20.2. データの破棄

オペレーターは、廃棄の前に、組織の管理から外す前に、または再使用のために解放する前に、クラウドシステムメディア (デジタルおよび非デジタル) をサニタイズする必要があります。サニタイズ方法は、その情報の具体的なセキュリティードメインおよび機密性に対し、適切な強度および整合性のレベルを実装する必要があります。

注記

NIST Special Publication 800-53 Revision 4 に、本トピックが具体的に説明されています。

The sanitization process removes information from the media such that the information cannot be retrieved or reconstructed. Sanitization techniques, including clearing, purging, cryptographic erase, and destruction, prevent the disclosure of information to unauthorized individuals when such media is reused or released for disposal.

クラウドオペレーターは、データ破棄およびサニタイズに関する一般的なガイドラインを開発する場合は、以下を考慮してください (NIST の推奨セキュリティー制御に基づく)。

  • メディアサニタイズおよび破棄アクションを追跡、文書化、および検証する。
  • サニタイズ機器と手順をテストして、適切なパフォーマンスを確認する。
  • ポータブル、リムーバブルストレージデバイスデバイスをクラウドインフラストラクチャーに接続する前に、これらのデバイスをサニタイズする。
  • サニタイズができないクラウドシステムメディアを破棄する。

その結果、OpenStack のデプロイメントで以下のプラクティスを対処する必要があります (一例)。

  • セキュアなデータイレイジャー
  • インスタンスメモリーのスクラブ
  • Block Storage ボリュームデータ
  • Compute インスタンスの一時ストレージ
  • ベアメタルサーバーのサニタイズ

20.2.1. 安全に消去されないデータ

OpenStack の一部のデータは削除される可能性がありますが、上記の NIST 規格のコンテキストでは安全に消去されません。通常、これは、データベースに保存されている上記のメタデータと情報の多くまたはすべてに適用できます。これは、自動バキュームおよび定期的な空き領域の消去のためのデータベースやシステム設定で修正される可能性があります。

20.2.2. インスタンスメモリーのスクラブ

さまざまなハイパーバイザーに固有のことは、インスタンスメモリーの取り扱いです。一般に、インスタンスの削除時もしくは作成時に、またはその両方で、ハイパーバイザーはベストエフォートでメモリーのスクラブを行うと考えられますが、この動作は Compute では定義されません。