Red Hat Training

A Red Hat training course is available for Red Hat OpenStack Platform

第4章 パフォーマンス監視スイートのインストール

4.1. 収集アグリゲーター/リレーのインストール

  1. 以下の最小仕様を満たすベアメタルのシステムを特定します。

    • 4 GB メモリー
    • 単一ソケットの Xeon クラスの CPU
    • 500 GB のディスク領域
  2. Red Hat Enterprise Linux 7 をインストールします。
  3. このシステムの運用ツールパッケージへのアクセスを許可します。

    1. システムを登録して、サブスクライブします。

      # subscription-manager register
      # subscription-manager list --consumed

      OpenStack のサブスクリプションが自動的にアタッチされない場合は、「manually attaching subscriptions」に記載の説明を参照してください。

    2. 最初に有効化されているリポジトリーを無効化してから、運用ツールに適したリポジトリーのみを有効化します。

      # subscription-manager repos --disable=*
      # subscription-manager repos --enable=rhel-7-server-rpms --enable=rhel-7-server-optional-rpms --enable=rhel-7-server-openstack-8-optools-rpms
      注記

      ベースの OpenStack リポジトリー (rhel-7-server-openstack-8-rpms) は、このノードでは有効化しないでください。このリポジトリーには、特定の運用ツールの依存関係でより新しいバージョンが含まれている可能性があり、運用パッケージと互換性がない場合があります。

  4. Graphite および Grafana に接続ができるように、システムのファイアウォールを開放します。

    # firewall-cmd --zone=public --add-port=2003/tcp --permanent
    # firewall-cmd --zone=public --add-port=3000/tcp --permanent
    # firewall-cmd --reload
  5. ファイアウォールの開放が完了したら、以下のコマンドを実行して、GraphiteGrafana のソフトウェアをインストールします。

    # yum install python-carbon graphite-web grafana httpd
  6. Grafana Web インターフェースへのアクセスを許可するように設定します。/etc/httpd/conf.d/graphite-web.conf を編集して以下のように Require の行を変更してください。

    ...
    <Directory "/usr/share/graphite/">
        <IfModule mod_authz_core.c>
            # Apache 2.4
            Require all granted
        </IfModule>
    ...
  7. Graphite Web の背後にあるデータベースを同期します。以下のコマンドを実行します。スーパーユーザーを作成するには、プロンプトの表示の際に no を選択します。

    # sudo -u apache /usr/bin/graphite-manage syncdb --noinput
  8. すべての GraphiteGrafana のサービスを起動して、有効化します。

    # systemctl start httpd
    # systemctl enable httpd
    # systemctl start carbon-cache
    # systemctl enable carbon-cache
    # systemctl start grafana-server
    # systemctl enable grafana-server
  9. GrafanaGraphite インスタンスと対話するように設定します。

    1. http://PERFORMANCE_MONITORING_HOST:3000/ に移動すると、Grafana のログインページが表示されるはずです。
    2. デフォルトの認証情報 admin/admin を入力して、システムにログインします。
    3. ログイン後には、画面の左上部にある Grafana のロゴをクリックして、Data Sources を選択します。
    4. ページ上部の Add new をクリックして、以下の情報を入力します。

      Name

      graphite

      Default

      Type

      Graphite

      Url

      http://localhost/

      Access

      proxy

      Basic Auth

      選択なし

    5. 最後に一番下の Add ボタンをクリックします。

4.2. 全ノード上でのパフォーマンス監視収集エージェントのインストール

OpenStack 環境の全システムのパフォーマンスを監視するには、環境内の全システムで以下のコマンドを実行します。

  1. 運用ツールのリポジトリーを有効にします。

    # subscription-manager repos --enable=rhel-7-server-openstack-8-optools-rpms
  2. collectd をインストールします。

    # yum install collectd
  3. collectd がパフォーマンス監視アグリゲーター/リレーにデータを送信するように設定します。これには、以下の内容が含まれる /etc/collectd.d/10-write_graphite.conf を作成します。PERFORMANCE_MONITORING_HOST は、パフォーマンス監視アグリゲーター/リレーに先ほど設定したホストのホスト名または IP アドレスに置き換えてください。

    <LoadPlugin write_graphite>
      Globals false
    </LoadPlugin>
    
    <Plugin write_graphite>
      <Carbon>
        Host "PERFORMANCE_MONITORING_HOST"
        Port "2003"
        Prefix "collectd."
        EscapeCharacter "_"
        StoreRates true
        LogSendErrors true
        Protocol "tcp"
      </Carbon>
    </Plugin>
  4. collectd を起動して、有効化します。

    # systemctl start collectd
    # systemctl enable collectd

しばらくすると、http://PERFORMANCE_MONITORING_HOST:3000/ で実行される Graphite Web ユーザーインターフェースにメトリックが表示されるはずです。