 個のクラスターにノードが 100 個あり、100 個のノードがすべて同じタイマーを実行して更新する代わりに、ノードを 5 個ずつに分割して 20 個のクラスターを作成し、各クラスターに異なるパーティション名を指定することもできます。
    • default-data-store 属性値を ejb_timer_ds に置き換えます。
    • refresh-interval の値をミリ秒で設定して、EJB タイマーがデータベースに接続して同期し、処理するタスクをロードする頻度を指定します。

      <timer-service thread-pool-name="default" default-data-store="ejb_timer_ds">
      <data-stores>
          <database-data-store name="ejb_timer_ds" datasource-jndi-name="java:jboss/datasources/ejb_timer" database="postgresql" partition="ejb_timer_part" refresh-interval="30000"/>
      </data-stores>
      </timer-service>

      以下の表は、サポートされるデータベースと、対応する database 属性値を示しています。

      表30.1 サポートされているデータベース

      データベース属性値

      Hyper SQL (デモを目的としており、サポートはされません)

      hsql

      PostgreSQL

      postgresql

      Oracle

      oracle

      IBM DB2

      db2

      Microsoft SQL Server

      mssql

      MySQL および MariaDB

      mysql

  4. KIE Server および EJB タイマーデータソースを standalone-full.xml ファイルに追加します。この例では、<DATABASE> はデータベース名、<SERVER_NAME> は JNDI データベースのホスト名、<USER_NAME> および <USER_PWD> はそのデータベースの認証情報になります。

    • 以下のように、データソースを追加して、KIE Server がデータベースに接続できるようにします。

      <xa-datasource jndi-name="java:/jboss/datasources/rhpam" pool-name="rhpam-RHPAM" use-java-context="true" enabled="true">
        <xa-datasource-property name="DatabaseName"><DATABASE></xa-datasource-property>
        <xa-datasource-property name="PortNumber">5432</xa-datasource-property>
        <xa-datasource-property name="ServerName"><SERVER_NAME></xa-datasource-property>
        <driver>postgresql</driver>
        <security>
          <user-name><USER_NAME></user-name>
          <password><USER_PWD></password>
      </security>
      </xa-datasource>
    • 以下のように、データソースを追加して、EJB タイマーを有効化します。

      <xa-datasource jndi-name="java:jboss/datasources/ejb_timer" pool-name="ejb_timer" use-java-context="true" enabled="true">
          <xa-datasource-property name="DatabaseName"><DATABASE></xa-datasource-property>
          <xa-datasource-property name="PortNumber">5432</xa-datasource-property>
          <xa-datasource-property name="ServerName"><SERVER_NAME></xa-datasource-property>
          <driver>postgresql</driver>
          <transaction-isolation>TRANSACTION_READ_COMMITTED</transaction-isolation>
          <security>
              <user-name><USER_NAME></user-name>
              <password><USER_PWD></password>
          </security>
      </xa-datasource>
      警告

      KIE Server ランタイムデータおよび EJB タイマーデータに、別々のデータベースを使用する必要があります。

  5. <system-properties> 要素に以下のプロパティーを追加し、以下のプレースホルターを置き換えます。

    • <JNDI_NAME> は、データソースの JNDI 名です。Red Hat Process Automation Manager の場合は java:/jboss/datasources/rhpam です。
    • <DIALECT> は、データベースの hibernate ダイアレクトです。

      以下の方言がサポートされます。

      • DB2: org.hibernate.dialect.DB2Dialect
      • MSSQL: org.hibernate.dialect.SQLServer2012Dialect
      • MySQL: org.hibernate.dialect.MySQL5InnoDBDialect
      • MariaDB: org.hibernate.dialect.MySQL5InnoDBDialect
      • Oracle: org.hibernate.dialect.Oracle10gDialect
      • PostgreSQL: org.hibernate.dialect.PostgreSQL82Dialect
      • PostgreSQL plus: org.hibernate.dialect.PostgresPlusDialect

        <system-properties>
          <property name="org.kie.server.persistence.ds" value="<JNDI_NAME>"/>
          <property name="org.kie.server.persistence.dialect" value="<DIALECT>"/>
          <property name="org.jbpm.ejb.timer.tx" value="true"/>
        </system-properties>
  6. standalone-full.xml ファイルを保存します。
  7. クラスターを起動するには EAP_HOME/bin に移動して、以下のコマンドの 1 つを入力します。

    • Linux または UNIX ベースのシステムの場合:

      $ ./standalone.sh -c standalone-full.xml
    • Windows の場合:

      standalone.bat -c standalone-full.xml

30.3. ヘッドレス Process Automation Manager コントローラーを使用した KIE Server のクラスタリング

Process Automation Manager コントローラーは Business Central と統合します。ただし、Business Central をインストールしない場合は、ヘッドレス Process Automation Manager コントローラーをインストールし、REST API または KIE Server Java Client API を使用してそのコントローラーと対話します。

前提条件

  • バックアップを作成してある Red Hat JBoss EAP システム (バージョン 7.3 またはそれ以降) が利用できる。Red Hat JBoss EAP システムのベースディレクトリーを EAP_HOME とします。
  • インストールを完了するのに必要なユーザーパーミッションが付与されている。
  • 「NFS サーバーの設定」 で記載されているように、共有ディレクトリーを備えた NFS サーバーを利用できる。

手順

  1. Red Hat カスタマーポータルの「Software Downloads」ページに移動し (ログインが必要)、ドロップダウンオプションから製品およびバージョンを選択します。

    • Product: Process Automation Manager
    • Version: 7.10
  2. Red Hat Process Automation Manager 7.10.0 Add Ons (rhpam-7.10.0-add-ons.zip ファイル) をダウンロードします。
  3. rhpam-7.10.0-add-ons.zip ファイルを展開します。rhpam-7.10.0-controller-ee7.zip ファイルは展開したディレクトリーにあります。
  4. rhpam-7.10.0-controller-ee7 アーカイブを一時ディレクトリーに展開します。以下の例では、この名前を TEMP_DIR とします。
  5. TEMP_DIR/rhpam-7.10.0-controller-ee7/controller.war ディレクトリーを EAP_HOME/standalone/deployments/ にコピーします。

    警告

    コピーするヘッドレス Process Automation Manager コントローラーデプロイメントの名前が、Red Hat JBoss EAP インスタンスの既存デプロイメントと競合しないことを確認します。

  6. TEMP_DIR/rhpam-7.10.0-controller-ee7/SecurityPolicy/ ディレクトリーの内容を EAP_HOME/bin にコピーします。
  7. ファイルの上書きを求めるプロンプトが出されたら、Yes をクリックします。
  8. EAP_HOME/standalone/deployments/ ディレクトリーに、controller.war.dodeploy という名前で空のファイルを作成します。このファイルにより、サーバーが起動するとヘッドレス Process Automation Manager コントローラーが自動的にデプロイされます。
  9. テキストエディターで EAP_HOME/standalone/configuration/standalone.xml ファイルを開きます。
  10. 以下のプロパティーを <system-properties> 要素に追加し、<NFS_STORAGE>を、テンプレート設定が保存されている NFS ストレージへの絶対パスに置き換えます。

    <system-properties>
      <property name="org.kie.server.controller.templatefile.watcher.enabled" value="true"/>
      <property name="org.kie.server.controller.templatefile" value="<NFS_STORAGE>"/>
    </system-properties>

    テンプレートファイルには、特定のデプロイメントシナリオのデフォルト設定が含まれます。

    org.kie.server.controller.templatefile.watcher.enabled プロパティーの値を true に設定すると、別のスレッドが開始してテンプレートファイルの修正を監視します。この確認の間隔はデフォルトで 30000 ミリ秒になり、org.kie.server.controller.templatefile.watcher.interval システムプロパティーで制御できます。このプロパティーの値を false に設定すると、テンプレートファイルへの変更の検出が、サーバーの再起動時に制限されます。

  11. ヘッドレス Process Automation Manager コントローラーを開始するには、EAP_HOME/bin に移動して、以下のコマンドを実行します。

    • Linux または UNIX ベースのシステムの場合:

      $ ./standalone.sh
    • Windows の場合:

      standalone.bat

30.4. 失敗した KIE Server ノードの RUNNING 状態にあるジョブのフェイルオーバーの設定

デフォルトでは、クラスターで複数の KIE Server ノードを実行している場合は、1 つの KIE Server ノードに障害が発生しても、その他の KIE Server ノードは、失敗した KIE Server ノードから QUEUED 状態または RETRYING 状態のジョブを選択します。ただし、これらのノードは RUNNING 状態のジョブを選択しません。

別の KIE Server ノードに再度キューに置かれるように、RUNNING 状態のジョブを組み込むようにクラスターを設定できます。障害が発生した KIE Server ノードのプロセスにタイマー開始ノードがある場合、プロセスはいずれかのノードでのみ開始します。

前提条件

  • KIE Server に Red Hat JBoss EAP クラスターを設定している。

手順

  1. 環境を準備します。

    1. 以下のエクステンションが standalone.xml ファイルに存在することを確認し、必要な場合は追加します。

      <extension module="org.jboss.as.clustering.infinispan"/>
      <extension module="org.jboss.as.clustering.jgroups"/>
    2. standalone.xml ファイルで、<subsystem xmlns="urn:jboss:domain:infinispan:9.0"> サブシステムを見つけ、以下の例のように、nodes という名前のキャッシュと jobs という名前のキャッシュを含む jbpm という名前のキャッシュコンテナーエントリーを作成します。

      <cache-container name="jbpm">
        <transport lock-timeout="60000"/>
        <replicated-cache name="nodes">
            <transaction mode="BATCH"/>
        </replicated-cache>
        <replicated-cache name="jobs">
            <transaction mode="BATCH"/>
        </replicated-cache>
      </cache-container>
    3. レプリケートされたキャッシュと分散キャッシュの jgroups サブシステムを追加します。

      <subsystem xmlns="urn:jboss:domain:jgroups:7.0">
          <channels default="ee">
              <channel name="ee" stack="udp" cluster="ejb"/>
          </channels>
          <stacks>
              <stack name="udp">
                  <transport type="UDP" socket-binding="jgroups-udp"/>
                  <protocol type="PING"/>
                  <protocol type="MERGE3"/>
                  <socket-protocol type="FD_SOCK" socket-binding="jgroups-udp-fd"/>
                  <protocol type="FD_ALL"/>
                  <protocol type="VERIFY_SUSPECT"/>
                  <protocol type="pbcast.NAKACK2"/>
                  <protocol type="UNICAST3"/>
                  <protocol type="pbcast.STABLE"/>
                  <protocol type="pbcast.GMS"/>
                  <protocol type="UFC"/>
                  <protocol type="MFC"/>
                  <protocol type="FRAG3"/>
                </stack>
                <stack name="tcp">
                  <transport type="TCP" socket-binding="jgroups-tcp"/>
                  <socket-protocol type="MPING" socket-binding="jgroups-mping"/>
                  <protocol type="MERGE3"/>
                  <socket-protocol type="FD_SOCK" socket-binding="jgroups-tcp-fd"/>
                  <protocol type="FD_ALL"/>
                  <protocol type="VERIFY_SUSPECT"/>
                  <protocol type="pbcast.NAKACK2"/>
                  <protocol type="UNICAST3"/>
                  <protocol type="pbcast.STABLE"/>
                  <protocol type="pbcast.GMS"/>
                  <protocol type="MFC"/>
                  <protocol type="FRAG3"/>
                </stack>
            </stacks>
          </subsystem>
    4. 以下のインターフェースを設定します。

      <interface name="private">
          <inet-address value="${jboss.bind.address.private:127.0.0.1}"/>
      </interface>
    5. 以下のソケットを設定します。

      <socket-binding name="jgroups-mping" interface="private" multicast-address="${jboss.default.multicast.address:230.0.0.4}" multicast-port="45700"/>
      
        <socket-binding name="jgroups-tcp" interface="private" port="7600"/>
        <socket-binding name="jgroups-tcp-fd" interface="private" port="57600"/>
        <socket-binding name="jgroups-udp" interface="private" port="55200" multicast-address="${jboss.default.multicast.address:230.0.0.4}" multicast-port="45688"/>
        <socket-binding name="jgroups-udp-fd" interface="private" port="54200"/>
  2. Infinispan 拡張機能を KIE Server に追加します。

    1. テキストエディターで kie-server.war/WEB-INF/jboss-deployment-structure.xml ファイルを開き、以下の依存関係をファイルに追加します。

          <module name="org.infinispan" services="export"/>
          <module name="org.jgroups" />
    2. kie-server-services-jbpm-cluster.jarkie-server.war/WEB-INF/lib にコピーします。

クラスターは、RUNNING 状態のジョブにフェイルオーバーを使用するように設定されます。

第31章 Smart Router のインストールおよび設定

Smart Router (KIE Server ルーター) は、複数の KIE Server、クライアントアプリケーション、他のコンポーネント間の統合レイヤーとして使用可能な軽量の Java コンポーネントです。デプロイメントや実行環境に合わせて、Smart Router は複数の独立した KIE Server インスタンスを単一サーバーのように集約できます。Smart Router には以下の機能があります。

データ集約
クライアントアプリケーションの要求があると、全 KIE Server インスタンス (各グループからインスタンス 1 つ) からデータを収集し、結果を 1 つの応答にまとめます。
ルーティング
クライアントアプリケーションからサービスへの呼び出しを受信して、各呼び出しを自動的に個別サービスを実行する KIE Server にルーティングする単一のエンドポイントとして機能します。つまり、KIE Server に同じサービスをデプロイする必要はありません。
負荷分散
負荷分散を効率化します。Smart Router クラスターの負荷分散要求は、標準負荷分散ツールを使用して外部で管理する必要があります。
認証
システムプロパティーフラグを使用して KIE Server インスタンスを認証し、HTTPS トラフィックを有効にできます。
環境管理
環境の変更を管理します (例: サーバーインスタンスの追加または削除)

31.1. Smart Router を使用した KIE Server のクラスタリング

Smart Router は、複数の独立した KIE Server インスタンスを集約して 1 台のサーバーのように使用できます。Smart Router は、個々の KIE Server に要求を送信し、複数の KIE Server からデータを集約できるため、インテリジェントなロードバランサーの役割を果たします。エイリアスを介して、Smart Router は プロキシーとなります。

本セクションでは、Smart Router をインストールして、Red Hat Process Automation Manager ランタイム環境で設定する方法を説明します。

前提条件

  • Red Hat JBoss EAP 7.3 クラスターの各ノードに KIE Server がインストールされている。

    注記

    Smart Router を使用するには、KIE Server を管理対象外として設定する必要はありません。

    管理対象外の KIE Server はコントローラーに接続されません。

    たとえば、管理対象外の KIE Server を Smart Router に接続してコントローラーで Smart Router を登録する場合には、Business Central は Smart Router を使用して管理対象外の KIE Server に問い合わせします。

手順

  1. Red Hat カスタマーポータルの「Software Downloads」ページに移動し (ログインが必要)、ドロップダウンオプションから製品およびバージョンを選択します。

    • Product: Process Automation Manager
    • Version: 7.10
  2. Red Hat Process Automation Manager 7.10.0 Add-Ons をダウンロードします。
  3. ダウンロードした rhpam-7.10.0-add-ons.zip ファイルを一時ディレクトリーに展開します。rhpam-7.10.0-smart-router.jar ファイルは展開した rhpam-7.10.0-add-ons ディレクトリーにあります。
  4. rhpam-7.10.0-smart-router.jar ファイルを、ファイルを実行するディレクトリーにコピーします。
  5. 以下のコマンドを入力して、Smart Router を起動します。

    java
    -Dorg.kie.server.router.host=<ROUTER_HOST>
    -Dorg.kie.server.router.port=<ROUTER_PORT>
    -Dorg.kie.server.controller=<CONTROLLER_URL>
    -Dorg.kie.server.controller.user=<CONTROLLER_USER>
    -Dorg.kie.server.controller.pwd=<CONTROLLER_PWD>
    -Dorg.kie.server.router.config.watcher.enabled=true
    -Dorg.kie.server.router.repo=<NFS_STORAGE>
    -jar rhpam-7.9.0-smart-router.jar

    上のコマンドのプロパティーのデフォルト値は、以下のようになります。

    org.kie.server.router.host=localhost
    org.kie.server.router.port=9000
    org.kie.server.controller= N/A
    org.kie.server.controller.user=kieserver
    org.kie.server.controller.pwd=kieserver1!
    org.kie.server.router.repo= <CURRENT_WORKING_DIR>
    org.kie.server.router.config.watcher.enabled=false

    org.kie.server.controller は、以下のように、サーバーコントローラーの URL です。

    org.kie.server.controller=http://<HOST>:<PORT>/controller/rest/controller

    org.kie.server.router.config.watcher.enabled は、ウォッチャーサービスシステムプロパティーを有効にする任意の設定です。

  6. クライアント側から Smart Router にアクセスするには、以下のように、KIE Server の URL の代わりに Smart Router の URL を使用します。

    KieServicesConfiguration config = KieServicesFactory.newRestConfiguration("http://smartrouter.example.com:9000", "USERNAME", "PASSWORD");

    この例では、smartrouter.example.com は Smart Router URL で、USERNAME および PASSWORD は、Smart Router 設定のログイン認証情報です。

注記

kie-server に直接コンテナーを作成する必要があります。以下に例を示します。

$ curl -v -X POST -H 'Content-type: application/xml' -H 'X-KIE-Content-Type: xstream' -d @create-container.xml -u ${KIE_CRED} http://${KIE-SERVER-HOST}:${KIE-SERVER-PORT}/kie-server/services/rest/server/config/
$ cat create-container.xml
<script>
  <create-container>
    <container container-id="example:timer-test:1.1">
      <release-id>
        <group-id>example</group-id>
        <artifact-id>timer-test</artifact-id>
        <version>1.1</version>
      </release-id>
      <config-items>
        <itemName>RuntimeStrategy</itemName>
        <itemValue>PER_PROCESS_INSTANCE</itemValue>
        <itemType></itemType>
      </config-items>
    </container>
  </create-container>
</script>

smart-router コンソールにデプロイされたメッセージが表示されます。以下に例を示します。

INFO: Added http://localhost:8180/kie-server/services/rest/server as server location for container example:timer-test:1.1

コンテナーの一覧を表示するには、次のコマンドを入力します。

$ curl http://localhost:9000/mgmt/list

コンテナーの一覧が表示されます。

{
  "containerInfo": [{
    "alias": "timer-test",
    "containerId": "example:timer-test:1.1",
    "releaseId": "example:timer-test:1.1"
  }],
  "containers": [
    {"example:timer-test:1.1": ["http://localhost:8180/kie-server/services/rest/server"]},
    {"timer-test": ["http://localhost:8180/kie-server/services/rest/server"]}
  ],
  "servers": [
    {"kieserver2": []},
    {"kieserver1": ["http://localhost:8180/kie-server/services/rest/server"]}
  ]
}

Smart Router の URL を使用してプロセスを初期化するには以下のコマンドを入力します。

$ curl -s -X POST -H 'Content-type: application/json' -H 'X-KIE-Content-Type: json' -d '{"timerDuration":"9s"}' -u kieserver:kieserver1! http://localhost:9000/containers/example:timer-test:1.1/processes/timer-test.TimerProcess/instances

31.2. TLS 対応の Smart Router の設定

TLS 対応の Smart Router (KIE Server Router) を設定して、HTTPS トラフィックを許可することができます。

前提条件

手順

  • TLS サポートと HTTPS を有効にして Smart Router を起動するには、以下の例のように TLS キーストアプロパティーを使用します。

    java  -Dorg.kie.server.router.tls.keystore = <KEYSTORE_PATH>
          -Dorg.kie.server.router.tls.keystore.password = <KEYSTORE_PWD>
          -Dorg.kie.server.router.tls.keystore.keyalias = <KEYSTORE_ALIAS>
          -Dorg.kie.server.router.tls.port = <HTTPS_PORT>
          -jar rhpam-7.9.0-smart-router.jar

    org.kie.server.router.tls.port は、HTTPS ポートの設定に使用されるプロパティーです。デフォルトの HTTPS ポート値は 9443 です。

31.3. エンドポイント認証用の Smart Router の設定

エンドポイント認証用に Smart Router (KIE Server ルーター) を設定できます。

前提条件

手順

  • エンドポイント認証が有効な Smart Router を起動するには、管理認証情報を設定します。

    1. 以下のプロパティーを KIE Server 設定に追加します。

      `org.kie.server.router.management.username`
      `org.kie.server.router.management.password`

      デフォルトの username は KIE Server ID です。

    2. 次のプロパティーを Smart Router 設定に追加します。

      `org.kie.server.router.management.password`

      password プロパティーの値は true または false (デフォルト) です。

    注記

    エンドポイント認証を有効にすると、コンテナーの表示または追加、削除操作を認証する必要があります。

    1. 必要に応じて、Smart Router にユーザーを追加します。以下に例を示します。

      java -jar rhpam-7.9.0-smart-router.jar -addUser <USERNAME> <PASSWORD>
    2. 必要に応じて、Smart Router からユーザーを削除します。以下に例を示します。

      java -jar rhpam-7.9.0-smart-router.jar -removeUser <USERNAME>

31.4. Smart Router 動作の設定

KIE Server が複数あるクラスター環境では、デフォルトの動作は各 KIE Server に並行して要求を送信し、各 KIE Server のホストには "round-robin" 方式を使用して要求が送信されます。以下の例の環境では、各 KIE Server は同じ KJAR でデプロイされますが、KJAR のバージョンはそれぞれ異なります。

表31.1 環境の例

サーバー名KJAR バージョンホスト

kie-server1

kjar:1.0 (alias=kjar, group-id=com.example, artifact-id=sample-kjar, version=1.0)

129.0.1.1, 129.0.1.2, 129.0.1.3

kie-server2

kjar:2.0 (alias=kjar, group-id=com.example, artifact-id=sample-kjar, version=2.0)

129.0.2.1, 129.0.2.2, 129.0.2.3

kie-server3

kjar:3.0 (alias=kjar, group-id=com.example, artifact-id=sample-kjar, version=3.0)

129.0.3.1, 129.0.3.2, 129.0.3.3

要求を送信する場合には、要求が kie-server1 (129.0.1.2)kie-server2 (129.0.2.3) および kie-server3 (129.0.3.1) に送信されます。

2 番目の要求を送信する場合には、要求は、各 KIE Server の次のホストに送信されます。例: kie-server1 (129.0.1.3)kie-server2 (129.0.2.1) および kie-server3 (129.0.3.2)

Smart Router には変更可能なコンポーネントが 3 つあり、この動作を変更できます。

ContainerResolver
サーバーを操作する時に使用するコンテナー ID を検索するコンポーネント
RestrictionPolicy
Smart Router が特定のエンドポイントを使用でいないようにするコンポーネント
ConfigRepository
Smart Router 設定を維持するコンポーネント。これは主にルーティングテーブルに関係します。
IdentityService
独自の ID プロバイダーを使用できるようにするコンポーネント。これは KIE Server インスタンス用です。

Smart Router は ServiceLoader ユーティリティーを使用してこれらのコンポーネントを実装します。

ContainerResolver
META-INF/services/org.kie.server.router.spi.ContainerResolver
RestrictionPolicy
META-INF/services/org.kie.server.router.spi.RestrictionPolicy
ConfigRepository
META-INF/services/org.kie.server.router.spi.ConfigRepository
IdentityService
META-INF/services/org.kie.server.router.identity.IdentityService

たとえば、上記のシナリオでは、Smart Router が利用可能な KIE Server から最新バージョンの KJAR プロセスを検索して、そのプロセスで常に開始するように、ContainerResolver をカスタマイズできます。このシナリオでは、各 KIE Server は KJAR を 1 つホストして、バージョンはすべて同じエイリアスを共有します。

Smart Router は実行可能な jar であるため、拡張子を追加するには、コマンドを変更する必要があります。以下に例を示します。

java -cp LOCATION/router-ext-7.9.0.redhat-00002.jar:rhpam-7.9.0-smart-router.jar org.kie.server.router.KieServerRouter

サービスが開始されると、コンポーネントに使用されている実装を示すログ出力が表示されます。

Mar 01, 2017 1:47:10 PM org.kie.server.router.KieServerRouter <init>
INFO: KIE Server router repository implementation is InMemoryConfigRepository
Mar 01, 2017 1:47:10 PM org.kie.server.router.proxy.KieServerProxyClient <init>
INFO: Using 'LatestVersionContainerResolver' container resolver and restriction policy 'ByPassUserNotAllowedRestrictionPolicy'
Mar 01, 2017 1:47:10 PM org.xnio.Xnio <clinit>
INFO: XNIO version 3.3.6.Final
Mar 01, 2017 1:47:10 PM org.xnio.nio.NioXnio <clinit>
INFO: XNIO NIO Implementation Version 3.3.6.Final
Mar 01, 2017 1:47:11 PM org.kie.server.router.KieServerRouter start
INFO: KieServerRouter started on localhost:9000 at Wed Mar 01 13:47:11 CET 2017

第32章 Quartz タイマーサービスの設定

クラスターで KIE Server を実行する場合には、Quartz タイマーサービスを設定する必要があります。

アプリケーションサーバーでデータベースを設定する前に、Quartz テーブルを作成するために Quarts データベースを準備する必要があります。このデータベースで、タイマーデータと Quartz 定義ファイルを保持します。

前提条件

  • サポートのある JTA 以外のデータソース (例: PostgreSQL データソースなど) がアプリケーションサーバーに接続されている。

手順

  1. データベースに Quartz テーブルを作成し、お使いのデータベース用の DDL スクリプトを使用してタイマーイベントが同期できるようにします。

    DDL スクリプトは、QUARTZ_HOME/docs/dbTables に展開した、補足用の Zip アーカイブにあります。

    注記

    quartz_tables_drop_db2.sql など、drop の用語が含まれるスクリプトは Quartz テーブルを作成する前に、drop が含まれるテーブルを除外します。

  2. Quartz 設定ファイル quartz-definition.properties を、JBOSS_HOME/MODE/configuration/ ディレクトリーに作成して、以下のサンプルコンテンツを追加します。

    #=========================================================================
    # Configure Main Scheduler Properties
    #=========================================================================
    org.quartz.scheduler.instanceName = jBPMClusteredScheduler
    org.quartz.scheduler.instanceId = AUTO
    #=========================================================================
    # Configure ThreadPool
    #=========================================================================
    org.quartz.threadPool.class = org.quartz.simpl.SimpleThreadPool
    org.quartz.threadPool.threadCount = 5
    org.quartz.threadPool.threadPriority = 5
    #=========================================================================
    # Configure JobStore
    #=========================================================================
    org.quartz.jobStore.misfireThreshold = 60000
    org.quartz.jobStore.class=org.quartz.impl.jdbcjobstore.JobStoreCMT
    org.quartz.jobStore.driverDelegateClass=org.quartz.impl.jdbcjobstore.PostgreSQLDelegate
    org.quartz.jobStore.useProperties=false
    org.quartz.jobStore.dataSource=managedDS
    org.quartz.jobStore.nonManagedTXDataSource=notManagedDS
    org.quartz.jobStore.tablePrefix=QRTZ_
    org.quartz.jobStore.isClustered=true
    org.quartz.jobStore.clusterCheckinInterval = 20000
    #=========================================================================
    # Configure Datasources
    #=========================================================================
    org.quartz.dataSource.managedDS.jndiURL=jboss/datasources/psbpmsDS
    org.quartz.dataSource.notManagedDS.jndiURL=jboss/datasources/quartzNotManagedDS
    # Note the configured data sources that accommodate the two Quartz schemes at the very end of the file.
    重要

    推奨されるクラスター検出の間隔は 20 秒で、quartz-definition.properties ファイルの org.quartz.jobStore.clusterCheckinInterval 属性に設定されています。システムへのパフォーマンスの影響を考慮し、必要に応じて設定を変更してください。

  3. org.quartz.properties プロパティーの quartz-definition.properties ファイルに絶対パスを指定します。
  4. オプション: Quartz トリガーの再試行回数と遅延を設定するには、次のシステムプロパティーを更新します。

    • org.jbpm.timer.quartz.retries (デフォルト値は 5)
    • org.jbpm.timer.quartz.delay (ミリ秒単位、デフォルト値は 1000)
注記

デフォルトでは、Quartz には 2 つのデータソースが必要です。

  • プロセスエンジンのトランザクションに参加する管理対象データソース。
  • トランザクション処理を行わずにトリガーするタイマーを検索するための管理対象外のデータソース。

Red Hat Process Automation Manager ビジネスアプリケーションでは、Quartz データベース (スキーマ) が Red Hat Process Automation Manager テーブルと共存することを想定しているので、Quartz のトランザクション操作に使用するデータソースを生成します。

他の (トランザクション以外) データソースを設定する必要がありますが、主なデータソースと同じデータベースを参照する必要があります。

第33章 関連資料

パート IV. Red Hat JBoss Web Server での Red Hat Process Automation Manager のインストールと設定

本書では、JBoss Web Server に Red Hat Process Automation Manager 7.10 をインストールする方法を説明します。

前提条件

第34章 Red Hat Process Automation Manager とは

Red Hat Process Automation Manager は、ビジネスの自動化アプリケーションとマイクロサービスを作成する Red Hat ミドルウェアプラットフォームです。これにより、企業のビジネスユーザーと IT ユーザーが、ビジネスプロセスおよびポリシーを文書化、シミュレート、管理、自動化、およびモニターできます。ビジネスユーザーおよび IT ユーザーがより効果的に協力できるように設計されているため、ビジネスアプリケーションは簡単にすばやく変更できます。

Red Hat Process Automation Manager は、Business Central および KIE Server で構成されます。

  • KIE Server では、ルール、およびその他のアーティファクトが実行されます。これは、ルールをインスタンス化して実行し、計画の問題を解決するために使用されます。KIE Server はビジネスアセットのランタイム環境を提供し、アセットリポジトリー (ナレッジストア) に保存されたデータにアクセスします。
  • Business Central は、KIE Server が実行するビジネスルールを作成して管理するグラフィカルユーザーインターフェースです。これにより、以下のタスクを実行できます。

    • ルール、プロセス、および関連アセットを作成、管理、および編集します。
    • 接続された KIE Server インスタンスおよびその KIE コンテナーを管理します (デプロイメントユニット)。
    • Business Central に接続した KIE Server インスタンスのプロセスおよびタスクに対してランタイム操作を実行します。

      Business Central は、スタンドアロンの JAR ファイルとしても使用できます。Business Central スタンドアロンの JAR ファイルとして使用して、アプリケーションサーバーにデプロイせずに Business Central を実行できます。

Red Hat JBoss Web Server は Tomcat をベースとしたエンタープライズレベルの Web サーバーで、中規模および大規模のアプリケーション用に設計されています。Red Hat JBoss Web Server は、Java Server Pages (JSP) および Java Servlet テクノロジー、PHP、ならびに CGI をデプロイするための単一プラットフォームを提供します。

Red Hat JBoss Web Server インストールに KIE Server およびヘッドレス Process Automation Manager コントローラーをインストールできます。または、スタンドアロンの Business Central JAR ファイルを実行できます。

本書では、Red Hat JBoss Web Server インスタンスに Red Hat Process Automation Manager をインストールする方法を説明します。

他の環境への Red Hat Process Automation Manager のインストール方法に関する説明は、以下のドキュメントを参照してください。

サポートされるコンポーネントについては、以下のドキュメントを参照してください。

34.1. Red Hat Process Automation Manager コンポーネント

Red Hat Process Automation Manager は、Business Central および KIE Server で構成されます。

  • Business Central は、ビジネスルールを作成して管理するグラフィカルユーザーインターフェースです。Business Central は、Red Hat JBoss EAP インスタンスまたは Red Hat OpenShift Container Platform (OpenShift) にインストールできます。

    Business Central は、スタンドアロンの JAR ファイルとしても使用できます。Business Central スタンドアロンの JAR ファイルとして使用して、アプリケーションサーバーにデプロイせずに Business Central を実行できます。

  • KIE Server では、ルール、およびその他のアーティファクトが実行されます。これは、ルールをインスタンス化して実行し、計画の問題を解決するために使用されます。KIE Server は、Red Hat JBoss EAP インスタンス、Red Hat JBoss EAP クラスター、OpenShift、Oracle WebLogic Server インスタンス、IBM WebSphere Application Server インスタンスに、または Spring Boot アプリケーションの一部としてインストールできます。

    KIE Server は、管理モードまたは非管理モードで動作するように設定できます。非管理モードの場合は、手動で KIE コンテナー (デプロイメントユニット) を作成および維持する必要があります。KIE コンテナーは、プロジェクトの特定のバージョンです。KIE Server が管理されている場合は、Process Automation Manager コントローラーが KIE Server の設定を管理し、ユーザーはコントローラーと対話形式で KIE コンテナーを作成、維持します。

    Red Hat JBoss Web Server インストールに KIE Server およびヘッドレス Process Automation Manager コントローラーをインストールできます。または、スタンドアロンの Business Central JAR ファイルを実行できます。

34.2. Red Hat Process Automation Manager ロールおよびユーザー

Business Central または KIE Server にアクセスするには、サーバーを起動する前にユーザーを作成して適切なロールを割り当てます。Business Central または KIE Server のインストール時に、ユーザーとロールを作成できます。

Business Central と KIE Server は、JAVA 認証承認サービス (JAAS) ログインモジュールを使用してユーザーを認証します。Business Central と KIE Server の両方が単一のインスタンスで実行されている場合は、同じ JAAS サブジェクトとセキュリティードメインを共有します。したがって、Business Central に対して認証されたユーザーは、KIE Server にもアクセスできます。

ただし、Business Central と KIE Server が異なるインスタンスで実行されている場合、JAAS ログインモジュールは両方に対して個別にトリガーされます。したがって、Business Central に対して認証されたユーザーは、KIE Server にアクセスするために別々に認証する必要があります。たとえば、Business Central で認証されているものの、KIE Server で認証されていないユーザーが Business Central でプロセス定義を表示または管理しようとすると、401 エラーがログファイルに記録され、Invalid credentials to load data from remote server. Contact your system administrator. メッセージが Business Central に表示されます。

このセクションでは、Red Hat Process Automation Manager ユーザーロールについて説明します。

注記

adminanalystdevelopermanagerprocess-adminuser、および rest-all のロールは Business Central に予約されています。kie-server ロールは KIE Server 用に予約されています。このため、Business Central または KIE Server のいずれか、またはそれら両方がインストールされているかどうかによって、利用可能なロールは異なります。

  • admin: admin ロールを持つユーザーは Business Central 管理者です。管理者は、ユーザーの管理や、リポジトリーの作成、クローン作成、および管理ができます。アプリケーションで必要な変更をすべて利用できます。admin ロールを持つユーザーは、Red Hat Process Automation Manager の全領域にアクセスできます。
  • analyst: analyst ロールを持つユーザーには、すべてのハイレベル機能へのアクセスがあります。これらは、プロジェクトのモデリングと実行を行うことができます。ただし、このユーザーは、Design → Projects ビューでスペースに貢献者を追加したり、スペースを削除したりできません。analyst ロールを持つユーザーは、管理者向けの Deploy → Execution Servers ビューにアクセスできません。ただし、これらのユーザーは、ライブラリーパースペクティブにアクセスするときに Deploy ボタンを使用できます。
  • developer: developer ロールを持つユーザーは、ほぼすべての機能にアクセスができ、ルール、モデル、プロセスフロー、フォーム、およびダッシュボードを管理できます。アセットリポジトリーを管理し、プロジェクトを作成、ビルド、およびデプロイできます。developer ロールが割り当てられているユーザーには、新規リポジトリーの作成やクローン作成などの、特定の管理機能は表示されません。
  • manager: manager ロールを持つユーザーはレポートを表示できます。このユーザーは通常、ビジネスプロセス、そのパフォーマンス、ビジネスインジケーター、その他のビジネス関連のレポートに関する統計に関心があります。このルールを持つユーザーがアクセスできるのはプロセスおよびタスクのレポートに限られます。
  • process-admin: process-admin ロールを持つユーザーは、ビジネスプロセス管理者です。ビジネスプロセス、ビジネスタスク、および実行エラーへの完全アクセスがあります。このユーザーは、ビジネスレポートを表示でき、タスク受信箱リストにアクセスできます。
  • user: user ロールを持つユーザーは、タスクの受信箱リストで有効です。これには、現在実行しているプロセスの一部であるビジネスタスクも含まれます。このルールを持つユーザーはプロセスとタスクのレポートを確認して、プロセスを管理できます。
  • rest-all: rest-all ロールを持つユーザーは、Business Central REST 機能にアクセスできます。
  • kie-server: kie-server ロールを持つユーザーは、KIE Server REST 機能にアクセスできます。このロールは、Business Central で Manage ビューおよび Track ビューにアクセスするユーザーにとって必須となります。

第35章 Red Hat Process Automation Manager インストールファイルのダウンロード

インストーラー JAR ファイルまたはデプロイ可能な ZIP ファイルを使用して Red Hat Process Automation Manager をインストールすることができます。インストーラーは、インタラクティブモードまたはコマンドラインインターフェース (CLI) モードで実行できます。もしくは、Business Central および KIE Server のデプロイ可能な ZIP ファイルを展開して設定できます。Business Central をアプリケーションサーバーにデプロイせずに実行する場合は、Business Central スタンドアロン JAR ファイルをダウンロードします。

お使いの環境およびインストール要件に応じた Red Hat Process Automation Manager ディストリビューションをダウンロードします。

手順

  1. Red Hat カスタマーポータルの「Software Downloads」ページに移動し (ログインが必要)、ドロップダウンオプションから製品およびバージョンを選択します。

    • 製品: Process Automation Manager
    • バージョン: 7.10
  2. お好みのインストール方法に従って、以下の製品ディストリビューションのいずれかをダウンロードします。

    注記

    ダウンロードするのは、どれか 1 つのディストリビューションのみです。

    • インストーラーを使用して Red Hat JBoss Web Server に Red Hat Process Automation Manager をインストールする場合は、Red Hat Process Automation Manager 7.10.0 Installer (rhpam-installer-7.10.0.jar) をダウンロードします。インストーラーのグラフィックユーザーインターフェースに従って、インストールプロセスを進めます。
    • デプロイ可能な zip ファイルを使用して Red Hat JBoss Web Server に KIE Server をインストールするには、以下のファイルをダウンロードします。

      • Red Hat Process Automation Manager 7.10.0 Add Ons (rhpam-7.10.0-add-ons.zip)
      • Red Hat Process Automation Manager 7.10.0 Maven Repository (rhpam-7.10.0-maven-repository.zip)
    • アプリケーションサーバーにデプロイせずに Business Central を実行するには、Red Hat Process Automation Manager 7.10.0 Business Central Standalone (rhpam-7.10.0-business-central-standalone.jar) をダウンロードします。

第36章 Red Hat Process Automation Manager インストーラーの使用

本セクションでは、インストーラー JAR ファイルを使用して Business Central および KIE Server をインストールする方法を説明します。JAR ファイルは、既存の Red Hat JBoss Web Server 5.4.0 サーバーインストールに Red Hat Process Automation Manager をインストールする実行ファイルです。インストーラーは、インタラクティブモードまたはコマンドラインインターフェース (CLI) モードで実行できます。

次のステップ:

以下のセクションのいずれかに記載される手順を行います。

36.1. インタラクティブモードでのインストーラーの使用

Red Hat Process Automation Manager のインストーラーは、実行可能な JAR ファイルです。このインストーラーを使用して、既存の Red Hat JBoss Web Server 5.4.0 サーバーインストールに Red Hat Process Automation Manager をインストールできます。

注記

セキュリティー上の理由で、root 以外のユーザーでインストーラーを実行する必要があります。

前提条件

  • Red Hat Process Automation Manager 7.10.0 インストーラー をダウンロードしている。手順は、35章Red Hat Process Automation Manager インストールファイルのダウンロード を参照してください。
  • サポート対象の JDK がインストールされている。サポート対象の JDK の一覧については、「Red Hat Process Automation Manager 7 Supported Configurations」を参照してください。
  • バックアップを作成してある Red Hat JBoss Web Server 5.4.0 のサーバーインストールが利用できる。
  • インストールを完了するのに必要なユーザーパーミッションが付与されている。

    注記

    Tomcat への書き込み権限のあるユーザーとしてログインします。

  • $PATH 環境変数に含まれている JAR バイナリー。Red Hat Enterprise Linux では、java-$JAVA_VERSION-openjdk-devel パッケージに含まれています。

    注記

    Red Hat Process Automation Manager は、UTF-8 エンコーディングで機能するように設計されています。基礎となる JVM で別のエンコーディングシステムを使用すると、予期せぬエラーが発生する可能性があります。JVM で UTF-8 を使用するようにするには、-Dfile.encoding=UTF-8 のシステムプロパティーを使用します。システムプロパティーの一覧は、付録B Business Central システムプロパティー を参照してください。

手順

  1. 端末ウインドウで、インストーラー JAR ファイルをダウンロードしたディレクトリーに移動し、以下のコマンドを入力します。

    java -jar rhpam-installer-7.10.0.jar
    注記

    Windows でインストーラーを実行すると、インストール時に管理者の認証情報が求められる場合があります。この要求を回避するには、インストールコマンドに izpack.mode=privileged オプションを追加します。

    java -Dizpack.mode=privileged -jar
    rhpam-installer-7.10.0.jar

    また、32 ビットの Java 仮想マシンでインストーラーを実行している場合には、メモリー不足になる可能性があります。この問題を防ぐには、以下のコマンドを実行します。

    java -XX:MaxHeapSize=4g -jar
    rhpam-installer-7.10.0.jar

    グラフィカルインストーラーにスプラッシュ画面と使用許諾契約書のページが表示されます。

  2. I accept the terms of this license agreement (本使用許諾契約書の内容に同意します) をクリックし、Next をクリックします。
  3. Red Hat Process Automation Manager をインストールする Red Hat JBoss Web Server 5.4.0 のホームを指定して、Next をクリックします。
  4. インストールするコンポーネントを選択し、Next をクリックします。

    Business Central は Red Hat JBoss Web Server にインストールすることができません。Business Central をインストールできるのは Red Hat JBoss EAP だけです。ただし、KIE Server とヘッドレス Process Automation Manager コントローラーは、Red Hat JBoss Web Server にインストールできます。ヘッドレス Process Automation Manager コントローラーは、KIE Server の管理に使用されます。複数の KIE Server インスタンスを管理する予定がある場合は、ヘッドレス Process Automation Manager コントローラーをインストールします。

  5. ユーザーを作成して Next をクリックします。デフォルトでは、同じコンテナーに Business Central と KIE Server の両方をインストールする場合は、新しいユーザーに admin ロール、kie-server ロール、および rest-all ロールが割り当てられます。KIE Server のみをインストールした場合には、ユーザーには kie-server ロールが割り当てられます。KIE Server REST 機能にアクセスするには kie-server ロールが必要です。

    注記

    必ず、既存のユーザー、ロール、またはグループとは異なるユーザー名を指定してください。たとえば、admin という名前のユーザーは作成しないでください。

    パスワードは 8 文字以上で、数字と、英数字以外の文字をそれぞれ 1 文字以上使用する必要があります。ただし & の文字は使用できません。

    ユーザー名とパスワードを書き留めておきます。Business Central および KIE Server にアクセスする時に必要になります。

  6. Installation Overview ページで、インストールするコンポーネントを確認し、Next をクリックしてインストールを開始します。
  7. インストールが完了したら、Next をクリックします。
  8. KIE Server がインストールされている場合には、Component InstallationConfigure Runtime の手順が表示されます。Configure Runtime Environment ページで、デフォルトのインストールを実行するか、詳細設定を行うかを選択します。

    Perform advanced configuration を選択した場合は、データベース設定、または特定の KIE Server オプションのカスタマイズが選択できます。

  9. JDBC Drive Configuration ページで Customize database settings を選択した場合は、データソースの JDBC ドライバーのベンダーを選択し、ドライバーの JAR ファイルを 1 つ以上選択し、Next をクリックします。

    データソースは、アプリケーションサーバーなど、Java Database Connectivity (JDBC) クライアントを有効にするオブジェクトで、データベースへの接続を確立します。アプリケーションは、JNDI (Java Naming and Directory Interface) ツリーまたはローカルのアプリケーションコンテキストでデータソースを検索し、データベース接続を要求してデータを取得します。KIE Server にデータソースを設定して、サーバーと、指定したデータベースとの間で適切なデータ交換を行う必要があります。

  10. KIE Server Properties ConfigurationCustomize KIE Server properties を選択した場合は、以下のいずれかのプロパティーを変更します。

    • KIE Server ID の値を変更して、KIE Server プロパティーの名前を変更します。
    • 無効にする KIE Server 機能の選択を解除します。
  11. Next をクリックして、ランタイム環境を設定します。
  12. 画面上部に Processing finished が表示されたら、Next をクリックしてインストールを完了します。
  13. 必要に応じて、Generate Installation Script and Properties File をクリックして、XML ファイルでインストールデータを保存し、Done をクリックします。

    インストーラーは、2 つのファイルを生成します。auto.xml ファイルは、今後のインストールを自動化し、auto.xml.variables ファイルは、ユーザーのパスワードと他の機密情報に関連する変数を保存します。auto.xml ファイルを使用して、元のインストールと同じタイプのサーバーおよび同じ構成の複数のシステムで Red Hat Process Automation Manager のインストールを繰り返します。必要に応じて、auto.xml ファイルの installpath パラメーターを更新します。XML ファイルを使用してインストールを実行するには、以下のコマンドを入力します。

    java -jar rhpam-installer-7.10.0.jar <path-to-auto.xml-file>

これで、インストーラーを使用して Red Hat Process Automation Manager がインストールできました。Business Central だけをインストールした場合は、この手順を繰り返して、別のサーバーに KIE Server をインストールします。

注記

Microsoft SQL Server を使用する場合は、データベースに適した正しいトランザクションの分離を設定していることを確認してください。設定されていない場合には、デッドロックが発生する可能性があります。推奨の設定は、以下のステートメントを入力して、ALLOW_SNAPSHOT_ISOLATIONREAD_COMMITTED_SNAPSHOT を ON にします。

ALTER DATABASE <DBNAME> SET ALLOW_SNAPSHOT_ISOLATION ON
ALTER DATABASE <DBNAME> SET READ_COMMITTED_SNAPSHOT ON

36.2. CLI モードでのインストーラーの使用

コマンドラインインターフェース (CLI) を使用して Red Hat Process Automation Manager インストーラーを実行できます。

注記

セキュリティー上の理由で、root 以外のユーザーでインストーラーを実行する必要があります。

前提条件

  • Red Hat Process Automation Manager 7.10.0 インストーラー をダウンロードしている。手順は、35章Red Hat Process Automation Manager インストールファイルのダウンロード を参照してください。
  • サポート対象の JDK がインストールされている。サポート対象の JDK の一覧については、「Red Hat Process Automation Manager 7 Supported Configurations」を参照してください。
  • バックアップを作成してある Red Hat JBoss Web Server 5.4.0 のサーバーインストールが利用できる。
  • インストールを完了するのに必要なユーザーパーミッションが付与されている。

    注記

    Tomcat への書き込み権限のあるユーザーとしてログインします。

  • $PATH 環境変数に含まれている JAR バイナリー。Red Hat Enterprise Linux では、java-$JAVA_VERSION-openjdk-devel パッケージに含まれています。

    注記

    Red Hat Process Automation Manager は、UTF-8 エンコーディングで機能するように設計されています。基礎となる JVM で別のエンコーディングシステムを使用すると、予期せぬエラーが発生する可能性があります。JVM で UTF-8 を使用するようにするには、-Dfile.encoding=UTF-8 のシステムプロパティーを使用します。システムプロパティーの一覧は、付録B Business Central システムプロパティー を参照してください。

手順

  1. 端末ウインドウにおいて、インストーラーファイルをダウンロードしたディレクトリーに移動し、以下のコマンドを入力します。

    java -jar rhpam-installer-7.10.0.jar -console

    コマンドラインの対話プロセスが開始し、使用許諾契約書が表示されます。

    press 1 to continue, 2 to quit, 3 to redisplay.
  2. 使用許諾契約書を読んで 1 を入力し、Enter キーを押して続行します。

    Specify the home directory of one of the following servers:  Red Hat JBoss EAP 7 or Red Hat JBoss Web Server 5. For more information, see https://access.redhat.com/articles/3405381[Red Hat Process Automation Manager 7 Supported Configurations].
  3. 既存の Red Hat JBoss Web Server 5.4.0 インストールの親ディレクトリーを入力します。

    インストーラーが、指定したインストール場所を確認します。1 を入力して確認し、続行します。

  4. インストーラーの指示に従って、インストールを完了します。

    注記

    ユーザー名およびパスワードを作成する場合は、指定したユーザー名が既存のロールまたはグループの名前と競合しないようにしてください。たとえば、admin というロールがある場合は、admin という名前のユーザーは作成しないでください。

    パスワードは 8 文字以上で、数字と、英数字以外の文字をそれぞれ 1 文字以上使用する必要があります。ただし & の文字を使用することは できません

    ユーザー名とパスワードを書き留めておきます。Business Central および KIE Server にアクセスする時に必要になります。

  5. インストールが完了すると、以下のメッセージが表示されます。

    Would you like to generate an automatic installation script and properties file?
  6. y を入力してインストールデータが含まれる XML ファイルを作成します。あるいは、n を入力してインストールを完了します。y を入力すると、XML ファイルのパスを指定するように求められます。
  7. パスを入力するか、Enter キーを押して提案されたパスを了承します。

    インストーラーは、2 つのファイルを生成します。auto.xml ファイルは、今後のインストールを自動化し、auto.xml.variables ファイルは、ユーザーのパスワードと他の機密情報に関連する変数を保存します。複数のシステムで auto.xml ファイルを使用して、元のインストールと同じ設定の同じタイプのサーバーに、Red Hat Process Automation Manager を簡単に繰り返しインストールできます。必要に応じて、auto.xml ファイルの installpath パラメーターを更新します。XML ファイルを使用してインストールを実行するには、以下のコマンドを入力します。

    java -jar rhpam-installer-7.10.0.jar <path-to-auto.xml-file>
  8. KIE Server だけをインストールした場合は、この手順を繰り返して、別のサーバーにヘッドレス Process Automation Manager コントローラーをインストールします。
注記

Microsoft SQL Server を使用する場合は、データベースに適した正しいトランザクションの分離を設定していることを確認してください。設定されていない場合には、デッドロックが発生する可能性があります。推奨の設定は、以下のステートメントを入力して、ALLOW_SNAPSHOT_ISOLATION と READ_COMMITTED_SNAPSHOT を ON にします。

ALTER DATABASE <DBNAME> SET ALLOW_SNAPSHOT_ISOLATION ON
ALTER DATABASE <DBNAME> SET READ_COMMITTED_SNAPSHOT ON

第37章 KIE Server ZIP ファイルのインストールと設定

カスタマーポータルの Red Hat Process Automation Manager 7.10.0 Add Ons (rhpam-7.10.0-add-ons.zip) から入手できる rhpam-7.10.0-kie-server-jws.zip ファイルを使用して KIE Server をインストールし、Java Database Connectivity (JDBC) の Web サーバーデータソースを Red Hat JBoss Web Server に設定します。

37.1. ZIP ファイルからの KIE Server のインストール

KIE Server はビジネスアセットのランタイム環境を提供し、アセットリポジトリー (ナレッジストア) に保存されたデータにアクセスします。ZIP ファイルを使用して既存の Red Hat JBoss Web Server 5.4.0 サーバーインスタンスに KIE Server をインストールすることができます。

注記

インストーラー JAR ファイルを使用した KIE Server のインストール方法は、36章Red Hat Process Automation Manager インストーラーの使用 を参照してください。

  • 35章Red Hat Process Automation Manager インストールファイルのダウンロード」の説明に従い、以下のファイルがダウンロードされている。

    • Red Hat Process Automation Manager 7.10.0 Add Ons (rhpam-7.10.0-add-ons.zip)
    • Red Hat Process Automation Manager 7.10.0 Maven Repository (rhpam-7.10.0-maven-repository.zip)
  • バックアップを作成してある Red Hat JBoss Web Server 5.4.0 のサーバーインストールが利用できる。Red Hat JBoss Web Server インストールのベースディレクトリーは JWS_HOME とします。
  • インストールを完了するのに必要なユーザーパーミッションが付与されている。

手順

  1. rhpam-7.10.0-add-ons.zip ファイルを展開します。
  2. 展開した rhpam-7.10.0-add-ons.zip ファイルから、以下のファイルを展開します。

    • rhpam-7.10.0-kie-server-jws.zip
    • rhpam-7.10.0-process-engine.zip

    以下の説明では、展開した rhpam-7.10.0-kie-server-jws.zip ファイルが含まれるディレクトリーは JWS_TEMP_DIR と呼ばれ、展開した rhpam-7.10.0-process-engine.zip ファイルが含まれるディレクトリーは ENGINE_TEMP_DIR と呼ばれます。

  3. JWS_TEMP_DIR/rhpam-7.10.0-kie-server-jws/kie-server.war ディレクトリーを JWS_HOME/tomcat/webapps ディレクトリーにコピーします。

    注記

    コピーする Red Hat Process Automation Manager デプロイメントの名前が、Red Hat JBoss Web Server インスタンスの既存デプロイメントと競合しないことを確認します。

  4. kie-server.war ディレクトリーから .war 拡張子を削除します。
  5. kie-tomcat-integration-7.48.0.Final-redhat-00004.jar ファイルを ENGINE_TEMP_DIR ディレクトリーから JWS_HOME/tomcat/lib ディレクトリーに移動します。
  6. jboss-jacc-api-<VERSION>.jar ファイル、slf4j-api-<VERSION>.jar ファイル、および slf4j-jdk14-<VERSION>.jar ファイルを ENGINE_TEMP_DIR/lib ディレクトリーから JWS_HOME/tomcat/lib ディレクトリーに移動します。<VERSION>lib ディレクトリーのバージョンのアーティファクトファイル名に置き換えます。
  7. 最後の Valve 定義の後にある JWS_HOME/tomcat/conf/server.xml ファイルの <host> 要素に、以下の行を追加します。

    <Valve className="org.kie.integration.tomcat.JACCValve" />
  8. テキストエディターで JWS_HOME/tomcat/conf/tomcat-users.xml ファイルを開きます。
  9. JWS_HOME/tomcat/conf/tomcat-users.xml ファイルにユーザーおよびロールを追加します。以下の例で、<ROLE_NAME> は Red Hat Process Automation Manager でサポートされているロールです。<USER_NAME> および <USER_PWD> は、選択したユーザー名とパスワードです。

    <role rolename="<ROLE_NAME>"/>
    <user username="<USER_NAME>" password="<USER_PWD>" roles="<ROLE_NAME>"/>

    ユーザーに複数のロールを割り当てる場合は、以下の例に示すようにロールをコンマで区切ります。

    <role rolename="admin"/>
    <role rolename="kie-server"/>
    <user username="rhpamUser" password="user1234" roles="admin,kie-server"/>
  10. JWS_HOME/tomcat/bin ディレクトリーで以下の手順の 1 つを実行します。

    • Linux または UNIX の場合は、以下の内容の setenv.sh ファイルを作成します。

      CATALINA_OPTS="-Xmx1024m -Dorg.jboss.logging.provider=jdk"
    • Windows の場合は、以下の内容の setenv.bat ファイルを作成します。

      set CATALINA_OPTS=-Xmx1024m -Dorg.jboss.logging.provider=jdk
注記

Microsoft SQL Server を使用する場合は、データベースに適した正しいトランザクションの分離を設定していることを確認してください。設定されていない場合には、デッドロックが発生する可能性があります。推奨の設定は、以下のステートメントを入力して、ALLOW_SNAPSHOT_ISOLATION と READ_COMMITTED_SNAPSHOT を ON にします。

ALTER DATABASE <DBNAME> SET ALLOW_SNAPSHOT_ISOLATION ON
ALTER DATABASE <DBNAME> SET READ_COMMITTED_SNAPSHOT ON

37.2. JDBC Web Server データソースの設定

Java Database Connectivity (JDBC) は、Java で記述されたプログラムを、一般的なデータベースのデータに接続するのに使用する API 仕様です。データソースは、アプリケーションサーバーなど、JDBC クライアントを有効にするオブジェクトで、データベースへの接続を確立します。アプリケーションは、JNDI (Java Naming and Directory Interface) ツリーまたはローカルのアプリケーションコンテキストでデータソースを検索し、データベース接続を要求してデータを取得します。KIE Server にデータソースを設定して、サーバーと、指定したデータベースとの間で適切なデータ交換を行う必要があります。

前提条件

  • Red Hat JBoss Web Server に Red Hat Process Automation Manager がインストールされている。
  • 35章Red Hat Process Automation Manager インストールファイルのダウンロード」の記載どおりに、Red Hat Process Automation Manager 7.10.x Maven リポジトリー (rhpam-7.10.0-maven-repository.zip) および Red Hat Process Automation Manager 7.10.x Add-Ons (rhpam-7.10.0-add-ons.zip) ファイルをダウンロードしている。
  • 以下のサポート対象のデータベースおよび Hibernate 方言の 1 つを設定します。

    • DB2: org.hibernate.dialect.DB2Dialect
    • MSSQL: org.hibernate.dialect.SQLServer2012Dialect
    • MySQL: org.hibernate.dialect.MySQL5InnoDBDialect
    • MariaDB: org.hibernate.dialect.MySQL5InnoDBDialect
    • Oracle: org.hibernate.dialect.Oracle10gDialect
    • PostgreSQL: org.hibernate.dialect.PostgreSQL82Dialect
    • PostgreSQL plus: org.hibernate.dialect.PostgresPlusDialect
    • Sybase: org.hibernate.dialect.SybaseASE157Dialect

手順

  1. 以下の手順を実行して、データベースを準備します。

    1. TEMP_DIR などの一時ディレクトリーに rhpam-7.10.0-add-ons.zip を展開します。
    2. TEMP_DIR/rhpam-7.10.0-migration-tool.zip を展開します。
    3. 現在のディレクトリーから、TEMP_DIR/rhpam-7.10.0-migration-tool/ddl-scripts ディレクトリーに移動します。このディレクトリーには、複数のデータベースタイプの DDL スクリプトが含まれています。
    4. 使用するデータベースに、お使いのデータベースタイプの DDL スクリプトをインポートします。以下に例を示します。

      psql jbpm < /ddl-scripts/postgresql/postgresql-jbpm-schema.sql
      注記

      PostgreSQL または Oracle を Spring Boot と併用する場合は、対応する Spring Boot の DDL スクリプト (/ddl-scripts/oracle/oracle-springboot-jbpm-schema.sql または /ddl-scripts/postgresql/postgresql-springboot-jbpm-schema.sql) をインポートする必要があります。

  2. rhpam-7.10.0-maven-repository.zip のオフライン Maven リポジトリーファイルを展開します。
  3. 展開したオフラインの Maven リポジトリーから JWS_HOME/tomcat/lib ディレクトリーにコピーします。VERSION は対象のライブラリーのバージョンに置き換えます。

    org/jboss/spec/javax/transaction/jboss-transaction-api_1.2_spec/{VERSION}/jboss-transaction-api_1.2_spec-{VERSION}.jar
    org/jboss/integration/narayana-tomcat/{VERSION}/narayana-tomcat-{VERSION}.jar
    org/jboss/narayana/jta/narayana-jta/{VERSION}/narayana-jta-{VERSION}.jar
    org/jboss/jboss-transaction-spi/{VERSION}/jboss-transaction-spi-{VERSION}.jar
  4. データベースの JDBC ドライバーを JWS_HOME/tomcat/lib ディレクトリーにコピーします。
  5. JWS_HOME/tomcat/conf/context.xml ファイルで、プーリングしている XA データソースを設定します。

    注記

    以下の例のプロパティーで、お使いのデータベースサーバーに該当しない場合があります。JDBC ドライバーのドキュメントを参照して、どのプロパティーを設定するかを判断してください。

    1. プーリング機能なしで XA データソースを設定します。この XA データソースは、対象のデータベースに新規接続を作成するときに使用します。以下の例では、XA データソースは xads で、変数は 表37.1「XA データソースの変数」 に定義されています。

      <?xml version="1.0" encoding="UTF-8"?>
      <Context>
      <Resource
      auth="Container"
      databaseName="${datasource.dbName}"
      description="XA Data Source"
      factory="org.apache.tomcat.jdbc.naming.GenericNamingResourcesFactory" loginTimeout="0"
      name="xads"
      uniqueName="xads"
      portNumber="${datasource.port}"
      serverName="${datasource.hostname}"
      testOnBorrow="false"
      type="${datasource.class}"
      url="${datasource.url}"
      URL="${datasource.url}"
      user="${datasource.username}"
      password="${datasource.password}"
      driverType="4"
      schema="${datasource.schema}"
      />
      </Context>

      表37.1 XA データソースの変数

      変数説明

      <datasource.dbName>

      データベース名。

      <datasource.port>

      データベースのポート番号。

      <datasource.hostname>

      データベースホスト名。

      <datasource.class>

      JDBC ドライバーの XADataSource クラス。

      <datasource.url>

      JDBC データベース接続の URL。データベースによって、URL プロパティーが url、または URL (H2 データベースなど) になります。

      <datasource.username>

      データベース接続のユーザー名。

      <datasource.password>

      データベース接続のパスワード。

      <datasource.schema>

      データベーススキーマ。

    2. 新規接続の作成時に XA データソースに依存するプーリングデータソースを設定します。以下の例では、データソースは poolingXaDs で、<datasource.username> はデータベース接続のユーザー名、<datasource.password> はデータベース接続のパスワードどなっています。

      <?xml version="1.0" encoding="UTF-8"?>
      <Context>
      <Resource
      name="poolingXaDs"
      uniqueName="poolingXaDs"
      auth="Container"
      description="Pooling XA Data Source" factory="org.jboss.narayana.tomcat.jta.TransactionalDataSourceFactory" testOnBorrow="true"
      transactionManager="TransactionManager" transactionSynchronizationRegistry="TransactionSynchronizationRegistry" type="javax.sql.XADataSource"
      username="${datasource.username}"
      password="${datasource.password}"
      xaDataSource="xads"
      />
      </Context>

      データソースが java:comp/env/poolingXaDs の JNDI 名で取得でき、次の手順に記載されているように、org.kie.server.persistence.ds システムプロパティーを使用して KIE Server に渡すことができます。

      注記

      プーリングのデータソース設定は、特に TransactionManagerTransactionSynchronizationRegistry など、kie-server アプリケーションの context.xml ファイルで以前に設定された追加リソースに依存します。

  6. KIE Server をがデータソースを使用するように設定します。

    1. テキストエディターで以下のスクリプトのいずれかを開きます。

      注記

      setenv.sh スクリプトまたは setenv.bat スクリプトはすでに存在しているはずです。存在していない場合は作成してください。

      • Linux または Unix の場合:

        JWS_HOME/tomcat/bin/setenv.sh
      • Windows の場合:

        JWS_HOME/tomcat/bin/setenv.bat
    2. 以下のプロパティーを CATALINA_OPS に追加します。<hibernate.dialect> はお使いのデータベースの Hibernate 方言に置き換えます。

      CATALINA_OPTS="-Xmx1024m
      -Dorg.jboss.logging.provider=jdk
      -Dorg.kie.server.persistence.ds=java:comp/env/poolingXaDs
      -Dorg.kie.server.persistence.tm=JBossTS
      -Dorg.kie.server.persistence.dialect=${<hibernate.dialect>}"

第38章 キーストアを使用したパスワードセキュリティーの確保

キーストアを使用して、Business Central と KIE Server の間の通信に使用するパスワードを暗号化できます。コントローラーと KIE Server のパスワードを暗号化する必要があります。Business Central と KIE Server を別のアプリケーションサーバーにデプロイする場合は、いずれのアプリケーションサーバーもキーストアを使用する必要があります。

Java Cryptography Extension KeyStore (JCEKS) は、対称鍵をサポートするため、キーストアには JCEKS を使用してください。JDK インストールに含まれる KeyTool を使用して、新しい JCEKS を作成します。

注記

KIE Server が JCEKS で設定されていない場合、KIE Server のパスワードはシステムプロパティーにプレーンテキスト形式で保存されます。

前提条件

  • Red Hat JBoss Web Server に KIE Server がインストールされている。
  • Java 8 以降がインストールされている。

手順

  1. テキストエディターで JWS_HOME/tomcat/conf/tomcat-users.xml ファイルを開きます。
  2. kie-server ロールを割り当てた KIE Server ユーザーを JWS_HOME/tomcat/conf/tomcat-users.xml ファイルに追加します。以下の例では、<USER_NAME><PASSWORD> は任意のユーザー名とパスワードに置き換えます。

    <role rolename="kie-server"/>
    <user username="<USER_NAME>" password="<PASSWORD>" roles="kie-server"/>
  3. KeyTool を使用して JCEKS を作成するには、Java 8 のホームディレクトリーで以下のコマンドを実行します。

    $<JAVA_HOME>/bin/keytool -importpassword -keystore <KEYSTORE_PATH> -keypass <ALIAS_KEY_PASSWORD> -alias <PASSWORD_ALIAS> -storepass <KEYSTORE_PASSWORD> -storetype JCEKS

    上記の例では、以下の変数を置き換えてください。

    • <KEYSTORE_PATH>: キーストアの保存先のパス
    • <KEYSTORE_PASSWORD>: キーストアのパスワード
    • <ALIAS_KEY_PASSWORD>: エイリアスで保存した値にアクセスする時に使用するパスワード
    • <PASSWORD_ALIAS>: プロセスへのエントリーに使用するエイリアス
  4. プロンプトが表示されたら、作成した KIE Server ユーザーのパスワードを入力します。
  5. システムプロパティーを設定するには、JWS_HOME/tomcat/bin ディレクトリーで以下の手順の 1 つを実行し、変数は以下の表で記載されているように置き換えます。

    注記

    Business Central またはスタンドアロンのコントローラーが Red Hat JBoss Web Server とは別のインスタンスにインストールされている場合は、kie.keystore.key.server.aliaskie.keystore.key.server.pwd のプロパティーを CATALINA_OPTS に追加しないでください。

    • Linux または UNIX の場合は、以下の内容の setenv.sh ファイルを作成します。

      set CATALINA_OPTS="
      -Dkie.keystore.keyStoreURL=<KEYSTORE_URL>
      -Dkie.keystore.keyStorePwd=<KEYSTORE_PWD>
      -Dkie.keystore.key.server.alias=<KEY_SERVER_ALIAS>
      -Dkie.keystore.key.server.pwd=<KEY_SERVER_PWD>
      -Dkie.keystore.key.ctrl.alias=<KEY_CONTROL_ALIAS>
      -Dkie.keystore.key.ctrl.pwd=<KEY_CONTROL_PWD>
    • Windows の場合は、以下の内容の setenv.bat ファイルを作成します。

      set CATALINA_OPTS="
      -Dkie.keystore.keyStoreURL=<KEYSTORE_URL>
      -Dkie.keystore.keyStorePwd=<KEYSTORE_PWD>
      -Dkie.keystore.key.server.alias=<KEY_SERVER_ALIAS>
      -Dkie.keystore.key.server.pwd=<KEY_SERVER_PWD>
      -Dkie.keystore.key.ctrl.alias=<KEY_CONTROL_ALIAS>
      -Dkie.keystore.key.ctrl.pwd=<KEY_CONTROL_PWD>

    表38.1 KIE Server JCEKS を読み込む時に使用するシステムプロパティー

    システムプロパティープレースホルダー説明

    kie.keystore.keyStoreURL

    <KEYSTORE_URL>

    使用する JCEKS の URL (例: file:///home/kie/keystores/keystore.jceks)

    kie.keystore.keyStorePwd

    <KEYSTORE_PWD>

    JCEKS のパスワード

    kie.keystore.key.server.alias

    <KEY_SERVER_ALIAS>

    パスワードの保存先となる REST サービスのキーのエイリアス

    kie.keystore.key.server.pwd

    <KEY_SERVER_PWD>

    保存したパスワードを使用する REST サービスのエイリアスのパスワード

    kie.keystore.key.ctrl.alias

    <KEY_CONTROL_ALIAS>

    パスワードの保存先のデフォルトの REST Process Automation Controller のキーのエイリアス

    kie.keystore.key.ctrl.pwd

    <KEY_CONTROL_PWD>

    保存したパスワードを使用する、デフォルトの REST Process Automation Controller のエイリアスのパスワード

  6. KIE Server を起動して、設定を検証します。

第39章 KIE Server インストールの確認

KIE Server が正しくインストールされていることを確認します。

前提条件

  • KIE Server がインストールされ、設定されている。

手順

  1. KIE Server を起動するには、JWS_HOME/tomcat/bin ディレクトリーから端末を開いて以下のコマンドのいずれかを入力します。

    • Linux または UNIX ベースのシステムの場合:

      $ ./startup.sh
    • Windows の場合:

      startup.bat
  2. 数分後に JWS_HOME/tomcat/logs ディレクトリーのファイルを確認し、エラーが発生している場合は修正します。
  3. Web ブラウザーに http://localhost:8080/kie-server/services/rest/server を入力し、KIE Server が正常に動作していることを確認します。
  4. tomcat-users.xml ファイルに保存したユーザー名とパスワードを入力します。

第40章 ヘッドレス Process Automation Manager コントローラーのダウンロードおよびインストール

KIE Server は、管理モードまたは非管理モードで動作するように設定できます。非管理モードの場合は、手動で KIE コンテナー (デプロイメントユニット) を作成および維持する必要があります。KIE Server が管理されている場合は、Process Automation Manager コントローラーが KIE Server の設定を管理し、ユーザーはコントローラーと対話形式で KIE コンテナーを作成、維持します。

Process Automation Manager コントローラーは Business Central と統合します。Business Central をインストールしている場合は、Execution Server ページを使用して KIE コンテナーを作成および維持します。ただし、Business Central をインストールしない場合は、ヘッドレス Process Automation Manager コントローラーをインストールし、REST API または KIE Server Java Client API を使用してそのコントローラーと対話します。

前提条件

  • 35章Red Hat Process Automation Manager インストールファイルのダウンロード」に従って、Red Hat Process Automation Manager 7.10.0 Add Ons (rhpam-7.10.0-add-ons.zip) ファイルがダウンロードされている。
  • Red Hat JBoss Web Server 5.4.0 サーバーインストールが利用できる。Red Hat JBoss Web Server インストールのベースディレクトリーは JWS_HOME とします。
  • インストールを完了するのに必要なユーザーパーミッションが付与されている。

手順

  1. rhpam-7.10.0-add-ons.zip ファイルを展開します。rhpam-7.10.0-controller-jws.zip ファイルは、展開したディレクトリーにあります。
  2. rhpam-7.10.0-controller-jws.zip アーカイブを一時ディレクトリーに展開します。以下の例では、この名前を TEMP_DIR とします。
  3. TEMP_DIR/rhpam-7.10.0-controller-jws.zip/controller.war ディレクトリーを JWS_HOME/tomcat/webapps ディレクトリーにコピーします。

    注記

    コピーする Red Hat Process Automation Manager デプロイメントの名前が、Red Hat JBoss Web Server インスタンスの既存デプロイメントと競合しないことを確認します。

  4. controller.war ディレクトリーから .war 拡張子を削除します。
  5. TEMP_DIR/rhpam-7.10.0-controller-jws/SecurityPolicy/ ディレクトリーのコンテンツを JWS_HOME/bin にコピーします。
  6. ファイルの上書きを求めるプロンプトが出されたら、Yes を選択します。
  7. JWS_HOME/tomcat/conf/tomcat-users.xml ファイルに kie-server ロールおよびユーザーを追加します。以下の例で、<USER_NAME><PASSWORD> は、任意のユーザー名とパスワードです。

    <role rolename="kie-server"/>
    <user username="<USER_NAME>" password="<PASSWORD>" roles="kie-server"/>
  8. KIE Server を実行するインスタンスの JWS_HOME/tomcat/bin ディレクトリーで、以下のタスクの 1 つを実行します。

    • Linux または UNIX の場合は、以下の内容の setenv.sh ファイルを作成します。

      CATALINA_OPTS="-Xmx1024m
       -Dorg.jboss.logging.provider=jdk
       -Dorg.kie.server.controller.user=<CONTROLLER_USER>
       -Dorg.kie.server.controller.pwd=<CONTROLLER_PWD>
       -Dorg.kie.server.id=<KIE_SERVER_ID>
       -Dorg.kie.server.location=http://<HOST>:<PORT>/kie-server/services/rest/server
       -Dorg.kie.server.controller=http://<HOST>:<PORT>/controller/rest/controller"
    • Windows の場合は、以下の内容の setenv.bat ファイルを作成します。

      set CATALINA_OPTS=-Xmx1024m -Dorg.jboss.logging.provider=jdk
       -Dorg.kie.server.controller.user=<CONTROLLER_USER>
       -Dorg.kie.server.controller.pwd=<CONTROLLER_PWD>
       -Dorg.kie.server.id=<KIE_SERVER_ID>
       -Dorg.kie.server.location=http://<HOST>:<PORT>/kie-server/services/rest/server
       -Dorg.kie.server.controller=http://<HOST>:<PORT>/controller/rest/controller

      上記の例では、以下の変数に置き換えてください。

    • <CONTROLLER_USER> および <CONTROLLER_PWD> を、この手順の最初の方で定義した kie-server ロールを持つユーザー名とパスワードに置き換えます。
    • <KIE_SERVER_ID> を一意の識別子に置き換えます。
    • <CONTROLLER_HOST>:<CONTROLLER_PORT> をコントローラーの IP アドレス (ホストとポート) に置き換えます。KIE Server とコントローラーで同じサーバーを使用する場合は、<CONTROLLER_HOST>:<CONTROLLER_PORT>localhost:8080 に置き換えます。
  9. ヘッドレス Process Automation Manager コントローラーを実行しているインスタンスの JWS_HOME/tomcat/bin ディレクトリーに、以下の内容で読み取り可能な setenv.sh ファイルを作成します。ここでの <USERNAME> は KIE Server ユーザーで、<USER_PWD> はそのユーザーのパスワードになります。

    CATALINA_OPTS="-Dorg.kie.server.user=<USERNAME> -Dorg.kie.server.pwd=<USER_PWD>"

  10. ヘッドレス Process Automation Manager コントローラーを起動するには、JWS_HOME/tomcat/bin ディレクトリーに以下のいずれかのコマンドを実行します。

    • Linux または UNIX ベースのシステムの場合:

      $ ./startup.sh
    • Windows の場合:

      startup.bat
  11. 数分後に JWS_HOME/tomcat/logs ディレクトリーを確認し、エラーが発生している場合には修正します。
  12. ヘッドレス Process Automation Manager コントローラーが正常に動作していることを確認するには、Web ブラウザーに http://<CONTROLLER_HOST>:<CONTROLLER_PORT>/controller/rest/controller/management/servers を入力します。KIE Server とコントローラーで同じサーバーを使用する場合は、<CONTROLLER_HOST>:<CONTROLLER_PORT>localhost:8080 に置き換えます。
  13. tomcat-users.xml ファイルに保存したユーザー名とパスワードを入力します。

第41章 スタンドアロン Business Central の設定および実行

Business Central スタンドアロンの JAR ファイルとして使用して、アプリケーションサーバーにデプロイせずに Business Central を実行できます。設定ファイルのサンプルを使用して、追加設定なしで Business Central スタンドアロン JAR ファイルを実行するか、要件に合わせてサンプルファイルをカスタマイズできます。

注記

この JAR ファイルは、Red Hat Enterprise Linux で実行している場合にのみサポートされます。

前提条件

手順

  1. ダウンロードした rhpam-7.10.0-addons.zip ファイルを一時ディレクトリーに展開します。このアーカイブには rhpam-7.10.0-standalone-sample-configuration.zip ファイルが含まれます。
  2. rhpam-7.10.0-standalone-sample-configuration.zip ファイルを、rhpam-7.10.0-business-central-standalone.jar ファイルが含まれるディレクトリーに展開します。rhpam-7.10.0-standalone-sample-configuration.zip ファイルには、以下の設定ファイルのサンプルが含まれています。

    • application-roles.properties
    • application-users.properties
    • sample-standalone-config.yml

      設定ファイルで提供されるサンプルデータを使用して rhpam-7.10.0-business-central-standalone.jar ファイルを実行するか、要件に合わせてデータをカスタマイズできます。

  3. 設定データをカスタマイズするには、以下の手順を実行します。

    1. application-users.properties ファイルを編集します。管理ユーザーを含めます。また、この Business Central インスタンスが KIE Server の Process Automation Manager コントローラーになる場合は、Process Automation Manager コントローラーユーザーを含めます。以下に例を示します。

      rhpamAdmin=password1
    2. application-roles.properties ファイルを編集し、application-users.properties ファイルに含まれるユーザーにロールを割り当てます。以下に例を示します。

      rhpamAdmin=admin
      controllerUser=kie-server

      詳細は、「Red Hat Process Automation Manager ロールおよびユーザー」 を参照してください。

    3. sample-standalone-config.yml 設定ファイルの内容を確認し、必要に応じて更新します。
  4. Business Central スタンドアロン JAR ファイルを実行するには、以下のコマンドを入力します。

    java -jar rhpam-7.10.0-business-central-standalone.jar -s sample-standalone-config.yml
  5. JAR ファイルの実行時にアプリケーションプロパティーを設定するには、コマンドに -D<PROPERTY>=<VALUE> パラメーターを追加します。ここで、<PROPERTY> はサポートされるアプリケーションプロパティーの名前で、<VALUE> はプロパティーの値になります。

    java -jar rhpam-7.10.0-business-central-standalone.jar -s sample-standalone-config.yml -D<PROPERTY>=<VALUE> -D<PROPERTY>=<VALUE>

    たとえば、Business Central を実行し、ユーザー controllerUser として KIE Server に接続するには、次のコマンドを実行します。

    java -jar {PRODUCT_FILE}-{URL_COMPONENT_CENTRAL}-standalone.jar \
    -s sample-standalone-config.yml \
    -Dorg.kie.server.user=controllerUser
    -Dorg.kie.server.pwd=controllerUser1234

    これにより、コンテナーを KIE Server にデプロイできます。詳細は、付録A Business Central システムプロパティー を参照してください。

第42章 Red Hat Process Automation Manager の Maven 設定およびリポジトリー

Red Hat Process Automation Manager プロジェクトの作成時に、Business Central は Business Central 用に設定された Maven リポジトリーを使用します。Maven project object model (POM) ファイル (pom.xml) を変更することで、Maven グローバルまたはユーザー設定を使用して、すべての Red Hat Process Automation Manager プロジェクトに対して Red Hat Process Automation Manager の公開リポジトリーから依存関係を取得するように指示できます。また、Business Central と KIE Server が外部の Maven リポジトリーを使用するか、Maven のミラーを準備してオフラインで使用できるように設定できます。

Red Hat Process Automation Manager のパッケージ化およびデプロイメントのオプションに関する詳細は、『Red Hat Process Automation Manager プロジェクトのパッケージ化およびデプロイ』 を参照してください。

42.1. プロジェクト設定ファイル (pom.xml) を使用した Maven の設定

Maven を使用して Red Hat Process Automation Manager プロジェクトをビルドおよび管理するには、POM ファイル (pom.xml) を作成および設定する必要があります。このファイルにはプロジェクトの設定情報が含まれます。詳細は「Apache Maven Project」を参照してください。

手順

  1. Maven プロジェクトを生成します。pom.xml ファイルは、Maven プロジェクトの作成時に自動的に生成されます。
  2. pom.xml ファイルを編集して、追加の依存関係および新たなリポジトリーを追加します。

    プロジェクトのコンパイルおよびパッケージング時に、Maven がすべての JAR ファイルおよび依存関係にある JAR ファイル を Maven リポジトリーからダウンロードします。

pom.xml ファイルのスキーマは、http://maven.apache.org/maven-v4_0_0.xsd から取得できます。POM ファイルの詳細は「Apache Maven Project POM」を参照してください。

42.2. Maven 設定ファイルの修正

Red Hat Process Automation Manager では、Maven の settings.xml ファイルを使用して Maven の実行を設定します。settings.xml ファイルにプロファイルを作成およびアクティベートし、Red Hat Process Automation Manager プロジェクトが使用する Maven リポジトリーを宣言します。

Maven の settings.xml ファイルの詳細は Apache Maven Project の「Setting Reference」を参照してください。

手順

  1. settings.xml ファイルでは、Red Hat Process Automation Manager プロジェクトが使用するリポジトリーを宣言します。通常、これは online Red Hat Process Automation Manager Maven repository、または Red Hat カスタマーポータルからダウンロードする Red Hat Process Automation Manager Maven リポジトリーおよび使用するカスタムアーティファクト用のリポジトリーのいずれかです。
  2. Business Central または KIE Server が settings.xml ファイルを使用するように設定されていることを確認します。たとえば、kie.maven.settings.custom=<SETTINGS_FILE_PATH> プロパティーを指定し、<SETTINGS_FILE_PATH>settings.xml ファイルのパスに置き換えます。

    Red Hat JBoss Web Server で、KIE Server の場合は -Dkie.maven.settings.custom=<SETTINGS_FILE_PATH>setenv.sh (Linux) または setenv.bat (Windows) ファイルの CATALINA_OPTS セクションに追加します。スタンドアロンの Business Central の場合は、以下のコマンドを入力します。

    java -jar rhpam-7.10.0-business-central-standalone.jar -s application-config.yaml -Dkie.maven.settings.custom=<SETTINGS_FILE_PATH>

42.3. Red Hat Process Automation Manager の Maven 依存関係の追加

Red Hat Process Automation Manager プロジェクトで適切な Maven 依存関係を使用するには、プロジェクトの pom.xml ファイルに Red Hat Business Automation の BOM (bill of materials) ファイルを追加します。Red Hat Business Automation BOM は、Red Hat Decision Manager と Red Hat Process Automation Manager の両方に適用されます。BOM ファイルを追加すると、提供される Maven リポジトリーから、推移的依存関係の適切なバージョンがプロジェクトに含められます。

Red Hat Business Automation BOM (Bill of Materials) に関する詳細情報は、「What is the mapping between Red Hat Process Automation Manager and the Maven library version?」 を参照してください。

手順

  1. Red Hat Business Automation BOM を pom.xml ファイルで宣言します。

    <dependencyManagement>
     <dependencies>
      <dependency>
       <groupId>com.redhat.ba</groupId>
       <artifactId>ba-platform-bom</artifactId>
       <version>7.10.0.redhat-00004</version>
       <type>pom</type>
       <scope>import</scope>
      </dependency>
     </dependencies>
    </dependencyManagement>
    <dependencies>
    <!-- Your dependencies -->
    </dependencies>
  2. <dependencies> タグでお使いのプロジェクトに必要な依存関係を宣言します。製品の BOM をプロジェクトにインポートしたら、ユーザー向け製品依存関係のバージョンが定義されるため、<dependency> 要素のサブ要素 <version> を指定する必要はありません。ただし、<dependency> 要素を使用して、プロジェクトで使用する依存関係を宣言する必要があります。
  3. Business Central に作成されない標準のプロジェクトでは、お使いのプロジェクトに必要な依存関係をすべて指定します。Business Central に作成するプロジェクトでは、基本的なデシジョンエンジンとプロセスエンジンの依存関係が Business Central に自動的に提供されます。

    • 標準的な Red Hat Process Automation Manager プロジェクトでは、使用する機能に応じて、以下の依存関係を宣言します。

      埋め込みプロセスエンジンの依存関係

      <!-- Public KIE API -->
      <dependency>
        <groupId>org.kie</groupId>
        <artifactId>kie-api</artifactId>
      </dependency>
      
      <!-- Core dependencies for process engine -->
      <dependency>
        <groupId>org.jbpm</groupId>
        <artifactId>jbpm-flow</artifactId>
      </dependency>
      
      <dependency>
        <groupId>org.jbpm</groupId>
        <artifactId>jbpm-flow-builder</artifactId>
      </dependency>
      
      <dependency>
        <groupId>org.jbpm</groupId>
        <artifactId>jbpm-bpmn2</artifactId>
      </dependency>
      
      <dependency>
        <groupId>org.jbpm</groupId>
        <artifactId>jbpm-runtime-manager</artifactId>
      </dependency>
      
      <dependency>
        <groupId>org.jbpm</groupId>
        <artifactId>jbpm-persistence-jpa</artifactId>
      </dependency>
      
      <dependency>
        <groupId>org.jbpm</groupId>
        <artifactId>jbpm-query-jpa</artifactId>
      </dependency>
      
      <dependency>
        <groupId>org.jbpm</groupId>
        <artifactId>jbpm-audit</artifactId>
      </dependency>
      
      <dependency>
        <groupId>org.jbpm</groupId>
        <artifactId>jbpm-kie-services</artifactId>
      </dependency>
      
      <!-- Dependency needed for default WorkItemHandler implementations. -->
      <dependency>
        <groupId>org.jbpm</groupId>
        <artifactId>jbpm-workitems-core</artifactId>
      </dependency>
      
      <!-- Logging dependency. You can use any logging framework compatible with slf4j. -->
      <dependency>
        <groupId>ch.qos.logback</groupId>
        <artifactId>logback-classic</artifactId>
        <version>${logback.version}</version>
      </dependency>

    • CDI を使用する Red Hat Process Automation Manager プロジェクトでは、通常、以下の依存関係を宣言します。

      CDI が有効化されたプロセスエンジンの依存関係

      <dependency>
        <groupId>org.kie</groupId>
        <artifactId>kie-api</artifactId>
      </dependency>
      
      <dependency>
        <groupId>org.jbpm</groupId>
        <artifactId>jbpm-kie-services</artifactId>
      </dependency>
      
      <dependency>
        <groupId>org.jbpm</groupId>
        <artifactId>jbpm-services-cdi</artifactId>
      </dependency>

    • 標準的な Red Hat Process Automation Manager プロジェクトでは、以下の依存関係を宣言します。

      埋め込みデシジョンエンジン依存関係

      <dependency>
        <groupId>org.drools</groupId>
        <artifactId>drools-compiler</artifactId>
      </dependency>
      
      <!-- Dependency for persistence support. -->
      <dependency>
        <groupId>org.drools</groupId>
        <artifactId>drools-persistence-jpa</artifactId>
      </dependency>
      
      <!-- Dependencies for decision tables, templates, and scorecards.
      For other assets, declare org.drools:business-central-models-* dependencies. -->
      <dependency>
        <groupId>org.drools</groupId>
        <artifactId>drools-decisiontables</artifactId>
      </dependency>
      <dependency>
        <groupId>org.drools</groupId>
        <artifactId>drools-templates</artifactId>
      </dependency>
      <dependency>
        <groupId>org.drools</groupId>
        <artifactId>drools-scorecards</artifactId>
      </dependency>
      
      <!-- Dependency for loading KJARs from a Maven repository using KieScanner. -->
      <dependency>
        <groupId>org.kie</groupId>
        <artifactId>kie-ci</artifactId>
      </dependency>

    • KIE Server を使用するには、以下の依存関係を宣言します。

      クライアントアプリケーション KIE Server の依存関係

      <dependency>
        <groupId>org.kie.server</groupId>
        <artifactId>kie-server-client</artifactId>
      </dependency>

    • Red Hat Process Automation Manager にリモートクライアントを作成するには、以下の依存関係を宣言します。

      クライアントの依存関係

      <dependency>
        <groupId>org.uberfire</groupId>
        <artifactId>uberfire-rest-client</artifactId>
      </dependency>

    • ルール、プロセス定義など、アセットを含む JAR ファイルを作成する場合は、お使いの Maven プロジェクトのパッケージングの種類を kjar とし、org.kie:kie-maven-plugin を使用して、<project> 要素に置かれた kjar パッケージングタイプを処理します。以下の例の ${kie.version} は、「What is the mapping between Red Hat Process Automation Manager and the Maven library version?」に記載されている Maven ライブラリーのバージョンです。

      <packaging>kjar</packaging>
      <build>
       <plugins>
        <plugin>
         <groupId>org.kie</groupId>
         <artifactId>kie-maven-plugin</artifactId>
         <version>${kie.version}</version>
         <extensions>true</extensions>
        </plugin>
       </plugins>
      </build>

42.4. オフラインで使用する Maven ミラーリポジトリーの準備

パブリックインターネットへの送信アクセスが、Red Hat Process Automation Manager のデプロイメントに設定されていない場合には、必要なアーティファクトすべてのミラーが含まれる Maven リポジトリーを用意して、このリポジトリーをお使いの環境で使用できるようにする必要があります。

注記

Red Hat Process Automation Manager デプロイメントがインターネットに接続されている場合には、この手順を実行する必要はありません。

前提条件

  • 公開インターネットへの送信アクセスが設定されているコンピューターが利用できる。

手順

  1. 公開インターネットに送信アクセスができるコンピューターで、以下のアクションを実行します。
  2. Red Hat カスタマーポータルの「Software Downloads」ページに移動し (ログインが必要)、ドロップダウンオプションから製品およびバージョンを選択します。

    • 製品: Red Hat Process Automation Manager
    • バージョン: 7.10

      1. Red Hat Process Automation Manager 7.10.0 Offliner Content List (rhpam-7.10.0-offliner.zip) の製品配信可能ファイルをダウンロードして展開します。
      2. rhpam-7.10.0-offliner.zip ファイルの内容を任意のディレクトリーに展開します。
      3. ディレクトリーに移動し、以下のコマンドを入力します。

        ./offline-repo-builder.sh offliner.txt

        このコマンドは、repository サブディレクトリーを作成し、必要なアーティファクトをこのサブディレクトリーにダウンロードします。これはミラーリポジトリーです。

        一部のダウンロードが失敗したことを示すメッセージが表示された場合は、同じコマンドを再度実行してください。ダウンロードが再び失敗する場合は、Red Hat サポートに連絡してください。

  3. Business Central 外でサービスを開発し、追加の依存関係がある場合は、ミラーリポジトリーにその依存関係を追加します。サービスを Maven プロジェクトとして開発した場合は、以下の手順を使用し、これらの依存関係を自動的に用意します。公開インターネットへに送信接続できるコンピューターで、この手順を実行します。

    1. ローカルの Maven キャッシュディレクトリー (~/.m2/repository) のバックアップを作成して、ディレクトリーを削除します。
    2. mvn clean install コマンドを使用してプロジェクトのソースをビルドします。
    3. すべてのプロジェクトで以下のコマンドを入力し、Maven を使用してプロジェクトで生成したすべてのアーティファクトのランタイムの依存関係をすべてダウンロードするようにします。

      mvn -e -DskipTests dependency:go-offline -f /path/to/project/pom.xml --batch-mode -Djava.net.preferIPv4Stack=true

      /path/to/project/pom.xml を、プロジェクトの pom.xml ファイルのパスに置き換えます。

    4. ローカルの Maven キャッシュディレクトリー (~/.m2/repository) の内容を、作成した repository サブディレクトリーにコピーします。
  4. repository サブディレクトリーの内容を、Red Hat Process Automation Manager をデプロイしたコンピューターのディレクトリーにコピーします。このディレクトリーがオフラインの Maven ミラーリポジトリーになります。
  5. 「Maven 設定ファイルの修正」 の説明に従って、Red Hat Process Automation Manager デプロイメント向けに、settings.xml ファイルを作成して設定します。
  6. settings.xml ファイルで以下を変更します。

    • <profile> タグの下に、<repositories> タグまたは <pluginRepositores> タグがない場合は、不足しているタグを追加します。
    • <repositories> の下に、以下のコンテンツを追加します。

      <repository>
        <id>offline-repository</id>
        <url>file:///path/to/repo</url>
        <releases>
          <enabled>true</enabled>
        </releases>
        <snapshots>
          <enabled>false</enabled>
        </snapshots>
      </repository>

      /path/to/repo は、ローカルの Maven ミラーリポジトリーのディレクトリーに対する完全パスに置き換えます。

    • <pluginRepositories> の下に、以下のコンテンツを追加します。

      <repository>
        <id>offline-plugin-repository</id>
        <url>file:///path/to/repo</url>
        <releases>
          <enabled>true</enabled>
        </releases>
        <snapshots>
          <enabled>false</enabled>
        </snapshots>
      </repository>

      /path/to/repo は、ローカルの Maven ミラーリポジトリーのディレクトリーに対する完全パスに置き換えます。

第43章 Git リポジトリーからのプロジェクトのインポート

Git は分散バージョン管理システムです。リビジョンをコミットオブジェクトとして実装します。リポジトリーに変更を保存すると、Git リポジトリーに新しいコミットオブジェクトが作成されます。

Business Central は Git を使用してプロジェクトデータ (ルールやプロセスなどのアセットを含む) を格納します。Business Central でプロジェクトを作成すると、Business Central に埋め込まれている Git リポジトリーに追加されます。他の Git リポジトリーにプロジェクトがある場合は、Business Central スペースから、そのプロジェクトを Business Central の Git リポジトリーにインポートできます。

前提条件

  • Red Hat Process Automation Manager プロジェクトが外部の Git リポジトリーに存在している。
  • 外部の Git リポジトリーへの読み取りアクセスに必要な認証情報がある。

手順

  1. Business Central で MenuDesignProjects の順にクリックします。
  2. プロジェクトをインポートするスペースを選択または作成します。デフォルトのスペースは MySpace です。
  3. プロジェクトをインポートするには、次のいずれかを実行します。

    • Import Project をクリックします。
    • ドロップダウンリストから Import Project を選択します。
  4. Import Project ウィンドウに、インポートするプロジェクトが含まれる Git リポジトリーの URL および認証情報を入力し、Import をクリックします。プロジェクトが Business Centralの Git リポジトリーに追加され、現在のスペースで利用できるようになります。

第44章 LDAP と SSL の統合

Red Hat Process Automation Manager を使用して、RH-SSO を介して LDAP および SSL を統合できます。詳細は『Red Hat Single Sign-On サーバー管理ガイド』を参照してください。

付録B Business Central システムプロパティー

このセクションに記載の Business Central のシステムプロパティーは standalone*.xml ファイルに渡されます。

Git ディレクトリー

以下のプロパティーを使用して、Business Central Git ディレクトリーの場所と名前を設定します。

  • org.uberfire.nio.git.dir: Business Central の Git ディレクトリーの場所。
  • org.uberfire.nio.git.dirname: Business Central の Git ディレクトリーの名前。デフォルト値は .niogit です。
  • org.uberfire.nio.git.ketch: Git ketch を有効化または無効化。
  • org.uberfire.nio.git.hooks: Business Central の Git ディレクトリーの場所。
HTTP 経由の Git

次のプロパティーを使用して、HTTP 経由で Git リポジトリーにアクセスできるように設定します。

  • org.uberfire.nio.git.proxy.ssh.over.http: SSH が HTTP プロキシーを使用するかどうかを指定します。デフォルト値は false です。
  • http.proxyHost: HTTP プロキシ−のホスト名を定義します。デフォルト値は null です。
  • http.proxyPort: HTTP プロキシーのホストポート (整数値) を定義します。デフォルト値は null です。
  • http.proxyUser: HTTP プロキシー名を定義します。
  • http.proxyPassword: HTTP プロキシーのユーザーパスワードを定義します。
  • org.uberfire.nio.git.http.enabled: HTTP デーモンを有効または無効にします。デフォルト値は true です。
  • org.uberfire.nio.git.http.host: このデーモンは、HTTP デーモンが有効な場合にホストの識別子としてこのプロパティーを使用します。これは、HTTP 経由で Git リポジトリーにアクセスする方法を表示するときに使用する参考属性です。HTTP は、継続してサーブレットコンテナーに依存します。デフォルト値は localhost です。
  • org.uberfire.nio.git.http.hostname: HTTP デーモンが有効な場合に、このデーモンはホスト名の識別子としてこのプロパティーを使用します。これは、HTTP 経由で Git リポジトリーにアクセスする方法を表示するときに使用する参考属性です。HTTP は、継続してサーブレットコンテナーに依存します。デフォルト値は localhost です。
  • org.uberfire.nio.git.http.port: このデーモンは、HTTP デーモンが有効な場合にポート番号としてこのプロパティーを使用します。これは、HTTP 経由で Git リポジトリーにアクセスする方法を表示するときに使用する参考属性です。HTTP は、継続してサーブレットコンテナーに依存します。デフォルト値は 8080 です。
HTTPS 経由の Git

次のプロパティーを使用して、HTTPS 経由で Git リポジトリーにアクセスできるように設定します。

  • org.uberfire.nio.git.proxy.ssh.over.https: SSH が HTTPS プロキシーを使用するかどうかを指定します。デフォルト値は false です。
  • https.proxyHost: HTTPS プロキシーのホスト名。デフォルト値は null です。
  • https.proxyPort: HTTPS プロキシーのホストポート (整数値)。デフォルト値は null です。
  • https.proxyUser: HTTPS プロキシー名を定義します。
  • https.proxyPassword: HTTPS プロキシーのユーザーパスワードを定義します。
  • user.dir: ユーザーディレクトリーの場所。
  • org.uberfire.nio.git.https.enabled: HTTPS デーモンを有効または無効にします。デフォルト値は false です。
  • org.uberfire.nio.git.https.host: このデーモンは、HTTPS デーモンが有効な場合にホストの識別子としてこのプロパティーを使用します。これは、HTTPS 経由で Git リポジトリーにアクセスする方法を表示するときに使用する参考属性です。HTTPS は、継続してサーブレットコンテナーに依存します。デフォルト値は localhost です。
  • org.uberfire.nio.git.https.hostname: このデーモンは、HTTPS デーモンが有効な場合にホスト名の識別子としてこのプロパティーを使用します。これは、HTTPS 経由で Git リポジトリーにアクセスする方法を表示するときに使用する参考属性です。HTTPS は、継続してサーブレットコンテナーに依存します。デフォルト値は localhost です。
  • org.uberfire.nio.git.https.port: このデーモンは、HTTPS デーモンが有効な場合にポート番号としてこのプロパティーを使用します。これは、HTTPS 経由で Git リポジトリーにアクセスする方法を表示するときに使用する参考属性です。HTTPS は、継続してサーブレットコンテナーに依存します。デフォルト値は 8080 です。
JGit
  • org.uberfire.nio.jgit.cache.instances: JGit キャッシュサイズを定義します。
  • org.uberfire.nio.jgit.cache.overflow.cleanup.size: JGit キャッシュオーバーフローのクリーンアップサイズを定義します。
  • org.uberfire.nio.jgit.remove.eldest.iterations: 最も古い JGit の反復を削除するかどうかを定義します。
  • org.uberfire.nio.jgit.cache.evict.threshold.duration: JGit 退避のしきい値の期間を定義します。
  • org.uberfire.nio.jgit.cache.evict.threshold.time.unit: JGit 退避のしきい値の時間単位を定義します。
Git デーモン

次のプロパティーを使用して、Git デーモンを有効にして構成します。

  • org.uberfire.nio.git.daemon.enabled: Git デーモンを有効または無効にします。デフォルト値は true です。
  • org.uberfire.nio.git.daemon.host: Git デーモンが有効な場合は、このプロパティーをローカルホストの識別子として使用します。デフォルト値は localhost です。
  • org.uberfire.nio.git.daemon.hostname: Git デーモンが有効な場合は、このプロパティーをローカルホスト名の識別子として使用します。デフォルト値は localhost です。
  • org.uberfire.nio.git.daemon.port: Git デーモンが有効な場合は、このプロパティーをポート番号として使用します。デフォルト値は 9418 です。
  • org.uberfire.nio.git.http.sslVerify: Git リポジトリーを確認する SSL 証明書を有効または無効にします。デフォルト値は true です。

    注記

    デフォルトポートまたは割り当てられたポートが既に使用されている場合は、別のポートが自動的に選択されます。ポートが利用可能であることを確認し、詳細についてはログをチェックします。

Git SSH

次のプロパティーを使用して、Git SSHデーモンを有効にして構成します。

  • org.uberfire.nio.git.ssh.enabled: SSH デーモンを有効または無効にします。デフォルト値は true です。
  • org.uberfire.nio.git.ssh.host: SSH デーモンが有効な場合は、このプロパティーをローカルホスト識別子として使用します。デフォルト値は localhost です。
  • org.uberfire.nio.git.ssh.hostname: SSH デーモンが有効な場合は、このプロパティーをローカルホスト名の識別子として使用します。デフォルト値は localhost です。
  • org.uberfire.nio.git.SSH.port: SSH デーモンが有効な場合は、このプロパティーをポート番号として使用します。デフォルト値は 8001 です。

    注記

    デフォルトポートまたは割り当てられたポートが既に使用されている場合は、別のポートが自動的に選択されます。ポートが利用可能であることを確認し、詳細についてはログをチェックします。

  • org.uberfire.nio.git.ssh.cert.dir: ローカルの証明書が保存される .security ディレクトリーの場所。デフォルトは作業ディレクトリーです。
  • org.uberfire.nio.git.ssh.idle.timeout: SSH のアイドルタイムアウトを設定します。
  • org.uberfire.nio.git.ssh.passphrase: SCP スタイルの URL を持つ Git リポジトリーのクローンを作成する場合に、オペレーティングシステムの公開キーストアにアクセスするためのパスフレーズ。たとえば、git@github.com:user/repository.git です。
  • org.uberfire.nio.git.ssh.algorithm: SSH で使用されるアルゴリズム。デフォルト値は RSA です。
  • org.uberfire.nio.git.gc.limit: GC の制限を設定します。
  • org.uberfire.nio.git.ssh.ciphers: コンマ区切りの暗号化の文字列。利用可能な暗号化は aes128-ctraes192-ctraes256-ctrarcfour128arcfour256aes192-cbcaes256-cbc です。このプロパティーを使用しない場合は、すべての暗号化が読み込まれます。
  • org.uberfire.nio.git.ssh.macs: コンマ区切りのメッセージ認証コード (MAC) の文字列。利用可能な MAC は hmac-md5hmac-md5-96hmac-sha1hmac-sha1-96hmac-sha2-256hmac-sha2-512 です。このプロパティーを使用しない場合は、すべての MAC が読み込まれます。

    注記

    RSA、または DSA 以外のアルゴリズムを使う場合は、Bouncy Castle JCE ライブラリーを使用するようにアプリケーションサーバーを設定します。

KIE Server ノードおよび Process Automation Manager コントローラー

以下のプロパティーを使用して Process Automation Manager コントローラーから KIE Server ノードへの接続を設定します。

  • org.kie.server.controller: この URL は Process Automation Manager コントローラーへの接続に使用されます。たとえば、ws://localhost:8080/business-central/websocket/controller などです。
  • org.kie.server.user: Process Automation Manager コントローラーから KIE Server ノードへの接続時に使用するユーザー名。このプロパティーは、この Business Central システムを Process Automation Manager コントローラーとして使用する場合に限り必要になります。
  • org.kie.server.pwd: Process Automation Manager コントローラーから KIE Server ノードに接続する際に使用するパスワード。このプロパティーは、この Business Central システムを Process Automation Manager コントローラーとして使用する場合に限り必要になります。
Maven など

以下のプロパティーを使用して、Maven などの機能を設定します。

  • kie.maven.offline.force: Maven のオフライン動作を強制します。true に設定すると、オンラインの依存関係解決が無効になります。デフォルト値は false です。

    注記

    このプロパティーは、Business Central にのみ使用してください。他のコンポーネントとランタイム環境を共有する場合は、設定を分離して、Business Central にだけ適用してください。

  • org.uberfire.gzip.enable: GzipFilter 圧縮フィルターで Gzip の圧縮を有効にするか、または無効にします。デフォルト値は true です。
  • org.kie.workbench.profile: Business Central プロファイルを選択します。許容値は、FULL または PLANNER_AND_RULES です。プリフィックス FULL_ で、プロファイルを設定し、管理者設定にこのプロファイルの設定が表示されないようにします。デフォルト値は FULL です。
  • org.appformer.m2repo.url: Business Central は依存関係を検索する時に、Maven リポジトリーのデフォルトの場所を使用します。デフォルト値は、http://localhost:8080/business-central/maven2 など、Business Central 内の Maven リポジトリーを参照します。このプロパティーは、Business Central が起動する前に設定してください。デフォルト値は、内部の m2 リポジトリーへのファイルパスです。
  • appformer.ssh.keystore: クラス名を指定して Business Central で使用する、カスタムの SSH キーストアを定義します。このプロパティーが指定されていない場合はデフォルトの SSH キーストアを使用します。
  • appformer.ssh.keys.storage.folder: このプロパティーは、デフォルトの SSH キーストアを使用する場合にユーザーの SSH 公開鍵の保存フォルダーを定義します。このプロパティーを指定しないと、この公開鍵は Business Central の .security フォルダーに保存されます。
  • appformer.experimental.features: 実験的機能のフレームワークを有効にします。デフォルト値は false です。
  • org.kie.demo: GitHub 外部へのデモアプリケーションのクローン作成を有効にします。
  • org.uberfire.metadata.index.dir: Lucene の .index ディレクトリーが保存される場所。デフォルトは作業ディレクトリーです。
  • org.uberfire.ldap.regex.role_mapper: LDAP プリンシパル名をアプリケーションのロール名にマッピングするのに使用する regex パターン。プリンシパルの値とロール名が一致する場合は、アプリケーションのロール名が変数ロールに置き換えられるため、変数ロールはパターンの一部でなければならない点に注意してください。
  • org.uberfire.sys.repo.monitor.disabled: 設定モニターを無効にします。無効にした場合の影響を正しく理解していない場合は、無効にしないでください。デフォルト値は false です。
  • org.uberfire.secure.key: パスワードの暗号化で使用するパスワード。デフォルト値は org.uberfire.admin です。
  • org.uberfire.secure.alg: パスワードの暗号化で使用する暗号化アルゴリズム。デフォルト値は PBEWithMD5AndDES です。
  • org.uberfire.domain: uberfire が使用するセキュリティードメイン名。デフォルト値は ApplicationRealm です。
  • org.guvnor.m2repo.dir: Maven リポジトリーディレクトリーが保存される場所。デフォルト値は <working-directory>/repositories/kie です。
  • org.guvnor.project.gav.check.disabled: グループ ID、アーティファクト ID、およびバージョン (GAV) のチェックを無効にします。デフォルト値は false です。
  • org.kie.build.disable-project-explorer: Project Explorer で選択したプロジェクトの自動ビルドを無効にします。デフォルト値は false です。
  • org.kie.builder.cache.size: プロジェクトビルダーのキャッシュサイズを定義します。デフォルト値は 20 です。
  • org.kie.library.assets_per_page: プロジェクト画面のページごとのアセット数をカスタマイズできます。デフォルト値は 15 です。
  • org.kie.verification.disable-dtable-realtime-verification: デシジョンテーブルのリアルタイム確認および検証を無効にします。デフォルト値は false です。
Process Automation Manager コントローラー

以下のプロパティーを使用して、Process Automation Manager コントローラーへの接続方法を設定します。

  • org.kie.workbench.controller: Process Automation Manager コントローラーとの接続に使用する URL。例: ws://localhost:8080/kie-server-controller/websocket/controller
  • org.kie.workbench.controller.user: Process Automation Manager コントローラーのユーザー。デフォルト値は kieserver です。
  • org.kie.workbench.controller.pwd: Process Automation Manager コントローラーのパスワード。デフォルト値は kieserver1! です。
  • org.kie.workbench.controller.token: Process Automation Manager コントローラーとの接続に使用するトークン文字列
Java Cryptography Extension KeyStore (JCEKS)

JCEKS を設定するには、以下のプロパティーを使用します。

  • kie.keystore.keyStoreURL: Java Cryptography Extension KeyStore (JCEKS) の読み込みに使用する URL。たとえば、file:///home/kie/keystores/keystore.jceks です。
  • kie.keystore.keyStorePwd: JCEKS に使用するパスワード。
  • kie.keystore.key.ctrl.alias: デフォルトの REST Process Automation Manager コントローラーに使用するキーのエイリアス。
  • kie.keystore.key.ctrl.pwd: デフォルトの REST Process Automation Manager コントローラーのエイリアスのパスワード
レンダリング

以下のプロパティーを使用して、Business Centralと KIE Server のレンダリングフォームを切り替えます。

  • org.jbpm.wb.forms.renderer.ext: Business Central と KIE Server のフォームのレンダリングを切り替えます。デフォルトでは、フォームのレンダリングは Business Central が行います。デフォルト値は false です。
  • org.jbpm.wb.forms.renderer.name: Business Central と KIE Server のレンダリングフォームを切り替えることができます。デフォルト値は workbench です。

パート V. IBM WebSphere Application Server への KIE Server のインストールおよび設定

システム管理者は、Red Hat KIE Server に IBM WebSphere Application Server を設定し、IBM サーバーインスタンスに KIE Server をインストールできます。

前提条件

  • IBM WebSphere Application Server インスタンスのバージョン 9.0 以降がインストールされている。詳細なインストール手順は「IBM WebSphere Application Server 製品ページ」を参照してください、
  • WebSphere 統合ソリューションコンソール (通常は http://<HOST>:9060/ibm/console) へのアクセスがある。

第45章 KIE Server

KIE Server は、Red Hat Process Automation Manager のルールおよびその他のアーティファクトの保存先および実行先のサーバーです。KIE Server はスタンドアロンで組み込みのコンポーネントで、REST、Java Message Service (JMS)、または Java クライアントサイドアプリケーションで利用可能なインターフェースを介してルールをインスタンス化して実行し、ソルバーを介してプロセス、ジョブ、および Red Hat Business Optimizer 機能を管理できます。

Web でデプロイ可能な WAR ファイルとして作成することで、KIE Server は Web コンテナーであればどこにでもデプロイできます。KIE Server の現在のバージョンには、Red Hat Decision Manager および Red Hat Process Automation Manager の両方に対するデフォルトの拡張機能が含まれます。

KIE Server はメモリー消費が最小限でフットプリントが小さいため、クラウドインスタンスに簡単にデプロイできます。このサーバーの各インスタンスでは、複数のコンテナーを開いてインスタンスを作成できるため、並行して複数のルールサービスを実行できます。

KIE Server は、Oracle WebLogic Server、IBM WebSphere Application Server などのアプリケーションサーバーと統合して、Red Hat Process Automation Manager のアプリケーション管理を合理化できます。

第46章 IBM WebSphere Application Server

IBM WebSphere Application Server は、Java ベースの Web アプリケーションをホストし、Java EE 認定ランタイム環境を提供する、柔軟性がある安全な Web アプリケーションです。IBM WebSphere 9.0 は Java SE 8 に対応しており、Java EE 7 に完全に準拠しています。

第47章 IBM WebSphere Application Server のインストールおよび実行

KIE Server に対応する多くの設定を適用するために、IBM WebSphere Application Server をインストールして実行する必要があります。本セクションは、IBM WebSphere をインストールして起動する方法を説明します。

インストールに関する最新の詳細説明は、「IBM Knowledge Center」を参照してください。

手順

  1. IBM Installation Manager バージョン 1.8.5 以降を「IBM Installation Manager and Packaging Utility download links」ページからダウンロードします。IBM WebSphere のインストールには IBM Installation Manager が必要です。
  2. ダウンロードしたアーカイブを展開し、作成されたディレクトリーで、root 権限で以下のコマンドを実行します。

    sudo ./install

    IBM Installation Manager が開きます。

  3. FilePreferences の順に移動して、Add Repository をクリックします。
  4. Add Repository ウィンドウに、IBM WebSphere 9.0 のリポジトリー URL を入力します。すべてのリポジトリー URL は、IBM Knowledge Center の「Online product repositories for IBM WebSphere Application Server offerings」ページで確認できます。
  5. 端末で、インストール時に指定した IBM WebSphere Application Server ディレクトリーの場所に移動します。
  6. /bin ディレクトリーに変更し、以下の例のようなコマンドを実行して、IBM WebSphere のプロファイル、ユーザー名、およびパスワードを作成します。プロファイルは、ランタイム環境を定義します。プロファイルには、ランタイム環境でサーバーが処理し、変更できるファイルがすべて含まれます。このユーザーはログインに必要になります。

    sudo ./manageprofiles.sh -create -profileName testprofile -profilePath /profiles/testprofile  -adminUserName websphere -adminPassword password123
  7. 端末で、作成したプロファイルの bin ディレクトリー (例: /profiles/testprofile/bin) に移動し、以下のコマンドを実行して IBM WebSphere Application Server インスタンスを起動します。

    sudo ./startServer.sh <SERVER_NAME>

    <SERVER_NAME> は、WebSphere 統合ソリューションコンソールの ServersServer TypesIBM WebSphere Application Servers で定義した IBM WebSphere Application Server の名前です。

  8. Web ブラウザーで、以下の URL を開きます。

    http://<HOST>:9060/ibm/console

    <HOST> は、ターゲットサーバーの名前または IP アドレスです。

    たとえば、システムで起動している IBM WebSphere のローカルインスタンスに対して WebSphere 統合ソリューションコンソールを起動する場合は、以下の URL を Web ブラウザーに入力します。

    http://localhost:9060/ibm/console
  9. WebSphere 統合ソリューションコンソールのログインページが表示されたら、管理者の認証情報を入力します。

第48章 KIE Server への IBM WebSphere Application Server の設定

IBM WebSphere Application Server に KIE Server をデプロイする前に、システムプロパティー、セキュリティー設定、JMS 要件、その他の IBM WebSphere プロパティーを設定する必要があります。この設定により、KIE Server との最適な統合が促進されます。

前提条件

  • IBM WebSphere Application Server をインストールして実行している。
  • WebSphere 統合ソリューションコンソールにログインしている。

48.1. 管理セキュリティーの有効化

WebSphere 統合ソリューションコンソールで管理セキュリティーを有効にして、ユーザーおよびグループを作成するのに必要な権限を取得します。

手順

  1. WebSphere 統合ソリューションコンソールで、SecurityGlobal Security の順にクリックし、Enable Application Security オプションが選択されていることを確認します。選択していても、サーバーレベルで上書きされている可能性があります。
  2. Security Configuration Wizard をクリックし、Next をクリックします。
  3. ユーザー情報を含むリポジトリーを選択します。たとえば、ローカル設定で Federated repositories を選択します。
  4. Next をクリックします。
  5. Primary administrative user name および Password を入力します。
  6. Next をクリックし、Finish をクリックします。
  7. Messages ウィンドウで Save をクリックして、プライマリー設定への変更を保存します。

    図48.1 セキュリティー変更の保存

    セキュリティー変更の保存
  8. 端末で、インストール時に指定した IBM WebSphere Application Server の /bin ディレクトリーの場所に移動し、以下のコマンドを実行して IBM WebSphere を停止して再起動し、セキュリティーの変更を適用します。

    sudo ./stopServer.sh <SERVER_NAME>
    sudo ./startServer.sh <SERVER_NAME>

    <SERVER_NAME> は、WebSphere 統合ソリューションコンソールの ServersServer TypesIBM WebSphere Application Servers で定義した IBM WebSphere Application Server の名前です。

48.2. IBM WebSphere Application Server への JDBC データソースの設定

データソースは、アプリケーションサーバーなど、Java Database Connectivity (JDBC) クライアントを有効にするオブジェクトで、データベースへの接続を確立します。アプリケーションは、JNDI (Java Naming and Directory Interface) ツリーまたはローカルのアプリケーションコンテキストでデータソースを検索し、データベース接続を要求してデータを取得します。IBM WebSphere Application Server にデータソースを設定して、サーバーと、指定したデータベースとの間で適切なデータ交換を行う必要があります。

前提条件

  • データベース接続を作成するのに使用する JDBC プロバイダーが、データソースをデプロイするすべてのサーバーに設定されている。JDBC プロバイダーの詳細は、IBM Knowledge Center の「Configuring a JDBC provider」を参照してください。

手順

  1. Red Hat カスタマーポータルの「Software Downloads」ページに移動し (ログインが必要)、ドロップダウンオプションから製品およびバージョンを選択します。

    • 製品: Process Automation Manager
    • バージョン: 7.10
  2. Red Hat Process Automation Manager 7.10.0 Add-Ons をダウンロードします。
  3. 以下の手順を実行して、データベースを準備します。

    1. TEMP_DIR などの一時ディレクトリーに rhpam-7.10.0-add-ons.zip を展開します。
    2. TEMP_DIR/rhpam-7.10.0-migration-tool.zip を展開します。
    3. 現在のディレクトリーから、TEMP_DIR/rhpam-7.10.0-migration-tool/ddl-scripts ディレクトリーに移動します。このディレクトリーには、複数のデータベースタイプの DDL スクリプトが含まれています。
    4. 使用するデータベースに、お使いのデータベースタイプの DDL スクリプトをインポートします。以下に例を示します。

      psql jbpm < /ddl-scripts/postgresql/postgresql-jbpm-schema.sql
      注記

      PostgreSQL または Oracle を Spring Boot と併用する場合は、対応する Spring Boot の DDL スクリプト (/ddl-scripts/oracle/oracle-springboot-jbpm-schema.sql または /ddl-scripts/postgresql/postgresql-springboot-jbpm-schema.sql) をインポートする必要があります。

  4. WebSphere 統合ソリューションコンソールで、ResourcesJDBCData sources の順に移動します。
  5. データソースを使用するアプリケーションでスコープを選択します。セル、ノード、クラスター、またはサーバーを選択できます。
  6. New をクリックし、Create a data source ウィザードを開きます。
  7. Data source name フィールドに一意の名前を入力し、JNDI name フィールドに JNDI (Java Naming and Directory Interface) 名を入力します。アプリケーションサーバーは JNDI 名を使用して、アプリケーションのリソース参照をこのデータソースにバインドします。

    複数のリソースタイプ (データソース、J2C 接続ファクトリー/JMS 接続ファクトリー) に割り当てる JNDI 名を重複させないでください。

    同じスコープに、同じタイプの複数のリソースに割り当てる JNDI 名を重複させないでください。

  8. プロバイダーを作成している場合は、Next をクリックして Select an existing JDBC provider を選択します。作成していない場合は Create new JDBC provider をクリックして、新しいプロバイダーの詳細を定義します。(JDBC プロバイダーは、データソースを追加するための前提条件であるため、事前に作成しておくことが推奨されます。)
  9. CMP (container managed persistence) のエンタープライズ Bean がこのデータソースにアクセスする必要がある場合は、Enter database specific properties for the data source パネルで Use this data source in container managed persistence (CMP) をクリックします。これにより、その他のデータベース関連のプロパティーが書き込まれます。
  10. 必要に応じて、データソースのセキュリティーエイリアスを設定します。すべての認証メソッドで None を選択するか、以下のいずれを選択できます。

    • Component-managed authentication alias: コンポーネントリソース参照の res-auth 値が Application の場合に使用する認証エイリアスを指定します。新しいエイリアスを定義するには、Related Items → J2EE Connector Architecture (J2C) authentication data entries に移動します。コンポーネント管理エイリアスは、データソース認証に対してアプリケーションに指定した ID およびパスワードの組み合わせとなります。したがって、データソースに設定したエイリアスは、アプリケーションコードのエイリアスと同一にする必要があります。
    • Mapping-configuration alias: コンポーネントリソース参照にログイン設定がない場合にのみ利用します。res-auth 値を Container に設定した場合は、ログイン設定およびコンポーネントリソース参照の関連プロパティーを指定することが、認証ストラテジーを定義するのに推奨される方法です。DefaultPrincipalMapping ログイン設定を指定する場合の関連プロパティーは JAAS - J2C 認証データエントリーエイリアスです。
    • Container-managed authentication alias: コンポーネントリソース参照にログイン設定がない場合にのみ利用します。res-auth 値を Container に設定する場合は、ログイン設定と、コンポーネントリソース参照の関連プロパティーを指定することで、コンテナー管理認証ストラテジーが判断されます。
  11. Next をクリックしてデータソースの情報を確認し、Finish をクリックして設定を保存してウィザードを終了します。

    Data sources パネルには、新しい設定と、同じスコープに設定したその他のデータソースがテーブルに表示されます。

IBM WebSphere Application Server データソースの詳細は、IBM Knowledge Center の「Configuring a JDBC provider and data source」を参照してください。

48.3. Java Message Service (JMS) の設定

Java Message Service (JMS) は、KIE Server が、Oracle WebLogic Server、IBM WebSphere Application Server などのアプリケーションサーバーとメッセージを交換するために使用する Java API です。KIE Server を経由して JMS メッセージを送受信するようにアプリケーションサーバーを設定し、2 台のサーバー間でコラボレーションが適切に行われるようにします。

48.3.1. サービスバスを作成し、IBM WebSphere を追加します。

JMS を使用するためには、サービスバスを作成し、IBM WebSphere Application Server をそのメンバーとして追加します。

手順

  1. WebSphere 統合ソリューションコンソールで、Service IntegrationBusesNew の順に移動します。
  2. 新しいバス名を入力し、Bus Security オプションの選択を解除します。
  3. Next をクリックしてから Finish をクリックし、サービスバスを作成します。
  4. 作成しておいたサービスバスを選択します。
  5. TopologyBus MembersAdd をクリックします。
  6. Add a New Bus Member ウィザードを使用し、IBM WebSphere Application Server と、永続性に関するメッセージストアのタイプを選択します。メッセージストアのプロパティーを指定することもできます。
  7. Finish をクリックし、バスメンバーを追加します。

48.3.2. JMS 接続ファクトリーの作成

KIE Server でメッセージングを有効にするには、メッセージの送受信に JMS 接続ファクトリーをいくつか作成する必要があります。

前提条件

  • IBM WebSphere Application Server にサービスバスを作成している。

手順

  1. WebSphere 統合ソリューションコンソールで、ResourcesJMSConnection Factories の順に移動します。
  2. 正しいスコープを選択し、New をクリックします。
  3. Default Messaging Provider オプションを選択し、OK をクリックします。
  4. 以下に示す必須の接続ファクトリーに、接続ファクトリー名 (例: KIE.SERVER.REQUEST) および JNDI 名 (例: jms/cf/KIE.SERVER.REQUEST) を入力して、Bus Name ドロップダウンリストからサービスバス名を選択します。残りのオプションはデフォルト値のままにします。
  5. Apply および Save をクリックして プライマリー設定への変更を保存し、必要な各ファクトリーに上述の手順を繰り返します。

48.3.2.1. KIE Server の JMS 接続ファクトリー

以下は、KIE Server で JMS メッセージングを有効にするために必要な Java Message Service (JMS) 接続ファクトリーになります。

表48.1 KIE Server に必要な JMS 接続ファクトリー

名前デフォルト値用途

KIE.SERVER.REQUEST

jms/cf/KIE.SERVER.REQUEST

全要求を KIE Server へ送信

KIE.SERVER.RESPONSE

jms/cf/KIE.SERVER.RESPONSE

KIE Server が生成する応答をすべて受信

KIE.SERVER.EXECUTOR

jms/cf/KIE.SERVER.EXECUTOR

KIE Server エグゼキューターサービス

48.3.3. JMS キューの作成

JMS キューは、ポイントツーポイントメッセージング (point-to-point messaging) の宛先エンドポイントになります。KIE Server で JMS メッセージングを有効にするには JMS キューをいくつか作成する必要があります。

前提条件

  • IBM WebSphere Application Server にサービスバスを作成している。

手順

  1. WebSphere 統合ソリューションコンソールで、ResourcesJMSQueues の順に移動します。
  2. 正しいスコープを選択し、New をクリックします。
  3. Default Messaging Provider オプションを選択し、OK をクリックします。
  4. 以下に示す必須のキューに、キューの名前 (例: KIE.SERVER.REQUEST) および JNDI 名 (例: jms/KIE.SERVER.REQUEST) を入力して、Bus Name ドロップダウンリストからサービスバスを選択します。
  5. Queue Name ドロップダウンリストで Create Service Integration Bus Destination を選択して一意の識別子を入力し、事前に作成したバスメンバーを選択します。
  6. Apply および Save をクリックして プライマリー設定への変更を保存し、必要な各キューに上述の手順を繰り返します。

48.3.3.1. KIE Server 向けの JMS キュー

以下は、KIE Server で JMS メッセージングを有効にするために必要な Java Message Service (JMS) キューです。

表48.2 KIE Server に必要な JMS キュー

名前デフォルト値用途

KIE.SERVER.REQUEST

jms/KIE.SERVER.REQUEST

全要求を KIE Server へ送信

KIE.SERVER.RESPONSE

jms/KIE.SERVER.RESPONSE

KIE Server が生成する応答をすべて受信

KIE.SERVER.EXECUTOR

jms/KIE.SERVER.EXECUTOR

KIE Server エグゼキューターサービス

48.3.4. JMS アクティベーション指定の作成

キューと、JMS を有効にするメッセージ駆動型 Bean との間にブリッジを行うには、JMS アクティベーション指定が必要です。

前提条件

  • IBM WebSphere Application Server にサービスバスを作成している。
  • JMS キューを作成している。

手順

  1. WebSphere 統合ソリューションコンソールで、ResourcesJMSActivation Specifications の順に移動します。
  2. 正しいスコープを選択し、New をクリックします。
  3. Default Messaging Provider オプションを選択し、OK をクリックします。
  4. 以下に示す必須のアクティベーション指定に、アクティベーション指定名 (例: KIE.SERVER.REQUEST) および JNDI 名 (例: jms/activation/KIE.SERVER.REQUEST) を入力して、Bus Name ドロップダウンリストからサービスバス名を選択します。
  5. Destination Type ドロップダウンリストで Queue を選択し、Destination lookup に対応するキューの名前 (例: jms/KIE.SERVER.REQUEST) を入力します。
  6. Apply および Save をクリックして プライマリー設定への変更を保存し、必要な各アクティベーション指定に上述の手順を繰り返します。

48.3.4.1. KIE Server の JMS アクティベーション仕様

以下は、KIE Server で JMS メッセージングを有効にするために必要な Java Message Service (JMS) アクティベーション仕様になります。

表48.3 KIE Server に必要な JMS アクティベーション仕様

名前デフォルト値用途

KIE.SERVER.REQUEST

jms/activation/KIE.SERVER.REQUEST

全要求を KIE Server へ送信

KIE.SERVER.RESPONSE

jms/activation/KIE.SERVER.RESPONSE

KIE Server が生成する応答をすべて受信

KIE.SERVER.EXECUTOR

jms/activation/KIE.SERVER.EXECUTOR

KIE Server エグゼキューターサービス

48.4. IBM WebSphere Application Server へのシステムプロパティーの設定

KIE Server をデプロイする前に、IBM WebSphere Application Server に、本セクションに記載するシステムプロパティーを設定します。

手順

  1. WebSphere 統合ソリューションコンソールで、ServersServer TypesIBM WebSphere Application Servers の順にクリックします。
  2. アプリケーションサーバーの一覧で、KIE Server をデプロイするサーバーを選択します。
  3. Server InfrastructureJava and Process ManagementProcess Definition をクリックします。

    図48.2 WebSphere 設定ページ

    WebSphere 設定ページ
  4. Additional PropertiesJava Virtual Machine をクリックします。

    図48.3 プロセスの定義設定ページ

    process definition2

    これにより、IBM WebSphere を起動するのに使用する JVM の設定プロパティーが開きます。

  5. Initial heap size および Maximum heap size の両方を 2048 に設定し、Apply をクリックして Java Virtual Machine (JVM) メモリーサイズを増やします。KIE Server はこの値でテストされています。JVM メモリーサイズを増やさないと、KIE Server のデプロイ時に IBM WebSphere Application Server がフリーズするかエラーが発生します。
  6. Additional PropertiesCustom Properties をクリックします。
  7. NewCustom JVM Properties の順にクリックし、以下のプロパティーを IBM WebSphere に追加します。

    表48.4 KIE Server のシステムプロパティー

    名前説明

    kie.server.jms.queues.response

    jms/KIE.SERVER.RESPONSE

    KIE Server が使用する応答用の JMS キューの JNDI 名。

    org.kie.server.domain

    WSLogin

    JMS の使用時にユーザーの認証に使用される JAAS LoginContext ドメイン。

    org.kie.server.persistence.ds

    jdbc/jbpm

    KIE Server のデータソースの JNDI 名。

    org.kie.server.persistence.tm

    org.hibernate.engine.transaction.jta.platform.internal.WebSphereJtaPlatform

    Hibernate プロパティーを設定するためのトランザクションマネージャープラットフォーム。

    org.kie.server.persistence.dialect

    例: org.hibernate.dialect.H2Dialect

    使用する Hibernate 方言を指定します。データソースに従って設定します。

    org.kie.executor.jms.queue

    jms/KIE.SERVER.EXECUTOR

    KIE Server へのジョブエグゼキューターの JMS キュー。

    org.kie.executor.jms.cf

    jms/cf/KIE.SERVER.EXECUTOR

    KIE Server へのジョブエグゼキューターの JMS 接続ファクトリー。

    org.kie.server.router

    例: http://localhost:9000

    (オプション) クラスター化された KIE Server 環境で、アプリケーションサーバーがその一部である 1 つ以上の KIE Server ルーター (Smart Router) の URL を 1 つ以上指定します。

    org.jboss.logging.provider

    jdk

    このプロパティーは、CA SiteMinder TAI (SMTAI) が環境にインストールされている場合にのみ必要になります。このプロパティーを使用すると、Dashbuilder でログを記録するために、Hibernate が log4j ではなく、JDK を強制的に使用しようとします。CA SiteMinder TAI (SMTAI) には古いバージョンの log4j が含まれており、これにより競合が生じます。

  8. 保存 をクリックして、プライマリー設定への変更を保存します。

48.5. IBM WebSphere Application Server の停止および再起動

IBM WebSphere Application Server に必要なシステムプロパティーをすべて設定したあと、IBM サーバーを停止および再起動して、設定が適用されていることを確認します。

手順

端末で、インストール時に指定した IBM WebSphere Application Server の /bin ディレクトリーの場所に移動し、以下のコマンドを実行して IBM WebSphere を停止して再起動し、設定変更を適用します。

sudo ./stopServer.sh <SERVER_NAME>
sudo ./startServer.sh <SERVER_NAME>

<SERVER_NAME> は、WebSphere 統合ソリューションコンソールの ServersServer TypesIBM WebSphere Application Servers で定義した IBM WebSphere Application Server の名前です。

第49章 IBM WebSphere Application Server への KIE Server のインストールおよび実行

IBM WebSphere Application Server に必要なシステムプロパティーをすべて設定したら、IBM WebSphere に KIE Server をインストールして、Red Hat Process Automation Manager アプリケーション管理を合理化します。

前提条件

手順

  1. Red Hat カスタマーポータルの「Software Downloads」ページに移動し (ログインが必要)、ドロップダウンオプションから製品およびバージョンを選択します。

    • 製品: Process Automation Manager
    • バージョン: 7.10
  2. Red Hat Process Automation Manager 7.10.0 KIE Server for All Supported EE7 Containers をダウンロードします。
  3. rhpam-7.10.0-kie-server-ee7.zip アーカイブを一時ディレクトリーに展開します。以下の例では、この名前を TEMP_DIR とします。
  4. kie-server.war ディレクトリーを再パッケージ化します。

    1. TEMP_DIR/rhpam-7.10.0-kie-server-ee7/kie-server.war ディレクトリーに移動します。
    2. TEMP_DIR/rhpam-7.10.0-kie-server-ee7/kie-server.war ディレクトリーのコンテンツを選択し、kie-server.zip ファイルを作成します。
    3. kie-server.zip の名前を kie-server.war に変更します。このファイルを使用して、KIE Server をデプロイします。
    4. 必要に応じて、新しい kie-server.war ファイルを、デプロイしやすい便利な場所にコピーします。
  5. WebSphere 統合ソリューションコンソールで、ApplicationsApplication TypesWebSphere Enterprise Applications の順に移動します。
  6. InstCll をクリックします。
  7. 再パッケージ化した kie-server.war ファイルに移動して選択し、アップロードします。
  8. Fast Path を選択し、Next をクリックします。

    Install New Application ウィザードが開きます。

  9. Application Namekie-server に変更し、Next をクリックします。
  10. 要件に合わせて KIE Server モジュールをサーバーにマッピングし、Next をクリックします。
  11. Bind Listeners for Message-Driven Beans の場合は 、両 Bean に Activation Specification を選択し、Target Resource JNDI Name フィールドに jms/activation/KIE.SERVER.REQUEST を入力し、KIE.SERVER.REQUEST 接続ファクトリーの jms/cf/KIE.SERVER.REQUEST JNDI 名を入力します。
  12. Map Virtual Hosts for Web Modules セクションでは、デフォルト値をそのままにして、Next をクリックします。
  13. コンテキストのルートを kie-server に設定します。
  14. Metadata for Modules セクションで、デフォルト値をそのままにして Next をクリックします。
  15. Finish をクリックして KIE Server をインストールし、Save をクリックしてプライマリー設定に変更を保存します。

49.1. KIE Server のグループおよびロールの作成

KIE Server をインストールしたら、kie-server グループと、ユーザーを作成します。

前提条件

  • KIE Server が IBM WebSphere Application Server インスタンスにインストールされている。

手順

  1. WebSphere 統合ソリューションコンソールで、Users and GroupsManage Groups の順にクリックします。
  2. Manage Groups 画面で Create をクリックします。
  3. Create a Group 画面の Group name ボックスに kie-server と入力し、Create をクリックします。
  4. kie-server グループに追加するユーザーを作成するには、Users and GroupsManage Users の順にクリックします。
  5. Create a User セクションで、必要な情報を入力します。
  6. Group Membership をクリックします。
  7. Group Membership 画面で kie-server をクリックして Mapped To に移動し、Close をクリックします。
  8. Create a User 画面で Create をクリックします。

49.2. KIE Server のグループおよびロールのマッピング

KIE Server をインストールしたら、WebSphere 統合ソリューションコンソールで kie-server ロールを kie-server グループにマッピングして、KIE Server を実行します。

前提条件

  • KIE Server が IBM WebSphere Application Server インスタンスにインストールされている。
  • IBM WebSphere Application Server に、1 人以上のユーザーが追加されている kie-server グループがある。

手順

  1. WebSphere 統合ソリューションコンソールで、ApplicationsApplication TypesWebSphere Enterprise Applications に移動し、新たにインストールした kie-server アプリケーションを選択します。
  2. Detail PropertiesSecurity Role to User/Group Mapping をクリックします。
  3. kie-server ロールを選択し、Map Groups をクリックして、kie-server グループを検索します。
  4. kie-server グループを、Available 一覧から Selected 一覧に移動し、OK をクリックします。

    このマッピングにより、IBM WebSphere Application Server の kie-server グループのユーザーに、KIE Server へのアクセスが付与されます。

  5. Save をクリックしてマッピングを完了します。

49.3. KIE Server のクラスローディングの設定

KIE Server をインストールしたら、親クラスを最後に読み込むように、クラスローディングを設定する必要があります。

手順

  1. ApplicationsApplication TypesWebSphere Enterprise Applications に移動し、kie-server をクリックします。
  2. 左側の Detail Properties の見出しにある Class Loading and Update Detection をクリックします。
  3. プロパティーで、Class Loader OrderClasses loaded with local class loader first (parent last) に、WAR Class Loader PolicySingle class loader for application に変更します。
  4. 変更をプライマリー設定に保存します。

49.4. インストールの検証

KIE Server をインストールして KIE Server グループマッピングを定義したら、サーバーが実行していることを確認します。

前提条件

  • KIE Server が IBM WebSphere Application Server インスタンスにインストールされている。
  • ヘッドレス Process Automation Manager コントローラーに必要なシステムプロパティーをすべて設定している。
  • IBM WebSphere Application Server に KIE Server グループマッピングを定義している。

手順

KIE Server の URL (http://<HOST>:<PORT>/kie-server) に移動し、サーバーが実行していることを確認するか、GET 要求を http://<HOST>:<PORT>/kie-server/services/rest/server に送信して、KIE Server REST API が応答するかどうかを確認します。

<HOST> は、KIE Server ホストの ID または名前です (例: localhost または 192.7.8.9)。

<PORT> は、KIE Server ホストのポートです (例: 9060)。

KIE Server が実行していない場合は、IBM WebSphere Application Server インスタンスを停止して再起動し、KIE Server の URL または API に再度アクセスしてみてください。

第50章 IBM WebSphere Application Server へのヘッドレス Process Automation Manager コントローラーのインストールおよび実行

KIE Server REST API または Java Client API を使用して KIE Server に接続するには、IBM WebSphere Application Server にヘッドレス Process Automation Manager コントローラーをインストールします。ヘッドレス Process Automation Manager コントローラーは、一元化された方法で KIE Server 設定を管理するため、このコントローラーを使用してコンテナーの作成および維持を行い、サーバーレベルのタスクを実行できます。

注記

実稼働環境で最適な結果を得るには、KIE Server とヘッドレス Process Automation Manager コントローラーを別のサーバーにインストールします。開発環境の場合は、KIE Server とヘッドレス Process Automation Manager コントローラーを同じサーバーにインストールします。

前提条件

  • 48章KIE Server への IBM WebSphere Application Server の設定 の説明通りに IBM WebSphere Application Server インスタンスを設定している。
  • KIE Server が IBM WebSphere Application Server インスタンスにインストールされている。
  • インストールを完了するのに必要なユーザーパーミッションがある。

手順

  1. Red Hat カスタマーポータルの「Software Downloads」ページに移動し (ログインが必要)、ドロップダウンオプションから製品およびバージョンを選択します。

    • 製品: Process Automation Manager
    • バージョン: 7.10
  2. Red Hat Process Automation Manager 7.10.0 Add-Ons をダウンロードします。
  3. ダウンロードした rhpam-7.10.0-add-ons.zip ファイルを一時ディレクトリーに展開します。
  4. rhpam-7.10.0-add-ons.zip ファイルを一時ディレクトリーに展開します。以下の例では、この名前を TEMP_DIR とします。
  5. rhpam-7.10.0-add-ons/rhpam-7.10.0-controller-ee7.zip ファイルを展開します。
  6. controller.war ディレクトリーを再パッケージ化します。

    1. TEMP_DIR/rhpam-7.10.0-add-ons/rhpam-7.10.0-controller-ee7/controller.war ディレクトリーに移動します。
    2. TEMP_DIR/rhpam-7.10.0-add-ons/rhpam-7.10.0-controller-ee7/controller.war ディレクトリーの内容を選択して、controller.zip ファイルを作成します。
    3. controller.zip の名前を controller.war に変更します。これは、ヘッドレス Process Automation Manager コントローラーをデプロイするのに使用するファイルです。
    4. 必要に応じて、新しい controller.war ファイルを、デプロイしやすい場所にコピーします。
  7. WebSphere 統合ソリューションコンソールで、ApplicationsApplication TypesWebSphere Enterprise Applications の順に移動します。
  8. Install をクリックします。
  9. 再パッケージ化した controller.war ファイルに移動し、選択してアップロードします。
  10. Fast Path を選択し、Next をクリックします。

    Install New Application ウィザードが開きます。

  11. Application Namecontroller に変更し、Next をクリックします。
  12. 要件に合わせて ヘッドレス Process Automation Manager コントローラーモジュールをサーバーにマッピングし、Next をクリックします。
  13. Bind Listeners for Message-Driven Beans の場合は 、両 Bean に Activation Specification を選択し、Target Resource JNDI Name フィールドに jms/activation/KIE.SERVER.REQUEST を入力し、KIE.SERVER.REQUEST 接続ファクトリーの jms/cf/KIE.SERVER.REQUEST JNDI 名を入力します。
  14. Map Virtual Hosts for Web Modules セクションでは、デフォルト値をそのままにして、Next をクリックします。
  15. コンテキストルートを controller に設定します。
  16. Metadata for Modules セクションで、デフォルト値をそのままにして Next をクリックします。
  17. Finish をクリックしてヘッドレス Process Automation Manager コントローラーをインストールし、Save をクリックしてプライマリー設定への変更を保存します。

50.1. ヘッドレス Process Automation Manager コントローラーへのクラスローディングの設定

ヘッドレス Process Automation Manager コントローラーをインストールしたら、親クラスを最後にロードするように、KIE Server クラスローディングを設定する必要があります。

手順

  1. ApplicationsApplication TypesWebSphere Enterprise Applications に移動し、kie-server をクリックします。
  2. 左側の Detail Properties の見出しにある Class Loading and Update Detection をクリックします。
  3. プロパティーで、Class Loader OrderClasses loaded with local class loader first (parent last) に、WAR Class Loader PolicySingle class loader for application に変更します。
  4. 変更をプライマリー設定に保存します。

50.2. ヘッドレス Process Automation Manager コントローラーのシステムプロパティーの設定

ヘッドレス Process Automation Manager コントローラーをインストールしたら、本セクションで紹介するシステムプロパティーをアプリケーションサーバーに設定して、ヘッドレス Process Automation Manager コントローラーとの適切な接続を有効にします。

注記

実稼働環境で最適な結果を得るには、KIE Server とヘッドレス Process Automation Manager コントローラーを別のサーバーにインストールします。開発環境の場合は、KIE Server とヘッドレス Process Automation Manager コントローラーを同じサーバーにインストールします。いずれの場合も、ヘッドレス Process Automation Manager コントローラーがインストールされているすべてのアプリケーションサーバーでこのプロパティーを変更します。

前提条件

  • KIE Server およびヘッドレス Process Automation Manager コントローラーがアプリケーションサーバーインスタンスにインストールされている。

手順

  1. ヘッドレス Process Automation Manager コントローラーがインストールされているアプリケーションサーバーインスタンスに、以下の JVM プロパティー値を指定します。

    表50.1 ヘッドレス Process Automation Manager コントローラーに必要なプロパティー

    名前要件

    org.kie.server.user

    kie-server ロールが割り当てられているユーザー

    org.kie.server.pwd

    org.kie.server.user プロパティーに指定したユーザーのパスワード

  2. KIE Server がインストールされているアプリケーションサーバーインスタンスに、以下の JVM プロパティー値を指定します。

    表50.2 ヘッドレス Process Automation Manager コントローラーがインストールされている場合に KIE Server に必要なプロパティー

    名前要件

    org.kie.server.controller.user

    kie-server ロールが割り当てられているユーザー

    org.kie.server.controller.pwd

    org.kie.server.controller.user プロパティーに指定したユーザーのパスワード

    org.kie.server.id

    KIE Server インストールの ID または名前 (rhdm700-decision-server-1 など)

    org.kie.server.location

    KIE Server の URL (http://<HOST>:<PORT>/kie-server/services/rest/server)

    org.kie.server.controller

    ヘッドレス Process Automation Manager コントローラーの URL (http://<HOST>:<PORT>/controller/rest/controller)

    <HOST> は、KIE Server ホストの ID または名前です (例: localhost または 192.7.8.9)。

    <PORT> は、KIE Server ホストのポートです (例: 7001)。

50.3. ヘッドレス Process Automation Manager コントローラーグループおよびロールのマッピング

ヘッドレス Process Automation Manager コントローラーをインストールしたら、WebSphere 統合ソリューションコンソールに kie-server グループを作成し、kie-server ロールを kie-server グループにマッピングします。

前提条件

  • ヘッドレス Process Automation Manager コントローラーが IBM WebSphere Application Server インスタンスにインストールされている。

手順

  1. WebSphere 統合ソリューションコンソールで、「KIE Server グループおよびロールの作成」の記載通りに、kie-server グループと、このグループのユーザーを作成します。
  2. ApplicationsApplication TypesWebSphere Enterprise Applications に移動し、新たにインストールしたヘッドレス Process Automation Manager コントローラーを選択します。
  3. Detail PropertiesSecurity Role to User/Group Mapping をクリックします。
  4. kie-server ロールを選択し、Map Groups をクリックして、kie-server グループを検索します。
  5. kie-server グループを、Available 一覧から Selected 一覧に移動し、OK をクリックします。

    このマッピングにより、事前に作成した管理者ユーザーに Process Automation Manager へのアクセスが付与されます。

  6. Save をクリックしてマッピングを完了します。

50.4. インストールの検証

ヘッドレス Process Automation Manager コントローラーをインストールし、必要なシステムプロパティーとロール要件をアプリケーションサーバーに定義したら、ヘッドレス Process Automation Manager コントローラーが正しく動作していることを確認します。

前提条件

  • KIE Server およびヘッドレス Process Automation Manager コントローラーがアプリケーションサーバーインスタンスにインストールされている。
  • アプリケーションサーバーで、ヘッドレス Process Automation Manager コントローラーに必要なシステムプロパティーおよびロール要件をすべて設定している。

手順

端末で以下のコマンドを実行して、ヘッドレス Process Automation Manager コントローラーが動作していることを確認します。

curl -X GET "http://<HOST>:<PORT>/controller/rest/controller/management/servers" -H  "accept: application/xml" -u '<CONTROLLER>:<CONTROLLER_PWD>'

<HOST> は、KIE Server ホストの ID または名前です (例: localhost または 192.7.8.9)。

<PORT> は、KIE Server ホストのポートです (例: 7001)。

<CONTROLLER> および <CONTROLLER_PWD> は、本セクションで作成したユーザーの認証情報です。

このコマンドにより、KIE Server インスタンスに関する情報が返されます。

注記

あるいは、KIE Server Java API Client を使用して、ヘッドレス Process Automation Manager コントローラーにアクセスすることもできます。

ヘッドレス Process Automation Manager コントローラーが実行していない場合は、アプリケーションサーバーインスタンスを停止して再起動し、ヘッドレス Process Automation Manager コントローラーの URL または API へ再度アクセスしてみてください。

第51章 IBM WebSphere Application Server での埋め込みのプロセスエンジンとデシジョンエンジンの設定

埋め込みエンジンとは、デシジョンとビジネスプロセスを実行できるようにする軽量のワークフローおよびルールエンジンです。埋め込みエンジンは、Red Hat Process Automation Manager アプリケーションに含めるか、OpenShift、Kubernetes および Docker 経由でサービスとしてデプロイできます。また、API を使用して Red Hat Process Automation Manager にエンジンを埋め込むか、または contexts and dependency injection (CDI) サービスセットの一部として、埋め込むことができます。

Red Hat Process Automation Manager アプリケーションで埋め込みされたエンジンを使用する予定の場合には、Red Hat Business Automation 部品表 (BOM) ファイルをプロジェクトの pom.xml ファイルに追加して、プロジェクトに、Maven の依存関係を追加する必要があります。Red Hat Business Automation BOM は、Red Hat Decision Manager と Red Hat Process Automation Manager の両方に適用されます。Red Hat Business Automation BOM (Bill of Materials) に関する詳細情報は、「What is the mapping between Red Hat Process Automation Manager and the Maven library version?」 を参照してください。

手順

  1. Red Hat Business Automation BOM を pom.xml ファイルで宣言します。

    <dependencyManagement>
     <dependencies>
      <dependency>
       <groupId>com.redhat.ba</groupId>
       <artifactId>ba-platform-bom</artifactId>
       <version>7.10.0.redhat-00004</version>
       <type>pom</type>
       <scope>import</scope>
      </dependency>
     </dependencies>
    </dependencyManagement>
    <dependencies>
    <!-- Your dependencies -->
    </dependencies>
  2. <dependencies> タグでお使いのプロジェクトに必要な依存関係を宣言します。製品の BOM をプロジェクトにインポートしたら、ユーザー向け製品依存関係のバージョンが定義されるため、<dependency> 要素のサブ要素 <version> を指定する必要はありません。ただし、<dependency> 要素を使用して、プロジェクトで使用する依存関係を宣言する必要があります。

    • 標準的な Red Hat Process Automation Manager プロジェクトでは、使用する機能に応じて、以下の依存関係を宣言します。

      埋め込みプロセスエンジンの依存関係

      <!-- Public KIE API -->
      <dependency>
        <groupId>org.kie</groupId>
        <artifactId>kie-api</artifactId>
      </dependency>
      
      <!-- Core dependencies for process engine -->
      <dependency>
        <groupId>org.jbpm</groupId>
        <artifactId>jbpm-flow</artifactId>
      </dependency>
      
      <dependency>
       <groupId>org.jbpm</groupId>
        <artifactId>jbpm-flow-builder</artifactId>
      </dependency>
      
      <dependency>
        <groupId>org.jbpm</groupId>
        <artifactId>jbpm-bpmn2</artifactId>
      </dependency>
      
      <dependency>
        <groupId>org.jbpm</groupId>
        <artifactId>jbpm-runtime-manager</artifactId>
      </dependency>
      
      <dependency>
        <groupId>org.jbpm</groupId>
        <artifactId>jbpm-persistence-jpa</artifactId>
      </dependency>
      
      <dependency>
        <groupId>org.jbpm</groupId>
        <artifactId>jbpm-query-jpa</artifactId>
      </dependency>
      
      <dependency>
        <groupId>org.jbpm</groupId>
        <artifactId>jbpm-audit</artifactId>
      </dependency>
      
      <dependency>
        <groupId>org.jbpm</groupId>
        <artifactId>jbpm-kie-services</artifactId>
      </dependency>
      
      <!-- Dependency needed for default WorkItemHandler implementations. -->
      <dependency>
        <groupId>org.jbpm</groupId>
        <artifactId>jbpm-workitems-core</artifactId>
      </dependency>
      
      <!-- Logging dependency. You can use any logging framework compatible with slf4j. -->
      <dependency>
        <groupId>ch.qos.logback</groupId>
        <artifactId>logback-classic</artifactId>
        <version>${logback.version}</version>
      </dependency>

    • CDI を使用する Red Hat Process Automation Manager プロジェクトでは、通常、以下の依存関係を宣言します。

      CDI が有効化されたプロセスエンジンの依存関係

      <dependency>
        <groupId>org.kie</groupId>
        <artifactId>kie-api</artifactId>
      </dependency>
      
      <dependency>
        <groupId>org.jbpm</groupId>
        <artifactId>jbpm-kie-services</artifactId>
      </dependency>
      
      <dependency>
        <groupId>org.jbpm</groupId>
        <artifactId>jbpm-services-cdi</artifactId>
      </dependency>

      埋め込みデシジョンエンジン依存関係

      <dependency>
        <groupId>org.drools</groupId>
        <artifactId>drools-compiler</artifactId>
      </dependency>
      
      <!-- Dependency for persistence support. -->
      <dependency>
        <groupId>org.drools</groupId>
        <artifactId>drools-persistence-jpa</artifactId>
      </dependency>
      
      <!-- Dependencies for decision tables, templates, and scorecards.
      For other assets, declare org.drools:business-central-models-* dependencies. -->
      <dependency>
        <groupId>org.drools</groupId>
        <artifactId>drools-decisiontables</artifactId>
      </dependency>
      <dependency>
        <groupId>org.drools</groupId>
        <artifactId>drools-templates</artifactId>
      </dependency>
      <dependency>
        <groupId>org.drools</groupId>
        <artifactId>drools-scorecards</artifactId>
      </dependency>
      
      <!-- Dependency for loading KJARs from a Maven repository using KieScanner. -->
      <dependency>
        <groupId>org.kie</groupId>
        <artifactId>kie-ci</artifactId>
      </dependency>

    • KIE Server を使用するには、以下の依存関係を宣言します。

      クライアントアプリケーション KIE Server の依存関係

      <dependency>
        <groupId>org.kie.server</groupId>
        <artifactId>kie-server-client</artifactId>
      </dependency>

    • Red Hat Process Automation Manager にリモートクライアントを作成するには、以下の依存関係を宣言します。

      クライアントの依存関係

      <dependency>
        <groupId>org.uberfire</groupId>
        <artifactId>uberfire-rest-client</artifactId>
      </dependency>

    • ルール、プロセス定義など、アセットを含む JAR ファイルを作成する場合は、お使いの Maven プロジェクトのパッケージングの種類を kjar とし、org.kie:kie-maven-plugin を使用して、<project> 要素に置かれた kjar パッケージングタイプを処理します。以下の例の ${kie.version} は、「What is the mapping between Red Hat Process Automation Manager and the Maven library version?」に記載されている Maven ライブラリーのバージョンです。

      <packaging>kjar</packaging>
      <build>
       <plugins>
        <plugin>
         <groupId>org.kie</groupId>
         <artifactId>kie-maven-plugin</artifactId>
         <version>${kie.version}</version>
         <extensions>true</extensions>
        </plugin>
       </plugins>
      </build>
  3. プロジェクトで永続サポートのあるプロセスエンジンまたはデシジョンエンジンを使用する場合には、Red Hat Business Automation BOM ファイルから version.org.hibernate-4ee7 プロパティーをコピーして、pom.xml ファイルの dependencyManagement セクションに以下の Hibernate の依存関係を宣言する必要があります。

    Hibernate の依存関係

    <!-- hibernate dependencies -->
    <dependencyManagement>
      <dependencies>
        <dependency>
        <groupId>org.hibernate</groupId>
        <artifactId>hibernate-entitymanager</artifactId>
        <version>${version.org.hibernate-4ee7}</version>
        </dependency>
    
        <dependency>
        <groupId>org.hibernate</groupId>
        <artifactId>hibernate-core</artifactId>
        <version>${version.org.hibernate-4ee7}</version>
        </dependency>
      </dependencies>
    </dependencyManagement>

第52章 キーストアを使用したパスワードセキュリティーの確保

キーストアを使用して、Business Central と KIE Server の間の通信に使用するパスワードを暗号化できます。コントローラーと KIE Server のパスワードを暗号化する必要があります。Business Central と KIE Server を別のアプリケーションサーバーにデプロイする場合は、いずれのアプリケーションサーバーもキーストアを使用する必要があります。

Java Cryptography Extension KeyStore (JCEKS) は、対称鍵をサポートするため、キーストアには JCEKS を使用してください。

注記

KIE Server が JCEKS で設定されていない場合、KIE Server のパスワードはシステムプロパティーにプレーンテキスト形式で保存されます。

前提条件

  • KIE Server が IBM WebSphere Application Server にインストールされている。
  • 「KIE Server のグループおよびロールの作成」 の記載通りに、kie-server ロールを割り当てた KIE Server ユーザーが作成されている。
  • Java 8 以降がインストールされている。

手順

  1. JCEKS キーストアを作成します。
  2. プロンプトが表示されたら、作成した KIE Server ユーザーのパスワードを入力します。
  3. 以下の表に記載のシステムプロパティーを設定します。

    表52.1 KIE Server JCEKS を読み込む時に使用するシステムプロパティー

    システムプロパティープレースホルダー説明

    kie.keystore.keyStoreURL

    <KEYSTORE_URL>

    使用する JCEKS の URL (例: file:///home/kie/keystores/keystore.jceks)

    kie.keystore.keyStorePwd

    <KEYSTORE_PWD>

    JCEKS のパスワード

    kie.keystore.key.server.alias

    <KEY_SERVER_ALIAS>

    パスワードの保存先となる REST サービスのキーのエイリアス

    kie.keystore.key.server.pwd

    <KEY_SERVER_PWD>

    保存したパスワードを使用する REST サービスのエイリアスのパスワード

    kie.keystore.key.ctrl.alias

    <KEY_CONTROL_ALIAS>

    パスワードの保存先のデフォルトの REST Process Automation Controller のキーのエイリアス

    kie.keystore.key.ctrl.pwd

    <KEY_CONTROL_PWD>

    保存したパスワードを使用する、デフォルトの REST Process Automation Controller のエイリアスのパスワード

  4. KIE Server を起動して、設定を検証します。

第53章 次のステップ

パート VI. Oracle WebLogic Server への KIE Server のインストールおよび設定

システム管理者は、Red Hat KIE Server に Oracle WebLogic Server を設定し、Oracle サーバーインスタンスに KIE Server をインストールできます。

前提条件

  • Oracle WebLogic Server インスタンスのバージョン 12.2.1.3.0 以降がインストールされている。詳細なインストール手順は「Oracle WebLogic Server 製品ページ」を参照してください。
  • Oracle WebLogic Server 管理コンソール (通常は http://<HOST>:7001/console) へのアクセスがある。

第54章 KIE Server

KIE Server は、Red Hat Process Automation Manager のルールおよびその他のアーティファクトの保存先および実行先のサーバーです。KIE Server はスタンドアロンで組み込みのコンポーネントで、REST、Java Message Service (JMS)、または Java クライアントサイドアプリケーションで利用可能なインターフェースを介してルールをインスタンス化して実行し、ソルバーを介してプロセス、ジョブ、および Red Hat Business Optimizer 機能を管理できます。

Web でデプロイ可能な WAR ファイルとして作成することで、KIE Server は Web コンテナーであればどこにでもデプロイできます。KIE Server の現在のバージョンには、Red Hat Decision Manager および Red Hat Process Automation Manager の両方に対するデフォルトの拡張機能が含まれます。

KIE Server はメモリー消費が最小限でフットプリントが小さいため、クラウドインスタンスに簡単にデプロイできます。このサーバーの各インスタンスでは、複数のコンテナーを開いてインスタンスを作成できるため、並行して複数のルールサービスを実行できます。

KIE Server は、Oracle WebLogic Server、IBM WebSphere Application Server などのアプリケーションサーバーと統合して、Red Hat Process Automation Manager のアプリケーション管理を合理化できます。

第55章 Oracle WebLogic Server

Oracle WebLogic Server は、分散型 Java アプリケーションを作成するために API の標準セットを提供する Java EE アプリケーションサーバーで、データベース、メッセージングサービス、外部のエンタープライズシステムへの接続など、さまざまなサービスにアクセスできます。ユーザークライアントは、Web ブラウザークライアントまたは Java クライアントを使用してこれらのアプリケーションにアクセスします。

第56章 Oracle WebLogic Server のインストールおよび実行

KIE Server に対応する多くの設定を適用するために、Oracle WebLogic Server をインストールして実行する必要があります。本セクションは、スタンドアロンの Oracle WebLogic Server ドメインに Oracle WebLogic Server をインストールして起動する方法を説明します。

最新の詳細情報は「Oracle WebLogic Server 製品ページ」を参照してください。

注記

起動するサーバーと同じリスナーポートを使用する Oracle WebLogic Server インスタンスを実行している場合は、新たにサーバーを起動する前に、稼働しているサーバーを停止する必要があります。

手順

  1. Oracle WebLogic Server の ダウンロードページ から、Oracle WebLogic Server 12.2.1.3.0 以降をダウンロードします。
  2. ターゲットシステムにサインインし、認定済み JDK がシステムにインストールされていることを確認します。インストーラーには認定済み JDK が必要です。システム要件は、「Oracle Fusion Middleware Systems Requirements and Specifications」を参照してください。JDK のダウンロードは、「Planning an Installation of Oracle Fusion Middleware」の「About JDK Requirements for an Oracle Fusion Middleware Installation」のセクションを参照してください。
  3. インストールプログラムをダウンロードしたディレクトリーに移動します。
  4. システムの JDK ディレクトリーから java -jar を実行して、インストールプログラムを起動します。以下の例を参照してください

    UNIX ベースのシステムの場合:

    /home/Oracle/jdk/jdk1.8.0_131/bin/java -jar fmw_12.2.1.3.0_wls_generic.jar

    Windows オペレーティングシステムの場合:

    C:\Program Files\Java\jdk1.8.0_131\bin\java -jar fmw_12.2.1.3.0_wls_generic.jar

    この例の JDK の場所を、実際にシステムに保存されている JDK の場所に置き換えます。

  5. インストールウィザードプロンプトに従い、インストールを完了します。
  6. インストールが完了したら、端末からドメインディレクトリー (WLS_HOME/user_projects/<DOMAIN_NAME>) に移動します。以下に例を示します。

    WLS\user_projects\mydomain
  7. 以下のいずれかのコマンドを実行して、Oracle WebLogic Server を起動します。

    UNIX ベースのシステムの場合:

    startWebLogic.sh

    Windows オペレーティングシステムの場合:

    startWebLogic.cmd

    起動スクリプトが多数のメッセージを表示しますが、最後に以下のようなメッセージを表示します。

    <Dec 8, 2017 3:50:42 PM PDT> <Notice> <WebLogicServer> <000360> <Server started in RUNNING mode>
  8. Web ブラウザーで、以下の URL を開きます。

    http://<HOST>:<PORT>/console

    <HOST> は、ホストサーバーのシステム名または IP アドレスです。

    <PORT> は、ホストサーバーが要求をリッスンしているポートのアドレス (デフォルトでは 7001) です。

    たとえば、システムで起動している Oracle WebLogic Server のローカルインスタンスに対して管理コンソールを起動するには、以下の URL をブラウザーに入力します。

    http://localhost:7001/console/

    SSL (secure socket layer) を使用して管理コンソールを起動したら、http の後に s を追加して、https://<HOST>:<PORT>/console にする必要があります。

  9. WebLogic 管理コンソールのログインページが表示されたら、管理者の認証情報を入力します。

第57章 KIE Server への Oracle WebLogic Server の設定

Oracle WebLogic Server に KIE Server をデプロイする前に、システムプロパティー、セキュリティー設定、JMS 要件、その他の Oracle WebLogic Server プロパティーを設定する必要があります。この設定により、KIE Server との最適な統合が促進されます。

前提条件

  • Oracle WebLogic Server をインストールし、実行している。
  • WebLogic 管理コンソールにログインしている。

57.1. KIE Server のグループおよびユーザーの設定

WebLogic 管理コンソールでユーザーを kie-server グループに割り当て、Oracle WebLogic Server で、コンテナー管理の認証メカニズムを有効にします。

手順

  1. WebLogic 管理コンソールで Security Realms に移動します。
  2. 必要なセキュリティーレルムを選択するか、New をクリックして新しいセキュリティーレルムを作成します。
  3. Users and GroupsGroupsNew の順に移動して、kie-server グループを作成します。
  4. UsersNew の順に移動し、新しいユーザーを作成します。
  5. server-user などのユーザーとそのパスワードを入力し、OK をクリックします。

    重要

    選択したユーザー名が、ロールまたはグループの名前と競合しないようにします。たとえば、kie-server という名前のロールが存在する場合は、kie-server という名前のユーザーを作成しないでください。

  6. 新たに作成したユーザーをクリックして、Groups タブに戻ります。
  7. 選択ツールを使用して、kie-server グループを Available フィールドから Chosen フィールドに移動し、Save をクリックします。

57.2. Oracle WebLogic Server への JDBC データソースの設定

データソースは、アプリケーションサーバーなど、Java Database Connectivity (JDBC) クライアントを有効にするオブジェクトで、データベースへの接続を確立します。アプリケーションは、JNDI (Java Naming and Directory Interface) ツリーまたはローカルのアプリケーションコンテキストでデータソースを検索し、データベース接続を要求してデータを取得します。Oracle WebLogic Server にデータソースを設定して、サーバーと、指定したデータベースとの間で適切なデータ交換を行う必要があります。

前提条件

  • データベース接続を作成するのに使用する JDBC ドライバーが、データソースをデプロイするすべてのサーバーにインストールされている。一部の JDBC ドライバーが Oracle WebLogic Server にインストールされている (DB2、Informix、MS SQL Server、および Sybase 用の WebLogic ブランドの DataDirect JDBC ドライバーなど)。JDBC ドライバーの詳細は、Oracle Help Center の「Using JDBC Drivers with WebLogic Server」を参照してください。

手順

  1. Red Hat カスタマーポータルの「Software Downloads」ページに移動し (ログインが必要)、ドロップダウンオプションから製品およびバージョンを選択します。

    • 製品: Process Automation Manager
    • バージョン: 7.10
  2. Red Hat Process Automation Manager 7.10.0 Add-Ons をダウンロードします。
  3. 以下の手順を実行して、データベースを準備します。

    1. TEMP_DIR などの一時ディレクトリーに rhpam-7.10.0-add-ons.zip を展開します。
    2. TEMP_DIR/rhpam-7.10.0-migration-tool.zip を展開します。
    3. 現在のディレクトリーから、TEMP_DIR/rhpam-7.10.0-migration-tool/ddl-scripts ディレクトリーに移動します。このディレクトリーには、複数のデータベースタイプの DDL スクリプトが含まれています。
    4. 使用するデータベースに、お使いのデータベースタイプの DDL スクリプトをインポートします。以下に例を示します。

      psql jbpm < /ddl-scripts/postgresql/postgresql-jbpm-schema.sql
      注記

      PostgreSQL または Oracle を Spring Boot と併用する場合は、対応する Spring Boot の DDL スクリプト (/ddl-scripts/oracle/oracle-springboot-jbpm-schema.sql または /ddl-scripts/postgresql/postgresql-springboot-jbpm-schema.sql) をインポートする必要があります。

  4. WebLogic 管理コンソールで、Change CenterLock & Edit の順に移動します。
  5. Domain Structure で、ServicesData Sources の順に移動します。
  6. Summary of Data Sources ページで、NewGeneric Data Source の順にクリックします。
  7. JDBC Data Sources Properties ページで、以下の情報を入力するか、選択します。

    • Name: この JDBC データソースの名前を入力します。この名前は設定ファイル (config.xml) と管理コンソールでこのデータソースを参照するのに使用されます。
    • JNDI Name: JDBC データソースをバインドする JNDI パスを入力します。アプリケーションは、接続を予約する際に、この名前を使用して、JNDI ツリーでデータソースを検索します。
    • Database Type: 接続するデータベースの DBMS を選択します。DBMS が記載されていない場合は Other を選択します。
  8. Next をクリックして、続行します。
  9. データベースに接続するのに使用する データベースドライバー を選択します。この一覧には、選択した DBMS 用の一般的な JDBC ドライバーと、すでにインストールされているその他の JDBC ドライバーが含まれます。
  10. Transaction Options ページで、Supports Global Transactions オプションを選択したままにし、利用可能なトランザクションオプションから選択します。このチェックボックスの選択をはずし、このデータソースでグローバルトランザクションを無効 (無視) することもできます。多くの場合、最適なデータ効率を得るために、このオプションは選択したままにする必要があります。

    • Two-Phase Commit: このオプションを選択すると、標準の XA 処理が有効になります。このオプションは、XA JDBC ドライバーを選択して、データベース接続を作成する場合に限り使用できます。
    • Logging Last Resource: このオプションを選択すると、LLR (Logging Last Resource) トランザクションの最適化を使用するグローバルトランザクションに非 XA JDBC 接続を使用できるようになります。このオプションは、Emulate Two-Phase Commit よりも推奨されます。このオプションは、非 XA JDBC ドライバーを選択してデータベース接続を作成する場合に限り使用できます。
    • Emulate Two-Phase Commit: このオプションを選択すると XA JDBC 接続が有効になり、JTA を使用する分散トランザクションでの使用がエミュレートされます。このオプションは、アプリケーションがヒューリスティック条件を容認する場合に限り選択します。このオプションは、非 XA JDBC ドライバーを選択してデータベース接続を作成する場合に限り使用できます。
    • One-Phase Commit: このオプションを選択すると、グローバルトランザクションで使用する 非 XA 接続のみをトランザクションに使用します。このオプションは、非 XA JDBC ドライバーを選択してデータベース接続を作成する場合に限り使用できます。
  11. Next をクリックして、続行します。
  12. Connection Properties ページで、以下のプロパティーに値を入力します。

    • Service Name: 接続するデータベースのサービス名を指定します。データソースが 1 つ以上提供されている場合は、各データソースに同じサービス名を指定する必要があります。このフィールドは、Oracle Real Application Clusters (RAC) に利用可能なサービスインスタンス接続ドライバーが 1 つ選択されている場合に限り使用できます。
    • Database Name: 接続するデーターベースの名前を入力します。データベースの名前要件は、JDBC ドライバーおよび DBMS によって異なります。
    • Host Name: データベースをホストするサーバーの DNS 名または IP アドレスを入力します。Oracle GridLink サービスインスタンス接続を作成し、データソースを 1 つ以上提供する場合は、各データソースに対する接続は同じにする必要があります。
    • Port: 接続要求に対してデータベースサーバーがリッスンするポートを入力します。
    • Database User Name: データソースの各接続で使用するデータベースのユーザーアカウント名を入力します。
    • Password/Confirm Password: データベースユーザーアカウントのパスワードを入力します。
    • oracle.jdbc.DRCPConnectionClass: お使いの環境で必要な場合は、オプションで、DCRP (Database Resident Connection Pooling) 接続クラスを入力します。
  13. Next をクリックして、続行します。
  14. Test Database Connection ページで接続パラメーターを確認して、Test Configuration をクリックします。

    Oracle WebLogic Server は、管理サーバーからデータベースへの接続を作成しようとします。接続テストの結果がページ上部に表示されます。テストに失敗した場合は、設定エラーを修正して、再度テストしてみてください。

  15. Next をクリックして続行します。選択した JDBC ドライバーが管理サーバーにインストールされていない場合は、この手順を省略できます。
  16. Select Targets ページで、データソースをデプロイするサーバーまたはクラスターを選択し、Finish をクリックします。
  17. WebLogic 管理コンソールのメインメニューに戻り、Change CenterActivate Changes の順に選択します。

Oracle WebLogic Server データソースの詳細は、Oracle Help Center の『JDBC Data Sources for Oracle WebLogic Server』を参照してください。

57.3. Java Message Service (JMS) の設定

Java Message Service (JMS) は、KIE Server が、Oracle WebLogic Server、IBM WebSphere Application Server などのアプリケーションサーバーとメッセージを交換するために使用する Java API です。KIE Server を経由して JMS メッセージを送受信するようにアプリケーションサーバーを設定し、2 台のサーバー間でコラボレーションが適切に行われるようにします。

57.3.1. JMS サーバーの作成

JMS を使用するには JMS サーバーを作成する必要があります。

手順

  1. WebLogic 管理コンソールで、ServicesMessagingJMS Servers の順に移動します。
  2. New をクリックして、JMS サーバーを新たに作成します。
  3. JMS サーバーの名前を入力して、Next をクリックします。
  4. KIE Server デプロイメントに使用するターゲットサーバーを選択します。
  5. Finish をクリックします。

57.3.2. JMS モジュールの作成

接続ファクトリー、キューなどの JMS リソースを格納する JMS モジュールを作成する必要があります。

前提条件

  • JMS サーバーを作成している。

手順

  1. WebLogic 管理コンソールで、ServicesMessagingJMS Modules の順に移動します。
  2. New をクリックしてモジュールを作成します。
  3. モジュール名を入力し、Next をクリックします。
  4. KIE Server デプロイメントに使用するターゲットサーバーを選択し、Finish をクリックします。
  5. 新たに作成したモジュール名をクリックし、Subdeployments をクリックします。
  6. New をクリックして、モジュールのサブデプロイメントを作成します。
  7. サブデプロイメントの名前を入力し、Next をクリックします。
  8. チェックボックスを選択して、事前に作成した JMS サーバーを選択します。
  9. Finish をクリックして、サブデプロイメントの設定を完了します。

57.3.3. JMS 接続ファクトリーの作成

KIE Server でメッセージングを有効にするには、メッセージの送受信に JMS 接続ファクトリーをいくつか作成する必要があります。

前提条件

  • JMS サーバーを作成している。
  • JMS モジュールを作成している。

手順

  1. WebLogic 管理コンソールで、ServicesMessagingJMS Modules の順に移動して、JMS モジュールの一覧を確認します。
  2. 事前に作成したモジュールを選択し、New をクリックして新しい JMS リソースを作成します。
  3. Connection Factory を選択し、Next をクリックします。
  4. 以下に示す必須の各接続ファクトリーに、接続ファクトリー名 (例: KIE.SERVER.REQUEST) および JNDI 名 (例: jms/cf/KIE.SERVER.REQUEST) を入力し、Next をクリックします。接続ファクトリーが、JMS モジュールにデフォルトで割り当てるサーバーを自動的に選択します。
  5. Finish をクリックして接続ファクトリーを追加し、必要な各ファクトリーに対して上記手順を繰り返します。

57.3.3.1. KIE Server の JMS 接続ファクトリー

以下は、KIE Server で JMS メッセージングを有効にするために必要な Java Message Service (JMS) 接続ファクトリーになります。

表57.1 KIE Server に必要な JMS 接続ファクトリー

名前デフォルト値用途

KIE.SERVER.REQUEST

jms/cf/KIE.SERVER.REQUEST

全要求を KIE Server へ送信

KIE.SERVER.RESPONSE

jms/cf/KIE.SERVER.RESPONSE

KIE Server が生成する応答をすべて受信

KIE.SERVER.EXECUTOR

jms/cf/KIE.SERVER.EXECUTOR

KIE Server エグゼキューターサービス

57.3.4. JMS キューの作成

JMS キューは、ポイントツーポイントメッセージング (point-to-point messaging) の宛先エンドポイントになります。KIE Server で JMS メッセージングを有効にするには JMS キューをいくつか作成する必要があります。

前提条件

  • JMS サーバーを作成している。
  • JMS モジュールを作成している。

手順

  1. WebLogic 管理コンソールで、ServicesMessagingJMS Modules の順に移動して、JMS モジュールの一覧を確認します。
  2. 事前に作成したモジュールを選択し、New をクリックして新規 JMS リソースを作成します。
  3. Queue を選択し、Next をクリックします。
  4. 以下に示す必須の各キューに、キューの名前 (例: KIE.SERVER.REQUEST) および JNDI 名 (例: jms/KIE.SERVER.REQUEST) を入力して、Next をクリックします。
  5. JMS サーバーに接続する JMS モジュールのサブデプロイメントを選択します。
  6. Finish をクリックしてキューを追加し、必要な各キューに上記手順を繰り返します。

57.3.4.1. KIE Server 向けの JMS キュー

以下は、KIE Server で JMS メッセージングを有効にするために必要な Java Message Service (JMS) キューです。

表57.2 KIE Server に必要な JMS キュー

名前デフォルト値用途

KIE.SERVER.REQUEST

jms/KIE.SERVER.REQUEST

全要求を KIE Server へ送信

KIE.SERVER.RESPONSE

jms/KIE.SERVER.RESPONSE

KIE Server が生成する応答をすべて受信

KIE.SERVER.EXECUTOR

jms/KIE.SERVER.EXECUTOR

KIE Server エグゼキューターサービス

57.4. Oracle WebLogic Server へのシステムプロパティーの設定

KIE Server をデプロイする前に、Oracle WebLogic Server に、本セクションに記載するシステムプロパティーを設定します。

手順

  1. Java Virtual Machine (JVM) のメモリーサイズを増やすには、以下のシステムプロパティーを設定します。

    USER_MEM_ARGS=-Xms512m -Xmx1024m

    JVM メモリーサイズを増やさないと、KIE Server のデプロイ時に Oracle WebLogic Server がフリーズするか、エラーが発生します。

  2. Oracle WebLogic Server インスタンスに、以下の KIE Server システムプロパティーを指定します。

    表57.3 KIE Server のシステムプロパティー

    名前説明

    kie.server.jms.queues.response

    jms/KIE.SERVER.RESPONSE

    KIE Server が使用する応答用の JMS キューの JNDI 名。

    org.kie.server.domain

    OracleDefaultLoginConfiguration

    JMS の使用時にユーザーの認証に使用される JAAS LoginContext ドメイン。

    org.kie.server.persistence.ds

    jdbc/jbpm

    KIE Server のデータソースの JNDI 名。

    org.kie.server.persistence.tm

    org.hibernate.service.jta.platform.internal.WeblogicJtaPlatform

    Hibernate プロパティーを設定するためのトランザクションマネージャープラットフォーム。

    org.kie.server.persistence.dialect

    例: org.hibernate.dialect.H2Dialect

    使用する Hibernate 方言を指定します。データソースに従って設定します。

    org.kie.executor.jms.queue

    jms/KIE.SERVER.EXECUTOR

    KIE Server へのジョブエグゼキューターの JMS キュー。

    org.kie.executor.jms.cf

    jms/cf/KIE.SERVER.EXECUTOR

    KIE Server へのジョブエグゼキューターの JMS 接続ファクトリー。

    org.kie.server.router

    例: http://localhost:9000

    (オプション) クラスター化された KIE Server 環境で、アプリケーションサーバーがその一部である 1 つ以上の KIE Server ルーター (Smart Router) の URL を 1 つ以上指定します。

  3. JAVA_OPTIONS 環境編集に同じプロパティー値を設定します。
JAVA_OPTIONS="-Dkie.server.jms.queues.response=jms/KIE.SERVER.RESPONSE
 -Dorg.kie.server.domain=OracleDefaultLoginConfiguration
 -Dorg.kie.executor.jms.cf=jms/cf/KIE.SERVER.EXECUTOR
 -Dorg.kie.executor.jms.queue=jms/KIE.SERVER.EXECUTOR
 -Dorg.kie.server.persistence.ds=jdbc/jbpm
 -Dorg.kie.server.persistence.tm=org.hibernate.service.jta.platform.internal.WeblogicJtaPlatform
 -Dorg.kie.server.persistence.dialect=org.hibernate.dialect.H2Dialect
// Optional server router, for clustered server environment
 -Dorg.kie.server.router=http://localhost:9000

57.5. Oracle WebLogic Server の停止および再起動

Oracle WebLogic Server で必要なシステムプロパティーをすべて設定したら、Oracle サーバーを停止して再起動し、設定が適用されていることを確認します。

手順

  1. WebLogic 管理コンソールで、Change CenterLock & Edit の順に移動します。
  2. Domain StructureEnvironmentServersControl の順にクリックします。
  3. 停止するサーバーを選択して、Shutdown をクリックします。
  4. When Work Completes を選択してサーバーを正常に停止するか、Force Shutdown Now を選択して継続中のタスクの完了を待たずに直ちにサーバーを停止します。
  5. Server Life Cycle Assistant ペインで Yes をクリックして、シャットダウンを完了します。
  6. シャットダウンが完了したら、端末でドメインディレクトリーに移動し、WLS_HOME/user_projects/<DOMAIN_NAME> に移動します。以下に例を示します。

    WLS\user_projects\mydomain
  7. 以下のいずれかのコマンドを実行して Oracle WebLogic Server を再起動し、新しい設定を適用します。

    UNIX ベースのシステムの場合:

    startWebLogic.sh

    Windows オペレーティングシステムの場合:

    startWebLogic.cmd
  8. Web ブラウザーで管理コンソール (例: http://localhost:7001/console/) を開き、認証情報を使用してログインします。

第58章 Oracle WebLogic Server への KIE Server のインストール

Oracle WebLogic Server に必要なシステムプロパティーをすべて設定したら、Oracle WebLogic Server とともに KIE Server をインストールして、Red Hat Process Automation Manager アプリケーション管理を合理化します。

前提条件

手順

  1. Red Hat カスタマーポータルの「Software Downloads」ページに移動し (ログインが必要)、ドロップダウンオプションから製品およびバージョンを選択します。

    • 製品: Process Automation Manager
    • バージョン: 7.10
  2. Red Hat Process Automation Manager 7.10.0 KIE Server for All Supported EE7 Containers をダウンロードします。
  3. ダウンロードした rhpam-7.10.0-kie-server-ee7.zip ファイルを一時ディレクトリーに展開します。
  4. WebLogic 管理コンソールで Deployments に移動し、既存のアプリケーションをすべて表示します。
  5. Install をクリックします。
  6. rhpam-7.10.0-kie-server-ee7.zip ファイルをダウンロードして展開した一時ディレクトリーに移動し、rhpam-7.10.0-kie-server-ee7/kie-server.war に移動します。
  7. kie-server.war ファイルを選択し、Next をクリックして続行します。
  8. ターゲットとするスタイルとして Install this deployment as an application を選択し、Next をクリックします。
  9. アプリケーション名を kie-server に設定し、セキュリティーモデルを DD Only に設定します。残りのオプションはデフォルトのままにし、Next をクリックして続行します。
  10. Additional Configuration セクションで No, I will review the configuration later を選択し、Finish をクリックします。

58.1. Oracle WebLogic Server への KIE Server インストールの確認

Oracle WebLogic Server に KIE Server をインストールしたら、インストールが成功していることを確認します。

前提条件

手順

  1. Web ブラウザーに KIE Server の URL (http://<HOST>:<PORT>/kie-server/services/rest/server) を入力します。
  2. KIE Server が実行していることを確認します。

    KIE Server が実行していない場合は、Oracle WebLogic Server インスタンスを停止して再起動し、KIE Server の URL に再度アクセスしてみてください。

第59章 Oracle WebLogic Server へのヘッドレス Process Automation Manager コントローラーのインストールおよび実行

KIE Server REST API または Java Client API を使用して KIE Server に接続するには、Oracle WebLogic Server にヘッドレス Process Automation Manager コントローラーをインストールします。ヘッドレス Process Automation Manager コントローラーは、一元化された方法で KIE Server 設定を管理するため、このコントローラーを使用してコンテナーの作成および維持を行い、サーバーレベルのタスクを実行できます。

前提条件

  • 57章KIE Server への Oracle WebLogic Server の設定 の説明通りに、Oracle WebLogic Server インスタンスが設定されている。
  • KIE Server が Oracle WebLogic Server インスタンスにインストールされている。
  • インストールを完了するのに必要なユーザーパーミッションがある。

手順

  1. Red Hat カスタマーポータルの「Software Downloads」ページに移動し (ログインが必要)、ドロップダウンオプションから製品およびバージョンを選択します。

    • 製品: Process Automation Manager
    • バージョン: 7.10
  2. Red Hat Process Automation Manager 7.10.0 Add-Ons をダウンロードします。
  3. ダウンロードした rhpam-7.10.0-add-ons.zip ファイルを一時ディレクトリーに展開します。
  4. WebLogic 管理コンソールで、Security RealmsUsers and Groups の順に移動します。
  5. 事前に作成した kie-server グループに移動して、ヘッドレス Process Automation Manager コントローラーのユーザー (controller など) およびこの新しいユーザーのパスワードを作成します。OK をクリックします。グループとユーザーの作成方法は 「KIE Server のグループおよびユーザーの設定」 を参照してください。
  6. Deployments に移動して、既存のアプリケーションをすべて表示します。
  7. Install をクリックします。
  8. rhpam-7.10.0-add-ons.zip ファイルをダウンロードして展開した一時ディレクトリーに移動し、rhpam-7.10.0-add-ons/rhpam-7.10.0-controller-ee7.zip/controller.war に移動します。
  9. controller.war ファイルを選択し、Next をクリックして続行します。
  10. ターゲットとするスタイルとして Install this deployment as an application を選択し、Next をクリックします。
  11. アプリケーション名を controller のままにし、セキュリティーモデルを DD Only に設定します。残りのオプションはデフォルトのままにし、Next をクリックして続行します。
  12. Additional Configuration セクションで No, I will review the configuration later を選択し、Finish をクリックします。

59.1. ヘッドレス Process Automation Manager コントローラーのシステムプロパティーの設定

ヘッドレス Process Automation Manager コントローラーをインストールしたら、本セクションで紹介するシステムプロパティーをアプリケーションサーバーに設定して、ヘッドレス Process Automation Manager コントローラーとの適切な接続を有効にします。

注記

実稼働環境で最適な結果を得るには、KIE Server とヘッドレス Process Automation Manager コントローラーを別のサーバーにインストールします。開発環境の場合は、KIE Server とヘッドレス Process Automation Manager コントローラーを同じサーバーにインストールします。いずれの場合も、ヘッドレス Process Automation Manager コントローラーがインストールされているすべてのアプリケーションサーバーでこのプロパティーを変更します。

前提条件

  • KIE Server およびヘッドレス Process Automation Manager コントローラーがアプリケーションサーバーインスタンスにインストールされている。

手順

  1. ヘッドレス Process Automation Manager コントローラーがインストールされているアプリケーションサーバーインスタンスに、以下の JVM プロパティー値を指定します。

    表59.1 ヘッドレス Process Automation Manager コントローラーに必要なプロパティー

    名前要件

    org.kie.server.user

    kie-server ロールが割り当てられているユーザー

    org.kie.server.pwd

    org.kie.server.user プロパティーに指定したユーザーのパスワード

  2. KIE Server がインストールされているアプリケーションサーバーインスタンスに、以下の JVM プロパティー値を指定します。

    表59.2 ヘッドレス Process Automation Manager コントローラーがインストールされている場合に KIE Server に必要なプロパティー

    名前要件

    org.kie.server.controller.user

    kie-server ロールが割り当てられているユーザー

    org.kie.server.controller.pwd

    org.kie.server.controller.user プロパティーに指定したユーザーのパスワード

    org.kie.server.id

    KIE Server インストールの ID または名前 (rhdm700-decision-server-1 など)

    org.kie.server.location

    KIE Server の URL (http://<HOST>:<PORT>/kie-server/services/rest/server)

    org.kie.server.controller

    ヘッドレス Process Automation Manager コントローラーの URL (http://<HOST>:<PORT>/controller/rest/controller)

    <HOST> は、KIE Server ホストの ID または名前です (例: localhost または 192.7.8.9)。

    <PORT> は、KIE Server ホストのポートです (例: 7001)。

59.2. インストールの検証

ヘッドレス Process Automation Manager コントローラーをインストールし、必要なシステムプロパティーとロール要件をアプリケーションサーバーに定義したら、ヘッドレス Process Automation Manager コントローラーが正しく動作していることを確認します。

前提条件

  • KIE Server およびヘッドレス Process Automation Manager コントローラーがアプリケーションサーバーインスタンスにインストールされている。
  • アプリケーションサーバーで、ヘッドレス Process Automation Manager コントローラーに必要なシステムプロパティーおよびロール要件をすべて設定している。

手順

端末で以下のコマンドを実行して、ヘッドレス Process Automation Manager コントローラーが動作していることを確認します。

curl -X GET "http://<HOST>:<PORT>/controller/rest/controller/management/servers" -H  "accept: application/xml" -u '<CONTROLLER>:<CONTROLLER_PWD>'

<HOST> は、KIE Server ホストの ID または名前です (例: localhost または 192.7.8.9)。

<PORT> は、KIE Server ホストのポートです (例: 7001)。

<CONTROLLER> および <CONTROLLER_PWD> は、本セクションで作成したユーザーの認証情報です。

このコマンドにより、KIE Server インスタンスに関する情報が返されます。

注記

あるいは、KIE Server Java API Client を使用して、ヘッドレス Process Automation Manager コントローラーにアクセスすることもできます。

ヘッドレス Process Automation Manager コントローラーが実行していない場合は、アプリケーションサーバーインスタンスを停止して再起動し、ヘッドレス Process Automation Manager コントローラーの URL または API へ再度アクセスしてみてください。

第60章 Oracle WebLogic Server での埋め込みプロセスエンジンまたはデシジョンエンジンの設定

埋め込みエンジンとは、デシジョンとビジネスプロセスを実行できるようにする軽量のワークフローおよびルールエンジンです。埋め込みエンジンは、Red Hat Process Automation Manager アプリケーションに含めるか、OpenShift、Kubernetes および Docker 経由でサービスとしてデプロイできます。また、API を使用して Red Hat Process Automation Manager にエンジンを埋め込むか、または contexts and dependency injection (CDI) サービスセットの一部として、埋め込むことができます。

Red Hat Process Automation Manager アプリケーションで埋め込みされたエンジンを使用する予定の場合には、Red Hat Business Automation 部品表 (BOM) ファイルをプロジェクトの pom.xml ファイルに追加して、プロジェクトに、Maven の依存関係を追加する必要があります。Red Hat Business Automation BOM は、Red Hat Decision Manager と Red Hat Process Automation Manager の両方に適用されます。Red Hat Business Automation BOM (Bill of Materials) に関する詳細情報は、「What is the mapping between Red Hat Process Automation Manager and the Maven library version?」 を参照してください。

手順

  1. Red Hat Business Automation BOM を pom.xml ファイルで宣言します。

    <dependencyManagement>
     <dependencies>
      <dependency>
       <groupId>com.redhat.ba</groupId>
       <artifactId>ba-platform-bom</artifactId>
       <version>7.10.0.redhat-00004</version>
       <type>pom</type>
       <scope>import</scope>
      </dependency>
     </dependencies>
    </dependencyManagement>
    <dependencies>
    <!-- Your dependencies -->
    </dependencies>
  2. <dependencies> タグでお使いのプロジェクトに必要な依存関係を宣言します。製品の BOM をプロジェクトにインポートしたら、ユーザー向け製品依存関係のバージョンが定義されるため、<dependency> 要素のサブ要素 <version> を指定する必要はありません。ただし、<dependency> 要素を使用して、プロジェクトで使用する依存関係を宣言する必要があります。

    • 標準的な Red Hat Process Automation Manager プロジェクトでは、使用する機能に応じて、以下の依存関係を宣言します。

      埋め込みプロセスエンジンの依存関係

      <!-- Public KIE API -->
      <dependency>
        <groupId>org.kie</groupId>
        <artifactId>kie-api</artifactId>
      </dependency>
      
      <!-- Core dependencies for process engine -->
      <dependency>
        <groupId>org.jbpm</groupId>
        <artifactId>jbpm-flow</artifactId>
      </dependency>
      
      <dependency>
        <groupId>org.jbpm</groupId>
        <artifactId>jbpm-flow-builder</artifactId>
      </dependency>
      
      <dependency>
        <groupId>org.jbpm</groupId>
        <artifactId>jbpm-bpmn2</artifactId>
      </dependency>
      
      <dependency>
        <groupId>org.jbpm</groupId>
        <artifactId>jbpm-runtime-manager</artifactId>
      </dependency>
      
      <dependency>
        <groupId>org.jbpm</groupId>
        <artifactId>jbpm-persistence-jpa</artifactId>
      </dependency>
      
      <dependency>
        <groupId>org.jbpm</groupId>
        <artifactId>jbpm-query-jpa</artifactId>
      </dependency>
      
      <dependency>
        <groupId>org.jbpm</groupId>
        <artifactId>jbpm-audit</artifactId>
      </dependency>
      
      <dependency>
        <groupId>org.jbpm</groupId>
        <artifactId>jbpm-kie-services</artifactId>
      </dependency>
      
      <!-- Dependency needed for default WorkItemHandler implementations. -->
      <dependency>
        <groupId>org.jbpm</groupId>
        <artifactId>jbpm-workitems-core</artifactId>
      </dependency>
      
      <!-- Logging dependency. You can use any logging framework compatible with slf4j. -->
      <dependency>
        <groupId>ch.qos.logback</groupId>
        <artifactId>logback-classic</artifactId>
        <version>${logback.version}</version>
      </dependency>

    • CDI を使用する Red Hat Process Automation Manager プロジェクトでは、通常、以下の依存関係を宣言します。

      CDI が有効化されたプロセスエンジンの依存関係

      <dependency>
        <groupId>org.kie</groupId>
        <artifactId>kie-api</artifactId>
      </dependency>
      
      <dependency>
        <groupId>org.jbpm</groupId>
        <artifactId>jbpm-kie-services</artifactId>
      </dependency>
      
      <dependency>
        <groupId>org.jbpm</groupId>
        <artifactId>jbpm-services-cdi</artifactId>
      </dependency>

      埋め込みデシジョンエンジン依存関係

      <dependency>
        <groupId>org.drools</groupId>
        <artifactId>drools-compiler</artifactId>
      </dependency>
      
      <!-- Dependency for persistence support. -->
      <dependency>
        <groupId>org.drools</groupId>
        <artifactId>drools-persistence-jpa</artifactId>
      </dependency>
      
      <!-- Dependencies for decision tables, templates, and scorecards.
      For other assets, declare org.drools:business-central-models-* dependencies. -->
      <dependency>
        <groupId>org.drools</groupId>
        <artifactId>drools-decisiontables</artifactId>
      </dependency>
      <dependency>
        <groupId>org.drools</groupId>
        <artifactId>drools-templates</artifactId>
      </dependency>
      <dependency>
        <groupId>org.drools</groupId>
        <artifactId>drools-scorecards</artifactId>
      </dependency>
      
      <!-- Dependency for loading KJARs from a Maven repository using KieScanner. -->
      <dependency>
        <groupId>org.kie</groupId>
        <artifactId>kie-ci</artifactId>
      </dependency>

    • KIE Server を使用するには、以下の依存関係を宣言します。

      クライアントアプリケーション KIE Server の依存関係

      <dependency>
        <groupId>org.kie.server</groupId>
        <artifactId>kie-server-client</artifactId>
      </dependency>

    • Red Hat Process Automation Manager にリモートクライアントを作成するには、以下の依存関係を宣言します。

      クライアントの依存関係

      <dependency>
        <groupId>org.uberfire</groupId>
        <artifactId>uberfire-rest-client</artifactId>
      </dependency>

    • ルール、プロセス定義など、アセットを含む JAR ファイルを作成する場合は、お使いの Maven プロジェクトのパッケージングの種類を kjar とし、org.kie:kie-maven-plugin を使用して、<project> 要素に置かれた kjar パッケージングタイプを処理します。以下の例の ${kie.version} は、「What is the mapping between Red Hat Process Automation Manager and the Maven library version?」に記載されている Maven ライブラリーのバージョンです。

      <packaging>kjar</packaging>
      <build>
       <plugins>
        <plugin>
         <groupId>org.kie</groupId>
         <artifactId>kie-maven-plugin</artifactId>
         <version>${kie.version}</version>
         <extensions>true</extensions>
        </plugin>
       </plugins>
      </build>
  3. プロジェクトで永続サポートのあるプロセスエンジンまたはデシジョンエンジンを使用する場合には、Red Hat Business Automation BOM ファイルから version.org.hibernate-4ee7 プロパティーをコピーして、pom.xml ファイルの dependencyManagement セクションに以下の Hibernate の依存関係を宣言する必要があります。

    Hibernate の依存関係

    <!-- hibernate dependencies -->
    <dependencyManagement>
      <dependencies>
        <dependency>
        <groupId>org.hibernate</groupId>
        <artifactId>hibernate-entitymanager</artifactId>
        <version>${version.org.hibernate-4ee7}</version>
        </dependency>
    
        <dependency>
        <groupId>org.hibernate</groupId>
        <artifactId>hibernate-core</artifactId>
        <version>${version.org.hibernate-4ee7}</version>
        </dependency>
      </dependencies>
    </dependencyManagement>

第61章 キーストアを使用したパスワードセキュリティーの確保

キーストアを使用して、Business Central と KIE Server の間の通信に使用するパスワードを暗号化できます。コントローラーと KIE Server のパスワードを暗号化する必要があります。Business Central と KIE Server を別のアプリケーションサーバーにデプロイする場合は、いずれのアプリケーションサーバーもキーストアを使用する必要があります。

Java Cryptography Extension KeyStore (JCEKS) は、対称鍵をサポートするため、キーストアには JCEKS を使用してください。JDK インストールに含まれる KeyTool を使用して、新しい JCEKS を作成します。

注記

KIE Server が JCEKS で設定されていない場合、KIE Server のパスワードはシステムプロパティーにプレーンテキスト形式で保存されます。

前提条件

手順

  1. KeyTool を使用して JCEKS を作成するには、Java 8 のホームディレクトリーで以下のコマンドを実行します。

    $<JAVA_HOME>/bin/keytool -importpassword -keystore <KEYSTORE_PATH> -keypass <ALIAS_KEY_PASSWORD> -alias <PASSWORD_ALIAS> -storepass <KEYSTORE_PASSWORD> -storetype JCEKS

    上記の例では、以下の変数を置き換えてください。

    • <KEYSTORE_PATH>: キーストアの保存先のパス
    • <KEYSTORE_PASSWORD>: キーストアのパスワード
    • <ALIAS_KEY_PASSWORD>: エイリアスで保存した値にアクセスする時に使用するパスワード
    • <PASSWORD_ALIAS>: プロセスへのエントリーに使用するエイリアス
  2. プロンプトが表示されたら、作成した KIE Server ユーザーのパスワードを入力します。
  3. 以下の表に記載のシステムプロパティーを設定します。

    表61.1 KIE Server JCEKS を読み込む時に使用するシステムプロパティー

    システムプロパティープレースホルダー説明

    kie.keystore.keyStoreURL

    <KEYSTORE_URL>

    使用する JCEKS の URL (例: file:///home/kie/keystores/keystore.jceks)

    kie.keystore.keyStorePwd

    <KEYSTORE_PWD>

    JCEKS のパスワード

    kie.keystore.key.server.alias

    <KEY_SERVER_ALIAS>

    パスワードの保存先となる REST サービスのキーのエイリアス

    kie.keystore.key.server.pwd

    <KEY_SERVER_PWD>

    保存したパスワードを使用する REST サービスのエイリアスのパスワード

    kie.keystore.key.ctrl.alias

    <KEY_CONTROL_ALIAS>

    パスワードの保存先のデフォルトの REST Process Automation Controller のキーのエイリアス

    kie.keystore.key.ctrl.pwd

    <KEY_CONTROL_PWD>

    保存したパスワードを使用する、デフォルトの REST Process Automation Controller のエイリアスのパスワード

  4. KIE Server を起動して、設定を検証します。

第62章 次のステップ

パート VII. 『Red Hat Process Automation Manager 7.10 の修正およびアップグレード』

Red Hat Process Automation Manager を使用する場合は、Red Hat カスタマーポータルで公開されている Red Hat Process Automation Manager への更新を、お使いの Red Hat Process Automation Manager ディストリビューションに適用して、機能強化および修正を最新に保つことができます。お客様がより簡単に Red Hat Process Automation Manager および KIE Server に更新を適用できるように、Red Hat では、新しいパッチリリースに対応する更新ツールおよび製品通知をご用意しています。

前提条件

第63章 Red Hat Process Automation Manager のバージョン管理

Red Hat Process Automation Manager のバージョンには、メジャーリリース、マイナーリリース、およびパッチリリースのそれぞれの数字を組み合わせた Major.Minor.Patch という書式が使用されています (例: 7.10.1)。メジャーリリースが 7.x.x、マイナーリリースが 7.10.x、パッチリリースが 7.10.1 となります。メジャーリリースでは、大抵の場合はデータ移行が求められますが、マイナーリリースの更新やパッチの更新は、通常 Red Hat Process Automation Manager リリースアーティファクトで提供される更新ツールで管理されます。

以下は、Red Hat Process Automation Manager の一般的なリリースの種類になります。

メジャーリリースの移行

Red Hat Process Automation Manager のメジャーリリースには、非常に多くの機能強化、セキュリティー更新、バグ修正が含まれており、再設計された機能も含まれている可能性があります。Red Hat JBoss BPM Suite 6.4.x から Red Hat Process Automation Manager 7.0 など、メジャーリリースから別のメジャーリリースにアプリケーションを移行すると、通常データ移行が必要です。移行を容易にするために、Red Hat Process Automation Manager の新しいメジャーバーションで、自動化した移行ツールがしばしば提供されますが、特定のデータおよび設定の手動処理が必要となる可能性が高くなります。サポートされる移行パスは、製品のお知らせおよびドキュメントに指定されています。

たとえば、移行の方法については、『Red Hat JBoss BPM Suite 6.4 から Red Hat Process Automation Manager 7.0 への移行』 を参照してください。

マイナーリリースのアップグレード

Red Hat Process Automation Manager のマイナーリリースには、機能拡張、セキュリティー更新、バグ修正が含まれます。Red Hat Process Automation Manager 7.9.x から 7.10 など、アプリケーションを別のマイナーリリースに移行する場合には、データの移行が必要な場合があります。大抵の場合は、Business Central、KIE Server、ヘッドレス Process Automation Manager コントローラーなど、Red Hat Process Automation Manager の特定コンポーネントの更新を容易にする自動更新ツールが Red Hat Process Automation Manager のパッチ更新と新規マイナーバージョンで提供されます。デシジョンエンジンやスタンドアロンの Business Central など、その他の Red Hat Process Automation Manager アーティファクトは、各マイナーリリースが含まれる新しいアーティファクトとしてリリースされるため、再インストールして更新を適用する必要があります。

新たなマイナーリリースにアップグレードする前に、お使いの Red Hat Process Automation Manager に最新のパッチ更新を適用しmマイナーリリースのアップグレードが成功するようにしてください。

パッチの更新

Red Hat Process Automation Manager のパッチの更新には、最新のセキュリティー更新、およびバグ修正が含まれます。予定されているパッチ更新には、製品のマイナーバージョンに対してすでにリリースされているパッチ更新がすべて含まれるため、更新を最新の状態にするために、パッチの更新を 1 つ 1 つ適用していく必要はありません。たとえば、Red Hat Process Automation Manager 7.9.0 または 7.9.1 は Red Hat Process Automation Manager 7.9.2 に更新できます。Red Hat Process Automation Manager で最適なパフォーマンスを得るためには、製品の更新が利用可能になるとすぐに適用する必要があります。また、既存製品の通常の更新サイクルとは別に、予定されていないパッチ更新がリリースされる場合があります。これには、特定の問題を修正するために Red Hat グローバルサポートサービス (GSS) によって提供されるセキュリティーまたはその他の更新が含まれる場合があり、累積的な更新ではない場合があります。

大抵の場合は、Business Central、KIE Server、ヘッドレス Process Automation Manager コントローラーなど、Red Hat Process Automation Manager の特定コンポーネントの更新を容易にする自動更新ツールが Red Hat Process Automation Manager のパッチ更新と新規マイナーバージョンで提供されます。デシジョンエンジンやスタンドアロンの Business Central など、その他の Red Hat Process Automation Manager アーティファクトは、各マイナーリリースが含まれる新しいアーティファクトとしてリリースされるため、再インストールして更新を適用する必要があります。

リリース間での移行を最適に保ち、Red Hat Process Automation Manager ディストリビューションに最新の機能強化および修正が含まれるようにするには、製品リリースや更新が Red Hat カスタマーポータルで利用可能になった時点で、Red Hat Process Automation Manager に適用します。Red Hat カスタマーポータルで製品の通知を有効にすることも検討してください。

製品通知を有効にする方法は、64章Red Hat カスタマーポータルで Red Hat Process Automation Manager の通知の有効化 を参照してください。

第64章 Red Hat カスタマーポータルで Red Hat Process Automation Manager の通知の有効化

Red Hat カスタマーポータルで通知を有効にして、Red Hat Process Automation Manager の更新およびお知らせを受け取ることができます。Red Hat Process Automation Manager に関して通知されるのは、ドキュメントの更新または追加、製品リリース、およびパッチ更新となります。通知を有効にすれば、Red Hat カスタマーポータルで利用可能になった場合に、Red Hat Process Automation Manager に製品の更新を適用し、Red Hat Process Automation Manager ディストリビューションで最新の機能強化と修正を維持するのが簡単になります。

前提条件

  • Red Hat カスタマーポータルのアカウントがあり、ログインしている。

手順

  1. Red Hat カスタマーポータルウィンドウの右上隅で、プロファイル名をクリックして 通知 をクリックします。
  2. 通知 タブを選択し、通知の管理 をクリックします。
  3. フォロー の横にあるドロップダウンメニューから 製品 を選択し、表示されたドロップダウンメニューから Red Hat Process Automation Manager を選択します。
  4. 通知設定を保存 をクリックします。

必要に応じて、その他の製品の通知も同じように追加できます。

第65章 Red Hat Process Automation Manager へのパッチ更新およびマイナーリリースアップグレードの適用

大抵の場合は、Business Central、KIE Server、ヘッドレス Process Automation Manager コントローラーなど、Red Hat Process Automation Manager の特定コンポーネントの更新を容易にする自動更新ツールが Red Hat Process Automation Manager のパッチ更新と新規マイナーバージョンで提供されます。デシジョンエンジンやスタンドアロンの Business Central など、その他の Red Hat Process Automation Manager アーティファクトは、各マイナーリリースが含まれる新しいアーティファクトとしてリリースされるため、再インストールして更新を適用する必要があります。

この自動更新ツールを使ってパッチ更新とマイナーリリースアップグレードの両方を Red Hat Process Automation Manager 7.10 に適用することができます。バージョン 7.10 から 7.10.1 への更新といった Red Hat Process Automation Manager のパッチ更新には、最新のセキュリティー更新とバグ修正が含まれます。バージョン 7.9.x から 7.10 へのアップグレードといった Red Hat Process Automation Manager のマイナーリリースアップグレードには、機能強化、セキュリティー更新、バグ修正が含まれます。

注記

Red Hat Process Automation Manager への更新だけが、Red Hat Process Automation Manager パッチ更新に含まれます。Red Hat JBoss EAP への更新は、Red Hat JBoss EAP パッチ配信を使用して適用する必要があります。詳細は『Red Hat JBoss EAP パッチおよびアップグレードガイド』を参照してください。

前提条件

  • Red Hat Process Automation Manager インスタンスおよび KIE Server インスタンスを実行していない。Red Hat Process Automation Manager または KIE Server のインスタンスを実行している間は更新を適用しないでください。

手順

  1. Red Hat カスタマーポータルの「Software Downloads」ページに移動し (ログインが必要)、ドロップダウンオプションから選択およびバージョンを選択します。

    バージョン 7.9.x から 7.10 などのように、Red Hat Process Automation Manager の新たなマイナーリリースにアップグレードする場合は、お使いの Red Hat Process Automation Manager に最新のパッチ更新を適用してから、以下の手順にしたがって新たなマイナーリリースにアップグレードしてください。

  2. Patches をクリックし、Red Hat Process Automation Manager [VERSION] Patch Update をダウンロードし、ダウンロードした rhpam-$VERSION-update.zip ファイルを一時ディレクトリーに展開します。

    この更新ツールは、Business Central、KIE Server、およびヘッドレス Process Automation Manager コントローラーなど、Red Hat Process Automation Manager の一定のコンポーネントの更新を自動化します。この更新ツールを使用して最初に更新を適用し、Red Hat Process Automation Manager ディストリビューションに関連するその他の更新、または新しいリリースアーティファクトをインストールします。

  3. 更新ツールにファイルが更新されないようにするには、展開した rhpam-$VERSION-update フォルダーに移動し、blacklist.txt ファイルを開き、更新しないファイルの相対パスを追加します。

    ファイルが blacklist.txt ファイルの一覧に追加されていると、更新スクリプトは、そのファイルを新しいバージョンに置き換えずにそのまま残し、新しいバージョンのファイルに .new サフィックスを付けて追加します。ブロックファイルが配布されなくなると、更新ツールは、.removed サフィックスの付いた、空のマーカーファイルを作成します。次に、これらの新しいファイルを手動で保持、マージ、または削除することを選択できます。

    blacklist.txt ファイルで除外されるファイルの例:

    WEB-INF/web.xml  // Custom file
    styles/base.css  // Obsolete custom file kept for record

    更新後の、ブロックされたファイルディレクトリー内のコンテンツ:

    $ ls WEB-INF
    web.xml web.xml.new
    $ ls styles
    base.css base.css.removed
  4. コマンドの端末で、rhpam-$VERSION-update.zip ファイルから展開した一時ディレクトリーに移動し、以下の形式で apply-updates スクリプトを実行します。

    重要

    更新を行う前に、Red Hat Process Automation Manager インスタンスおよび KIE Server インスタンスが実行していないことを確認します。Red Hat Process Automation Manager または KIE Server のインスタンスを実行している間は更新を適用しないでください。

    Linux システムまたは Unix ベースのシステムの場合:

    $ ./apply-updates.sh $DISTRO_PATH $DISTRO_TYPE

    Windows の場合:

    $ .\apply-updates.bat $DISTRO_PATH $DISTRO_TYPE

    $DISTRO_PATH の部分は、関連するディストリビューションディレクトリーへのパスで、$DISTRO_TYPE の部分は、更新しているディストリビューションの種類となります。

    Red Hat Process Automation Manager 更新ツールでは、以下のディストリビューションの種類がサポートされます。

    • rhpam-business-central-eap7-deployable: Business Central (business-central.war) を更新します。
    • rhpam-kie-server-ee8: KIE Server (kie-server.war) を更新します。
    • rhpam-kie-server-jws: Red Hat JBoss Web Server で KIE Server を更新します (kie-server.war)。
    • rhpam-controller-ee7: ヘッドレス Process Automation Manager controller (controller.war) を更新します。
    • rhpam-controller-jws: Red Hat JBoss Web Server でヘッドレスの Process Automation Manager コントローラーを更新します (controller.war)。

      Red Hat JBoss EAP で、Red Hat Process Automation Manager の完全ディストリビューションに対する Business Central および KIE Server への更新の例:

      ./apply-updates.sh ~EAP_HOME/standalone/deployments/business-central.war rhpam-business-central-eap7-deployable
      
      ./apply-updates.sh ~EAP_HOME/standalone/deployments/kie-server.war rhpam-kie-server-ee8

      ヘッドレス Process Automation Manager コントローラーへの更新例 (使用している場合):

      ./apply-updates.sh ~EAP_HOME/standalone/deployments/controller.war rhpam-controller-ee7

      この更新スクリプトは、展開した rhpam-$VERSION-update ディレクトリーに、指定したディストリビューションのコピーを含む backup ディレクトリーを作成してから、更新を行います。

  5. 更新ツールが完了したら、更新ツールをダウンロードした、Red Hat カスタマーポータルの 「Software Downloads」 ページに戻り、Red Hat Process Automation Manager ディストリビューションに関するその他の更新または新しいリリースアーティファクトをインストールします。

    デシジョンエンジンまたはその他のアドオンに関する .jar ファイルなど、Red Hat Process Automation Manager ディストリビューションにすでに存在しているファイルについては、ファイルの既存のバージョンを Red Hat カスタマーポータルから取得した新しいバージョンに置き換えます。

  6. エアギャップ環境など、スタンドアロンの Red Hat Process Automation Manager 7.10.0 Maven Repository アーティファクト (rhpam-7.10.0-maven-repository.zip) を使用する場合は、Red Hat Process Automation Manager 7.10.x Maven Repository をダウンロードして、ダウンロードした rhpam-7.10.x-maven-repository.zip ファイルを既存の ~/maven-repository ディレクトリーに展開して、関連するコンテンツを更新します。

    Maven リポジトリーの更新例:

    $ unzip -o rhpam-7.10.x-maven-repository.zip 'rhba-7.10.1.GA-maven-repository/maven-repository/*' -d /tmp/rhbaMavenRepoUpdate
    
    $ mv /tmp/rhbaMavenRepoUpdate/rhba-7.10.0.GA-maven-repository/maven-repository/ $REPO_PATH/
    注記

    更新が完了したら /tmp/rhbaMavenRepoUpdate ディレクトリーを削除してください。

  7. 関連する更新をすべて適用したら、Red Hat Process Automation Manager および KIE Server を起動して、Business Central にログインします。
  8. Business Central 内のすべてのプロジェクトデータが存在して正確であることを確認し、Business Central ウィンドウの右上隅でプロファイル名をクリックし、About をクリックして、更新した製品バージョン番号を確認します。

    Business Central でエラーが発生したり、データが不足していることが通知されたら、rhpam-$VERSION-update ディレクトリーの backup ディレクトリーにコンテンツを復元し、更新ツールへの変更を戻します。Red Hat カスタマーポータルで Red Hat Process Automation Manager の以前のバージョンから、関連するリリースアーティファクトを再インストールできます。以前のディストリビューションを復元したら、更新を再実行してください。

第66章 関連資料

付録C バージョン情報

本ドキュメントの最終更新日: 2021 年 2 月 17 日

付録D お問い合わせ先

Red Hat Process Automation Manager のドキュメントチーム: brms-docs@redhat.com

法律上の通知

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