第1章 Service Telemetry Framework 1.4 の概要

Service Telemetry Framework (STF) は、Red Hat OpenStack Platform (RHOSP) またはサードパーティーのノードからモニターリングデータを収集します。STF を使用して、以下のタスクを実行できます。

  • 履歴情報の監視データの格納またはアーカイブします。
  • ダッシュボードで図表としてモニターリングデータを表示します。
  • モニターリングデータを使用したアラートまたは警告をトリガーします。

モニターリングデータはメトリクスまたはイベントのいずれかです。

メトリクス
アプリケーションまたはシステムの数値測定。
イベント
システムで不規則な状態や目立った事態の発生。

STF のコンポーネントは、データトランスポートにメッセージバスを使用します。データを受信して保存する他のモジュラーコンポーネントは、Red Hat OpenShift Container Platform のコンテナーとしてデプロイされます。

重要

Service Telemetry Framework (STF) は、Red Hat OpenShift Container Platform バージョン 4.7 および 4.8 と互換性があります。

関連情報

  • Red Hat OpenShift Container Platform のデプロイ方法の詳細は、Red Hat OpenShift Container Platform の製品ドキュメント を参照してください。
  • Red Hat Open Shift Container Platform は、クラウドプラットフォームまたはベアメタルにインストールすることができます。STF のパフォーマンスとスケーリングの詳細については、https://access.redhat.com/articles/4907241 を参照してください。
  • Red Hat OpenShift Container Platform は、ベアメタルまたはその他のサポートされているクラウドプラットフォームにインストールできます。Red Hat OpenShift Container Platform のインストールの詳細は、OpenShift Container Platform 4.8 ドキュメント を参照してください。

1.1. Service Telemetry Framework のサポート

Red Hat は Service Telemetry Framework (STF) の最新の 2 つのバージョンをサポートしています。それ以前のバージョンには対応していません。詳細は、Service Telemetry Framework Supported Version Matrix を参照してください。

Red Hat は、AMQ Interconnect、AMQ Certificate Manager、Service Telemetry Operator、および Smart Gateway Operator を含むコア Operator およびワークロードをサポートします。Red Hat は、ElasticSearch、Prometheus、Alertmanager、Grafana、およびそれらの Operator を含むコミュニティーの Operator やワークロードコンポーネントをサポートしていません。

STF は Red Hat Open Shift Container Platform の切断された環境では、切断された環境にはインストールできないコンポーネントに依存しているため、動作しません。