3.2. Service Telemetry Framework 1.3.1 メンテナーンスリリース (2021 年 7 月 19 日)

このリリースノートでは、Service Telemetry Framework (STF) の本リリースをインストールする際に考慮すべきバグ修正と機能強化について説明しています。

本リリースには、以下のアドバイザリーが含まれています。

RHBA-2021:2771
Service Telemetry Framework v1.3.1 用コンポーネントのリリース

3.2.1. バグ修正

これらのバグは本リリースの STF で修正されています。

BZ#1979637

今回の更新以前は、sg-core により公開される Ceilometer メトリックにより、仮想マシンインスタンスの ID がラベル値 host として公開されるようになりました。その結果、ラベル host を使用すると、ノードインスタンスに加えて仮想マシンインスタンスと共にダッシュボードのドロップダウンメニューがオーバーロードされます。

今回の更新により、Ceilometer 仮想マシンインスタンスメトリックが vm_instance ラベルを使用して仮想マシンのインスタンス ID を公開し、仮想マシンインスタンス ID が STF ダッシュボードノードインスタンスのドロップダウンメニューに一覧表示されなくなりました。

BZ#1976981
この更新が適用される前は、Service Telemetry Framework (STF) 1.3 を使用して Interconnect クラスターをデプロイしたときに、AMQ Interconnect でポート 5672 が有効になりませんでした。そのため、管理者が qdstat で接続を照会してデプロイメントを確認することができませんでした。今回の更新では、AMQ Interconnect Operator が管理する Interconnect オブジェクトのリスナーリストにポート 5672 が追加されました。管理者が qdstat を使用して AMQ Interconnect の検証とデバッグを行えるようになりました。
BZ#1979378

本リリース以前は、Smart Gateway はデプロイされない空のオブジェクトを提供するために clouds: {} というドキュメントを参照します。その結果、Smart Gateways がクリアされず、Service Telemetry Operator のログに以下のエラーが表示されました。

"Invalid data passed to loop, it requires a list, got this instead: {}.Hint: If you passed a list/dict of just one element, try adding wantlist=True to your lookup invocation or use q/query instead of lookup."

ドキュメントは、clouds: [] が正しい形式であることを示しており、空のオブジェクトではなく空のリストが渡されるようになります。そのため、Smart Gateways は定義されていません。